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「さようなら、チャグム」別れと戦の始まり。第6回「戦下の別れ」感想 精霊の守り人最終章

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此花(このはな)です

今回は精霊の守り人最終章の第6回「戦下の別れ」の感想を書いていきたいと思います

第6回「戦下の別れ」
あらすじ
ログサム(中村獅童)が亡くなり、息子のラダール(中川晃教)がカンバル王国の新国王となる。ラダールは、バルサ綾瀬はるか)とチャグム(板垣瑞生)にロタ王と手を結びタルシュ帝国と戦うことを誓う。

そして、チャグムはバルサに別れを告げ、大軍勢を率いて戦へと旅立つ。その頃、タルシュ帝国との戦いの中、タンダ(東出昌大)が負傷してしまう。

公式より
第6回 「戦下の別れ」 | あらすじ | 精霊の守り人 最終章 | NHK大河ファンタジー

6回はチャグムとバルサの別れ、それぞれの動き。やはりタンダの話が中心でしたね。
タルシュ帝国と新ヨゴ国が初めてぶつかる戦は恐ろしいものでした。
戦への恐怖と家族のため、2つの思いで揺れる草兵たち。

バルサにとって、タンダは大事な存在。
それが分かる話が次回なんでしょうけど…

さて、本編の感想へ行きましょうか!
「”戦が始まる。巨大国家・タルシュ帝国の王子・ラウルが海を渡り、わが国・新ヨゴ国に攻めてきた。
 皇太子である私、チャグムは国を守るため、隣国のロタ王国・カンバル王国に援軍の派遣を求め続けたが、タルシュ帝国の大群は新ヨゴ国に上陸し、いよいよ戦の火ぶたが切られようとしていた”」

「”そしてその頃、バルサと私はカンバルの山の神と対面し、
 この国の新しい王の誕生を見届けていた”」

場面はカンバル王城
「”別れの時が近づいていた”」

王の槍たちやバルサ、チャグム、ラダール皇太子が一同の王の間に集まっていた。
「もし、私を王と認めるなら、私は一つだけ皆に約束したい。
 このカンバル王は決して、他国の力に屈することはないと。つまり、皆には戦をしてもらわなくてはならない」

「チャグム皇太子。我が国の兵を託し、戦に向かってもらうことになる。
 そうなれば、おそらく、多くの命を失うことにもなろう。だが、新ヨゴ国が落ちれば、タルシュの矛先はこのカンバル王国に向けられる」

「タルシュはきっと、この国のルイシャを狙うはずだ。あの洞窟に踏み込んで、巨大な力で岩を砕き、根こそぎ奪おうとするだろう。それは我々の心を根こそぎ奪おうとするのと同じことだ。そんなことは絶対にさせない」

「ただ、王の言葉は絶対ではない。
 王に異を唱えることをどうか、恐れないでほしい」
ラダール皇太子は言う

ラダールが玉座への階段を上ると、カンッと槍を置く音が聞こえた。
それは同意の合図。王の槍たちの賛成の行為だった

バルサは前にでて、槍を置いて、ラダールに膝を折る
「恐れながら」
バルサが取り出したのは”金の輪”
「これを。カグロの息子・カームへお返しください。 
 私が王の槍となることに異を唱えます」

”「私の跡をこのバルサに託します」
そう言って、バルサに金の輪を託したカグロ”

バルサは王の槍となったのだ」
そう言ったログサム王

「カーム」
ラダールが呼ぶ
「はっ!」

カームが出て、ラダールに膝を折ると、ラダールから金の輪が託される
神妙な表情で金の輪を見るカーム
ラダールはカームを見て、うなづき、カームもうなづき返す

「”ラダール王子の即位の儀式が9人の王の槍によって、執り行われた”」
9人の王の槍たちが槍を使って、王を中心に向く
王の手元にはルイシャがあった。

場面が変わり
「これで、私の役目が終わった。
 あんたのおかげで私は今、こうしてカンバルの地に立っている」
そう、チャグムにいうバルサ
「本当に感謝しているよ」

「私をカンバルに連れてきてくれたのはバルサではないか。
 バルサがいなかったら、わたしはカンバル王と友になることにできなかった」
チャグムは言う

「あんたが変えたんだ、この国を。
 新しいカンバル王を目覚めさせた」
バルサはいう

「本当に大きくなったね、チャグム。
 ふくれっ面で私のあとを歩いていたあんたはもう、どこにもいやしない」
そう言って、チャグムをみて言うバルサ

バルサバルサは言ってくれたよね。私が精霊の卵を産んで、王宮を戻らなくていけない時に
 ”誰かのために生きるのは愚かだって。誰かのために生きるなら、顔を知らぬ者達の為に生きろって。お前なら、きっとそれができる”」

