2人が教会に来たその日の夜に一人の神父が殺された。そこから始まる連続殺人事件。Ⅱ「存在のかぎりなき不安」 感想 バチカン奇跡調査官
此花(このはな)です
今回はバチカン奇跡調査官のⅡ「存在のかぎりなき不安」の感想を書いていきたいと思います
Ⅱ「存在のかぎりなき不安」
あらすじ
セント・ロザリオ教会で、神父の一人が殺された。翌日、マリア像が涙を流し、寄宿学校では学生のマリオがトランス状態で神のお告げを口にする。重ねて起こる「奇跡」の真偽を調査する平賀とロベルト。
その頃、学生のカルロスは何かに怯えるように寮の自室で閉じこもっていた。そんな時、再び事件が起き、今度は神父とシスターの二人が殺される。平賀は一連の殺人には共通点があると気づくが……。
公式より
STORY | TVアニメ「バチカン奇跡調査官」公式サイト
第2話は処女受胎の話よりも、
神父の一人が殺された事件から始まる連続殺人事件が中心に描かれていました。
一番最初に666という数字がかかれた生き物様なものが誰かを追いかけているシーンが気になる。666というのは獣の数字と言われてるのは聞いた事あるんだけど、あんまり詳しくない。
マリアの涙は結露によって起こされたと推測する平賀(塩分濃度がゼロ、つまり水)
生徒たちや神父たちの反応からにこれは”初めての現象”なのだが、結露という事は事前にも何度も起きているはず。何故、それが起きたのか疑問が残る。
セント・ロザリオ教会には校長室が2つあり、もう一つは初代校長・ミハイル・ブラウン司祭の部屋。生前の部屋のまま残されており、稀覯本も残されているという。
クラウス・ベック、ジョセフ・コノトリー、レオン・ラッセル、ラッセルの亡き妻は戦争孤児で、ミハイル司祭に引き取られたのだと。初代校長は父親のような存在
そんな話にロベルトが食い付き、部屋に入る許可をもらおうとするが、とても神聖な場所な為、好奇心で入る場所でないと強く拒否されてしまう。
古書の為に入りたい、は流石に無理だよね…(笑)
神父さんが殺されたのを見て、
学生・カルロスがあんなにおびえてるのは気になる所だ。
マリオとセバスチャンが心配してたけど、1話の最初に学生たちがやってたのは交霊会。その人物たちはカルロスたちだったんだな。
カルロスの部屋の前に現れた奴も気になる。
「殺す…殺すぞ……あのことを話したら、お前を殺すぞ…」って。
”門から入るものは羊飼いである。
門番は彼の為に門を開き、羊は彼の声を聞く”
シスター・ドロティアとフランチェスコ神父の密会の言葉(聖書の言葉だった)
そして、この二人が殺されるんですけどね
フランチェスコ神父は首を絞められたあと、歯を全て抜かれていた。
シスター・ドロティアは首を絞められたあと、目玉が抜かれていた。
その殺され方から”殉教者のステンドグラス”に準じていることが発覚する
”石打の刑はクラウス神父。すべての歯を抜かれたフランチェスコ神父。そして、シスタードロティアも同様に……”
「つまりこれは殉教者になぞらえた殺人……」
だとしたら、この先も人が殺される可能性がある
この事態にようやく、警察を呼ぶことを選択する
その事を学生たちに知らせるため、一か所に集めるが、
突然生徒の一人・マリオロッセがトランス状態となり、神のお告げをする
「”あなたは私の最初の仔羊。貴方の犠牲の上に我が王国は成り立つ”」
警察に連絡するものの、昨夜からの雨でセント・ロザリオへの道は封鎖されている。
その為、警察はここまで来るのには時間がかかる
平賀とロベルトはマリオに話をきくが、
神のコール(神のお告げ)の間は記憶がないのだという
コールが起こるようになったのは3か月前。
守衛のジェームズさんが見つけたという。
これが1話の最初か……。宙に浮いていたマリオ
その時に血文字の十字架が描かれていたらしく、古語だった。
日曜日のミサが控えていたため、その血文字は消したというのだが。
平賀は”儀式ごっこ”についても話をきく
学生たちに流行っている遊びだそうで、降霊会。
ヴィージャ版を使った遊び
平賀とロベルトの二人は3か月前に消されたという血文字の十字架を復元(ルミノールでの)。
そこに描かれていたのはルーン文字(ゲルマン民族で使われていた表意文字)。だが、文章を成していない。暗号文のようだ
ルミノールは他にも浮かび上がらせ、大人の足跡と学生の足跡が現れた。
新しい足跡もあり、それは古い大人の足跡と同じもの。
新しい足跡はおそらくクラウス神父を殺した犯人のものだと推察できる
平賀はクラウス神父事件の内容が分かったといい、場所をシェルへと戻る
「犯行現場は礼拝堂。そして、凶器はあのマリア像です」
「マリア像が?」
「ずっと考えていたんです。何故、マリア像はあの日に限って、涙を流したのか。そして、思い当たりました。
礼拝堂とクラウス神父の死体発見現場である納屋との間に噴水があったことを」
「あの水がどうかかわるんだ?」
「犯人は深夜、礼拝堂にクラウス神父を呼び出し、マリア像で殺害した。こうして、クラウス神父を納屋まで運び、マリア像を噴水で洗った。血痕を落とすために」
「そうして、元の場所に戻されたマリア像は殆ど零度近くまで冷えていた。
それが周囲の燭台の炎で温められ、結露が生じた、というわけだ。しかし、血痕は数万倍に薄められたとしても、ルミノール反応を起こすのです」
平賀の言葉に”なるほど”と納得するロベルト。
「これで謎の一つは解けた訳だ。
だが、平賀、礼拝堂にあった大人の足跡は古いものも、新しいものも同じ」
「つまり、クラウス神父を殺害したその人物は三か月前も」
「そこにいた」
「殺人鬼はマリオの最初のコールに関係していたという事だな」
「そういうことになりますね」
「しかし、ヨハネス司祭も守衛のジェームズも
宙に浮くマリオ以外、誰も見ていないといっている」
ロベルトはいう
その証言でちょっと気になる事があるんです、と平賀はいう
ローレンへ守衛のジェームズの経歴を調べるようにお願いのメールをする
処女受胎と割符の件について、何も解決できていない。
もしかしたらその犯人がこの連続殺人事件を起こしているのかもしれない
という疑いが浮かぶ
連続殺人事件の最初の事件が平賀とロベルトが来たその日の夜に殺された事と、
マリオ・ロッセの神のコールが3か月前、ちょうどアンナ・ドロティスが妊娠した頃と一致する
これは偶然なのか…?
その日の夜、食事の最中、ジョセフ神父がいないことが発覚する
”逆さ吊りで串刺し”状態で見つかった。幸い,息があった
「目覚めた……666、の獣……」
ジョセフ神父はつぶやく
「お許しください、ミハイル」
一方、アンナ・ドロティスの病室に
「初めまして、シスター・ドロティス。お迎えにあがりました」
ある人物が現れていた。
聖なる場所と言われ、入れなかったミハイル司祭の部屋
次回はその部屋に入る模様
ここまで読んでくれてありがとうございました!
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