3巻の続き!「お前には失望しました」父・雨紅に蝶子接触禁止を言われてしまい!?雨情の兄妹登場?13話感想 シノビ四重奏(カルテット)ASUKA11月号(2015年9月発売)
此花(このはな)です
今回はASUKAに連載されている”シノビ四重奏”の13話の感想を書いていきたいと思います
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シノビ四重奏(カルテット)を知らない方はこちら
一話の感想です
本誌のあらすじ(12話まで)
大企業の跡取り娘・真中蝶子。護衛に囲まれて送った中学生活が嫌で、高校生活は自由に過ごしたいと思っていた。そんな蝶子に課せられた課題は〈これぞという側近の忍びを見つける〉こと。
「忍び」という時代錯誤な単語に戸惑う蝶子だったが、力ある忍びを側近に持つことが政財界での評価となるらしい。
高校卒業までに見つけることができたら、蝶子の自由にしていいという。
ただし見つけることができなかったら…一生父親の言うことをきく。その側近の忍びを見つけるために入学した高校・御園尾学園は、大企業や政治家の御曹司達を守るための「忍び」を育成する高校だった。
次々に蝶子の前に現れる側近候補の忍び達。
そんな中、蝶子にお見合い話が持ち上がる。相手は、真中家よりも格式の高い廣瀬(ひろせ)家の御曹司・翔一。
この廣瀬家のお庭番として仕えているのが、なんと蝶子の友達である、くるみの高須家だった。蝶子と翔一の二人っきりでの船上お見合い&不慮の遭難を経て、翔一はくるみが好きだと自覚する。
また、遭難で大怪我をした蝶子は、雨情の「お前なしでは生きていけない」という泣きながらの告白に、胸がざわつくのだった。
今回の表紙は忍び5人揃いぐみです!
「”何人も寄せ付けない、圧倒的な技を磨き、決して折れない、
鋼の心を鍛える。すべては我が主のために――”」
13話はこの表紙が現すように忍び回です!
記事の題名が展開するのは後半部分になるのですが、最初にちょっと現れています。相変わらずの雨情の主従愛があふれているシーンがありますけどね(笑)
では本編の感想へ行きましょうか!
場所は”青家”
青家の頭首・雨紅はある人物たちを待っていた
「……来ましたか。急に呼び出してすみませんね」
「……いえ、頭首の召集ですので……」
「なぁに? 私達に何をさせるつもりなの?
父上」
父上ってことは雨情の兄妹来たー!呼び出した目的が気になる所だ
場面が変わり、蝶子が通う教室
そわそわとしている蝶子に気が付いたくるみと花蓮
「蝶子?」
「どうかしたんですか?」
その言葉にびくりと肩を揺らし、蝶子は恐る恐る口を開く
「うん、あのね……これ」
蝶子が取り出したのは”2枚のチケット”
「これは?」
「今度私の誕生日パーティーをひらくの。
それでよかったら、二人にも来てほしいな…って」
「まぁ!」
もうすぐ誕生日なんだ…蝶子ちゃん
「あの…もしよかったらなんだけど……」
遠慮がちにそう言う蝶子に二人は
「何、水くさいこと言ってるの!もちろん行くわよ!」
「私も是非伺わせていただきますね」
嬉しそうな表情で行くことを了承
「…!ありがとう!私、誕生日パーティーに
自分の友達呼ぶの初めてで……」
「嬉しい」
嬉しそうな表情で笑う
「「……!」」
「もう蝶子ったら!」
「蝶子さん、かわいい!!」
花蓮は蝶子に抱き着き、くるみは蝶子の手をつかむ
可愛いよなー蝶子ちゃんの笑顔。あんなに嬉しそうに言われたら、可愛いわ!前の時もあの蝶子ちゃんの笑顔にくるみちゃんがやられてたし
「ところで蝶子さん、
四色の姓の皆さんはパーティーにご招待されるんですか?」
くるみにそう言われ、え?と扉の方を見る蝶子
「さっきからあちらで物凄く
アピールされていらっしゃいますが……」
思わず、ぷっと吹いた。
雨情は分かるけど、南雲兄弟が…(笑)さりげない感じアピールしている感じが好き。椿くんは相変わらず可愛い。白金先輩はいつも通りな感じだ
その姿にちょっと固まる蝶子と花蓮
「皆もパーティに来てくれる?」
5枚のチケット取り出して、蝶子はそう言った
その言葉に5人の表情がぱぁっと輝く
「もちろんだ!」(雨情)
「しゃーないから行ったるわ」(蘇芳)
「呼んで頂けるなら喜んで」(茜)
「蝶子ちゃんのキレイな姿見たいからね」(白金先輩)
「お姉ちゃんの誕生日お祝いできるの嬉しい……」(椿)
それぞれの反応が面白い
”次、オレ!早くくれ、早くくれ、早くくれ”
わくわくしながら、雨情は蝶子が招待状を渡すのを待っている
「………(――結局、心臓にはなんの異常もなかったのよね……。
アレはなんだったのかしら?)」
蝶子ちゃん…あれを心臓異常だと思ってるのか(笑)
「はい、招待状。なくさないでね!」
雨情に招待を渡す蝶子
「ありがとう、蝶子。
何があっても必ず行くから」
嬉しそうな表情で蝶子に言う雨情
その表情にドクンと心臓が反応する
「(また…!心臓が……
もう!なんなのこれ――!?)」
それを振り払うように腕を振るう
蝶子ちゃん可愛い…!
