此花のアニメ&漫画タイム

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第3エクソシストと蓮の花の幻。ノアとの新たなる戦いが始まる!第4夜「聖戦ブラッド」 感想 D.Gray-man HALLOW 

此花(このはな)です

今回はD.Gray-man HALLOWの第4夜「聖戦ブラッド」の感想を書いていきたいと思います

第4夜は原作の聖戦ブラッドの内容ではなく、その直前の話で終わりました。
終わりどころにはもってこいな所で切った模様。
なんだか、アルマ編の先をちゃんと考えて、神田の心理描写があるような気がする。

あんな描写、原作だとなかったから…。ちょこちょこカットシーンがいっぱいだった!まぁ、重要な話はちゃんと描かれてたけど、蝋花(ロウファ)たちとアレンとか、神田とバク・チャンとか、なかったんでちょっとびっくりした。

ズゥ爺様と神田はちゃんとあったけど、「なぁ神田、まだ花はみえるのかい?」のシーンないんだ…。蓮の花の”幻”だといったズゥ爺様。あれは決して幻ではないんだろうな…神田にとっては

構成を結構変えてんだなぁ…と原作と見比べながら、思う。
ノアの説明シーンなんか、内容ごと変えてたし…

さて、本編の感想へ行きましょうか!
最初はアレンの夢
”「邪悪なものだけを…?じゃあ、お前は何故、苦しんでいる?」”
レベル4が言った瞬間、はっと目を開くアレン

「(こ、ここは…?)」

”「憐れな子。14番目に憑かれたその身に罪がないわけないだろう。数多の汚れた魂を救済したのはおまえではなく、神の左手。おまえもまた救済されるべきひとつなのだよ」”
声が聞こえる

「『アレン』」
誰かが呼ぶ声がする。
声はなく、文字のみの表現

「そんなとこで、
 何刺さってるんですか『アレン』ってば」
またいう声

「(マ、マナ!?)」
驚くアレン

「ずっと待ってたんですよ、『アレ●』」
マナは言う
手を差し伸べる

「ほらほら、お客様がまってます、
 『ア●●』」
アレンはマナに手を伸ばし、その手をつかむ

マナと一緒に走り出すアレン。その姿は子供の姿だった
「急げ急げ『●●●』」
マナは言う

「えっ?待ってマナ。僕はそんな名前じゃないよ。
 アレンってちゃんと読んでよぉ!」
子供の姿のアレンは叫ぶ

マナが呼んでいた名前はなんだったんだろうか。
14番目というよりは、ネアという名前かな

アレンは目を覚まし、起き上がるが

普段のアレンではなく、別人の雰囲気

「アレン君、起きたの?ヤダ私、監査官のベットで…。
 任務帰りにお見舞いに来るもんじゃないねぇ」
寝起きのリナリーがそうアレンに声をかける

一間あり、きょとんとしたアレン
「……リナリー?」
その姿は元のアレンに戻っていた

すると、扉の向こうからどんどんと強くノック音がする
「リナリー・リー!!起きたのなら出てきたまえ!」
リンクが声を上げたのだ

「リンク…?何で外に…?」
不思議そうにするアレンにリンクは怒ったように言う
「いくら私でも婦女があられもなく寝た空間で仕事ができるか!!」
(笑)ご、ごめんというしかない…
「今度私の仕事を妨害したら、訴えるぞ!リナリー・リー」

「そうだよ、リナリー。
 ラビだったら襲われてましたよ?」
アレンが言う
「大丈夫よ、撃退できるもの」

「そんなことを言っているのではなーい!!」
フフっと笑うね、リンクもまじめだから
「キンキン叫ばないで下さいよ、頭痛い」

カチャと鍵を閉める音がする
「こらっ!開けなさい!」
この攻防見ると、リンクもずいぶんアレンたちと仲良くなったと思う
「これは立派な職務妨害だぞ!」

「それよりアレン君こそ、大丈夫?」
リナリーがそう聞く
「…ん、何が?」
不思議そうにするアレンに”なんでもない”と返すリナリー

「わかりました。君がそのつもりなら、リナリー・リーと密室で
 二人っきりだとコムイ室長に言ってきます」
それはやばい(笑)

