此花のアニメ&漫画タイム

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せめてあの子達の前では笑顔でいよう。第9話「アヤノの幸福理論」 感想 メカクシティアクターズ

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こんにちは此花(このはな)です。

メカクシティアクターズ(カゲロウプロジェクト)を知らない方はこちら
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今回は、メカクシティアクターズの第9話「アヤノの幸福理論」の感想を書きたいと思います。
アニメ9話 アヤノの幸福理論1

この9話は、アヤノの母・アヤカさんの日記のお話だったような気がします。
まぁ、カノの照れ顔が拝めたので満足です。

さて、本編に行きましょう!
アニメ9話 アヤノの幸福理論2
「化け物は自らの力を集めて、新しい世界を作りました。新しい世界で化け物は大好きな家族と幸せに暮らしたのです。 めでたしめでたし」
アヤカの読み聞かせで、化け物のお話をする。

アヤノは、アザミのお話を読み聞かせで聞いてたんだ。
アヤカさんも、昔話で聞いてて、それでその昔話について調べていたってわけなのかな。
アニメ9話 アヤノの幸福理論3
でも、アヤノは不満そうで。
「あれ?どうしたの。アヤノ、むすっとして」
アヤカがそう聞くが、

「お母さん、いつもこのお話ばっかりだなって」
「そっか。さすがに飽きちゃうよね。お母さんのお話、大好きなんだけどなぁ」
そうアヤカが言うと、アヤノはあわてて

「へ!?うそうそ、私も好きだよ」
アヤカにそう言う。
「本当!?」
アニメ9話 アヤノの幸福理論4
「うん!」

OPは「アヤノの幸福理論」でしたね。
絵は……ちょっとあれだったけど、歌はよかったです。


奥井亜紀さんかぁ。知らない人ですね。
後で、調べてみよう
さて、本編に戻って、アヤノの家へ
アニメ9話 アヤノの幸福理論5
「うわぁぁぁぁぁん」
泣き出すセト(幸助)の声を聞きつけて、
アニメ9話 アヤノの幸福理論6
アニメ9話 アヤノの幸福理論7
「こうすけ!どうしたの?」
小さい頃のみんな可愛いなぁ。
アニメ9話 アヤノの幸福理論8
アニメ9話 アヤノの幸福理論9
「姉ちゃん……」
カノ(しゅうや)はみつかってしまったという顔をする。
「しゅうやが今日のヒーローごっこで敵の役やれって!」

泣きじゃくりながら、そう話すこうすけ(セト)に
アニメ9話 アヤノの幸福理論10
「しゅうや!」
アヤノはしゅうや(カノ)に怒る。
アニメ9話 アヤノの幸福理論11
「いや……だってそろそろ敵役がいないと盛り上がらないじゃない。
 全員ヒーローっていうのも…

アニメ9話 アヤノの幸福理論12
ねぇ? つぼみ」
追い詰められたしゅうや(カノ)は、そばにいたつぼみ(キド)に聞く。

なんか、カノの小さい頃の感じって、原作となんだか違う気がするが、
 まぁ、可愛いので特に何も言いません。
アニメ9話 アヤノの幸福理論13
アニメ9話 アヤノの幸福理論14
「別に…私は楽しいけど。
 っていうか、私やめたほうがいいって言ったし」

つぼみ(キド)は、しゅうや(カノ)を追撃するように言う。
アニメ9話 アヤノの幸福理論15
「ええ!! 
 違うんだ 姉ちゃん、後で交代でするつもりだったんだって!!」

