此花のアニメ&漫画タイム

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大企業の跡取り娘・蝶子。卒業までに側近の忍びを選ばなければ、自由はない!? 1話 感想 シノビ四重奏(カルテット)

此花(このはな)です。

今回は、月刊ASUKAで連載されている「シノビ四重奏(カルテット)」の1話の感想を書いていきたいと思います。

これはASUKA11月号に連載を開始されたのもので、ちょうどASUKAを買い始めた時に気になっていた漫画です。
元々、桃組プラス戦記を読むためにASUKAを買ったんです。ただ、まだいいなと思うだけでそこまでハマっていませんでした。そこから4話目ですかね、だんだんと読むのが楽しくなってきて…。

本音を言えば、4話に出てくる椿君にハマリました。
まぁ、5話の展開でめっちゃ続き読みたい!気持ちにさせられて、改めて4話を読み返してクリーンヒットしました。
心くすぐられ、主人公の蝶子ちゃんも好きです。

感想を書く場合に5話からではなく、1話から始めようと考えています。
シノビ四重奏は少し前に単行本が発売されているのですが、まだ買っていません。

そっちを買って、単行本1巻の感想を書くのもありなのですが、ASUKAの本誌を持っているのなら大きさも大きいので、
見やすいと判断しました(カラーもあるので)

初っ端のカラーの表紙がこちら。
いずれ出てくる5人の忍びと主人公・蝶子ちゃんです。

あらすじ等は1話を見れば、よく分かると思うのでとりあえずはなしにします。
2話からはちゃんと載せますので、ご了承ください。

本編の感想スタートです!
小さい頃の蝶子と泣いている少年のカットが描写された後、
蝶子ちゃんが高校入学のシーン

「ここが…御園尾(みぞのお)学園」
そうつぶやく。

すると、一人の生徒が―

壁を登って、教室に窓から入っていたのを見た。
「(――ありえないわ…)」
その姿に思わず、絶句する蝶子。
「(どうしてこんな学校に来なきゃ……!)」

それが半年前の事―

蝶子の父と対峙する蝶子。
「……蝶子。お前はまたパパが付けた護衛から逃げたらしいな。
 心配するだろう?」

呆れた様子で蝶子に注意する。

「だって! 護衛をこんなにぞろぞろ引き連れて歩くなんていや! 
 中学じゃ友達一人もできなかったし!私はもっと普通の学生生活を送りたいの!」

蝶子は大企業の娘だから、自由出来ない部分も多いだろうしな…。

「……蝶子。分かっているだろう? 真中家は巨大企業だ。
 そして代々世襲制をとっている。お前はたった一人の跡取りなんだ」

その言葉にぎゅっと蝶子は服をつかんだ。

「そんなの分かってる……真中を継ぐ事は私も覚悟を決めてる。
 それでも……いえ、だからこそ…!」


「ただ守られてるだけの”お姫様”じゃいけないと思う」
それでもな…誘拐される可能性が捨てきれない以上難しいよ。

蝶子の言葉に頭を抱える父。
「(蝶子…成長して…) 
じゃあ、こうしよう。御園尾学園という中高一貫の学校がある。お前は高校生になったらそこに入学しなさい。御園尾学園は将来有力者の右腕となる「忍び」を養成する学園だ」

「忍び」という言葉に?マークを浮かべる蝶子
「……父様。何…言ってるの? 時代錯誤にもほどがあるわ」
「大企業の一族をはじめ、政治家など有力者は「忍び」を側近として召し抱えるのが習わしだ。力ある「忍び」に主と認められる事がそのまま世間の評価となる」


「この東郷も青家(せいけ)と呼ばれる忍び一族の頭領だ」
後ろに控えていた東郷を指でさした。
「東郷も!? 東郷はウチの執事ではなかったの!?」
驚く蝶子

「もちろん執事でもあるが、同時にパパを守る「忍び」でもある」
忍びという古いものが今あるというのも面白いよね。
「学園にはお前と同じように、将来の右腕となる忍びを選ぶために入学してくる御曹司やご令嬢も沢山いるだろう…。お前は御園尾学園でこれこそは…
と思えるような忍びを見つけなさい。卒業までに側近を見つけられたら蝶子を一人前と見なし、お前の言い分をきこう」

「…もし見つけられなかったら?」
「一生パパの言う事に従ってもらおうかな?」
笑顔で言われてしまった。

まぁ、蝶子ちゃんの性格を見るにどんどんと突き進んでいく人っぽいから、守る人がいたほうがいいのは事実だよね(笑)
後を継ぐという覚悟は出来ているけど、普通に友達がほしい!という思いは女の子だなって感じがする

