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製作画監督の馬越さんが登場! 蟲語 第三夜 秋の放送直前スペシャル 感想 蟲師 続章

此花(このはな)です


今回は、蟲師 続章「蟲語 秋の放送直前スペシャル」の感想を書いていきたいと思います。

第三夜のメンバーは、長濱監督・宣伝の太田さん、そしてゲストのキャラクターデザイン・製作画監督の馬越さんの三人をお届けします。
作画監督の馬越さんがゲストということで、作画に関して、がっつり話を聞いていこう、という第三夜のテーマらしいです。

さて、今回の蟲語は視聴者の質問が中心に話が進んでいきます。
じゃあ、早速視聴者の質問、監督さんへ
「1期と続章の話が各話、対応しているような気がするのですが、意識していますか?」

A.意識してます。
太田さんが例をあげてくれる
「たとえば、1話の「緑の座」と「野末の宴」とか…。

監督「シリーズ構成で創っていってるんですけど、もはや作業していると、なんで対にしたのか分からないものが
たくさんある。それはそれで蟲師らしいなと思ってて…」

その流れで次の質問へ
「夜を撫でる手」で、その作品のイメージからすると、暗いイメージの青か黒ではなく、黄色で描かれていたことが衝撃的だったのですが、どういった発想で色を決めているのでしょうか?」

A.監督「夜を撫でる手」っていうのは前期「枕小路」に対応しているんですよ。枕小路のテーマカラーの苅安色(かりやすいろ)を「夜を撫でる手」にそのまま置いてみた。だけど、それがうまくマッチした」

苅安色(かりやすいろ)ってどんな色なんだろう?と思って調べてみた。すると、ススキの仲間である、カリヤスという草で染める、青色がかった黄色である、と説明を見つけた。イメージがわかないけど、画面の脇にアニメの映像が流れていたので、あんな色なんだな、すぐわかった。

質問者の疑問を聞いて、なるほどそうだよなってと思いました。夜というイメージは、青や黒のような暗いイメージが強い。
その中で黄色の背景だったのに、びっくりする訳だなって。
でも、確かに違和感はなかったですね。最初見た時、普通に受け入れて見ていました。

夜の不気味な雰囲気が黄色の色とマッチしてましたしね

次の質問、今度は馬越さんへの質問
「前期に比べて続章はより原作の漆原さんの絵に近づいてるように見えます。以前に比べて変わった点や苦労した点はありますか?」

A.(原作に)思いっきり似せようとしてます、今回は。
その分、線数って言うんですかね、それがやっぱ多くなって、その分しんどくなってます。

正直、原作を持ってないんで、似てるかどうかすら分からない(泣)
似せようとしてるってことは、アニメと原作の絵の感じがそっくりになってるってことでしょうか。
漫画を買ってみる価値がある作品だとは思ってるんですが、まだ買えるお金ないし

次の質問、
「描いていて楽しかったキャラクター、描きにくかったキャラクターがあれば教えてください」

A.おじいちゃん、おばあちゃんが描いていて楽しいですね。しわとか、指のしわとか…。描きにくいのは坊主頭の…ろくすけ、網元。前髪がないかたちが一番難しい。
ここで、太田さんが馬越さんに質問。

「髪が短いと描きにくいというのは、バランスがとりづらいとかなんですか?」

A.バランスの違いがはっきりわかっちゃうじゃないですか、おでこと生え際っていうので、微妙に。そこでその、雰囲気が変わっちゃうんですね、人それぞれ。前髪長いと、その辺気にしなくてもいいですけどね。

原作の印象と近づけるようにすると、前髪がない形のキャラクターが難しいんですかね?
それ以前に、バランスのとり方がむずかしそうなキャラクターっぽいですから

次の質問、これは二人に向けて―
「蟲はすべて手描きとのことでしたが、雪や雨、畳、光酒なども手描きだったりするのでしょうか?」

監督「畳? 畳は手描きじゃないですよ」
太田さん「特に蟲として登場する光酒があふれているところとか、あの…雪の表現は手描きってことですか。」
監督「手描きですよ」

馬越「手描き…雪は…」
監督「普通の雪は降ってますけど、普通の雪が解けて、中から出てくるとこゆきむしは作画だったじゃないですか、海の中に降る雪ですね」
馬越「あれ、ふぶいているときも作画?」

