此花のアニメ&漫画タイム

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母(シハナ)の願いとバルサの想い、アスラはどちらを選択するのか? 第7回「神の守り人」 感想 精霊の守り人Ⅱ悲しき破壊神

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此花(このはな)です

今回は精霊の守り人Ⅱ悲しき破壊神の第7回「神の守り人」の感想を書いていきたいと思います

第7回「神の守り人」
あらすじ
アスラ(鈴木梨央)に味方と信じ込ませたシハナ(真木よう子)は、その力を利用してイーハン(ディーン・フジオカ)にロタ王国を統一させようと企んでいた。建国の儀が無事に終われば正統な王と認められるのだ。

が、南部領主が異を唱え、更にタルの民がなだれ込み、儀式は大混乱になる。シハナの幻術に惑わされたアスラが破壊神を降臨させようとした時、バルサ綾瀬はるか)が「アスラに人殺しはさせない!」と飛び込んで来る…!

公式より
第7回「神の守り人」|精霊の守り人 悲しき破壊神|NHK大河ファンタジー

神の守り人のクライマックス回だった今回。
アスラの選択を母・トリーシアで表現するとはへぇ…となった。
タルハマヤになることは母の願いだったから…タルハマヤと母・トリーシアが同一視の表現だったんだろうな…

バルサとアスラが目が合った時、バルサのセリフが心に響いたんだろう
本当に私はサーダ・タルハマヤになりたいのか
そのシーンでうるっときちゃって、色々とこみ上げてきちゃった。

さて、本編の感想へ行きましょうか!
「”この世界は目に映るものだけが生きているわけではない。
 常に神秘とともにあるこの世で、人は王として生まれる者もあれば、不遇な民として生きる者もある”」
ナレーションが初めて文字化してた。

建国ノ儀、前日にバルサとタンダはロタ祭儀場にたどり着いていた
「建国ノ儀の朝、この鐘が鳴り始めたらこの門をくぐれ、
 とシハナの手紙には書いてあった」
バルサはタンダに言う

「明日、建国ノ儀にシハナは必ずアスラをここに連れてくる」

タンダがそういう
上空には一匹の鷹が舞っていた
スファルさんに気づかれたかな

一方、シハナはアスラを連れて、禁忌の森へきていた。
「水に入る」
その途中、アスラはそうつぶやく
「え?」

「泉があるわ」
アスラの目に見えている世界(ノユーク)では禁忌の森=泉の中だった
「聖なる泉。かつて、サーダ・タルハマヤが生まれた所」

「巨大な樹が見える?」
その泉の奥には大きな樹がたっていたのが見えるアスラ
コクリとうなづく

「この先の一帯はサーダ・タルハマヤの都として栄えた地。アスラの聖地だ。
 ここでアスラは幸せに生まれかわれるんだ」
シハナは言う
幸せに…ねぇ

シハナが案内したのは天幕
「さぁ、中へ…」
入口を開け、どうぞ、と

そこにいたのは”兄・チキサ”だった
「アスラ! 」
兄と再会ができ、抱きつくアスラ
「また会えて本当によかった…」

「お兄ちゃん……今までどこにいたの? 
 タンダさんは?」

アスラは聞く
「一緒だったよ。あのスファルという人がきて、タンダさんを連れて行ったんだ。
 アスラとバルサを探すと言って」

その”バルサ”の名に崩れ落ちるアスラ
途端に泣きそうな顔になる
バルサ……バルサが、死んじゃった…」

バルサはあたしを助ける為に…
 私がバルサを助けられたら良かったのに……。私なら助けられたのに…」
そう、チキサに言うアスラ
アスラ……死んじゃったと思ってるのか

「アスラは疲れてるんだ。少し休ませてやってくれ」
シハナがそうアスラに近寄ろうとすると、チキサがアスラを守るように前に出る
「お前は……」

お兄ちゃん…とアスラがチキサのシハナへの敵意を止める
「シハナは、私たちの味方よ」
「本当だよ…」

この様子だと、アスラだけが信じてるみたいだな。
チキサはなんだかシハナを信じ切れていない。

場面が変わり、ロタ祭儀場近くの街
明日は建国ノ儀ということで、町はお祭り騒ぎになっていた。
タンダはアスラを探しているようだが、全く行く先を分かっていない。

「タンダ! 闇雲に歩いてもアスラは見つからないだろう」
バルサがとがめるが、タンダは”疲れたのか?”いう
「そうじゃない。どうやってアスラを探す気なんだ?」

「さぁ?」
と返すタンダ
「さぁって…」

「俺に何を期待してるんだ」
タンダ、いやそうだけど…(笑)