「(冗談じゃない…!!)」
学校へ行く理由についてを思い出し、ぷるぷると震える蝶子
「…あら? 初めてお会いしますね。
 もしかして高校からの編入からですか?」

一人の女の子から声をかけられた。

「あ、うん。そうなの……(は…話しかけられた!)」
急に声をかけられ、びっくりする
「元気がないようですが大丈夫?」
蝶子の様子に心配そうに声をかけられた。

「え! あぁ違うの大丈夫! 朝からダイナミック登校風景を見ちゃって、
 なんというか…カルチャーショックで」

慌てて言うと、その女の子はふふっと笑った
「外から来た方は最初びっくりしてしまうかもしれませんね」

ふわふわとした雰囲気の女の子を見て
「(なんだか柔らかい感じの子だな…
 友達になれる……かな?)」


「私、真中蝶子! 蝶子って呼んで」
勇気を出して、自己紹介する
「私は高須くるみ、といいます。私の事もくるみで構いません」
くるみという女の子はにこりと笑った。
2人で笑いあう

蝶子は昨夜の事を思い出す。
父の忍び・東郷に息子について言われたからだ

「蝶子お嬢様」
「どうしたの? 東郷」

不思議そうにそう聞くと、学園にいる自分の息子について話しはじめた。

「御園尾学園には、私の愚息も通っております。
 よろしければいいようにお使いください」

東郷はそう言ったのだった。
「(――って言ってたな……。東郷の息子か――…)」

どんな子だろう?とそう思った蝶子はくるみに息子について質問をする
「ねぇ、くるみ。「東郷」って生徒知ってる?」
その言葉に少しくるみは顔を曇らせた。
「東郷家は忍び一族の中でも四色の姓と言われる有力な家系なので、
東郷姓の生徒は数人在籍しています。――でも、お探しの「東郷」が
次期頭首の「東郷雨情」なら、接触するのは止めておいたほうがいいです」

くるみの言葉に「どうして?」と返すと、くるみはこう話した
「雨情くんは中等部の頃から何もかも飛びぬけて優秀で、雨情くんを側近に…
 と望む人も多いですが、なんというか…人として何かが欠如しているというか――…」

「あ、噂をすれば……あれが雨情くんです」
くるみが指した方向には一人の青年がいた。
その姿を見て、びくりとする蝶子。それは彼の目があまりにも冷たかったから

「(なんなのあいつ――…なんて冷たい目…
 まるで他人は全てゴミだと思ってるような―…)」

そう思っていると、ばちりと目が合ってしまう。

やばいって思う蝶子。だが…

「(え…!? 何、その顔……!?)」
雨情の見たことない表情に思わず、驚く蝶子。
この雨情くんのこのギャップこそ、魅力だよな(笑)

その瞬間、雨情がその場から消えた。
「(え? え!? 消えた…!?)」

動揺した蝶子だが、後ろから雨情に抱き着かれる
「蝶子!」

「会いたかった…!」
そう言われる。
一瞬固まる蝶子だが、状況が分かって蝶子の顔は真っ赤になる。
「いきなり何すんの!? この変態!」

雨情をぶっ叩いた。
(笑)そりゃそうだ。いきなり抱き着いたら、女の子だったら怒るわ!

「蝶子…! 蝶子だ! 本物の!ナマ蝶子だっ!!」
蝶子の手をスリスリしだす雨情に、ドン引きする蝶子。
(笑)最初読んだ時は笑ってしまった。ギャップがありすぎるんだよね

「(なんなのこいつ…!) 
 …っき、気持ち悪いわ!!」

今度は足で雨情を蹴った

その後―

「…………東郷くん? 
 今すぐ自分の教室に戻りなさい」

授業まで付いて来た。
「主の元を離れないのが忍びの務めですから!」
ドヤ顔で言った。

「……と言っているが、真中さん…?」
先生はそう問う
「主になった覚えはありません」

その言葉に雨情はショックを受けたようだったが、その時雨情の担任が現れた。
「東郷雨情――!!さっさと教室に戻るぞ!」
雨情を連れて行った。雨情は「蝶子…!蝶子…!」と叫んでいたが。
蝶子は頭を抱えたい気分だった。

放課後、帰りまでついてくる雨情に生徒達は噂をしていた。
「「東郷雨情」と一緒にいるの誰だ…?」
「「東郷雨情」が主を定めたって本当だったのか――」
「あの「東郷雨情)を従えるとは…あの女どんな猛者なんだ……」

