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蘇芳・茜・椿・白金先輩が倒れ、絶体絶命。まだ雨情が来ない……蝶子の運命は!?31話感想 感想 シノビ四重奏 Asuka8月号(2017年6月発売)

此花(このはな)です

 

今回はAsukaに連載されている”シノビ四重奏”の31話の感想を書いていきたいと思います

 

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 「”運命は廻る。血を分けた人々の上を嘲笑いもい、祝福もし、軽やかに廻る運命の輪舞(ロンド)――。”」

 

リベンジ戦決着回。

雨情は果たして、来るのか?というドキドキしながら待ってました。

 

前回までのあらすじ

高校に入学した大企業の跡取り娘・真中蝶子に課せられたのは”優秀な側近となる忍びを見つける”こと。しかも、卒業までに見つけなければ一生父親の言う通りに生きなければならない!?そんなハイリスクを背負って入学した御園尾学園は、忍び一族の子息たちが集う超特殊な学園だった!

 

そこで出会った雨情、南雲兄弟、白金先輩、椿たちを”側近候補”とし、騒がしくもそれなりに楽しい学園生活を送っていたのだが、「その時」が迫っていた。

 

2週間後の臨時株主総会で、真中の後継者たり得る説得材料を作ることになった蝶子。さらに5人の側近候補から1人を選ぶ時も迫っている。そんな折、外国から帰国し蝶子の側近宣言をした雨情の母・つららに雨情ら側近候補は完膚なきまでに叩きのめされてしまうが、蝶子の絶妙な仲介により、リベンジ戦が実現。

 

しかし、蝶子の母の死因に自分が大きく関わっていた事を知った雨情だけは、蝶子の側近になる覚悟が揺らぎ、再戦の場に現れなかった…。

 

さて、本編の感想へ行きましょうか!

 「1 2 3 4 5」

つららがそう数える声

「これで全部かしら?どうやら雨情は逃げ出したみたいね……」

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「……まだ、終われま…せん……」

茜はつららの足を掴み、爪を立てる

 「往生際が悪いわねぇ」

 

つららは容赦なく、茜を叩き潰す

「やだ!もう。ストッキング伝線しちゃったじゃない」

 

「ねぇ、蝶子。もう私しか立ってないみたいだけど、

 私の勝ちって事でいいのかしら?」

つららはいう

 

その言葉に蝶子は”雨情……期待しても、ダメなの…?”と思う

「…そうですね

(これが雨情の答え…なの?)」

 

「つららさん、この勝負。

 貴方の勝……」

待て

 

そこにいたのは忍び姿の雨情で。

「雨情…」

 

「なぁに? 今更のこのこ出て来て。あんた一人で私に向かって来たって、勝てる訳ないでしょ?

 さっさと逃げ出して震えていればよかったのに」

つららはそう、雨情に言い放つ

 

雨情はすぅぅっと深呼吸すると、口を開いた

「……蝶子、俺は蝶子の母親を奪った原因だ。俺は蝶子の隣に立つ資格はない。    蝶子に……周りの人間に俺のせいじゃないと言われても、

俺自身がそう思ってしまう」

その言葉に蝶子は俯いてしまう

 

「……でも、俺はやっぱり諦められないんだ」

雨情の言葉にバッと顔をあげる

 

「だって俺は、小さい頃からずっと蝶子の側近になる事だけ目指してきた。それが俺の生きる意味だった。

 ……だから、本当にすまない」

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「俺は蝶子への懺悔よりも俺の希望を優先させる」

雨情……

 

「俺のせいで蝶子が大切なものを失ったというなら、

 これからは俺が蝶子の大切なものを守る。

 俺が蝶子に大切なものを与えていくから」

 

「そのために俺は母上を倒す」

そう雨情は宣言する

 

「う…雨情! あのね…私 私!」

蝶子が何かをいおうとすると、雨情が

「……蝶子、ちょっとお願いがあるんだが」

そう言いだす

 

「……え?」

突然、雨情が蝶子を抱きしめたのだ

見てた要さんがぎょっとしてる(笑)

 

「あの……うじょ…

 みんなが……みんなが見てる…から…」

あわわ…と顔を赤くして、蝶子は言う

「蝶子…」

 

だが、雨情の様子から徐々に冷静になる蝶子

「蝶子の匂い……」

スーハースーハーとかしてて、笑った(笑)