あわてて弁解するしゅうや(カノ)。
アニメ9話 アヤノの幸福理論20
「こうすけも泣かないでよ」
まだ泣いているこうすけ(セト)に慰めるカノ。
アニメ9話 アヤノの幸福理論16
「よし!」
何かを思いついたような顔をするアヤノ。
アニメ9話 アヤノの幸福理論17
ペンを取り出して、
 アヤノの自身の顔に自分で落書きをする。
アヤノって突拍子もないことするよね。
アニメ9話 アヤノの幸福理論18
「ね、姉ちゃん? 何やってるの?」
アヤノが特撮もの、好きなのは知ってたから、驚くことじゃなかったけど。
アニメ9話 アヤノの幸福理論19
「ふふふ……らくがきレンジャー参上!!」
「は?」
固まるしゅうや(カノ)
アニメ9話 アヤノの幸福理論21
「君もらくがきレンジャーだな? 
 さぁ、一緒に悪と戦おうじゃないか!」

 アニメ9話 アヤノの幸福理論22
「へ? え……?」
アヤノが行ったことは、こうすけ(セト)を泣き止ますためだと思うけどね。
こうすけの顔が落書きされてたから、それすらヒーローに仕立てたアヤノってすごいね。
アニメ9話 アヤノの幸福理論24
アニメ9話 アヤノの幸福理論23
「じゃあ、私も入る」
つぼみ(キド)がそう宣言する。
え? 結構そういうの好きなんだ。そりゃ秘密組織を興味持つわけだ。

「えぇぇぇ!」
しゅうや達は驚く。
アニメ9話 アヤノの幸福理論25
「お? 君も仲間だったのか!」
つぼみの顔に落書きをして、アヤノはそう言う。
「仲間だった。」

つぼみって、こういう子なんだね。
 淡々としてる。
「ちょちょ、待ってよ!みんなそれやっちゃうの!」

しゅうや(カノ)は、あわてて止めようとする。
アニメ9話 アヤノの幸福理論26
「しゅうや(カノ)もやりなよ。
 だって、しゅうや(カノ) お姉ちゃんと一緒じゃなきゃやなんでしょ?」

おい! つぼみ(キド)、それ本当のことなの?すっげぇ気になるキーワードなんだけど!
アニメ9話 アヤノの幸福理論27
しゅうや(カノ)の顔が赤くなる。
か、可愛いです!アニメで見れるなんて、思わなかった。
アニメ9話 アヤノの幸福理論28
「そうなの?」
アヤノは不思議そうにしゅうやに質問する。
というか、弟心みたいものだよね。

お姉ちゃんを取られたくないという、気持ちだもん。
ちょこちょこ出てくるから、きゅんとくるんですよ!
しゅうや(かの)のそういう所。
アニメ9話 アヤノの幸福理論29
アニメ9話 アヤノの幸福理論30
アニメ9話 アヤノの幸福理論31
「え、あ、いや…そんなことなくもないような……
 けど…敵もいなくなっちゃうし」

ごまかしてるしゅうや(カノ)がめっちゃ可愛いんだけど……。

小説でもこんなシーンがあったらいいのに…。
アニメ9話 アヤノの幸福理論32
アニメ9話 アヤノの幸福理論33
「ふふっ」
アヤノは笑う。
アニメ9話 アヤノの幸福理論34
アニメ9話 アヤノの幸福理論35
「ははは! 現れたな! らくがきレンジャー!」

アニメ9話 アヤノの幸福理論36
一瞬出たみんなのポーズがヒーローのポーズだったよ(笑)
みんな可愛いなぁ。

「お父さん……?」
不思議そうに見つめるアヤノ含め4人。
アニメ9話 アヤノの幸福理論37
「お父さん? 違うな。 俺は……怪獣メガネおじさんだ」
え? 何それ。本当に次回予告のセリフが、敵役のセリフなんだね。
そのセリフ、もうちょっと後だけど。
アニメ9話 アヤノの幸福理論38
「名前ださっ!」
次回予告のカノのセリフって、二つに分けられてたんだ。
気づかなかった。
アニメ9話 アヤノの幸福理論39
アニメ9話 アヤノの幸福理論40
アニメ9話 アヤノの幸福理論41
「大変だぁー!
 さぁ、君も変身して一緒に戦おう!」

そう、アヤノはしゅうや(カノ)にそう言う。

ペンをカノに渡す。
アニメ9話 アヤノの幸福理論42
アニメ9話 アヤノの幸福理論43
それを受け取り、ぽつんと立つしゅうや(カノ)
アニメ9話 アヤノの幸福理論44
それを見て、笑うアヤノ。

アニメ9話 アヤノの幸福理論47
「うわぁっぁ、助けて!!」
こうすけ(せと)がケンジロウに連れて去られてしまう。
えっと、これは、怪獣メガネおじさんっていえばいいの? それともケンジロウのままでいいの?