「例えば、アスラはチャグムと同じように不思議なものを見る力があるんだろう?
 呪術師として、何かそういうものが見えないのか」
バルサは例えば、と前置きを置いて言う

「アスラはロタ祭儀場にくる」
タンダは言う
「それは私にだって分かる」
確かに(笑)

「ったく、トロガイはどうして
 一緒に来てくれなかったのかね」

バルサはつぶやく

「師匠はもともと異国が嫌いだしね。ああいう人混みが何より嫌いなんだ。
 ほら、皆師匠を見ると、奇人を見たような顔になるだろう」
タンダはいう
「奇人を見たような顔ではない。奇人を見た顔だ」

「まぁ、そうだけど。
 とりあえず、宿でも探すか」
タンダが言い出す
あたりを見回すと、ロタの兵士たちが多い

「ロタの兵士が多いな…」
バルサがつぶやく
「南部からも北部からも
 領主や氏族たちが兵を引き連れてやって来るからね」

「宿なんてどこも開いてないんじゃないか?」
バルサがそういう

「いや、兵士らは城の中に天幕を張るから大丈夫だ」
バルサとタンダの後ろにあらわれるスファルさん

「……本当に気配もさせずに近づくんだな」
バルサはいう
本当だよね(笑)

「スファルさん、アスラの居場所は分かりましたか」
タンダの問いに大きくうなづくスファルさん
おそらくアスラは禁忌の森の中にいる

夜も更け、アスラたちが入る天幕にシハナとイーハン王弟がやってきた。
アスラたちが眠っているのをイーハンは見つめる

そっと、イーハンがアスラに触れようとした時、アスラの目が開く
慌てて起き上がるアスラとその拍子に起きたチキサも目を覚ます
「アスラ…」

「そのお方がイーハン様、ロタ王だよ」
側で控えていたシハナが紹介した。

「二人とも、驚かせてすまない」
イーハンはそう言うと、そっとアスラたちに近づいた
「これまで、どれほどつらい目に合ってきたことか。
 どれほど心細い想いをしてきたことか。トリーシアの分まで、私が心を痛めよう」

「……アスラを、どうするつもりですか?」
チキサがそう尋ねる

「……心配するな。
 アスラが嫌だと思うことは何もしない。
 嫌なことは、嫌だと言っていいんだよ」

「分かったな?」
アスラにそう言ったイーハン
コクリとうなづくアスラ

その行動にフッと笑うイーハン
「……起こしてすまなかった。
 もう少し、休むといい」

イーハン自身はアスラをサーダ・タルハマヤにしたくないんだろうな。
そんな役目、なんて背負わせたくない

天幕を出たイーハンとシハナ
「……あの子があんな恐ろしい事を…。
 とても信じられん」
イーハン王弟はいった

「その力をぜひとも、イーハン殿下の手に」
シハナは言う
「そのタルの恐ろしい力をわが身の保身のために使えというのか?」

「この国の為です。この国を守る為に、その為にはロタもタルもありません。力を得たものが新しいこの国をつくれるのです。
 それが出来るのはイーハン殿下しかいないと思っております」
シハナは言う

「……トリーシア様の望みを、虐げられてきた民の望みを、
 どうか……叶えてください」
そんなシハナの想いをイーハンは

「シハナ、おまえの考えは間違っている。
 例え、正義だと信じていても、
 絶大なる力で他を押さえるようなやり方はまた同じ過ちを繰り返すだけのこと」

「それを防ぐために、
 お前たちカシャルはその力の復活を封じる事を使命としてきたのではないのか」

「ヨーサム王の死を南部の者が知れば、イーハン殿下に反旗を翻します。
 その反乱の先に待ち構えているのはタルシュ帝国です」
シハナの言う通りなんだよな…本当に

「それに備えることは愚かな事でしょうか」
シハナの問いかけにイーハンは答えることが出来なかった
…辛い選択すぎる

そして、建国ノ儀の日―
南部の領主たちはイーハンが建国ノ儀を執り行うことから、ヨーサム王の死期に近い事を読み取っていた。

イーハン殿下が建国ノ儀を執り行えば、国中にイーハンが王位継承者である事を知らしめてしまうことから、反旗を翻したいのだが、ヨーサム王が生きていることがネックになっていた。