「? (ピコピコしてる蝶子も愛らしいな)」
雨情は不思議そうにしていたが、ただ可愛いと評する
場面が変わり、雨情の部屋
思わず、うわぁってなった(笑)
雨情は手を叩いて、その祭壇に拝む
「………(今日も一日蝶子が可愛かった!)」
「(蝶子の誕生日パーティーまであと三日。
誕生日プレゼントは誰よりも蝶子の心を掴む物を用意しなくては…!!)」
パジャマ姿の雨情がうーんと悩む
回想ー(雨情の妄想)
「誕生日おめでとう蝶子」
「雨情! こんな素敵なプレゼントをもらったの初めてよ!
やっぱり私の事、一番に分かってくれるのは雨情ね…」
「蝶子の側近として、当たり前だ」
「雨情……」
回想終了ー
「(よし!完璧だ!!やはり俺は天才か……!!)」
(笑)雨情…絶対、妄想の様にならないぞ
「(蝶子万歳!蝶子ジャスティス!!)」
※蝶子教経典 思わず、え?ってなった雨情ってば…
雨情が就寝し、少し経った頃、父・雨紅がやってくる
人が来ているのにも関わらず、雨情は全く気付かない
蝶子が飾ってある祭壇に”招待状”を発見する雨紅
朝になり、目が覚める
「(……朝か……)」
「(……?なんだ?
部屋に違和感が……)」
雨情はある事に気付く
それに気づいた雨情はある場所へとひた走る!
「親父!!」
ばぁんと扉を開け、雨情は叫んだ
「雨情…朝から騒々しいですよ」
ゆっくりとお茶を飲んでいる雨紅
「招待状を返せ!!
昨夜招待状を持って行ったの親父だろ!」
「……なんだ、やっと気づきましたか。
自分のテリトリーに他人の侵入を許した上に
随分呑気に寝ていましたねぇ」
厳しい言葉に雨情は息をのむ
「私が暗殺者なら、今頃お前は布団の上の冷たくなってましたよ?そんな有様で東郷の次期頭首になれると思っているんですか?
ましてや、蝶子お嬢様を守れると…?」
「………蝶子の側近は誰にも譲らない……」
雨情ははっきりと父・雨紅に向かって言う
「口ではなんとでも言えますがね……」
雨紅はあるものを取り出した。
「それは先日の廣瀬家別荘での蝶子お嬢様負傷の報告書です。
雨情…」
「お前には失望しました」
そうはっきりと雨紅は言った。
「お前は蝶子お嬢様を危険にさらしました。その点はお嬢様の行動にも問題がありますが、常に先の先を考えられなければ、側近失格です。
次に蝶子お嬢様を発見した後の行動――……」
父・雨紅は椅子から立ち上がり、雨情の前へ来て服の襟をつかんだ
「お前は蝶子お嬢様を殺すつもりか?」
ビビリっと気迫迫る声と表情
「…っ」
「蝶子お嬢様を発見した後、お前は何をした?」
あぁ…そうだね。あの行動は
「ただ動揺して、騒いで嘆いていただけだ。あの場に南雲蘇芳と白金廉太郎がいなければ、蝶子お嬢様は今頃、生きていなかったかもしれないんだぞ」
「あの時、お前はまだ生きている蝶子お嬢様を目の前にしながら、蝶子お嬢様の生存を諦めたんだ」
「…っ、違っ……!」
雨情にとってはそうかもしれないが…側近としては蘇芳や白金先輩の判断が正しかった。雨情に足りないのは”冷静な心”だよな
「お前は青家の頭首どころか。主を持とうとする忍びとしても失格だ。そんな腑抜けを蝶子お嬢様の側近にするわけにはいかない。
今後一切、蝶子お嬢様に接触する事は許さん」
え!?本当に…?