蝶子は戸惑いを隠せなかった。
なぜ、見ず知らずの雨情というやつに好かれなくてはならないのだ、と。

「あんた東郷の息子なのよね? それで私を主に…って思ったの? 
 真中の後継者だから…?」

そう聞くと、雨情は笑顔でこう答える
「あんたではなく、雨情と呼んでくれて構わないぞ、蝶子」

質問に答えない雨情に
「で?」
催促する。

「親父は関係ない。俺は俺の意志でずっと前から蝶子を主に…と決めていた」
「…? 私とあんた、会った事あるの?」
雨情の言葉にそう思う蝶子。

「蝶子、いい匂いがする…」
雨情が近づいて、匂いを嗅ぐ
その行動にかぁぁと赤くなり、蝶子は雨情の頬を引っぱたく
「ちょ…!蝶子!」
「ついてくるな!」

(笑)もうちょっと雨情くんは自重しようね。
この人は本当に、常識を分かっているのかな…?

「付いてきたら一生口きかない!」
その一言にがーんとなる雨情。


「おい、あれ…?」
「あ? 真中の娘か…!」
「誰か掛からないかと思ってたが…初日からラッキーだぜ」

一人で飛び出してきた蝶子を見つけた人たち。

あーあ、言ってたそばから誘拐されるんかい(笑)
ちゃんと護衛つけないといけない。

一方、雨情は少しの間ショックで放心していたが、はっと気が付き、
 蝶子を追うが、もう蝶子はいなかった。

蝶子を誘拐した男たち―

「こいつ……とんでもない女だな…」
「四人がかりで捕まえられた…」
「全く動揺してないぞ」
「普通はもっと怯えるだろ…?」
(笑)この動揺の無さは、父の護衛というものが恐ろしく強いからなんだろうな。
そう意味で「忍び」は重要視されるんだろうけど。

