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仮面の男の正体がついに判明する!事件の行方はいかに?第二十五話感想 封神しない演義 ASUKA1月号(2017年11月発売)

此花(このはな)です

 

今回はASUKAに連載されている”封神しない演義”の第25話の感想を書いていきたいと思います

 

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「”ただ傍にいて、

 悲しみに寄せることしかできないなんてー”」

 前回、あんなことになって…これは子牙の気持ちかな…?

 

 

前回のあらすじ(今回、あらすじがなかったので24話のものを活用)

 紂王の花嫁として後宮に連れて行かれたさきだったが、間一髪のところで子牙が助けに入る。紂王に状況の説明をし、さきは天化と会っていた「仮面の男」が怪しいと話す。そこで子牙は黒幕であろう「仮面の男」の尻尾を掴むため、とある計画を立てられた。

計画が順調に進んだ矢先、賈氏が何者かに突き落とされて殺されてしまう。封神を阻止できなかった自分を責めるさきは、同じく賈氏の死にショックを受けている天化と遭遇する。賈氏を殺した犯人に復讐しようとする天化を止めるため、さきは天化より先に犯人を見つける事に。

まずは賈氏が殺された現場に行き、犯人の痕跡を探し始めた。すると現場の近くに、どこかで見た事があるような硝子の破片を見つける。他の手がかりは残されておらず、途方にくれるさきの前に聞仲が現れる。

聞仲に対して何か違和感を感じたさき。いつもかけていた眼鏡がない事に気づくが、聞仲に気絶させられてしまう。犯行現場に残されていた眼鏡の欠片は聞仲のものだった。その聞仲の背後には天化がーー。

 

25話は前回と同じくらいショックが大きかった回でした。

表紙のセリフはそういう意味だったのかと

 

さて、本編の感想へ行きましょうか!

仮面の男が正体を明かそうと仮面に手をかける

「まだわかりませんか? 

 いつもあんなに近くにいたというのに――」

「――貴様は…っ!」

 

「……そうか…お前だったのか…」

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 「商容」

…!あ、あのじいちゃんか。

 

「ふふっ、太師と宰相が揃って裏切り者とは。

 殷王朝はすでに破綻していたようですな」

商容はいう

 

「まさか老臣のお前が裏切るとは誰も思うまいよ」

「そうですね。この老いた姿は宮廷内でとても便利でしたよ」

 

「……ふっ、いいだろう。お前と手を組もう。

 ――…ただし、真っ先に殺すべきは紂王だ」

 

「あとはお前が好きなように封神していくがよい」

聞仲はいう

「紂王からとはまた大きく出ましたね。

 これも積年の恨み…ということでしょうか?」

 

「頭を潰せば、残りは烏合の衆だ。国を潰すのも容易かろう。

 やっかいな黄将軍は…私が中央から引き離しておこう」

 

「ははっ、それは心強い。

 やはり貴方は味方につけて正解のようですね」

嬉しそうに笑う商容

「それでは今夜ーー紂王を暗殺しましょう!」

 

 場面が変わり、後宮ー黄貴妃とさきー

黄貴妃に髪をとかしてもらっていた

すると、黄貴妃の侍女がある報告を知らせる

「――…なに、聞太師が逃げ出したって…!?」

 

「(逃げたって…賈氏や天化兄貴を殺した男が…!?)」

キッと憎しみの表情になるさき

「それは本当にですか!?」

 

「……おそらく聞太師は陛下の所へ向かったんだろうね…」

黄貴妃はいうと

 

「それなら早く捕まえに行きましょう!」

怖い表情のまま、さきは叫ぶ

「……私は簡単に後宮から出られないんだ」

ふるふると首を振る

 

「じゃあ私だけでも行きます…!」

その顔はやはり、怖い顔のまま

「さき」

 

「そんな顔でいったい

 ”何をしに行く”つもりだい?」

そう、黄貴妃に言われ、はっときづくさきちゃん

 

「(…そうだ。

 私は賈氏の為にも復讐に走る天化兄貴を止めたかったんだ…)」

 

「(その二人が死んでしまった今…

 私は何をすればいいの…?)」

 

「(――……それにまた目の前で大切な人達を失うかもしれない…。

 …ううん、だからこそ…! 

