吸血鬼へもたらされたのは鬼の新年会?裕喜たちはそれを利用して潜入開始!第七十九話「月正、約束ノ地ココニ。」感想 桃組プラス戦記
此花(このはな)です
今回はASUKAに連載している「桃組プラス戦記」の第79話の感想を書いていきたいと思います
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「”鬼美&崇太郎、何だか似た2人!?”」
さて、本編の感想を行きましょうか!
生徒会長が鬼の頭領だということを知った裕喜
「あーー~生徒会長が鬼って…マジか――~…しかも一番偉いって何だよーーマジか――」
うぉぉぉぉとショックを受けた様子の裕喜
「まだ裕喜様を呪った鬼とは決まってませんわ」
裕喜をいたわるように雪代がハンカチをパタパタさせる
「でもやった見つけた手がかりだし。偵察は必要だな」
「生徒会長はあの生徒会棟に常駐してるんですよね…」
雅彦と咲羽が言う
うーんと唸った様子の獣基3人
そんな様子を不思議そうにする裕喜
「生徒会棟(あそこ)はもの凄い厳重な警備がしかれていまして、
役員以外は絶対に入れないという話です」
あーでも、時々会長抜け出して…
「オレ、服借りた時、返しに来ても良いって言われた」
裕喜が言うが、咲羽は
「本人(おに)から言ってくるなんて怪しすぎ、罠なんじゃねーの?」
うーん、罠か。あの会長だと…分からん
「いきなり懐に飛び込むよりはこっちがより多く情報を握って優位に立ちたい所ですなー」
雅彦が言う
「それなー」
「あの~~もう私に用がなければ、コレを外して自由に頂きたいのですが―ー」
おそるおそる崇太郎が言う
”少しでも離れたらビリビリいきますわよ”(雪代作)
頭に羽がついていた崇太郎
そんな時、キコキコと何かがこぐ音が聞こえた
「何だこの音」
キョロキョロと辺りを見回す裕喜
「あそこですわ。目をお使いください」
そこにいたのは謎の、自転車をこぐ生き物
その生き物は崇太郎の所に留まった
「えっ…私!?」
驚く崇太郎にすっと生き物は手紙を渡す
「あっどうも」
素直に受け取る
その生き物は渡し終わると、軽く頭を下げて何処かへと消えてしまった
「郵便屋さん…でしたわね」
「あんなの、初めて見たっ…」
不思議な奴だった…
「あぁっ、鬼のコミュニティの新年会の招待状だ」
その言葉にピクリと反応する桃太郎組
何で口に出しちゃうかな(笑)桃太郎の前で
しかも、主催が白峰涅人である
ぽんっと咲羽が肩を置く
「なぁ、コウモリちゃん」
「コウモリちゃん!?」
「お前さぁ、今回の騒ぎで警備委員会と
金太郎の両方から狙われてるの知ってる?」
「ちなみにおれ達(ら)、どちらともマブダチなんだけどぉ」
ニッっと笑う咲羽
わー(笑)脅す気満々だー
「オレ達(ら)に協力するなら、
今回の事上手くとりなしてやってもいいぜ?」
咲羽がいう
「なっ、誇り高きアールツト家の吸血鬼である私がっ、ダークチェイサーの子飼いになるとでも思っているのーか!!」
その言葉に裕喜は
「先に来た方に引き渡せ」
即答する
(笑)まぁ、自業自得な気がするな。崇太郎くん
同時に巴さんの馬を呼ぶ貝を吹き鳴らし、咲羽が笑男に電話し始める
「あっ、ヘビ男?ねーちゃんいる?」
「協力させて下さい」
あはは……(笑)
場所を変え、裕喜たち(羊原君の部屋でもある)の部屋
「――さて、コウモリちゃんからぶんどった
この招待状で誰が潜入するかですが――」
ばんと招待状を床にたたきつけて、雅彦が言う
「僕が一番コウモリちゃんの慎重に近いですな~」
「髪の色はオレが近い」
「男装しますわ!」
雅彦、咲羽、雪代が言う
個人的に雪代の男装…見てみたい
「オレは――」
裕喜が言いかけると、三人一斉に止める
「「「裕喜(様・殿)はダメです」」」
ですよね…獣基としてもダメですよね
ぐぬぬと言った表情の裕喜
「まぁまぁっ、じゃんけんにしましょう!