「ははは。こいつをメガネにしてやる!」
本当にいいお父さんだな。ケンジロウは
アニメ9話 アヤノの幸福理論48
アニメ9話 アヤノの幸福理論49
「あー!そうはさせないぞ!待てー!」
アヤノ含め、カノ以外の三人はケンジロウを追いかけていく。
アニメ9話 アヤノの幸福理論50
「早く来なよ!」
そうつぼみは言い、追いかけていく。
アニメ9話 アヤノの幸福理論51
ひとりぼっちになるしゅうや(カノ)

場面が変わり、
アニメ9話 アヤノの幸福理論52
8月15日
アニメ9話 アヤノの幸福理論53
走るアヤノ。
向かっていたのは、家だった。
アニメ9話 アヤノの幸福理論54
「姉ちゃん……」
涙目でそう言う、こうすけ(セト)
アニメ9話 アヤノの幸福理論55
「みんないる?」
そうアヤノが聞き、うんとうなづく三人。
「姉ちゃん、つぼみが言ってるのって本当……?」

そうしゅうやが聞く。
「電話…。お父さんとお母さんが土砂崩れに巻き込まれたって・・・。
 お母さん見つかってないって…」

これどっちが言ってるんだ。つぼみ?それともアヤノ?

「姉ちゃん!!」
アニメ9話 アヤノの幸福理論56
「もう嫌だ…。なんで私たちばっかりこんなひどい目にあうの? 
 やっと幸せになれると思ったのに…ねぇ、どうして?」

つぼみちゃん…。そうだよね、うん、そうだ、なんで幸せになれないんだろうね(泣)
アニメ9話 アヤノの幸福理論57
アニメ9話 アヤノの幸福理論58
「大丈夫。大丈夫だから……」
そう言って、つぼみとこうすけを抱きしめるアヤノ。
アヤノだって辛いはずなのに…。
アニメ9話 アヤノの幸福理論59
それを見つめるしゅうや(カノ)
カノは、そういう風に感情を出すような子じゃないもんね。
むしろ、ぽつんと距離を置く人だ。

しゅうやだって、辛いはずなのに…。
カノはそれさえも隠そうとする。

場面が変わり、
アニメ9話 アヤノの幸福理論60
少し経った頃なのかな? 
 家から帰るアヤノ。

アニメ9話 アヤノの幸福理論61
アニメ9話 アヤノの幸福理論62
アニメ9話 アヤノの幸福理論63
アニメ9話 アヤノの幸福理論64
アニメ9話 アヤノの幸福理論65
アヤカがいなくなったことを改めて実感し、
涙をこぼすアヤノ。
「お母さん……」

それでも、その姿を弟たちに見せるわけにはいかない。アニメ9話 アヤノの幸福理論66
気合を入れて、心の準備をする
しかし……

「ただいま! あれ? なんだぁ、誰もいないのか」
誰もいなくて、ちょっとホッとした顔するアヤノ。

明るく振る舞う振りをしなくて、いいからちょっとホッとしたのかもね。

2階に上がって、ケンジロウの部屋のドアが空いていることに気づく。
「お父さんの部屋、窓開けっぱなし?

