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短命の呪いの正体はいかに?驚くべき真実とは…!第伍骨「呪われた男 後編」 感想 櫻子さんの足元には死体が埋まっている

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此花(このはな)です

今回は櫻子さんの足元には死体が埋まっている、の第五骨「呪われた男 後編」の感想を書いていきたいと思います

第伍骨は後編ということで解決編でした。
色々と予想してみたけど、ことごとく外れて、爪の現象や呪われた絵の正体も驚くことばかりでした。これは絵の知識や色の知識がなければ無理な推理だった。すっきりしない謎もありますし…それはこれからでてくるのでしょう


ではさっそく感想へ行きましょうか!
まずは正太郎君の語りからスタート
「”僕と櫻子さんは内海巡査の依頼で男に生まれると、早死にするという呪われた家系の謎を解くため、ある家に向かった。そこには死を予知する犬と短命である事の証明する家系図。
さらには持ち主が次々と死んでいくという呪われた絵まで現れたのだった”」

「君の呪いは私が解こうじゃないか」
そう宣言した櫻子さん
爪には縞模様ような白い筋があった

呪われた絵が身近にあると宣言したことで、観念したのか藤岡は隠してあった呪われた絵を見せてくれた。藤岡の仕事部屋にあったらしい

「家内に反対されまして、内緒に持ってきました。この部屋は仕事にかかわる物が多いので、家内に掃除もさせてませんしね。
 ここであの子を抱いて眺めていると、本当に心が安らぎます。不安なことも何一つなくなっていくようです」

本当に普通の風景画だ。でも、櫻子さん何でわかったんだろう
「あれが呪いの絵だっていうのか?」
その絵を見て、不思議がる内海さん

近づこうとする内海さんを櫻子さんがとめた
「待て。おそらく毒がある」
え!?毒…?絵具に含まれてるのか

そんな言葉に藤岡さんを含め、全員が驚く
その反応だと、知らなかったんだな藤岡さん
「ど、毒!?」

皆でマスクをつける
「なんだこのニオイ…」
正太郎君は言う
「なるべく吸い込まないようにしろ」
櫻子さんは注意を促す

「毒って…どういうことです?」
藤岡さんは聞く
櫻子さんはゴム手袋をはめ、「謎を解こうじゃないか」と観察を始めた

「数世紀前に描かれたものらしいです」
藤岡さんは説明する
「そんなに古い絵なのか」
「緑だって、こんなに鮮やかなのに…」

正太郎が緑の事を言うと、櫻子さんは説明する
「シェールグリーンだ。18世紀から19世紀初頭まで使用されていた顔料だよ。
 毒性のあるヒ素化合物だから、今が使われていないがね」
ヒ素か…!

その言葉に赤ちゃんを抱きあげている奥さんは一歩後ろに下がる
ヒ素!?」
こんなに藤岡さんが驚いてるんじゃ、おそらくそのくれた相手が怪しいけど…

ヒ素は壁紙やドレスなどの染料…化粧水にも使われていた身近な毒物だったんだ。
 問題なのは絵の具そのものではない」
櫻子さんはその絵を置くために、物をどかした。

「何勝手にやってるんですか!櫻子さん!」
乱暴にどかしたものだから、正太郎が注意をする

「君、この絵はいつから飾っている?」
櫻子さんは藤岡さんに聞く
「3か月くらい前です。それまではずっと物置に」

「随分、ずさんな管理だったようだな。
 そして、今年の長雨だ」
その絵画の裏に生えていたカビをすくう櫻子さん

「スコプラリシティ・ブレリカウリス。
 壁紙などによく発生するカビだ」
カビか…ってことは毒を放ってるってこと?