 

それに怒った蝶子。ゴッとすごい音を立てて、雨情を殴る

「バカ!!ホントバカ!!信じられない…!」

「最近、蝶子不足で…我慢できなかった…」

ほんと…雨情ってば(笑)

 

「よし! これで蝶子パワー満タンだ!」

満足といった様子で雨情は言う

後ろで要さんを止める雨紅さんに笑う

 

「蝶子。

 この勝負が終わったら、蝶子に言いたい事がある」

雨情は言う

「……うん私も。私も話したい事たくさん……

 だから――」

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「勝ってきて」

「あぁ 絶対に勝つ」

雨情は答える

 

雨情VSつらら の勝負が始まる

つららの攻撃に上手く対処する雨情

「チッ、チョロチョロと……」

 

そんな雨情の戦いを雨紅さんは

「(ここまでつららの攻撃に耐えられるとは…雨情は私が思っていたより強くなっていたみたいですね。

 ――ですが、防戦一方つららには勝てない)」

「(ここからどう打って出るつもりですか――?)」

 

「雨情、守ってばかりじゃ私は倒せないわよ」

つららはいう

「…そうかもな」

 

 雨情の反応に疑念を感じるつらら

「…母上こそ、もう攻撃は終わりか? 

 歳を取って体力が落ちてきたのか?」

雨情の挑発

 

「……あんたは本当に……」

つららが言いかけて、すぐに雨情に攻撃を加える

「ぐぅっ!」

「私をイラつかせる天才ね!」

 

「ほらほらはほら! どうしたの!?」

つららの攻撃に防御するしかない雨情

「頼みの守りも徐々に綻びが出て来てるわよ!」

 

「…っ」

ぐらっと一瞬、感覚が狂った

「(何、今の……急に平衡感覚に違和感が……)」

 

「(――それに、心なしか息が上がって……)」

つららの動きが止まると、雨情がにやりと笑った

「! (まさか……毒!?)」

 

そう考えるが、つららは”ありえない”と思う

雨情からなんて、一切傷をつけられていないからだ。

 

「(…だったら)」

つららはバッと自分の足を見る

「(あの時の爪に…!)」

あの時か…!

 

「どうした?」

雨情がつららに攻撃を仕掛ける

「攻撃の手が止まってるぞ? 薬が効いてきたか?」

 

「お前……!知ってたわね」

「……さぁな」

雨情が知っていた可能性はあるけど……詳しくは知らんだろうな

 

 回想―雨情がいる場所に蘇芳がやってきたー

「雨情、お前のおかんとの再戦、もちろん来るんやろうな」

蘇芳の言葉に黙ったままの雨情

「はぁ…何があったか知らんが、何をそんなに腑抜けとるんや?」

 

「……お前には関係ない」

雨情の言葉に蘇芳は雨情の襟元を掴む

「あぁ!?」

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「関係ないわけあるか!!」

蘇芳は叫ぶ

 

「おい雨情よ。

 お前は蝶子の隣に誰かが立ってるのを一生指を咥えて見とるつもりか!? なんもせんで諦める位、お前の覚悟は薄っぺらいんか!?」

蘇芳が怒るのも分かるな…

 

「そんなん俺はごめんや!」

雨情を突き飛ばす蘇芳

チッと舌打ちをする

 

「雨情、俺らだけでなんとか倒せる策は立てたが……

 多分、最後の一手が足りんようになる」

 

「もし俺たち全員が倒されていたら、お前は出来るだけ時間を稼げ」

「そうすればきっと……なんとかなる。

 俺らを失望させんなや、雨情」

蘇芳は言う

回想終了―

 

「俺はあいつらが何をやったのか知らない。

 でも、あいつらならきっちり自分の仕事はやり遂げるだろうと思っただけだ」

雨情は言う

「あのバカげた蝶子への告白劇も時間稼ぎだったわけ?」

 

「元気も出て、時間も稼げる。

 一石二鳥だったろ?」

雨情は言う

あそこのシーンはそういう意味もあったのか(笑)なるほど

 

ふふ、ふふふっと笑い出すつららさん

「ふざけたことしてくれるじゃない。もう手加減なんてしない。

 毒が回る前にお前を倒すわ」

「望むところだ!」

 