今、反旗を翻せば、南部の領主たちは”逆賊”なってしまうからだ。
このまま、指をくわえて見ているしかできないのか……と思っていると。

その場所に”一匹の猿”が現れる
カシャルだ!となる一同だが、その猿から一枚の文が落とされた
”ヨーサム王はすでに死せり”

その一文を見た南部領主たちは”好機”ととらえた
うわぁ…シハナの奴、イーハンが動かないのを確認するや否や、
南部の領主たちに情報を与えやがった。

一方、バルサとタンダはスファルと一緒にロタ祭儀場に来ていた。
「…ここがどこだかわかるか、タンダ」
スファルが問いかける
「ロタ祭儀場だろ?」
バルサが言う

「……ここは泉の中だ」
タンダはそう、言う
「…泉?」
「ナユグから流れ出る水の源。その泉の中だ」

「ナユグの泉の中か」
バルサはつぶやく
「あそこに巨大な樹がたっている」

「……やはり、
 トロガイが見込んだだけの事はあるなぁ、タンダ」
スファルはいう
スファルよりタンダの方がナユグの見る力が強いんだよね、確か

「随分大きな樹ですね」
「あれが樹か」
タンダとバルサがつぶやく

「その樹がある同じ場所にそれが見えるロタ人が、あの像を建てたのだ」
初代ロタ王・キーランの像がある場所に、巨大な樹がたっている
「初代ロタ王・キーラン王を祭る祭壇として」

「その前にある大きな石が解放の場だ。
 あそこでキーラン王はサーダ・タルハマヤの首を切り落としたとされている」

「同じ場で今のロタ王は生贄の首を取る。
 それが建国ノ儀だ」
スファルが説明をする

「もしかして、昔はその生贄にタル人を差し出したのではありませんか」
タンダは言うと、スファルはうなづいた
「代々、我々カシャルがそれを決めていた。
 今は羊を使う」

「ただし、此処に忍びこんだタル人はあそこで処刑される。
 アスラの母・トリーシアのように」
ここがアスラにとっては”嫌な場所”なのは変わらないよな…

アスラたちはシハナに連れられて、秘密の場所へきていた。
そこはタルハマヤの墓の奥にある、ロタ祭儀場が見える場所だった

タルハマヤの墓からたくさんの血があふれ出るのはめっちゃ怖い…。
復活の時は近づいている、という意味で

「あの石の上でタル人に見立てた生贄を殺すんだよ。昔は本当の若いタルの女の人がその生贄に選ばれた。
 アスラのお母さん、トリーシアもあそこで処刑されたんだ」
シハナは語る
「……ひどい」

すると、建国ノ儀の鐘が鳴る
その合図でイーハン王弟が祭儀場に入り、領主たちを見下ろせる場所へつくと、イーハン王弟は右手を差し出す

それを合図に領主たちは声をあげながら、
手をあげだし、集まり始めた
その中心から陰の司祭たちが現れ、儀式が始まる

「…この儀式が無事終われば、何事も起こらぬ」
スファルは言った
無事に終わればいいんだけどね…

黄色のふさふさを被っている人はタルハマヤなのか?
音が出るものを振り回しているみたいだけど…

「生贄が運ばれてきた」
秘密の場所にいるシハナが言うと、
祭儀場の奥の方から羊が連れてこられた

その羊に赤いタルの染料を塗りたくると、
イーハン王弟が下りて来て、剣を抜く

その羊の首に剣を出すイーハン
「我はロタ王・ヨーサム王あらず。王弟・イーハンである。
 兄上に代わって、この件を授かった。我が祖、ロタの偉大なる父・キーラン王と母なる神・この獣を奉る」

