副会長との戦いを強いられた裕喜。その戦いとは…?第88話「月正、約束ノ地ココニ」 感想 桃組プラス戦記
此花(このはな)です
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今回はasukaに連載されている”桃組プラス戦記”の第88話「月正、約束ノ地ココニ」の感想を書いていきたいと思います
「”難攻不落の生徒会棟で、
副会長との戦いを強いられた裕喜は――!?”」
裕喜が表紙の今回。読んで早々吹きました(笑)
前回のあらすじ(第86話のもの)
7体中、5鬼目の桜鬼まで攻略に成功した裕喜たち。冬休みも終わり、咲羽の家から学園へ帰ってきた。しかし、新年明け早々、学園では生徒が何者かに血を吸われる事件が頻発していた。
裕喜たちはその犯人(吸血鬼)を捕まえることに成功し、その吸血鬼から衝撃の事実……愛譚学園の秘密を聞かされる。それは愛譚学園は鬼が守り、鬼が治める「現代の鬼ヶ島」だった。そして生徒会長が「鬼」の一族の頭領であった。
裕喜は生徒会長の情報を聞き出すため、鬼の新年会に潜入し、そこで生徒会長から「桃太郎」に呪いをかけた鬼ー「白」の鬼であることを知らされる。
さらに強引に生徒会棟まで連れてこられた裕喜は、「黄」の鬼だという副会長との戦いをいきなり強いられてーー。
一方、裕喜との連絡が途絶えてしまった咲羽・雪代・雅彦の獣基たちは途方に暮れていた。しかしひょこっと現れた羊原君から、ある道を通れば生徒会棟に行ける事を知る。ただしそれは妖怪が通う道だった。
獣基達は人間だとバレないようにお面をしていたが、ふとした拍子にお面が外れて、妖怪に取り囲まれてしまう。羊原君に助けを求めるがーー。
さて、本編の感想へ行きましょうか!
最初は獣基達の話から始まります。
とってもステキな獣基ご一行様、と書かれた紙を掲げながら、咲羽たちは羊原君と一緒に歩いていた。
「それでは桃園君救出隊!再出発~!」
一方、裕喜はーー
「(もうムリだ)……っ……」
「桃園さん」
「(この人……強い…何でこんな…)」
「さぁ次を――。最後…の「口」……」
そっと裕喜は副会長に渡す
「(何で、こんな事に――)」
パチンと音がした
「もうダメ無理っっ!! 」
裕喜はばぶはっと噴き出してしまう
「何でこんなリアルな福笑い作ったんですかぁはははは!!」
一瞬、戦いをしてると思いきや、福笑いしてたのか(笑)
「このホクロのパーツの形ズルイ…泣けてきた…」
確かに(笑)あれ、ホクロか、鼻じゃないんだ
「どちらもひどい出来ですね」
ひょいと副会長は裕喜の作ったものも掲げる
「見せないではははは」
「”あの時、「黄色の鬼」と戦闘が始まると思ったのに”」
”「寒いので、中へお入りください」
「”と誘われて、案内され、お茶を出され”」
なぜか、福笑い(コレ)が始まり、今に至る
なるほど(笑)副会長さん、戦う気なかったんだ
「いや~~酷い出来でありますが、今日やられた事を考えたら、
ざまみろって感じですね」
裕喜、根に持ってる(笑)
「会長はやりたいと思った事には一直線タイプ…
よく遊びたくて逃亡されて困っています」
副会長はいう
苦労してそう…
そう言われて、裕喜は会長に初めて会った時の事を思い出す
「初めて会った時も会長は逃亡中だったなー」
「あの頃は忙しすぎて、精神に限界をきたしていたんです」
「それは…あの…何かすいません」
「(この人…見た目よりずっと話しやすい人なんだな)」
裕喜は思う
「あっ…あのまだ名前を聞いてなくて…教えてもらえますか?」
「……私は…すいません…
貴方にそれを答えると主に迷惑がかかるかもしれなくて…」
副会長は言う
「主って…会長ですか?」
「いいえ」
え…じゃあ、まさか羊原君じゃ…ないよね?
「生徒会の仕事を手伝うよう言われてはいますが…
仕えているのは別の方です」
「そう…なんですか…」
そんな副会長の言葉に「黄色の鬼」もなかなか読めないなと思う裕喜
「その方の…」
「その方のお役に立つ事が私の全てなので、
お答えできなくて申し訳ありません」
!…思った以上にこの人、怖くなくて、純粋っぽい
その言葉に裕喜は”似てるーー皆と”と思う
獣基達…咲羽たちと、か。
「それじゃあ…仕方ないですね」
そう笑う裕喜
すると、突然、カチッと音がする。
副会長はそれに気づいた様子だが、裕喜は気づいていない
「それじゃあ、他の事なら聞いてもいいですか?
好きなおやつとか聞いてこいって言われててー」
裕喜の喋る間にもウィィィィンと部屋が下がる音がする
「……貴方の事をもっと知りたいのです」
副会長は言う
「本当ですか!? 何でも聞いて下さい」
裕喜の表情が……目のハイライトが消えた…?
「貴方の、幼い頃の事を教えて」
「オレの…小さい頃…は…」
”すっごく遠い小さな町に住んでて、そこではやっぱり友達はできなくて、
あれ…でも、あの時――”
「あの時――
あの時一緒に誰か――」
裕喜は言う
「あ―――!いっけないんだ~」
ひょこっと小さい子供が現れる
「この子と遊ぶなら、オレとも遊んでよ♪」
「…っ…子供!?」
驚く副会長
副会長にも見える子供って……一体?ようやく裕喜の過去が見えるのかな
ここまで読んでくれてありがとうございました!
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