「その言葉を私はあれから何度も思い出した事か。
 物事に悩むたび、バルサのその言葉を思い出して、心を決めてきた。バルサが私を変えてくれたのだ。強く、変えてくれた」

「私がここまで生きてこられたのは、バルサが私を守ってくれたからだ。
 いつでも、この心も」
チャグムは言う

そんな言葉にバルサは2本の槍を持って、1本の槍をチャグムに投げた。
こうして、チャグムとバルサは最後の槍を交わす

”「お前が生まれてきたのは今、ここで生きるためだ!
 生きていることをおそれるな!一番恐ろしい魔物だ!」

「何があっても生きろ! 何があっても、私はお前を必ず守る!」”
バルサとチャグムの思い出が胸の内に広がる

”「誰かのために生きるなら、顔を知らぬ者達の為に生きろ。
 お前なら、きっとそれができる。
 お前にはいつか、そういう帝になって貰いたい」”

「……ありがとう。
 さようなら、チャグム」

そう、バルサはいう

チャグムの目から一筋の涙
槍を地面に叩くバルサ
「今まで、ありがとうございました。どうか、幸せになってください」

「身に余るお言葉、光景に存じます」
槍を置いて、膝を折って頭を下げるバルサ
「どうか、ご武運を。チャグム皇太子殿下」

バルサは山の上からロタへと向かうチャグムたちをみていた。
「”そして、バルサは新ヨゴ国へ懐かしいタンダの家に向かった”」

手入れをされていない家に不審に思うバルサ
「タンダ、ただいま」
タンダの家の中に入ったが、誰もいない

「なんだバルサか」
声が聞こえた。家の外に出ると
「トロガイ、タンダは?」

「ここにはいないよ」
「どこにいった?」

「タラノ平野だ」
「タラノ平野?」

「戦に行っちまったんだよ」
トロガイは言う


「”青桐山脈から遠く離れ、新ヨゴ国の南、海に面したタラノ平野では
 いよいよ戦が始まろうとしていた”」
場面はタラノ平野へ移り、堀を歩く草兵たち
その中にタンダとコチャがいた

「”上陸したタルシュ軍はおよそ5万人”」

「お前たちの家族を思えー! 
 お前たちが敵を殺し損ねれば、そいつの剣がお前たちの大切な家族を殺すことになる!」

戦場の司令官がそう檄を飛ばす
「この国と家族を守る盾だ!お前たちの魂は帝が守ってくださる!安心して戦えー!」

場面が戻り、タンダの家ー
「タンダがどうして、戦なんかに?」
バルサはいう
「この国は村人からも兵士を集めたのさ。タンダの弟がくじに当たってね。
 タンダは家族に頼まれて、身代わりになったのさ」

”「カイザの代わりにお前が言ってくれないか? 頼む」
兄に頭を下げられて、タンダが引き受けたのだ”

「あのタンダが、戦に……」
バルサはつぶやく
「あんたが帰ってきたら、心配するなと伝えてくれって。
 絶対に死なないからと」

「……なんてことだろうね、戦を始めちまうなんて。
 タルシュはもう、海からそこに来てるんだよ」
トロガイはいう

バルサは突然立ち上がり、外へ何処かへと行ってしまう。

一方、タラノ平野では恐怖心と家族の思いが交差し、草兵たちは中々踏み出せないでいた
「突撃―!」
2回目の命令で草兵たちはタルシュ軍に向かっていく

タルシュ軍から攻撃が続くなか、ドンドンとタルシュ軍の歩く音が響く。ついにタンダの前にもタルシュ軍がやってくる。
途中で転んでしまったタンダはタルシュ兵たちに踏みつけられるが、
一人のタルシュ兵に足を槍で刺されてしまう