監督「ふぶいている時はデジタルです。えっと雪、作画でやったところもあるんですよ。最後のトキのほっぺに落ちて解けるやつは全て作画でやってますし、水面に落ちるやつも作画にデジタル処理を入れたりとかもしてますね。でも基本、自然物はともかく、生きているものに関しては手書きでやろうと決めてたんですね、昔から」

馬越「波とか海とかはどうしても作画になっちゃうけど、大分デジタルに助けられてますよね、
 作画は昔に比べたら」

色々と作画に関しては、デジタルでやるところと手描きのところ、分けているんだなと思いました。
雪の作画のかき分けは凄いなぁと前の蟲語でも感心してたなぁ…。
蟲の雪と、普通の雪の落ち方が違うとか…作画陣凄いもん

ここから馬越さんが描く姿を見たいということで、ギンコを書くことに。
ここで太田さんがギンコを描けるということで、描いてきてもらったギンコの登場。
なんか微妙に似てる感じギンコ(個人的に)

その太田さんが描いたギンコを馬越さんが手直しをすることになる。
手直しをしたギンコはギンコっぽさが増した。
馬越さんが描くギンコが見たいという事で、描き始める。

その間に視聴者からの質問
蟲師のキャラクターデザインをするにあたって、目、服、仕草等、特に気を付けたところはありますか?」

A.ギンコ自体は表情があまりないキャラクターですね。
監督「逆にオーバーにしないと昔から言ってませんでしたっけ?」
馬越「逆にそうですね」

監督「手とか、さっきのおじいさんの、手に関してはものすごくなってますね」

ここで監督も書くことに!
監督も絵がうまいらしいので

監督と馬越さんが描いている間に
視聴者が選ぶ好きな話ランキングの発表

第3位「雪の下」
感想の一部
「雪が降っている表現がすばらしいです。自然の雪と蟲の雪のかき分けがはっきりしてて凄いです。蟲師の話の中で一番泣けました」

第2位「花惑い」
感想の一部
「人の狂気と花のコントラストに魅了されました。息のんで見ました」

第1位「冬の底」
感想の一部
「原作でも一番好きな話です。主様の手の上で転がされたギンコの「まぁいいか」というセリフがぐっときますね」

ランキングを見ると、個人的になるほどなぁと納得させられました。私が一番好きなのは「雪の下」ですね。初めて見た時は、ストーリーに引き込まれました。そして感動しました。最後、トキが元に戻るところのシーンが凄く好きです。「冬の底」の話も好きですね。最後の主にしてやられたところに笑いました。

さて今度は、「棘のみち」の話です。
馬越さん「クマドのキャラクターが難しかった。何もない表情が難しいですね。どうしてもキリッとしたのにしちゃいがちですよね」
監督「極端な表情はしないけれど、ギンコには確実に…考えがあるというか…感情もちゃんとあって微妙にだけども怒りとか悲しみがあるんですよね。クマドってそれが見えないキャラクターでもありますよね」

馬越さん「その分、ギンコが動きますもんね」

クマドさんのキャラクターって確かに感情がないですよね。事情があってありませんけど、だからこそデザインがむずかしいんだろうな…

ここで「棘のみち」に関する質問
「棘のみちでは、監督が大好きな淡幽が登場しますが、ここに注目してほしいというポイントはありますか?」

A.自分はやっぱり最後のやりとりが好きですけどね。ギンコと淡幽の。ずっとギャグ顔で終わっちゃうので、結局最後まで…適当な表情で終わっていく感じ…。

あさひを見るシーンがあるんですけどね。淡幽の表情が2回でてくるんですけどね、その、2回の、なんというんでしょうね…同じシチュエーションを別角度から撮ったような…表現が自分は凄くぐっときました。

「棘のみち」についてはBS11で私は見ました。
放送する局的には、関西系は放送していないんだろうか?よく分からない。

朝日のシーンって、確か2回出ていたはず、小さい頃と大きくなった頃だっけ?あれれ、うわっ一回しか見てないから、記憶があいまいなのかも…。もう一回見直そうかな…。監督さんが言ってたことを中心に見よう!

10月18日から放送なので、楽しみに放送待ってます!

ここまで読んでくれてありがとうございました。
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