「カビ、ですか」
「額の裏は結露などでカビが生えやすい。
 これが絵に呪いをかけている」
カビ自身っていうよりもヒ素化合物の絵の具だからってのもあるのか

「カビが呪いを?」
驚いた様子の内海さん
驚きを隠せない藤岡さん。
そんなものを赤ちゃんに見せていたんだから…ショックだよな

「このカビはヒ素化合物からジエチロアルシンというヒ素を含んだガスを発生させるという特徴がある。シェールグリーンを使った壁紙に発生することで
 ヒ素中毒で死亡した事例も昔は多かったようだ。この部屋に漂うにんにく臭はヒ素ガスの特徴だよ
にんにく臭って、ヒ素ガスの特徴なのかよ…

「すぐに出てきて!お願いよ!たけしくん!」
奥さんが叫ぶ
そんなこと聞いたら、この部屋にいられないわ

「そんな…じゃ、私は…私は!」
絵の正体に頭を抱える藤岡さん
櫻子さんはカーテンを開け、窓を開けた
空気の入れ替えをすれば、まぁ対策としてはいいんだろう

場所を変え、リビングー
「君の爪に出ている線はミーズ線といわれるものだ。ヒ素タリウムなどによる重金属中毒や腎不全の場合にみられる。

 君が時々、せき込んでいるのとその爪を見て、もしやと思ったんだ。ヒ素中毒が慢性化すると、呼吸器や消化器の病、中でもがんが発生しやすいからね」
なるほどな…だから、持ち主が死んだのかな?可能性としてだけど

「ではあの絵の持ち主が死んだのは…」
藤岡さんは言う
「今となっては憶測でしかないがね」

「冗談じゃないわ!」
奥さんがそういって、立ち上がる
「そんな恐ろしいものをこっそりこの子に見せていたなんて!」

「知っていたら見せるものか!」
そりゃね、家族のために保険とか結んでいた人が
 そんなことするわけない

「君の場合、密閉された部屋に四六時中こもっていたから、急激に症状が出たのだろうが、その子には特にそう言った症状が見られないよ。
 とはいえ、一度医者には見せたほうがいいだろう」
櫻子さんは言う

「やはり…この子にも何か…!」
藤岡さんが心配そうに言う
「まぁ、君たちのためさ」

「私たち?」
「不安というのは時として、人の心に猛毒として作用する。
 医者には患者の不安を取り払う役目をあるからね」

櫻子さん…

「処分するつもりで物置に放置していたんだ。鑑定のために来てもらった画家に近々、子供が生まれるという話をしたら、緑は癒しの色、この絵は子供の情操に役に立つから、身近に置いて母親と鑑賞させるといい、と言われて…だから本当は君に頼みたかったんだ」

「でも、君が絵を嫌っていたから、せめて私とだけでも…と」
なるほど、画家さんにそういわれて、娘と鑑賞していたんだ。

「確かに緑には緊張を和らげる効果があると言われている。しかし、視覚が未発達な乳幼児は明るい暖色系を好むんだ。寒色系である緑を赤ん坊に見せて、
 効果があるとは思えない。色を扱う職業なら常識だ」
じゃ…なぜ、その画家はそんなことを?しかも、絵の具の歴史とかもある程度を学んでいるはずなのに…

「その画家とやらが、ただの無知なのか、
 わざと嘘を言ったのかわからないがね」
櫻子さんは言う

「そんな…いや、そんなことは…」
その画家を知っている藤岡さんが信じられない様子

「そして、もう一つの呪いの話だが…
 君の家系は遺伝的に冠状動脈に不具合があるのではないだろうか?」
冠状動脈って…心臓?