「あんた達普通の誘拐犯みたいだから、善意から忠告するわ! 
 悪い事言わないから今すぐ私を解放しなさい!じゃないと酷い目にあうわよ」

善意の忠告(笑)それは逆に誘拐犯の逆鱗に触れるんじゃ…

「あぁ!?」
やはり逆鱗に触れたのか、蝶子に瓶を投げつけた。
そのせいで蝶子の頬に傷がつく。それでも蝶子は怯えすら見せなかった。

「舐めた口きいてんじゃねぇぞ小娘!」
「おい! これからこいつの父親と交渉するんだから傷つけるなよ!」
「分かってる。ちょっと脅しただけだ」

3人の会話に蝶子は、はぁとため息をついて
「私は忠告したわよ…?」
「「「は?」」」
意味が解らないという顔をする三人。

その瞬間、後ろのドアが吹っ飛んだ。
「「「(へ?)」」」

「…あ、蝶子!見つけたー!」
そこに現れたのは雨情だった。蝶子を見つけ、ぱぁっと輝く
「あれ? 父様の護衛じゃないの?
 なんであんたがここに…?」

現れたのは雨情だったので、蝶子は不思議そうにする。

「もちろん! 蝶子の匂いを辿った!
 あの時匂い覚えた」

その言葉に蝶子は引いた
「(え――…? 何それ気持ち悪い…)」

雨情くんならやりかねないと思ってしまったのはどうなんだろう(笑)
既に慣れてきてるよな、雨情くんの変態さに

「今縄ほどいてあげ、る…」
すたすたと誘拐犯の間を歩く雨情
「(あんまり喜べないわ…)」
蝶子は思っていた。

そんな雨情を誘拐犯は止めようとするが―

「おい! てめぇ勝手な事してんじゃねぇ…!!」
その瞬間、手の甲にクナイが刺さった。
「ぎゃあああ」
さ、流石優秀って言われているだけ、あるわ雨情くん

「…誰だ? ……誰が…蝶子の顔に傷をつけた…?」
蝶子の頬の傷を見て、最初に見た冷徹な表情で雨情は言った。
「……っ」

「殺す」

この「忍び」の時の冷徹な感じと蝶子に対する、ほわわんとした感じのギャップがいいよね。
雨情くんも好きなキャラです。4話で出てくる椿君には負けるけど

誘拐犯たちに攻撃を加える雨情
「もうやめて…! それ以上やったら死んじゃうわ!」
蝶子は止めようとするが、雨情はきかない。

「…こいつらは蝶子に傷をつけた。
 殺されても文句言えない事したんだ―…」

その言葉にぞわっと悪寒が走る蝶子
「(なんて冷たい目…一度敵だと認識したら容赦なく手を下す。
 ――怖い…)」

ぎゅっと手に力を入れ、
「(……でも) 雨情!」

「やめなさい…」
凛とした目で蝶子は訴えた。
「(主が引いてはいけない――…)」
ここの蝶子ちゃん、かっこいいんだよね。

「……蝶子がそう望むなら――…」
雨情は蝶子の願いを聞き入れてくれた。

「(くそ……こんな若造一人に……)」
まだ動ける誘拐犯が銃を取り出す
「(この至近距離なら外さねぇ…!)」

「死ね!!」
蝶子に向かって放たれる。
だが、その至近距離から撃ったはずが、雨情は見事に避けた。

「(な……避けた…だと!?)」
ありえないことに驚きを隠せない誘拐犯。
避けた銃弾がガラスに当たったようで、雨情の真上からガラスが降り注ぐ
「あっ! 危ない……!」

雨情は今度、蝶子を抱きしめ
 ガラスから守った。

「……怪我は…ないか?」
そう言われ、はっと雨情が守ってくれた事に気付く蝶子

「無事か? 蝶子」
背にガラスをうけながら、そういう雨情。
その言葉に、戸惑いを感じざる負えなかった。

「こちら雨情。…あぁ、蝶子は保護した。
 港のプレハブ倉庫だ」

雨情は外と連絡をとる。

「……どうして……」
蝶子のつぶやきに様子がおかしいことに気付いたようで、不思議そうにする雨情
「…蝶子?」

「なんでまともに破片受けてるの? 
 あんたなら今の避けられたでしょ?」

蝶子の言葉に雨情は淡々と答える
「あそこで避けたら、蝶子にガラスの破片が降りかかる可能性があった。
 蝶子を守るのが僕の使命だからな。当然のことだ」

雨情くんは蝶子命だってことは
まぁ、態度で分かるというか…。

「あんたなんでそこまで私にこだわるの? 
 私じゃなくてもあんたを側近に望む人なんて沢山いるでしょ?」

そう言った蝶子に雨情は―

「他の人間なんてどうでもいい――…。俺にとって蝶子がすべてだから。
 俺はずっと前から蝶子を知ってた――…」

ここから雨情と蝶子の出会いが始まる。

「”俺は東郷家の末弟で力も弱く、
 よく蝶子の従弟とかに絡まれてた――”」

「召使いの息子なら俺達の奴隷だろ? 
 おい何か芸しろよ」

凄い嫌な従弟だな。こいつら
「”そんな時―”」

「あんた達! 何してるの!!」
現れたのは蝶子だった。
「…っち、蝶子かよ…」
「どけよ! そいつは東郷の息子だ。使用人だぞ!
 俺達がどうしようが構わないだろ!?」

「――っ、バッカじゃないの!?本当、頭が悪い! 東郷がパパに仕えてるからってこの子まで同じ立場なわけないでしょ!それにね、主は部下を虐げるものではないの! 
 主とは部下を守るものなの!」

小さい頃の蝶子ちゃんかっけー

「それを聞いて俺の主は蝶子しかいない―
 って決めたんだ」

なるほどね。まぁ、小さい頃に助けてもらったらそうなるか。

「覚えてない……。でもその頃の私は、跡取りが女の私って事で色々言われて、
だから男の子には絶対に負けたくなくて……あんたを助けたのは多分守りたくてというより自己満足のためで……」

そうか…だからあんなに男勝りな感じなのか。

「それでもいい。蝶子が俺を守ってくれた事実が全て。強くなって、
 いつか蝶子を守れるようになりたくて、そのために俺は生きてきた。蝶子―」

雨情は蝶子にひざまずいた。
「…っな!」

「蝶子なしでは生きていけない。
 蝶子がいないと、俺の世界は死んでしまう」


「蝶子、俺を選んでくれ。
 命をかけてお前を守る」

真剣な顔でそう言われ、蝶子の心は揺らぐ
「(あ……私――)」

その瞬間、雨情は蝶子の足に擦りついていた。
「…………」
「蝶子のナマ足〜〜なまあしー」
行動に蝶子は怒りにうち震える。

「…蝶子?」
それに気づいたのか、不思議そうに見上げる雨情
「死ね!! この変態…!!」

この落差がやばい(笑)
絶対、このまま足にすり寄ってなかったら、蝶子は揺れ動いてたかもしれないのに…。

「”入学早々、とんでもない忍びと出会ってしまった私の、
 波乱万丈な高校生活幕開けです”」

雨情くんは良いキャラしてるよね(笑)
小さい頃に蝶子ちゃんと出会ったのはいいんだけど、どうしてあんな変態チックに?と言う疑問は残るけど…
これは面白いなって思った瞬間だった。

次回をお楽しみに!
ここまで読んでくれてありがとうございました

2話目はこちら
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