前にこっそり入った時は怒られたっけ。でも、窓閉めるだけだし……いいよね」
中に入るアヤノ


すると、アヤノはあるものを見つける。
「お母さんの絵本だ」
小さい頃に読んでくれた絵本だった。

というか、シニガミレコードという題名は、曲名じゃん。まさにアザミの曲だもんね。でも、あれは幸せな結末じゃ、なかったはず……。うーん、伝承ってことなのだろうね。

絵本だけじゃなく、ノートも置かれており、アヤノはそれを手に取る。
「あっ !お母さんの字だ。何かの日記?」
そこに書かれたのは、驚くべき事実だった。

「やはり化け物は実在している。」

「あの子達に現れた能力。その力を宿すまでの経緯」

「さらに、その特徴。多くの類似点が、あの昔話が作り話や戒めのたぐいではなく、現代にまで、またがった……」

「一つの現象であることを物語っている。」

「あの昔話について、多くの人を訪ねる中で、分かったことがある。あの物語の本当の結末だ」

「発祥の地である、この地域周辺の人間の間で語られていたのは、化け物は家族をおいて、孤独の世界へと消えてしまう、という結末の物語だったらしい」

「化け物と家族は幸せになど、なっていなかったのだ。」

「子供たちは何かしらの原因で死に瀕した際、能力を手に入れたようだ。その時のことを何かに飲み込まれて悪い夢を見たと、話していたが、それが物語の中で」

「語られる新しい世界という存在に接触したということだろうか。突飛な仮説ではあるが、あの子達に発現された能力を前にして、常識に頼ってばかりはいられない。」

「今、考えなくてはいけないことは、化け物が創り出した世界が、現実に存在するとして、何故人を引き込み、子供たちに能力を植え付けているのか、ということだ。」

「この昔話について、今一度深く調べてみる必要がある」

アヤカの日記で、この事実を知るのか、アヤノは。うーん、殆ど原作を読んだりしとけば、ある程度分かるけど。
これは、アヤカが考古学で何を調べていたのか?というのが分かる話だね。

一応、豆知識として、アヤカさんは考古学者です。アヤカさんが亡くなるまで、ケンジロウと一緒に「メデューサの伝承」を調べていました。

バタン!!と扉の音がし、アヤノはビクッと肩を揺らす。
「アヤノ? 帰ってるのか?」

こっそり見てしまったアヤカの日記を見つめ、どうしようかと思っていると、ケンジロウが来てしまった。

慌てて隠すアヤノ。
「お、何だお前、何で俺の部屋にいるんだよ?」

「はっ、ごめんなさい!
あ、そうだ!窓!窓開けっ放しだったよ? お父さん。今日、結構気温低いし、気をつけないと……」

「窓?窓なんか開けてねぇと思うがな」
不思議そうにする。
「いや……開いてたんだって! もう、気をつけてよね!」

「なぁ、アヤノ」
「あっ、何?」

「再来週、うちの学校で文化祭があってよぉ。その準備でその生徒がうちに来るかもしれねぇんだ」

謎のカットだったね。一瞬バレるかと思った。ばれてるかもしれないけど。

「そ、そうなんだ。あぁ、みんな嫌がりそう。っていうか、部屋から出てこなくなりそう」

それほどまでに、人見知りなのか、あの三人。カノは別のような気がするが……。キドとセトは分かるけどね。

「だよなぁ。あいつらもデリケートちゃんだからなぁ。まぁ、生徒にはそこらへんあんまり触れないように言っておくから。あいつらの面倒よろしく頼むな!」

「分かった。そっかぁ、文化祭の時期だもんね。私も行こうかな」
「お? 来い来い! なんなら、彼氏の一人でも連れて来たらどうだ?」

「彼氏!? 彼氏なんてそんなの……

そんなの居ないよ」

そんなアヤノの反応にケンジロウは

「おい!その反応…まさか本当にいやしねぇだろうな?」
ここのケンジロウに笑った。アヤノちゃんは、彼氏はいないよ。好きな人はいると思うけど(笑)

「え?いないいない! 本当にいないって!」
慌てて否定するアヤノ。あんな神妙そうにいうからだよ。思い当たる人はいるって意味なんだろうけど

「いいか、言いよってくる輩がいたら、まず俺に言えよ? 一発で楽にしてやる」
い、いや、ケンジロウさん? アヤノは、言いよってくるというより、言いよってる方だと思うんですが……。シンタローについて回ってるし。