「我らは二度と、
 この世に残酷な魔物を招かぬとその誓いを込めて」
イハーンは剣を振り上げた
「ここに!」

「待たれよ!」
スーアン大領主の声が響いた
「この件に異議を唱える」

「ヨーサム王は死んだ。
 イーハン殿下はそれを隠していた。これは明らかに我らを欺き、王位を不法に継承するハカリゴトととれる。御真意はいかに」

「偉大なる父・キーラン王の前にいかに申し開きをなされるか」
ここで言うことで、イーハンの方に非があると印象付けたいのか。

「謀(はかりごと)ではない! 
 これは兄上のご意志である」
イーハンは言い返す

「それを証明する物はいかに! いかに!」
スーアンの息子であるアマンはそう問い詰める

「私が、兄上からその言葉を賜った! 次代のロタ王として、この儀を行えと。
 その願いを賜った。それは、天と大地にかけて誓う!」
イーハンは叫ぶ

「それが嘘ならば、貴方は反逆者だ!」
スーアンは言い、イーハンに剣を向ける
それに反応し、北部の領主たちもイーハンを守るように剣を向けた

「嘘ではない!」

「では、真実だと証明されよ」
スーアンは言う
そんなの……無理だ。だって、口頭だもの。証拠なんてないんだ

イーハンに向けられた一矢
その矢を切り捨てるが、北部の領主たちがざわつく
「イーハン殿下をお守りしろ!」

そんなピリピリした空気にチキサは
「もういい、アスラ。ここから出よう!」
必死に離れようとする

だが、アスラが見ているロタ祭儀場で赤い衣をまとった”イアヌ”がそこに現れた。
イアヌ…

「イアヌ…?」
バルサがつぶやく
「え?」
「シハナの仲間のタル人だ」

「お前は何者だ!!」
領主たちが問う
「私は…タル人です」

イアヌはイーハン王弟の姿を認めると、口に開く
「ロタ王に申し上げます。タルハマヤは魔物ではありません! 
 偉大なる神です!」

それを見ていたアスラはつぶやく
「ダメよ……イアヌ」

「ロタ人よ、知るがいい!! 
 そなたらの盾となる森も、大地も、川も海も、これよりタルハマヤによって、豊かに潤されるであろう!」

「一人のタルの乙女が現れた。
 乙女はサーダ・タルハマヤとなりて、我らは正しく導くであろう!!」

イアヌは叫ぶ

「タルハヤマよ、神の愛されし乙女よ! 
 苦しみに生きる我ら民の民をお救いください!」
両手をあげて、イアヌは言う
それは、アスラに向けて

”「さぁ、アスラ。神を招きなさい。 
 聖なる宿り木の輪を手に取りなさい!」”

アスラの目の前に現れたのは母・トリーシアだった

「この偽りの祭儀場で悪しき人々を罰したように。
 我らを踏みつけるロタ人に今一度、正義の光を!」
イアヌが叫ぶ

「殺せー!その者を殺せー!」
スーアンの掛け声に一斉に矢を向けるロタ人たち

「待て!待て!待つのだ!」
その状況に待ったをかけるイーハン
「その者を庇うのか、イーハン殿下?」

「庇えはしない」
イーハンは言う
殺される覚悟でイアヌはきたんだからね…そりゃ

「タルの女を贄として、処刑すべきだ!」
南部の領主の一言に賛同の声が上がる人々
「処刑だー!」

「静まれ、静まれ…」
そう言って、静まるように言うしかないイーハン

「皆、乗せられるな! これは南部の奴らの罠だ!」
「違う!タル人にうつつを抜かした殿下の罠だ! 
 我らは再び、タル人に殺されるぞー!」
両方が両方を攻め合う

「タル人を殺せー!」
そして、北部の者からも

「殿下、あのタルの女を殺してください。
 あなたが私情で我らを裏切ることはないと証明してください」

「殿下!」
その言葉に言葉を失うイーハン

「シハナとアスラはあの像の中だ」
スファルはバルサとタンダにそう教える

”イアヌが殺されてしまう”
そう思った時、アスラが上へ上へと昇りだした
「アスラ?」

像の中から出てきたのは”アスラ”
アスラに頭を下げる多くのタルの民たち

像の上へと昇るアスラだが、アスラに見えているのは大きな樹の幹
それを止めようとバルサが陰から飛び出した!
「何者だ!? 殺せー!」
バルサに攻撃が加えられるが、意に返さない