そのリンクの言葉に慌てて鍵を開けて、リンクを止めに行くアレン
「ごめん、リンク!待って!僕が悪かったです」
止めないと、アレンが殺される(笑)

一方、リナリーはさっき見た異様なアレンの姿に一抹の不安を覚えていた
「(見間違い…?アレン君じゃない人に見えた……)」
アレンの中の14番目が目を覚ました…か

場面が変わり、ロードとティキ
割られたガラスが散らばる部屋

「どうしたの?ティキ」
ロードは言う

「傷がうずくんだよ……。教えてくれよ、ロード。この感情は何なんだ?
 ……教えてくれよ少年、アレン・ウォーカー」
ティキは言う
ネアの生き写しだという、ティキの姿。やっぱ、この関連もあるんだろうね
傷はアレンが神の道化(クラウン・クラウン)で刺したものが疼くか

場面が変わり、コムイ室長と神田
「これにて、怪盗G事件は見事解決、だねぇ」
コムイは神田にいう
「あのガキは?」

「ティモシー君はクラウド元帥の弟子に決まってね」

「立派なエクソシストになるべく猛勉強中」
あぁ、エミリアさんが家庭教師についたんだっけ(笑)

「神田君もお疲れ様だったね」
コムイがいうと、ふんっといった様子で神田は部屋から出ていった

部屋から出て、神田はアレンの異変を思い出していた。
「(あれは……)」
そのアレンの異変を神田はコムイに報告しなかったからなぁ…気にはしてたっぽいけど

神田に続いて、コムイの部屋に現れたのは緋装束を連れた人物
「失礼しますわ、室長。
 あら、あなたもここにいたのね?バク・チャン」
バクもいたんだった。えっと、レニーさんだっけ

「北米室長……」
「レニー・エプスタイン…」

場面が変わり、鍛錬中のアレンとマリコンビ
「AKUMAを破壊する方法?」
アレンと組み手をしながら、マリは言う
「うん。イノセンス以外でね」

「自爆と共喰いだな」
マリは答える
「共喰い?」

「AKUMAがAKUMAを吸収するんだ!」
マリの蹴りをアレンはよける
「共喰いか……。でも赤い装束の人、人間だったみたいだし…。
 大丈夫か」
つぶやくアレン

「教団のエクソシストじゃなかったそうだな。
 気になるのか?」
「うん……AKUMAがね」

そのアレンの言葉に驚くマリ
「AKUMAが?」
「あの時、AKUMAは確かに破壊されて、消えたんですよ。AKUMAの材料にされた人間の魂はイノセンスじゃなければ、浄化できない。
大丈夫だったのかな…あのAKUMAの魂は…」

「おまえ、AKUMAの心配をしているのか?」
その問いにはっとマリのけがを見るアレン

「ご、ごめん!マリ。僕は…」
AKUMAを心配している姿にマリは怒る
「いや、アレン。お前、少しは自分を心配しろ!」

へ…?ときょとんとするアレン
「な、なんで?」

「あのな! ここにいる人間は大半がAKUMAを憎んでいる。教団や中央庁にとって、AKUMAの材料になった魂のことなどどうでもいいんだ。
 AKUMAの魂といえ、慈悲と救済を与えようとするお前の戦い方は残念ながら共感はされない」
だろうな…、それに加えてノアだって言われてて、余計立場が悪い