「「「ただいま!!」」」
三人の声が聞こえる。

「あっ!みんな帰ってきた。ご飯作らなきゃ…」
アヤノは扉の方へと向かう。

「いつもありがとうな」
ケンジロウがお礼をいう

「どういたしまして。ご飯出来たら呼ぶから」
そう言って部屋を出た。


「はぁ…」
ホッと息を吐くアヤノ。

これはばれてないかどうかなんて分からない。明らかにばれそうな立ち位置だったしね。

またアヤカさんの語りの始まり

「いくら調べてみても、あの子達以外の人間が、この現象に遭遇したという記録が見つからなかった。同じような体験をした人間に話を聞くことができれば、と考えていたが、そんな人間を探し出すには余りにも情報が少な過ぎる。不安だ。」

「今後、あの子達の身体にどんな変化が起こるのか?」

「検討もつかない。この先、あの子達が苦しむようなことがあったらと思うと、毎日が不安で不安でしょうがない。」

「しかし、せめてあの子達の前では笑顔でいよう。一日も早く、この現象に決着をつけなくては…。また来週、現地で聞き込みをしてみよう。何か有益な情報を見つかることを願う。よし、頑張らねば」


「お母さん……」
涙を零しながら、そういうアヤノ。

まぁ、アヤカは、キド達を引き取ったのは能力があるからではないと思うよ。友人から話を聞いて引き取ったっていう話だったし。むしろ、能力を消してあげたいという想いがこの日記なんだろうなぁ。

コンコンというノックの音。
「あ、はーい」
「なんだ、まだ起きてたのか?」

「あ、うん。もう寝るよ。」
「そうか、あまり夜更かしするなよ」
「大丈夫だって、心配性だなぁ。お父さんは」

「行っちゃったのかな?」
何も答えないケンジロウにアヤノは思う。





「お母さん…きっときっと大丈夫だよ。お父さんは優しいし、みんなも元気いっぱいだし、毎日幸せだよ?だから、安心してゆっくり休んで」

アヤノは、アヤカのことを振り返りながら、こう言う。

アヤノは
アヤカの日記を机の中に入れる


その扉の前には、ケンジロウがいると知らないで……。
うわぁ、ついに来たか、ケンジロウの赤目。土砂崩れが原因だね、ふむふむ。

場面が変わりまして、
文化祭の日。


「どこ行っちゃったんだろう……」
シンタローを探してるのか。あの後、貴音とお話をした後か。

「あっ」

「あっ、じゃないよ! なんで置いて行っちゃうのさ」
「しゃねぇだろ? 人多すぎるんだよ。ここ」

おいおい、そんな理由で女の子を置いて行くなよ。この頃のシンタローもちょっと冷めてる感じだもんね。

「本当。シンタローはそういう所ダメだねぇ。さっきの人も怒ってたよ?態度悪いって」
「う、うるせぇな!」

「あれ?なにそれ」
アヤノがいったのは、あの射的の景品。

「射的の景品だとよ。いらねえつって言ったんだけど、押し付けられちまった。」

「へぇ……それにしても凄い景品だね」
「ん? 欲しけりゃやるよ。ほら」

それをアヤノにあげるの?シンタローくん。いや……どうかと。
「え? くれるの?」
「妹にやろうと思ったんだけど、うちまで帰るの、面倒だからよ」

ええ!モモにあげる気だったの? いやこれ…絶対いらないって言うよ?モモちゃん。


「プレゼント……初めて」
アヤノちゃんが喜んでる。景品の中身じゃなくて、シンタローがくれたからだけど、全く気づかないシンタローくんも、どうかと思う!

「おまえ……こんなの好きなのか? 変なやつだな」
鈍感なシンタローくんだな!面倒くさいシンタローに付き合ってあげてるのは、アヤノちゃんがシンタローのことを好きだからだろうに!