「冠状動脈?」
「心臓を取り囲むようにして走っている血管だ」

「しかし、私も父も健康診断では…」
藤岡さんは言う
と、いうことは…見えない位置にある場所か、詳しく見ない場所か…

「一般的な検査ではわからないんだよ。激しい運動などをすると、
 心臓に重い負担をかけてしまうんだが、普通の生活を送る際には特に問題ないため、見逃されてしまいがちなんだ」

「それが男ばかりというのはどう説明するんですか?」
藤岡さんは聞く

「人間は強いストレスにさらされると、副腎皮質から血管を収縮させるコルチゾールというホルモンを大量に分泌させ、心血管リスクを高めるんだが…その分泌量は一般的に男性の方が多い。そして、女という生き物はストレスに対する耐性がきわめて強いと言われている

「男は恋に破れたショックで
 本当に死んでしまうことがあるんだよ」
フフフっと笑う櫻子さん
その笑いが怖い!

「ストレス…」
藤岡さんは櫻子さんの話に思い当たる節があるようで
「父が死んだのはバブル崩壊の翌年でした。
 経営していた会社が立ち行かなくなってしまい、金策に追われている最中に」
バブル崩壊かー。まぁ、ストレスかかるだろうな

「確かに短命の多い家系といえるが、原因さえわかれば事前に防ぐ方法がある。
 心配ない、君は死なないよ」
そうはっきりと断言する櫻子さん
「自分が死ぬとあきらめる必要なんてどこにもないんだ」

「だから言ったじゃない!」
奥さんは訴える

「たけしくんは絶対に死なないわ!呪いなんてない。
 私と100歳まで生きて、この子の孫のひいおじいちゃんとひいおばあちゃんになるんです」

涙をためながら、言う

「みゆき…」
つぶやく藤岡さん

そんな様子にほっと息を吐く正太郎と内海さん
「よかった…。ほんとによかった…」
涙ぐむ二人
呪いの解明がされて、本当に良かったけど、まだすっきりはしない

「じゃ、バースデーパーティーを始めましょうか」
と、正太郎くん
「そうだ!今度こそ、呪いなんて忘れてぱぁっとやろうぜ」
内海さん

「あぁ、でも…その前に顔洗って
 ちょっと一服してきていいかな?」

藤岡さんは言う

「あなた!タバコはもう…」
奥さんは言う
「わかってるよ、だからさ。これを最後にしたいんだ」

藤岡さんのそんな言葉にちょっと微笑む奥さん
「もう…。すぐ戻ってきてくださいね」
リビングから出て行っていった

気合を入れて、準備を始める内海さん方の声を聴きながら、藤岡さんは意味深な顔していた
「さきほどは……あの絵のことなんですが…。
 いえ…あなたに悪気があったと言ってるわけでは…」
外で会話をする藤岡さん。携帯電話でだ

「…わかってます、もう決めたことですから」
ずっと藤岡さんが一人で外に出ていくたびに
嫌な予感がしてたんだけど…これで確実になった!

場面が変わって、家の中ー
「今思えば、あのころから呪いの事を意識してたんじゃないかなぁ」
ふいに内海さんは口に出す
「あの頃?」

「木の枝から烏(カラス)のひなが藤岡と二人で見つけてさ、拾いに行こうとすると
 …親ガラスが攻撃してくるんで近づくどころじゃなかったんだ」
「ヒナのいるカラスって、凶暴ですもんね」
正太郎君

「けど、藤岡さ、このままじゃ死んじゃうって聞かなくてさ。二人でカラスにつつかれながら、必死でヒナを拾ってきて動物病院に連れてってたんだけど、結局だめで。
 それであいつ、ひどく落ち込んじゃってさ…。やっぱり、死というものに敏感だったのかなって」

そんなタイミングでヘクターが起き上がった…
「そのせいなのかもしれませんが、出会ったころの
 あの人も攻撃的で…思いつめた様子でした」

奥さんは言う
庭が見える大きな窓の前に座っているヘクター

「きっとあの人なりに運命にあらがおうとしてたんでしょうね。根はやさしい人なんですよ?それを知ってからお付き合いをOKしたんですから。
 …でも、子供が生まれてから人が変わったように前にも増して、必死に仕事に駆けずり回るようになって投資に手を出したり、大口の生命保険を掛けたり…」