場面はタルシュの要塞・司令部
「新ヨゴ国はかき集めた民を捨て駒にしているようです」
「戦を知らぬ者は痛ましい戦い方をしているなぁ…」
クルーズは言う

「この一戦で降伏しなければ、民のいない国となってしまいましょう」
タルシュ軍司令官・シュバルはいう
「まもなくラウル王子もこちらにつかれよう。
 我らは新ヨゴ国の王宮で、殿下をお迎えする事だけを考えればよいのだ」

足を刺されたタンダは足を引きずりながら、
コチャを見つけ、堀へと逃げ込んだ
腰を低くしながら、敵に見つからないように逃げる二人

しかし、二人の前に司令官が立ちふさがる
草兵たちを見るまでおびえていた司令官だったが、草兵を見ると途端に態度が変わった
「何やってるんだー!」
逃げ込んでいた草兵を一人切り殺してしまった

「戦え…戦えー!」
司令官は叫ぶが、後ろからきたタルシュ兵に殺されてしまった。
一人のタルシュ兵に立ち向かう草兵たち
タンダはコチャを守りながら、地面にうずくまる。

「ただいまー!」
タンダの家にいたトロガイに言うタンダ
「タンダ」
驚くトロガイ

「いやぁ怖かった。戦は本当に怖かったですよ」
「もう、終わったのかい?」
トロガイは聞く

「いえ、逃げてきたんです」
「え?」

「師匠に逢いたくて、どうしても知らせたい事があって。
 戦場で変な少年にあったんです。その子が妙な事を言うんです。ここが無くなるって」

「ここが無くなる?」
トロガイはいう

「タラノ平野です。
 何もなくなって、みんな死ぬって。どういう意味でしょう?」
タンダは言う
「アスラも怖がってたでしょう? 都のことを。タラノ平野も都に近いから何か関係があるのかもしれない」

「どうだろうねぇ」
「コチャっていうんですが、
 コチャもアスラと同じようにナユグのことを感じられるんだと思いませんか」

「そうかもしれないねぇ」
トロガイはいう
「師匠はこの後、ナユグにまたがって生まれてくる人間も言ってましたよね。
 ほら、あのチャグムのように」

「そんなことよりタンダ、いいかい?よくお聞き。
 お前の身体は今、どこにあるんだ?」
トロガイは聞く
「何を言ってるんです?」

「ここにあるのはお前の魂だ。
 魂が抜けた体がまだどこかにあるはずだ」
「え?」

驚くタンダにトロガイはタンダの両手に水を落とした
するりと通り抜ける水
じっと自分の両手を見るタンダ

「もし、誰かに埋められでもしたら、早く戻るんだ。
 戻れなくなる前に、そこへ戻るんだよ、タンダ」
トロガイは言う

「まだ分からないのかい? 
 お前は今、死にかけているんだよ」

「師匠、私にも今、ナユグを強く感じられるんです。
 ナユグに、春が来たんですね」
タンダは言う
「暖かい、春が来たんです」

「ほら」
タンダは両手を広げて
「ここにも」
目をつむる

ゆっくりとタンダは消え、一本のわらに宿った
トロガイはふぅぅっと息を吐き、タンダの魂は飛びあがった

タラノ平野に向かおうとしていたバルサの元にもタンダの声が聞こえた
”「バルサ」”
周りを見回し、走るバルサ

「”その頃私は、一万五千人のカンバル軍を率いて、ロタ王国に入った”」
ロタ王城にてー
「”私はイーハン国王にカンバル国王の意向を伝え、
 ともにタルシュ帝国とたたかう約束を交わした”」

イーハン王は同盟の証を持ち、チャグムの前に来る
「これでよいか」
「はい!」

「チャグム殿下、新ヨゴ国の現状を知っておるか」
イーハンはいう
「タルシュ帝国の軍勢が海から迫り、緒戦は惨敗したようだ」

「さっそくカンバル王国と共に我がロタ王国も兵を差し向けたいところだが、
 しかし今は動けん」
イーハンは言う

「なぜですか?」
チャグムは問いかける
「チャグム殿下、わが国の南ツーラムの港に新たなるタルシュ軍が上陸した」
「え?」

「南部の大領主たちはそれを迎え入れた。
 果たして、その南部がどう動くのか。もし、この城に兵を差し向けるならば、我々は国を分けて戦わねばならない」
イーハンはいう