「えへへ」
アヤノは笑う。

「なんなんだよ、おまえ。
っていうか、そろそろ帰ろうぜ」


「ごめん。私ちょっと弟たちと待ち合わせしてて……」
「そうか、じゃ俺は適当に帰るわ。またな」

「うん、また」
シンタローを見送るアヤノ。

「姉ちゃ〜ん!」
後ろから声が聞こえた。

「うわぁぁぁぁ!」
思わず、大声を出すアヤノ。

「えっ、そんなびっくりされるとは思わなかった。」
声をかけたのは、しゅうや(カノ)だった。
というか、このタイミングだと、シンタローに聞こえてないか?、と思った。

まぁ、別に聞こえてたとしても、気にしないか、シンタローは。

「なんだ、しゅうやか。
つぼみは? 一緒じゃないの?」

確かに一緒にいたはずだよね。って、射的の後、逃げたんだった。つぼみちゃん

「それが途中からはぐれちゃってさ。
今、捜索中!」


「つぼみ探し、この時間からかぁ」
なるほどね。つぼみは、見つかりにくいんだよね。

「暗くなればなるほど、難易度上がっちゃうもんね。
あれ? 姉ちゃん持ってる、それ凄いじゃん。射的の景品でしょ?」


「え? あっこれは、一緒に来た友達がくれたんだ」
そう笑って話すアヤノに、しゅうやは

「へぇ…」
なんか不満そうだね?しゅうや(カノ)

「それより、早くつぼみ探さなきゃ!こうすけ(セト)もおなか空かせてるだろうし」
見つからないと、やばいもんね。

「あいつもくればよかったのにねぇ」
そうしゅうやが言う。
「しょうがないでしょ?あの子こそ、人混みダメなんだから」

「あの子こそ? こそって何?」
しゅうやも痛いとこをつくね?まぁ、シンタローのこと、だろうけど

「なんでもない」
場面が変わり、アヤノの家。

「高校生活かぁ……」
アヤノはそうつぶやく。
すると、ドアが開いた音がした。

「誰かいるの?」
そうアヤノが呟くと、

雷がなり、その瞬間、誰かが現れた。
「おい。」

「わ!びっくりした。お父さんかぁ。」
そこにいたのはケンジロウだった。
「もう遅い。寝ろ」

「え?、ちょっとお父さん」

「お父さん……? なんで?どうしてお父さんが…」
ケンジロウの赤い目を見て、驚くアヤノ

うわぁ、ここでアヤノが気付くきっかけになるのか…。

部屋に戻り、机の中にあった、アヤカの日記を開く。
「あった! 物語の語られた化け物の能力について」


「物語の中で化け物の能力の正体は、頭から無数に伸びた蛇だとされている。子供達に宿った能力はこれに由来するものだろう。」

「しかし、引っかかっているのは物語の終盤で語られた夢の中に現れた蛇という存在だ。夢の中の蛇は、他の蛇とは違い、あきらかな自我と知性を持っている。」

「主人公である化け物に新しい世界を提案し、孤独へと導いた存在。」

「改めて、考えてみると、まるで主人である化け物をそそのかし、家族との幸せを奪ったかに思える。」

「なぜ、夢の中の蛇は化け物に新しい世界をつくらせたのだろうか」


「姉ちゃん…?何こんな時間にドタバタしてるの? 姉ちゃん……?」
そこにやって来たのは、しゅうやだった。

「しゅうや!話、聞いてくれる?」
そうアヤノはしゅうやに聞く。

「え? いいけど」
しゅうやは不思議そうにうなづく
「 誰にも言わないって、約束できる?」

「言わないけど」
よく分からないって顔をして、言うしゅうや

「協力して!」
ここで、しゅうや(カノ)は知るのか、自分の能力について。

ただ、原作と話す内容が全く違う。これは、一緒に調べるパターンか。原作だと、アヤノが全部知ってるみたいだったけど

場面が変わり、現代。

「そりゃ驚いたよ。まさか、父さんにまで能力が生まれちゃうなんて、思ってもみなかったからねぇ。」

やはり、エネに昔話を話していた構成なね、カノ

「ってあれ?まだ不機嫌?」
あれだけ言われて、不機嫌になんない方がおかしいよ。カノってば!