「赤ちゃんのために頑張ろうと思ったんじゃないですか?」
正太郎君は言う
「というより、呪いを…自分が早死にする受け入れたようなんです。

 だから、私たちに少しでも財産を残しておきたいって……。そんなバカなことって散々言ったんですけど…でも皆さんのおかげでやっとあの人の気持ちも変わったようです。本当にありがとうございます」
奥さんは言った

「いえ、お礼なら九条さんに…」
内海さんが遠慮がちに言う
そのタイミングでヘクターが”ワン”と鳴いた

「こら、ヘクター静かにしなさい」
奥さんが注意すると、ヘクターは窓の前から櫻子さんのそばにやってきて、また”ワン”と吠えた
「ほんと、櫻子さん主人みたいですね」
正太郎がそういって、櫻子さんは何も答えない

それを不思議に思う正太郎
「櫻子さん?」
またヘクターが吠えた

「あの人、今日は内海さんっていう
 大切な親友がくるって張り切ってたんですよ?」
奥さんは言う

その言葉に内海さんは驚いた
「し、親友!?あいつ…そんな風に思ってたなんて……。
 僕なんて中学時代、ちょっとつるんでただけですよぉ。手紙送っても返事もくれなかったし…それならちゃんと連絡よこせっての」

内海さんの話に正太郎が疑問に思う
「何よ、その顔」
「ずっと音信不通で偶然会ったんですよね?」

「おう、警邏中にね。あいつ、僕の制服を見てクラスで
 一番いいかげんなおまえがなぁって驚いてたっけ」
警察の制服…

「それで親友というのも…」
違和感を覚える
「人徳ですよ。僕の人徳」

そして、またヘクターが櫻子さんに吠えた。
今度は身を乗り出して何かを伝えるように
「しっ!ヘクター、赤ちゃんが起きちゃうだろ?」
注意を促す正太郎

だったのだが、櫻子さんがそれを止めた。しかも、正太郎をソファに押し付ける

「骨が……つながらない…!」
一瞬、何かと思ったけど、筋が通らないってことか

今までの話を振り返り、ある可能性に気付く櫻子さん
「…ありえない。どうして今、内海なんだ」
「いや、だから僕の人徳…」

「君の人徳などどうでもいい!
 なぜ今、このタイミングなんだ」
疑問を口にする

「そりゃ死ぬかもしれないと思ってれば…
 話を聞いてもらいたくなるでしょう」
内海さんの言葉

「藤岡の家系は死亡年齢も日付もバラバラだ。父親と同じ年になったからと言って、急に死を焦る理由にもならない。
 そんなことはあんな詳細な家系図を作った藤岡が一番よくわかっていたはずだ」
櫻子さんの言葉にはっとした顔になる一同