戦いの末、両者荒い息を吐く

「…こっ、……この……」

ぐらっとつららの身体が崩れ、倒れた

「(こんな………ことで…)」

 

「きまりましたね」

雨紅さんは言う

「…雨情っ!」

 

「蝶子……勝った…ぞ」

そう言うと、雨情も倒れた

「雨情!!」

雨情も全力の戦いだったんだな……

 

「大丈夫!? すぐ医務室へ…」

蝶子は雨情を抱き上げる

「…蝶子」

ぎゅっと蝶子の腕を掴む雨情

 

「勝ったら言いたかった。

 あの時の答え、ちゃんと伝えなきゃって…」

 

「…俺、どんなに情けなくても、

 カッコ悪くても…蝶子の傍に……いたい」

「…うん」

 

「蝶子…俺は」

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「主としても、一人の人間としても、

 蝶子が好きだ」

雨情は言う

ついに、両想いになったー!

 

「…っ、うん」

ポロポロと涙をこぼして、うなづく

「私も雨情に傍にいて欲しい…。

 頑張ってくれて…ありがとう」

 そう蝶子は言うのだった

 

場面が変わり、眠るつららさんと蝶子

毒の作用から目覚めたつららさん

「……私、あの子たちに負けたのね」

 

「…えぇ、5対1だったので実力的には

つららさんの方が圧倒的に強かったですけどね」 

蝶子の言葉。

 

「……結局のところ、どんな手を使っても最後に立っていた方が…

 守り抜いた者が勝ちなのよ」

つららさんはいう

 

ぎゅっと両手に力を入れて、蝶子は口を開く

「……東郷から全部聞きました。母様の事……」

「……そう」

 

「それで、あの…」

蝶子は言いかけるが

 

「…ごめん。

 ごめんなさい、蝶子……」

両手で自分の目をふさいで、つららさんは謝る

「つららさん……?」

 

「私、繭子の側近だったのに……

あの子の一番近くにいたのに、守る事が出来なかった」

「私のたった一人の、大切な主だったのに……」

そう懺悔する

 

「(この人は――)」

蝶子は思う

「本当に……ごめんなさい」

 

「(今まで14年間、ずっと一人で苦しんでいたんだ)」

”「雨情やつららから主と望まれる。蝶子お嬢様しか救えないのです」”

そう言っていた東郷

 

「(東郷、違うわ。この人を救えるのは私じゃない。母様だけ――…。

 ――でも、少しだけ…)」

「私は母様が羨ましいです」

 

「つららさんほどの忍びにそこまで想ってもらえるなんて、

 私ならきっと鼻高々に自慢してしまうでしょうね」

蝶子はそういう

 

「私は…主を死なせたダメな側近よ。

 そんないい物ではないわ」

つららはそれを否定する

 

「つららさん、

 上に立つ者が一番腐心する事って何か知ってますか?」

蝶子は言う

「え?」

 

「部下の心を掴んで離さない事、です」

「その為に主筋の私たちは部下に幻滅されないように、尊敬されるように、この人の為なら頑張れると思ってもらえるように、必死で努力します」

 

「どうやったら心を繋ぎ止められるか、常に考えています。

 こんな打算的な内情、雨情たちには絶対言えませんけどね」

そう笑って、言う蝶子

つられて、つららさんも笑う

 

「ですが、私たちも人間なので、一生懸命尽くして想いを傾けてくれた者には、その分だけ返したくなる。

 愛おしくなる」

 

「主と側近は合わせ鏡なんです」

蝶子の言葉にハッとした顔をするつららさん

 

「つららさんがここまで母様に尽くしてくれたという事は、

 母様はそれに釣り合うだけの努力をしたんだと思います」

「そして、つららさんからここまで想われた母様は」

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「同じ分だけ、つららさんを愛していたんだと思います」

”「つららちゃん、大好きよ」”

そう笑顔で言っていた繭子の姿

 

「主従は合わせ鏡ですから」

蝶子の言葉につぅ……とつららさんから涙がこぼれた

「…っ」

 

「つららさん、母様を愛してくれてありがとうございます」

そう、蝶子は言った

本当にありがとうつららさん

 

そして、真中グループ株式会社・臨時株主総会の日ー

「蝶子、準備いいな」

「…はい」

 

 さぁ、次回が最終回。

株主総会を乗りこられるか!

ここまで読んでくれてありがとうございました!

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