「いつか辛くなるぞ」
アレンのこと、心配して言ってくれてるのがよくわかる
「マリ……」

(でも、それをやめてしまったら……僕はマナを、
 大切なものを忘れなくちゃならないんだ…)
アレン…

「ありがとう、マリ。でも……」
そう言いかけると、マリはあきれたように言う
「それはできない、か?」

「お前が神田とぶつかる理由が分かった。
 似た者同士だからだ」

そう言われて、慌てて否定するアレン
「なっ!? 冗談でしょ!?あの、馬鹿まっしぐらと一緒に」

言いかけるアレンの顔を手のひらでふさぐマリ
「お前も馬鹿まっしぐらだ。
 そのくせ、囚われている闇が深すぎて……どうやって救い出していいのか分からん。もどかしいよ…」

「あいつは……私を救ってくれたのにな…」
マリ……起きた出来事知ってると、切ないな

「え?今、なんて……」
聞き取れなかったのか、アレンは不思議そうにする
すると、マリは不意打ちでアレンの体を突く

緋装束の人たちにぶつかるアレン
「不意打ちなんて、汚いですよマリ!」
そう怒る

「おっと、すいませんでした」
アレンが謝って、緋装束の人に触れた瞬間、両方の能力が発動する
アレンは柱に吹き飛ばされ、イノセンスが発動していた

「アレン!大丈夫か?」
マリが駆け寄ってくる。アレンは頭を打ち、血が出ていた
「何なんだよ、突然…」
すると、アレンの左目が発動する

「何をしているゴウシ」
緋装束の少年は言う
「副作用だ。イノセンスに反応して、発動した」

「(まさかこの男……AKUMAか?)」

そう思って、アレンは左目で見るが、魂が見えない
「(でもおかしい。内蔵された魂が見えない…こいつは…)」
得体のしれない人物たちの登場

すると、アレンたちの前にリンクが現れる
「何の真似だ、ゴウシ!アレン・ウォーカーは私の任務対象だ。
 何の理由があって、鴉のお前たちが彼に手を出す」

「ハワード・リンク監査官か。ゴウシ」
隣にいた小さい少年がゴウシに言うと、しゅうっと左手が元に戻る
すると、アレンの左目も元に戻った

「なんさ、こいつら?」
ラビが言う
すると、後ろから同じ被装束の男が前に出た
「失礼しました。アレン・ウォーカー」

「我々は人体生成により、半AKUMA化した者ゆえ、イノセンスを受け付けぬのです。どうかご容赦を」
そう、男は言ったのだった

半AKUMA化(細胞を移植されたもの)のエクソシストを第3エクソシストと呼ぶ
教団も手段を選ばない

一方、同じことをレニー・エプスタインからコムイたちは聞いていた。
「人体生成!?」
「まさかAKUMAの卵を使ったのか!?」
コムイ、バクば驚く

「欠片ですけれどね」
レニーの声、イメージぴったりって感じだ
「(AKUMAの卵……)」

「(千年伯爵がつくった、AKUMAを生み出す生成プラント。
 だが……ノアによって旧本部が襲撃された際、アレン君たちによって破壊されたはず)」

この第3エクソシストの話で結構、リンクの動揺も見えるんだけど、アニメだとカットされちゃってるね。幼い頃から一緒にいるマダラオたちが半AKUMA化して、第3エクソシストになっているなんて、リンクが動揺しないわけないのにね

「ルベリエ長官の仕業、ですか…?」
コムイ室長が言うと、ふんっと言った態度のレニー
「何を考えているんだ!ルベリエは!」
隣にいたバク・チャンが怒り出した

「教団の負の遺産をタブーとして封印したのは我々だったろう!…9年前の惨劇を忘れたのか!」
9年前…か

場面が変わり、黒の教団・アジア支部―
「ズゥ爺っさま、ズゥ爺っさま」
フォーが呼ぶが、まるで反応がない
「おいこら、ズゥ・メイ・チャン!」

神田ユウが来たぞー!!」
拡声器を使って、フォーが叫ぶ
周りの調理場は動きが止まるが、ズゥ爺は全然聞こえてない(笑)

ガクっと崩れるフォー
怒りで震えるフォーだが、
ようやく神田が来ていることにズゥ爺は気づいた様子

場面が戻り、コムイとバク、レニー
「9年前…中央庁が推した人造使徒計画で、彼らを作り出したのはセカンドエクソシストなどという幻想に囚われ、大きな過ちを犯したのは!