そして、ロタ南部・ツーラムではー
「”ロタ王国の港に上陸したのはタルシュ軍の総司令官・ラウル王子だった。
 ラウル王子はロタ国王に不満を持つ南部の領主たちをひそかに支援し、ロタ王国の分断をはかっていた”」

「私は何も援軍になれとは言っていない。
 タルシュ軍として、ついてこいと言ったのだ」

そう、ラウルは言う
「は?」

「ついてこないのなら、それで結構。
 我らタルシュ帝国はそなたらの密約を打ち切り、これ以降は敵とみなす」
ラウルは言う
来ないなら、潰すと

思わず、アマンが立ち上がり、また座りなおす
「今、新ヨゴ国にいる5万の兵を差し向けることもできるが、そうなったとき、
 果たしてロタ王はそなたらを助けてくださるのか?」
ラウルは言うと、またアマンが立ち上がる

「我々を騙したのか!?」
そう叫ぶアマン
「騙す? そなたらはそれほど容易く騙される輩なのか。
 それならば、味方につけても危うい」
「愚弄する気か!!」

そばにいたヒュウゴが口を開く
「タルシュ帝国は同盟を誓った国を蹂躙することはありません。
 我々は新ヨゴ国を抑えたうえで降伏を迫りたいのです」

「それなら今後は誤解がなきよう、皇帝からの確約をいただきたい」
スーアンは言う
「何を確約しろと?」

「新しいロタ王に我が息子・オゴンをつかせると」
スーアンはいう

「皇帝はこの北の大陸でのことをすべて
 このラウル王子に一任しておられます」
ヒュウゴはそう、スーアンに言った

「それならばその事を我々に確約して頂きたい。
 皇帝が、ラウル王子をそこまで大事に思われておられるのなら、そのことを証明して頂きたい」
スーアンはいう
それは……

「もうよい、父上」
オゴンが口を開いた
「タルシュ帝国はあきらかに我々を侮っておられる。端から我々がひれ伏すと思われている。そこまで侮ってもらっては困る」

オゴンは立ち上がる
「ロタ王国がその気になれば、いつでも結束するのです。
 とりあえず父上、ラウル王子がここにいることを私からロタ王に知らせておきましょう」

オゴンがラウル王子の横を通り過ぎようとすると、ラウル王子からナイフが放たれる
「お待ちください、ラウル王子!」
ヒュウゴがそう声を荒げるが、オゴンの足の上に刺さった
「オゴン」

ラウル王子はテーブルの上に乗って、スーアンの前へいく
「オゴンはその足の傷がいえるまで、その出兵を免れた」

言うと、オゴンの前まで歩くラウル王子
「我々が留守の間、ロタ王からこの南部を守るがよい」

「残りはすぐに、新ヨゴ国へ出兵の用意をいたせ!」
ラウル王子はそう宣言する

そして、タラノ平野ではバルサがやってきていた
「タンダ!」
沢山の死体がある中で、タンダを探すバルサ

その中で、死体を堀へと降ろしている人々を発見する
「何をしている?」
「埋めてやるんだ。品がねぇけど」
その人が言った

バルサは顔を確認しながら、平野の中を探していく
「タンダ!」
そう叫びながら

堀へと降りて、タンダを探すバルサ
うめき声をあげる者に確認するが、すぐに事切れた
そっとその者のまふだを閉じたバルサ

「鍛錬をしていない民を、この国は盾に使ったのか。
 ……ちくしょう、畜生!」
そう吐き捨てるバルサ

悲しい事だ…ほんと

場面は新ヨゴ国王宮ー
「タラノ平野が崩れました。半日と持たず、敵に突破されました。
 申し訳ございません」
「思いのほか、民の兵はもろかったようです」
ラドウ大将軍は言う
当たり前だろ、盾や武器の扱い方もつたない人に持たせるからだ