すると、キーラン王の像が崩れる。大きな樹が成長して、像を崩したのだ。
その姿にイアヌは笑いが止まらない。
ようやくサーダ・タルハマヤが現れたのだから

アスラはキーラン王の像の大きな穴にすっぽりとおさまる
「お母さん……これでいいの?」
アスラはそう問いかける

「矢を放てー!」
アマンの声に反応し、アスラに矢が放たれた
しかし……

「やめてー!!」
アスラの声に呼応するようにタルハマヤが矢をはじいた
まだ、彼女の心は憎しみ染まっていない。人を殺していなかった

「はははっ!はははっ!」
不気味に笑うアスラ
その時、サーダ・タルハマヤの女が目を覚ます

「アスラ! いけない!殺してはいけない!」
バルサは石の上に立ち、そう叫ぶ
その声に大きく反応するアスラ。一時的だが、攻撃の手が止まった

「私だ! バルサだ!アスラを守りに来た!」
そう、叫ぶバルサ
その声を止めようと、シハナが襲い掛かる

バルサを制止すると、今後はシハナが大きな石の上に立つ
「アスラ! 人の死を望んでいるのはロタ人です」
アスラにはシハナではなく、母・トリーシアに見えていた
「貴方だけが、それを止められるのです」

「やめろ!」
バルサがシハナを止めにかかった
だが、シハナに押さえつけされ、動きを封じされるバルサ

「早くロタ人を殺しなさい」
シハナ(トリーシア)の言葉に戸惑うアスラ
「お母さん、殺さないといけないの?」

「大事なものを守る為です」
シハナ(トリーシア)は言う
「アスラ! 殺してはダメだ!」
バルサが叫ぶ

「気高くありなさい、アスラ、誰よりも気高く。
 大いなる神になって、人々を導きなさい!!」
シハナ(トリーシア)の声が聞こえる

シハナに押し付けられていたバルサが、逆にシハナを押さえにかかった
「カミサマのせいにしちゃいけない!」
バルサは叫んだ

その言葉にアスラはバルサが言った言葉を思い出す
”「アスラが自分が、サーダ・タルハマヤになりたいのか。
 ……お願いだから、自分で、その事を考えてくれ」

そっとバルサはアスラの衣に触れる
「花の香りがする衣をまとった時のあんたの顔は、本当に美しかった。
 本当に幸せそうだったよ……」

「アスラには
 その時の気持ちを一生忘れないでいてほしいんだ」

そう言っていたバルサ

「アスラ、アスラ! もうやめろ!やめてくれ!」
チキサがそう叫びながら、必死にアスラに手を伸ばす
「見ろ、バルサだ! アスラを助けに来てくれたんだよ!」

バルサとシハナの戦いはイーハン殿下によって、一時的に止められる
「シハナ、やめろ」
イーハンがシハナを押さえようとしても、シハナは止まらない

「シハナ……
 これは全てお前が仕組んだことなのか!」

イーハン殿下は問う

「すべては殿下が望んだこと! 殿下の魂にはトリーシアがいるはず!
 魂の声を聞かぬものは愚かだ。この世を変えられぬ愚か者だ! 
 殿下の代わりに私が、神を招いた!」

…シハナ。アスラのタルハマヤの力をあげると言われても動かなかったイーハン。
だからこそ、この場を仕組んだ。無理やりでもあげる為に

「その為にアスラの魂を生贄にはさせない!」
バルサは言う
短剣2本VS短槍、最後の戦い

「争ってならぬ! 王の命である!」
そう叫びながら、イーハンはこの場を止めようとする

突然、シハナの前に一匹の鷹が襲い掛かる
スファルの鷹!
シハナは容赦なく、鷹を殺すが、その隙にバルサが攻撃する

「殺させない!
 アスラが見ている前で、誰にも殺させない!」
そう叫ぶバルサ

一方、アスラは母の幻影を見ていた
”「アスラ、お前は誇り叩き神の子です。
 この世を変えることが出来るのは神に選ばられし子だけです」”