「当たり前じゃないですか! よりによって遥(はるか)の姿で人の神経、逆撫でするようなことしておいて!」

うん、エネちゃんは怒って当然だとおもうけど、カノなりに怒ってたんだと思うよ?それなりに事情があったんだろうし

「ごめんって。君があんまりにも能天気なことばっか、言うもんだからさ!
僕だって、あんま余裕ないんだよねぇ。だから、勘弁してよ」

カノ……。追い詰められてるね、自分の命と家族の命がかかってるんだから、当たり前か。

「えー。まぁ、私、お姉さんですし、別にいいですけど」

結局、許すんだね。エネちゃん。カノの事情を聞けば、当然ちゃ当然か。

「でも……先生までおかしなことになってたなんて、全然気づきませんでした」

「そりゃ そうだと思うよ?何せあの力、夜しか…父さんが眠っている時にしか、姿を見せないんだ。それに、あの能力には、自我がある。父さんの人格と全く別のね」

え ? それは知らなかった。眠っている時にしか出て来れない、は初耳だ!自我はあるんだろうな、とは思ってたけど。

「自我? 二重人格みたいな?」

「そんな感じ。あの夜、姉ちゃんと話してから、二人で父さんの能力のことを探ったんだ。本格的に調べ出したのは、姉ちゃんが高校に入ってからだったけど」


「大変だったんだよ? 姉ちゃんか父さんの部屋の金庫を調べたいから、私の姿で代わりに学校、行って!って言い出して……」

「姉ちゃんがそれを開けるまで、ずっとなりすましてて……」

それは大変だったんだろうねぇ。原作でもあったし。アヤノ視点かな?って、思ったら、一人称が「僕」だったから、あれ?ってなった。

「はぁ!? そんなことしてたんですか!?うへぇ、なんかきもい」

あはは、うわぁ、予想通りだった。小説5巻の話をやるなら、カノに対してだよなとは、思ってた。

「ひどい言いようだなあ。僕だってやりたくなかったよ。

その時は、会いたくない人もいたし」

あー原作でも、カノはそう言ってたなぁ。まぁ、姉ちゃんの想い人なんだから、会いたくないわな。

カノは気づいていたみたいだしねえ、アヤノの好きな人。少なくとも、第1話でシンタローくんに会うまでは、気に食わないやつだ、と思っていたみたいだからね。

「会いたくない人…?」

「こっちの話だよ。あぁ!!ちなみに遥(はるか)くんに会ったのは、その時ね。

凄くいい人だった。姉ちゃんもよくして もらったみたいだし」

まぁ、遥に化けられるためには、一度遥と会わないといけないしね。

「うっ」
なんだ?エネちゃん。何かカノに知られちゃまずいことでもあるのかな?

「まぁ、そんなことしてたおかげで、父さんに宿った能力的な、なんとなく分かってきたんだけど……。

と、ついた」

「学校? なんでこんな所に……」

「プレゼントをとりに、かな?」
あーなるほど。小説5巻の展開とほぼ同じですか。というか、学校にあるのかよ!どこにあるのか、謎だったもんな

「金庫の中身に会ったのは、とんでもない額が入った通帳だった。

父さんの中に入っている蛇は、ものすごく頭のいいやつでねぇ。父さんの身体を使って、色んな所からお金を集めたんだと思う。」


「お金? 一体なんのためにそんなことする必要があるんですか?」
エネは不思議そうにする。

「僕らも最初、疑問だったんだけどねぇ、一緒に入っていた資料などを見て、わかったよ。 父さんに取り憑いたあの蛇は、現実世界に全ての蛇を集めようとしてるって」