それなら平等ですぞ~」
「オレが勝てねぇの知ってるくせにぃ…」
(笑)どんまい
すると、そのタイミングで羊原君が帰ってくる
「たーだいま~。あれなんかいっぱい来てるねぇ~」
良いタイミングすぎ!裕喜とっては歓喜だ
「お茶一つ追加ですかね?」
ハハハっと崇太郎君がいう
「…知らない人もいる…」
羊原君は知らないんだ…ってことは鬼のコミュニティの事も
「…何?」
歓喜の表情の裕喜とふてくされた様子の獣基3人に羊原君は言う
「「「「おかえりー」」」」
「鬼のさ、パーティーに潜入する事になったんだけど、
じゃんけんに勝ちたいんだよね」
それを聞いて、驚く羊原君
「チュー!?チューとかしたらいい?
我、力を欲っす!!」
裕喜…(笑)
「大丈夫っっっ。物理的に距離が近ければ、僕と契約している人はラッキーパワーが上がるハズだからー!!」
慌てて言う羊原君
「よーし!!じゃんけんいくぞーー!!」
「せーの…」
その結果―
羊原君効果で裕喜WINNER!!
良かったんだか…悪かったんだか…分からないけどね
「話は聞かせてもらったぜ!」
登場したのは謎の袋を被った二人組
「!! じいさん!ばあさん」
あ、またまた登場だ!
「いいや! 通りすがりの助っ人ペアさ!」
そう言われても、爺さんと婆さんだし…
「ばあさん、今回も服作ってきてくれたの?」
「ふふふ、気に入ってくれるといいねぇ~」
そこあったのは吸血鬼・崇太郎っぽい服
「そこの吸血鬼の人の部屋の、一番高そうな服を裕喜のサイズにお直ししたよ」
説明するばあさん
「はっ!? えっあれ私の服!?」
本物使ったの(笑)だ、大丈夫かな…
「前回の魔女っ子より、全然まし。
ありがとー♪」
裕喜は言う
「ましって何っ!?」
え…いや、だって…ねぇ?女装だったし…
その後―夜―
「おやすみ~~」
「おやすみ、鬼美」
挨拶をする裕喜
「あーー情報収集の潜入なんて、緊張するなーー」
ぐーっと背伸びをしながらベットの上でいう裕喜
「獣基に任せちゃえばいいのに~」
羊原君は言う
「そっちの方が絶対効率がいいと思うけど…」
「…獣喜(あいつら)ってさ、本来なら鬼の呪いで一人で死んでいくだけの桃太郎を探し出して、守って戦って最後まで側にいてくれるんだよ」
「もしオレが歴代の桃太郎みたいに終わっても、やっぱり同じように側にいてくれると思う。
それならちゃんとオレが行動してないとかっこ悪いなーって」
裕喜……
「それに会長が桃太郎(オレ)の鬼だとしたら、
何がクリアの条件なのか知りたい」
「会長は少なくともオレには優しい人で…鴇羽のお兄様で…。
多分、紅達の……」
すぅっと眠りにつく裕喜
鬼だとわかっても、信じるか…信じたいのか
「桃園君はいっつも「ありがとう」してるねェェ」
羊原君はつぶやく
「”一つ一つ、自分の持っている大切なものを確認して、一つ一つ慈しんで抱きしめて、「ありがとう」と言う”」
「”それは「さよなら」に聞こえる”」
「させないからねェェ」
ひとり呟くのだった
それはつまりさよならさせないってこと?
裕喜を死なせたくないって事なのかな…
一つ一つ慈しんで、ありがとうという…か。
それはさよならに聞こえると羊原君は思った。
いつでも死んでもいいと聞こえる事なのかな
逆に意味を言えば、冷たいのかもしれない。いつ死んでもいいという事はいつでも別れを告げているから
うーん、難しい
ここまで読んでくれてありがとうございました!
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