ヘクターがまた大きく吠えた
そのせいで赤ちゃんが起きてしまう
「藤岡はどこだ?」

「そういえば、遅いですね」
内海さん
「そうじゃない…」
それを否定する櫻子さん

「もう今度は何なんですか!」
正太郎が言う
「私たちは騙されている!くそっ!」
櫻子さんは外へと走り出す

内海さん・正太郎とともに薪割りができる庭へと向かうと、そこには血まみれの藤岡の姿があった。
「少年、救急車だ」

「斧で切ったと言え!」
「は、はい!!」

慌てて電話をする正太郎君
「内海!ズボンのベルトをよこせ」
そんな要求に戸惑う内海さん
「早くしろ!止血だ!」

そういわれて、理解し、慌ててベルトを脱ぐ内海さん
そんな所に奥さんがやってきて、悲鳴があがる
「たけしくん!」

「すぐに来てくれるそうです」
正太郎君が報告
「何があったんだ、藤岡!」
内海がそう聞く

「斧が突然…壊れて…」
そう言う藤岡だが、櫻子さんは否定する
「違う。この男は事故を装って、自殺が図ったんだ」

ってことは保険金を家族に?
「深い傷口の近くにためらい傷がある」

「斧を振り下ろした時に壊れたのなら、前後に力がかかるはずだ。
 こんな風に真横から力がかかったような折れ方はしない」

…じゃ、わざとやったんだ…

「藤岡…!」
「貴方…!」
奥さんが藤岡に駆け寄る

「君はわたしを歓迎していなかった」
櫻子さんは言うが、藤岡さんは否定する
「そんな…ことは…」

「ここに到着してからずっと……君に対する違和感がぬぐえなかった。
 呪いを恐れながら、呪われた犬を引き取り、呪われた絵を譲り受けたのはなぜだ?」

「一族の死亡日月日から死因まで詳細に調べ上げ、
 それをわざわざプリントアウトまでしたのはなぜだ?」
その問いに答えられない藤岡さん

「自殺を事故死に見せかけるために、
 呪いや一族の短命を利用したんだろう。そして、内海もね」
櫻子さんの言葉に内海さんは驚く
「え…」

「内海を呼んだのは自殺の意志などがないことを印象付けさせるためだ。
 警官であれば、より信憑性が増すとでも考えたか」
それならば、辻褄がとおるってことか、櫻子さん

「斧が壊れて死ぬなんて、まさに呪われた男でしょう?」
藤岡さん…
「藤岡…!お前…」

「呪いなんて負けるか、ずっとそう思っていた。でも付き添いで病院に行って、子供の心臓の音を初めて聴かされた時、この子に幸せに生きてほしいと強く願った。
 だから、投資を始めた」

「ちょうど一年前だな、
 世界的な金融危機で軒並み株が大暴落したのは」
!…リーマンショックと思ったら、違った

「危機で作った膨大な借金だけが、もう来月の生活すら…」

「どうして話してくれなかったの!?」
奥さんは叫ぶ

櫻子さんの脳裏には弟の写真が思い浮かぶ
「お前に…残されたものの気持ちなど
 分かるとでも言うのか…!」

「わからない…」
藤岡はつぶやく
「わからないのなら、教えてやる!」
櫻子さんが藤岡の胸元をつかみ上げようとすると

「わからないんです!」
その前に藤岡さんが大声をあげたのだ

「なぜ、こんな馬鹿な真似を考えるようになったのか…。
 愛する二人を置いて、先に逝くなんてありえない。その上、私は知らずに娘を死なせていたかもれなかったなんて…」
ゴホゴホとせき込む藤岡さん

「藤岡…!しっかりしろ」
内海が心配そうに言う
「内海、とりあえずそっちへ」

藤岡を息がしやすいように切り株に頭を移動させる
「きっとこいつは…私を監視して」

「止めようと…。
 父が死んだとき、私も家族もお金で本当に辛い想いをした。だから…」

「お金の苦労は何だっていうんですか!」
奥さんは訴える
「家も全部売り払って、一からやり直せばいいじゃないですか!
 家族さえいれば…それでいいじゃないですか!」

「みゆき…」
本当にどうして…命まで落とそうとしたのか…。残された者がどんな気持ちになるか、分かっているのか、か
「私の夢は最初からたけしくんと二人でお年寄りになることです」

それを聞いて、ふぅっと意識を失った藤岡
「藤岡!」
「たけしくん!」

慌てる二人だが、冷静に動脈をはかる櫻子さん
脈はある
「動脈から外れてるとはいえ、この止血法では
 患部が壊死する可能性がある。救急車はまだか」

「もう来てもいいころなんですが…」
正太郎君が言いかけ、あっと声を上げる
「そうか!あの違法駐車のせいでぼく達みたいに迂回してるんだ」
え、あれ車だったのかー!つうか、このタイミングって…

場面が変わって、その違法駐車の主
車の中に…蝶々のアクセサリー?