 僕たち、チャン一族と君たちのエプスタイン家だ!」
バクは訴える
「また同じ過ちを繰り返すつもりか!レニー!」

「本部を襲撃され、我々は多くの仲間を失った
 人間がAKUMAに勝つのは代償も必要だわ」

「”トクサ”、”キレドリ”、”ゴウシ”、そして、”テワク”と”マダラオ”。
 この5名を役務につかせて頂きます。これは教皇のご下命ですわ」
レニーの後ろにいる女の子がテワクで、もう一人がマダラオと

ほかの3人は大きい人がゴウシ、一番小さいのが”キレドリ”で、最後に”トクサ”って感じで覚えればいい、と。でもなぁ…アニメだと思いのほか…、いやなんでもない。

「私たち、北米支部が作り出した、半AKUMA種が
 あらなる戦力としてなりましょう。第3エクソシストとして」
描写が完全にセカンドが神田がそうだって主張しているみたいになってる。
実際そうだけど

神田はある思い出を思い出してた。それはズゥ爺との会話
”「まだ花が見えるかい?」
コクリとうなづくユウ
「うん、そうか。この事はお前と私だけの秘密にしておこう」

”「囚われてはいかんよ、それは幻だ」”
そう言うズゥ爺

現実ではズゥ爺が夢幻のチェックをし終わり、神田に手渡そうとしていた
神田にはそっと渡すズゥ爺の足元に蓮の花が見えていた
”「その花は幻だ」”
そう昔のズゥ爺様の声が聞こえる
神田は不快そうに唇をかみしめた

あの蓮の花は幻であれど、見たものには違いないんだろうな、
神田が

場面が変わり、夜中のロンドンー
アタマが割れると呻く少年
ホームレスが拾い食いしたんだろうよ…
とつぶやく警察官

すると、「うわぁぁぁぁ!!」と叫び声をあげた。
「ったく、ほら、大丈夫か?」

警察官が介抱してやると、その少年のおでこにはたくさんの目があった
「なんだこれは…!?」
驚く警察官

その目を見た警察官たちは死に、その少年はノアへと姿を変える
「35年か……。ずいぶん席を開けてしまったのぅ」
すると、少年の周囲からノアたちが現れた

「オハヨウ~兄弟💛」
千年伯爵が現れる
ノア全員揃いぐみ(一人除く)

「35年前、14番目に殺害されたあなたたちはノアメモリーにダメージを受け、次の転生に大きなタイムラグが生じてしまったのです」
そう千年伯爵は説明する

「第2使徒”裁(トライド)”第3使徒”快楽(ジョイド)”第4使徒”欲(デザイアス)”第6使徒”触(フィードラ)”第7使徒”恤(マーシーラ)”
 第9使徒”夢(ロード)第10・11使徒”絆(ボンドム)”第12使徒”色(ラストル)”第13使徒”能(マイトラ)”」

「そして、アダムの第1使徒”千年伯爵”」
ワイズリーは言う
「よーく戻ってきてくれました!」
うれしそうな千年伯爵

「第8使徒”怒(ラースラ)”転生したものの、死んでしまったのか」

「この魔眼の智(ワイズリー)が遅れをとるとは…悔しいのぅ」
めっちゃ声とあってるなぁ…ワイズリー

ワイズリーが千年伯爵の腹に抱き着く
「しかし、懐かしきこのタプタプ感~!」
(笑)可愛いな、なんて思ってしまった

そんな中、ティキの中では疑問がいっぱい
「(第3使徒……ジョイド。なんだ? 
 初めて耳にする響きなのに、すごく懐かしい気がする)」

すると、ワイズリーが口を開く
「それがお主が所有するノアメモリーの本当の名だからだ、ティキ・ミック。……だから懐かしく思う」
心を読む一言にティキはびっくりする

「(こいつ……人の心が読めるのか)」
ギョッとした顔に来なるティキ

イノセンスを滅ぼし、暗黒の三日間をもたらす。それが千年伯爵の使命。私たち12人の使徒が千年伯爵を守り、ともに戦う為に存在する。一つの時代に12人の人間がノアとして、覚醒するのは12使徒の記憶、ノアメモリーが転生するため。
 