「敵はこの王宮に向かってるのか」
帝は問う
「…はい」

「陛下、もう十分です。戦うご意志は十分示されました。
 あとは話し合いの席に着くべきです」

聖導師はいう
「話し合い?」

「降伏ではなく、帝から敵を王宮に招くのです。
 あくまでも外交として、敵の要求をお聞きください」

「聞いてどうなる?」
「帝が、この国の神であることを知らしめるのです。
 武力を使わずとも敵にあらがうことはできます」
聖導師はいう
「それこそがこの国の真の威厳となりましょう」

沈黙が流れる王宮内ー
「いいえ、それこそが真の降伏というものです」
ガガイが口を開いたのだ

「敵に降伏し、命乞いをしたと民は思うことでしょう。
 民は今、帝の清らかの魂を抱いて戦っております」
すると、ラドウ大将軍以下の軍人たちが胸に手を当てた

「敵の軍門に下ることはその魂を穢し、
 民の清らかな国を奪うことにほかなりません」

「ガガイさん…」
シュガはそう、つぶやくが、ガガイは言い続ける
「聖導師様がおっしゃることは私には負け惜しみにしか、思われません。
 肝心なのは負ける事です」

「その為に今こそ、帝のお力をお示しなるときです!」
ガガイはいう
「この国の民は皆、帝のお力を一心に信じているのです!」

ラドウ大将軍以下軍人たちが膝を折る
「陛下!」「陛下!」

「ラドウ大将軍はヤズノ砦へ行け。自らそこを守るのだ」
帝はそう言う
「はっ!」

「聖導師、穢れたものをこの王宮に招くことは出来まい。
 近寄る敵は必ず、天罰を下るであろう」
帝は言うのだった

場面は二ノ妃の部屋ー
そこに帝が現れる
「陛下……どうか、なされたのですか」

「どうかならねば、そなたに近寄ることも許されぬか」
帝は言う
「いいえ、私に会いに来てくだされたのなら、
 嬉しゅうございます」

「穢れた事を申すな、偽りは聞き飽きた」
帝は言う
「偽りなどではありません」

「そなたは私の力を信じておるか。この国の神を信じておるか」
そう、帝は問いかける
「……信じております」

「偽りを申すな。
 それならお前はこの国の神を恨んでおる」

「いいえ」
ゆっくりと帝の隣に立つ二ノ妃
「私は、神に何も望まないだけです。
 私が望むのは、神の声ではなく、帝の声です」

二ノ妃はそっと帝に触れる
「神の力ではなく、帝のぬくもりだけです。
 私は帝が安心なさることを望みます」

「そのたびに天罰が下っても、私は帝のそばを離れません」
二ノ妃の言葉に帝は
「……お前は、なんて恐ろしい」
そう言うと、二ノ妃を突き飛ばした

「穢れておる。ここから去れ。王宮から去れ。
 どこでも行って、好きにするがよい」

帝は吐きすてる
「それが天罰だ」

場面が変わり、聖導師の部屋―
「ガガイ、お前はこの国をどうしたいのだ」
聖導師は問いかける
「聖導師様はどうされたいのですか」

「聖導師様はお聞きしたいことがございます。
 聖導師様は次の聖導師はシュガを選ばれたのですか」
ガガイさんはいう

「何を言っているのですか、こんな時に」
シュガは言う
「お答えください」

「それでお前はこの私に異を唱えておるのか?」
聖導師は言う
「私はこれまで、帝を神とあがめ、聖導師様の元に仕えてまいりました。
 それが降伏したら、私に何が残りますか」

「お前はトゥグム王子の守り役だ。
 トゥグム王子が帝となった時、おまえは聖導師となる」
聖導師は言う

「それでは約束してください。その後はトゥグム第二王子が次の帝になると。
 たとえ、タルシュの軍門に下っても、それが出来ぬではあれば、私は戦うのみです」
ガガイはいう
……なるほどな、何が残るか