「あの方角だとあと数分はかかるな…」
櫻子さんはつぶやく
「くそっ、交通課に連絡しとくんだった!」

内海さんは藤岡を見つめ、大声を上げ藤岡を背負って走り出した
「馬鹿だなぁ!藤岡。これは一生もんの貸しだぞ!
 おまえはカラスのヒナじゃねぇ!お前の巣はここにあるだろう」

「奥さんと赤ん坊とほかに何が必要なんだよ」
内海さんが言う
「ずっと…頭の隅から離れなかった…。あの人が教えてくれた」

「すべての不安を忘れさせてくれる、あのイメージ…」

「でも…もう、私にその必要など…」
藤岡さんが言う、あの人っていったい何者なんだ…。

そんな二人の様子を見て、櫻子さんは
「もう大丈夫だろう」
と。
「よかった…」

「今だけじゃない、きっとこの先も。黒は死の色と連想されがちだが、
 心理学的には死の恐怖に強く抗う戦いの色。希望なんだよ」
そうなのか…心理学的に戦う色

これで終わったと思ったら、エピローグがあった
祥子さんの家で焼き肉をしに集まった
いーちゃんやヘクターもいる

「やっと長雨も終わって、素晴らしい天気ですねぇ」
内海さんは言う

「だからと言って、
 わざわざ外で食事する理由がわからないがね」

櫻子さんは言う

「ずっと家にこもって骨いじりばかりしていたら、
 健康に良くないわよ」
祥子さんは言った。祥子さんってこんな感じなんだ…

「すいません、祥子さん。
 ご招待に甘えて、大勢で押しかけちゃって…」
「すいません…」
正太郎君に百合子さんが言う

「いいえ、せっかくのバーベキューなんだから、
 にぎやかじゃないと」
微笑みながら、祥子さんは言った

いーちゃん、親戚の家にお世話になっているんです。
 随分かわいがってもらっているみたいですよ」
百合子さんが櫻子さんに言う
そっか、よかった

「そうか…」
「結局、ヘクターも藤岡ヘクターから九条ヘクターになりましたね」
正太郎君が言う

「仕方ないさ。
 狭いアパートなどの生活はあの犬にはいささか窮屈だからな」
ってことは藤岡家は引っ越したんだ…。

「生きた動物は興味ないと思ってました」
正太郎が言うと、祥子さんは柔らかに否定する
「そんなことないわ。さぁーちゃんは昔、猫を飼っていたのよね」
さぁちゃんって、櫻子さんの事か(笑)

「昔の話だ」
ぷいっと顔をそむける
「そうそう、藤岡の奴、IT関係の会社に再就職が決まったそうです。
 足に多少の不自由は残ったけど、元気そうでしたよ」
なら、よかった

「そうか、ならよしとするべきか…」
櫻子さんはつぶやく
「…なんのことです?」
正太郎が聞く

「あの風景画を鑑定した画家のことだよ。
 絵を身近に置かせたこと、さらに子供に見せろと薦めたこと。すべてに違和感がある」
ふむ、なるほどね

「今更そんなこと蒸し返さなくても…」
「呪いなんてなかったんですし…」
正太郎と内海さんは言う

「いや、呪いは存在するよ」
櫻子さんは言った
「え」

「神秘的な意味での呪いは存在しないがね、不安を増大させるような暗示を
 対象者にかけていくことで場合によっては”死”至らしめることだって十分に可能だ」
「なるほど…それが呪いか」

うーんと考える正太郎の姿を一瞬、櫻子さんは弟の姿に見えた
はっとする
「…もう少し位はいいだろう…」
?…どういうことだ。やっぱ、ちょっと似てるのか?正太郎

第伍骨「呪われた男 後編」
これにて終わりです。
呪われた絵の正体がカビの毒が関係しているとは…思ってみなかった。
そういう知識がないと、解けないな本当に…

鑑定した画家の正体が気になるが…これが伏線なのかな…

ここまで読んでくれてありがとうございました!
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