「お母さん……」
アスラはつぶやく

その瞬間、アスラは意識を失った
「アスラ!!」
チキサが叫ぶ

大きな樹で、アスラとトリーシアはいた
”「私はいつもあなたの側に居ます、
 この宿り木の輪の中に」”
トリーシアは言う

「嫌だ……
 私はカミサマになりたくない」

アスラは言う

「アスラ…」
そう語りかけるトリーシア
「ごめんなさい…。ごめんなさい、お母さん。
 私は人を殺したくない、殺せない」

「ごめんなさい…
 私はバルサの側に居たいの」
アスラははっきりとそう言った

その言葉に母・トリーシアの顔がゆがむ
「ごめんなさい…ごめんなさい…」
そう謝りながら、現実の世界へ帰っていくアスラ

大きな樹から落ちてくるアスラをジャンプして、
バルサはなんとか捕まえる

そのまま、落ちていき、”泉の中”に落ちた
アスラを抱きしめた事でバルサもナユグを見たのだ

現実の世界でアスラを守りながら、落ちたバルサ
伝わって来るアスラの鼓動に
「……よかった。生きてる…よかった…」
そうつぶやいて、バルサは気を失った

その後、森の中で起きるバルサ
「……アスラは?」
タンダに問いかける
「大丈夫だ」

バルサは何とか起き上がろうとする
「…無理するな。
 骨が何本折れるか分からない」
慌てて止めるタンダ

「アスラは…どこに?」
「天幕の中に、チキサも傍についてる」
タンダは答える

「タンダ、アスラに会いたい」
バルサの言葉に手を貸すタンダ
ゆっくりと傷に触らないように天幕へと向かう

バルサたちが天幕に入ると、チキサがそれに気づく
バルサさん! 大丈夫なんですか」
チキサは聞く

真っすぐにバルサはアスラの側につく
バルサさんのおかげで、
 アスラは死なずに、誰も殺さずに済みました」

チキサは言う

「……いつかは目覚めるんだろう? 
 アレを招いた後は、いつもよく眠った」
バルサはつぶやく

すると、背後に気配があった。そこにいたのはスファルとシハナ。
「……息はしている。
 だが、身体の中に魂が感じられない」

スファルは言った

「アスラは死んだ。あんたが殺した!
 ……神に選ばれし子は神と一つになるか、自らの魂を消すしかなくなる」
シハナはいう

「アスラは死んではいない」
タンダが言い返す
「ならば、終わったというべきか」

「シハナ、誰のせいでもない。
 アスラが、最後に誰も殺さないことを選んだのだ」
スファルは言う
あんなにロタ人を憎んでた子が…

そんな言葉にそっとアスラを見るバルサ
「……それがどんなに難しい事か。
 人を憎む気持ちを押さえて、それを封じ込めることが、どんなに苦しくて、難しいか」

「アスラは凄い……
 私には、とても真似できない」

そう、涙をこぼして言うバルサ

「私はまだ終わるわけにはいかない」
シハナは言い放つ
「カシャルとして、終わるわけにはいかない」
天幕から出て行った

バルサたちは眠るアスラを連れて、旅に出る
「アスラから、あの力は消えたと思う?」
チキサの問いにバルサ
「さぁ? 」

「このまま、目を覚まさない方がアスラは幸せなのかもしれない」
チキサはつぶやく
「私はそれでも、目覚めてほしいけどね」
 
「……生きる方がどんなにつらくても、
 アスラに…生きたいと、生きていてもいいんだと、そう思ってほしいんだよ、心から」

バルサは言う

バルサたちが向かったのはマーサの衣装店だった
マーサさんたちと共にアスラにタンダの薬を飲ませる所を見るバルサ
「あぁ、本当にちゃんと飲むのね」
感想を述べるマーサさん

「目が覚めてたら、まずくて飲めたもんじゃないけどね」
バルサは言う
「それはお前だけだ」
そう言い返すタンダ

「本当にちゃんと仲がいいのね」
そんな様子にマーサさんがつぶやく
ちょっと笑ってしまった(笑)

ゴホッゴホッとせき込むアスラ
「ほら見ろ」
そう言うバルサだが、タンダは
「初めてせき込んだぞ」
驚く

「えっ?」
その言葉に驚くバルサ

アスラがゆっくりと目を覚ました
「アスラ!」
そんなマーサさんの声にアスラは起き上がる
アスラを抱きしめるマーサさん
アスラが目覚めた!

アスラが目覚めたという事実に衣装店の人たちが集まってきて、皆大喜び
アスラの生還を喜んでくれる人たちがいる。
それだけで嬉しいなぁ…

「ここでアスラとチキサは生きていけるんですか」
タンダがトウノに聞く
「あぁ、うちでいければ構わないよ! 
 ただ、この辺はだいぶ物騒になっちまったけど…」

「何かあったんですか?」
タンダの問いにトウノは
「新ヨゴ国の皇太子が死んで、戦が始まりそうなんだ」

その言葉にバルサが反応を示す
「今、なんといった?」
「え?」

「何と言ったんだ!?」
バルサが問い返す

ここでその事を知らせるのか!
アスラが起きたと思ったらこれだもんなぁ…

ヒュウゴが出てきてくれた! 
よかった!前回はどうなるかと思ったから…
天と地の守り人が始まる!

ここまで読んでくれてありがとうございました!
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