「……っ!」
”蝶子の側近になれない…?二度と蝶子に会えない……?”
”―ーそんなの……”
「……俺は…蝶子の側近になるんだ」
それでも雨情は頑なに意志を曲げない
「……私がそれを許すとでも?」
「たとえ親父を敵に回しても、
諦めるわけにはいかない……!」
その雨情の意思と表情に雨紅は
「(主と決めた者への凄まじい執着心――。
青家の因果か……)」
青家の因果か…雨紅さんもそうだったのかな?
「お前がそこまで言うなら、
一度だけチャンスを与えましょう」
雨紅は雨情にそう提案する
「屋敷の裏山の頂上に祠があるのは知っていますね?」
「……? ああ…」
「その祠に招待状を隠しました。それを明後日の蝶子お嬢様の
誕生日パーティーが終わるまでに取って来なさい。
そうしたら今度も蝶子お嬢様と接触する事を許しましょう」
あまりにも簡単な試練の不思議そうにする雨情
「……それだけでいいのか…?」
「えぇ、それだけでいいです。
――ただし…」
そう一言、付け加えようとすると、雨情の後ろから二人の人物が現れる
「慈雨(じう)!狭霧(さぎり)!」
「やっほー!雨情会いたかった~❤」
「この二人がお前の邪魔をしますので」
雨紅がそう言った。
げっ…嫌な予感しかしない…
「弟といえでも……手加減は……しない」
弟ってことはお兄ちゃんか…
「久しぶりにぃ~お姉ちゃんが思いっきり
虐めてあげるからね❤」
このお姉ちゃんに恐怖を感じる…(笑)
場面が変わり、学校(下校時)
「蝶子さん! 明日は誕生日パーティですね。
翔一さんと一緒に伺いますね」
ニコリと笑って、くるみは蝶子に言う
「うん!楽しみに待ってる」
嬉しそうに返事をする蝶子
「あ、真中さん!」
「僕達も明日はお邪魔しますので」
「よろしゅう、姫さん」
南雲兄弟が声をかけてくる
「うん、ありがとう」
「あ…そういえば、
ねぇ今日雨情って学校来てた?」
そう蝶子は南雲兄弟に質問する
やっぱ、来てないのか…
「いつもはうるさい位に周りをウロウロしてるのに、
今日は一度も見かけなかったから……」
「ん? そういえば今日は学校来とらんかったな。
おかげで一日平和やったわ」
「どうしたんだろう?体調不良…とか?」
蝶子がそう言うが、その話に蘇芳が噴き出す
「あいつが体調不良ごときで蝶子に会える学校を休むかいな」
(笑)物凄く想像がついてしまう雨情のキャラやばい…
「何か家の用事でもあったんですかね?
いてもいなくても迷惑な人だな…」
「まぁ雨情の事やから、明日の姫さんの誕生日パーティには
死んでも来ると思うし。そん時訊いてみればぇぇ」
「うん……そうだね」
うーん、来ると思うけど……不安でしかない。これはそう簡単に攻略できない問題だと思うし
場面が変わって、裏山の山中―
倒れている雨情を狭霧と慈雨が見つめている
「なぁに?」
「もうお終いなのー?」
「……」
狭霧が明るくそう言う
「ほら雨情、もっと遊ぼ❤」
”雨情、戦意喪失!?”というアオリが不安を煽るな…
これはおそらく時間ぎりぎりまでかかりそうな予感がする
まさかの”シリアス路線”来たー!って感じである
雨情の家の事がよく分かりそうな章のスタートなので、次回も楽しみにしてます!
ここまで読んでくれてありがとうございました!
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