 7000年間、私たちノアは転生を繰り返し、千年伯爵とともに憎きイノセンス共と戦ってきたのだ」
ワイズリーは説明する

「ノアメモリー……」
考えた様子のティキ

「それがお前を苦しめるものの正体。ノアの使命が受諾しても、おのれの自我が7000年分のメモリーに呑まれることを拒絶しておるのだ」
あの苦しんでいたティキの様子の原因がノアメモリー自身…。
「まぁ、人間らしい反応だがな」

ワイズリーはロードにこそっと耳打ちをする
「まるで生き写しじゃのう…あの男に」
すると、ロードはシーのポーズ
秘密にしてってか。ティキの姿は14番目の姿にそっくりだからね

「さぁ!残る使徒は怒(ラースラ)のみ!イノセンスを滅ぼし、ハートを破壊する!このクソ長き聖戦のピリオドを打つは我らの代とならんことを!!」
そう宣言する千年伯爵

場面が変わり、世界各地
「本部より伝達!世界各地に大量のAKUMAが発生。
 その数、不明。以前、増殖している!」
マリがそう報告する

エクソシスト+第3エクソシストたちは世界各地に散らばって、AKUMAと戦っていた。アレンたちはリンクと共にヨルダンにいた
イノセンス能力を発動させ、大量のAKUMAを倒すアレン

だが、それ以上にAKUMAは増え続け、アレンは疲弊する
「(今の技は……そう何発も打てない。どうすれば…!)」
すると、マダラオとトクサの第3エクソシストがアレンの前に現れる

「サード!」

「喰機開闢孔(ガキカイビャクコウ)!!」
地面にいたAKUMAたちを大量に吸収するマダラオとトクサ
「なんだ、これは?」

「地獄への穴ですよ。喰われよ、鉄くずども!」
AKUMAを吸収をするトクサ
「(すごい…あの数を一瞬で)」
素直に称賛するアレンだが、左目が発動し…

「(サードに呑まれたAKUMAたちの魂……)」
魂を見る

「タ……ス…ケ…テ」
声を聞く

「(消えていく……AKUMAと一緒に)」
血の涙を左目から流すアレン
サードに飲み込まれるAKUMAは救われないのか…

「おや、AKUMA共の魂は苦しんでいましたか?」
トクサの声が聞こえる
「魂が見えるあなたがうらやましいなぁ」

「何?」
気に障った声を出すと、トクサは
「失礼しました。どうも私、使徒様を見ると、いらつ…いえ、
 AKUMAを滅すると、どうにも気分が浮かれてしまって…」
いらつくって言いかけたぞ、この人

「我々の力が人類救済の役に立っている。己の身が神への糧となる。
 その喜びに心が震えるのです」

そんな言葉の後、新たなる声が聞こえた
「そりゃよかった」

トクサの両腕が一瞬で切断される
「久しぶりだね、少年?」
そこにいたのは”ティキ”と二人のノア

それぞれにノアが現れる、世界各地にいるエクソシストたちのもとへ
「大した用じゃねぇんだ。
 ただのエクソシスト狩り」

そう、ティキは言う

「ティキ……」
マダラオは爆の札を使い、トクサの後ろにいるノアたちへと放つ

一方、リンクは全員と連絡が取れないことに不安を感じていた
「ウォーカー!どこにいるウォーカー!
 応答したまえ!アレン・ウォーカー!」
(マダラオとトクサも応答がない…。いったい何が…)