 まだ諦められないっ…!!)」

さきの表情に安心した顔を見せる黄貴妃

 

「……わかった。

 今の時刻なら陛下は各国からの書状を読む為にここから東側の幻星楼にいるはずだよ」

黄貴妃は言う

 

さきの手を握って

「いいかい。前を向き続ける事は簡単じゃない。

 ……けれど、たとえ膝をついて俯いてしまっても、

 さきには立ち上がれる強さがある」

 

「また諦めないと決めたのならば…

 振り返らずに真っ直ぐ進むんだ」

「…はいっ!」

勢いよく返事をするさき

 

「……大丈夫。その強さはきっと報われるよ」

幻星楼へ向かうさきをみながら、黄貴妃は言うのだった

 

向かう途中、さきは子牙と合流する

一緒に幻星楼へ

 

一方、幻星楼では

「――陛下、よろしいですかな?」

書状を見ていた紂王に商容はいう

「おお、こんな夜更けに珍しいな。商容」

 

「ほっほっほっ、この老骨には少々こたえる時刻ですなぁ」

「しばし待っておれ。

 今、この書状を読んでしまう」

紂王は書状に目をやる

 

「――…いいえ陛下、そのままで十分ですぞ」

そう言うと、刃を抜き、紂王に襲い掛かる

とした矢先

「待ったーーっ!!」

 

「!?」

「聞仲! 観念しなさい!」

さきたちが現れたのだ

 

「――…ってあれ? 聞仲は? 

 どうしてあの宰相のお爺さんが…?」

?マークがいっぱい浮かぶさきちゃん

というか、紂王の表情からするに、これも罠だったのか

 

「さき! 彼が仮面の男の正体…

 黒幕です!」

子牙は言う

子牙は気づいてたのか…それを証明するための罠…

 

「えぇ!? だって背格好が全然違うわよ!?」

「姿を変える宝貝を使っていたんですよ」

子牙は説明する

「(えっと…つまりあのお爺さんも悪者ってわけで…?)」

 

「……っ、とにかくお爺さんを捕まえればいいのね!」

さきは考えて、言う

「私を捕まえる…? この状況で貴方達に勝機はないでしょう」

紂王を人質にとり、商容はいった

 

「いいや、お前の負けだ、商容」

声が聞こえた

「聞仲……!!」

そこに聞仲が現れたのだ

 

さきは表情を変え、キッとにらみつける

「落ち着いてください、さき。

 聞太師は我々の味方ですよ」

え…?

 

「え…!? だっ、

 だってあいつは賈氏や天化兄貴を…」

さきが言うと、後ろからぽんっと頭を撫でられる

「大丈夫だ」

 

「! 黄飛虎さん!?」

「俺の家族は皆、生きている!」

そこにいたのは賈氏と天化で

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「賈…天…兄…っ」

ぶわっと涙を流し、賈氏に抱き着いた

えぇぇ!? 生きている…天化だけではなく、賈氏まで…

良かった…本当に良かった…(泣)

 

「ほ…本物…? 今度は…今度こそは…」

ぎゅっと賈氏に抱き着く力を強める

「大丈夫。私も天化も本物ですよ」

頭をなでなでする賈氏さん

 

「まぁなんだ…。心配かけたな」

ちょっと照れた感じなのが良いな…天化さん

「――…っ」

 

「(二人とも…生きてる…)」

「(生きてる…っ!!)」

 

「うわぁぁぁん!!」

賈氏の腕の中で大泣き

そりゃ泣くよ…死んでたと思われた人が生きてたら

 

「……っ、これはいったい…!?」

その状況に驚く商容

 

「すべては黒幕である貴方を釣り上げる為の

 芝居だったのですよ」

全ては子牙の策か…

ということはまさか、今いる紂王、本物じゃないんじゃ…

 

でもさ、子牙はよくやったね。さすがにさきちゃんに怒られるんじゃないかな…?これは私も驚いた。天化が刺されて、周囲の反応がそういう雰囲気だったものだから、まさか本当に死んだんじゃ…と思いかけてた矢先にこれだもん。

 

1か月間、天化が死んだと思ってた。賈氏さんの話も子牙の策かぁ…く、悔しい。聞仲さんが味方だったら、楊戩(ようせん)も味方だよね? 

敵をだますなら、まずは味方から、というのは基本だからなぁ

 

さきちゃんに言わなかったのはすぐに顔に出るから、でしょう

でも、あんな泣き顔させちゃったら、子牙、本当は心苦しかったんだろうねぇ

”ただ傍にいて、悲しみに寄せることしかできないなんて”

表紙のセリフはそういう意味だったんだなぁ…

 

ここまで読んでくれてありがとうございました!

前回

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