場面が変わり、洞窟の中にいるアレンたち
「触るな!」
アレンがトクサに触ろうとすると、拒絶するトクサ
「おのれ……ノアを前にして、逃げるなんて…」

「(エクソシスト狩りか……。じゃあ、このAKUMA大量発生も…)
 早く陣営に戻って、手当てをしたほうが!」
そうアレンがマダラオに向かって言うが、
「放っといていい。傷口はもうふさがっている」
答えるマダラオ

確かにトクサの両腕の傷は塞がっていた
「驚いた…。神田と同じ能力を持っているんですね」
アレンが言うと、トクサは笑う

「能力…? ふっ、そうでしたね。
 あの男は……アルマ=カルマの……」

「所詮、傷がふさがる程度。
 セカンドほどの性能があればよかったのに…」
「(アルマ…?セカンド…?)」
謎の言葉に疑問を隠せないアレン

「マダラオ、頼みます…」
トクサがそういった
すると、マダラオが能力を発動させる

「何をしている!?」
驚くアレンにマダラオは簡潔に言う
「吸収するんだ」
「吸収? まさか仲間を…」

「AKUMAの力を発動できないトクサは生き続ける意味はない。
 だから、吸収して体内のアルマ細胞を私が引き継ぐ」

そんな行動にアレンは立ち上がって、マダラオを止めにかかる
「っ、何なんだよ!アルマなんとかって」

すると、トクサが説明しだす
「アルマ=カルマ。AKUMAの卵核と融合し、私たちにその細胞を分け与えた最初の母体です」

続いて、マダラオは
「アルマ細胞を取り込んだ私たちには
 母胎化という一級使命が課せられている」
「母胎化…?」

「アルマ細胞はAKUMAを吸収することで増幅する。母胎化した私たちは神にささげられ、その細胞で新たなるサードを生む」

「そうして、対AKUMA戦力を拡大し、世界救済の礎となる。
 それが第3(サード)エクソシスト計画だ」
恐ろしい計画だな、それ…

「人間を半AKUMAにするなんて…」
アレンは言うが、マダラオたちは…
イノセンスの適合者はいつ、現れるかわからない。
 だからこそ、我々の存在が必要となる」

「でも…!」
アレンが返そうとすると、トクサは言う
「あなたにはわからないでしょうね。イノセンスに選ばれ、軽々とエクソシストになったあなたたちに……私たちがこんなにも、世界と救いたい気持ちなど…」

「だから邪魔をしないでください!
 私の最後の願いは吸収されて、マダラオの一部となることを。
ノアに殺されて終わりなんて、まっぴらごめんなんですよ!」
この人にはこの人なりの信念があるんだろうなぁ…

そのトクサの言葉に静かに聞くアレン
だが…

「安心おし、お前たちを終わらせるのは僕たちじゃない」
後ろから現れたのはノア

トクサを助けようとするアレンとマダラオだが、残りのノア二人に蹴り飛ばされる
「教えてあげよう。お前たちを終わらせるのは……」
名前をささやく
アルマ=カルマ、だな…おそらく
その瞬間、トクサから関節のあちこちに血が噴出した

場面が変わり、ヨルダン教団陣営ー
「カンダユウじゃな?」
ワイズリーは神田に声をかける
「なんだ、てめぇは」

「”アルマ”という名を知っておるか?」
その言葉に反応を示す神田
「知っておるな。おぬしとわれらのパーティーに使わせてもらうぞ」
ワイズリーのおでこの瞳がきらめく

”「僕は信じてる。
 この苦しみを乗り越えた先には信じた世界がきっとあるよね」”

血の涙が神田から流れ、そんな声が聞こえて神田は意識を失う

神田の頭を潰したんだっけ、ワイズリー
まぁ、神田だから大丈夫だと判断したんだろうが、大雑把だなほんと

予想したとおりにアルマの声の人か。さっきの言葉は
イメージ通りの声…明るくて無邪気で…
次回は”アルマ=カルマ”だし…過去編投入するかどうかが要か

小さいころのYUが見れるぞ!
まぁ、そんな昔と性格変わってないけど

ここまで読んでくれてありがとうございました!
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