「聖導師様はおそらくチャグム皇太子を帝にしたいのだ。タルシュの元で。
 そして、新しい聖導師にはシュガがなる」
忌々しそうに言うガガイ

「帝は、二ノ妃をひそかに逃がすよう、我ら狩人に命じられた」
モンはそう、ガガイに話す
え…? じゃああれはわざとか…

「何?」
「二ノ妃をタルシュに渡さないでありましょう。
 それだけ帝は御覚悟を決められたのに違いありません」
モンはいう

「そうか…。
 帝はそれほど二ノ妃にご執心であったのか」
ガガイはいう

場所はニノ妃の部屋―
「母上―!」
トゥグム王子の声
「トゥグム! 」
トゥグム王子を抱きしめるニノ妃

「どうしたのです。父上に言われたのですか?」
二ノ妃はいう
「いいえ、ガガイに連れてきてもらいました」

そこにいたのはガガイ
「ガガイ…」
トゥグム王子を侍女に任し、ガガイの話を聞く
「なぜ、貴方がここに?」

「トゥグム王子のことはどうかご安心ください。
 陛下はタルシュの狼藉から守りたいのです」
ガガイはいう
「陛下がそのような事を……」

「もう一つ、お伝えしたいことがございます。
 これはチャグム皇太子の行く末にも関わることです」
ガガイは言う
「チャグムが、生きていると? それは誰から聞いたのです」

「タルシュの密偵から聞き出しました」
ガガイは言う
「どういうことです?」

「どうやら、聖導師様は
 帝を、チャグム皇太子を、陰で裏切っているようです」
ガガイは言う
……そうきたか。帝がご執心だからこそ、二ノ妃に近づいたのか。とはいえ、これはチャグムが帰ってくるまでの話だ

場面が変わり、ロタ王国・王城
イーハン王は武術の鍛錬をしていた
「チャグム殿下、南部の兵が動き出した」

「タルシュ軍が南部の兵を率いて、新ヨゴ国に向かった! 
 その数、1万2千。
 そのほとんどが我がロタの兵たちだ」

「私は、タルシュを断じて許さん!」
イーハン王は言う
「そのタルシュ軍を指揮する者は、ラウル王子だ」

「ラウル王子が自ら…」
チャグムはつぶやく
「カシャルの知らせだ。間違いない」

「チャグム殿下、
 我がロタ国軍2万5千を新ヨゴ国守護兵団に遣わそう」

「陛下……」

イーハン王はチャグムに近づき
「カンバル軍と合わせて4万だ。ならば、タルシュと引けをとるまい。ここからさらに援軍を送ることも、補給することもできる。地の利がある我らの方が有利だ」

「イーハン陛下、ありがとうございます」
チャグムは言う
「そなたのためだけではない。我がロタの命運もそなたに託すのだ」

司令棒をイーハン王はもち
「必ずや、この北の大陸を守ってくれ、チャグム殿下」

「…はい! 
 ロタ王国とカンバル王国の兵を集結し、ただちに新ヨゴ国に向かいます!」

そう、チャグムは言う
「武運を祈る」

こうして、チャグムは戦へと向かったのだった
「”タラノ平野に上陸したタルシュ軍は瞬く間に街道を北上し、新ヨゴ国の都に迫っていた。一方、西のロタ王国からはラウル王子が率いる軍勢が新ヨゴ国を目指していた。
 新ヨゴ国は都の入口を守るヤズノ砦へすべての兵力をタルシュを向かい討つ準備を急いでいた”」

ヤズノ砦では早馬が現れ、伝令がラドウ大将軍に報告された。
「申し上げます! ロタ、ロタが動きました!」
「何? ロタが動いただと?」

「南部の兵を率いているのはツーラムに上陸したタルシュ軍です」
ラクサムがいう
「ロタの内乱を煽りに来たのではなかったか。ここへくるか」

「あるいは国境の町・四路街へ奪って、
 そこを補給地にするやもしれません」

「その前に、四路街を焼き祓え!」
ラドウ大将軍はいう
この人が言うんかい! だいぶ、原作とは違う。展開は一緒だけれど

一方、バルサはタラノ平野を抜け、放浪していた。
「何者だ?」
二人の護衛士らしき人物がバルサに声をかける
タンダの行方が分からぬ状況にバルサの気はたっていた

バルサ!」
聞き覚えのある声にバルサの顔が変わる
バルサじゃねぇかよ!」
「オバルか」

「この人はな、俺達と同じ護衛士のバルサだよ!」
オバルはほかの護衛士にそう言う
「知っているだろう? あの短槍使いのバルサだよ」

「いやぁ、驚きました。残党狩りをしているタルシュ兵かと思いましたよ」
オバルはいう
「何をしている?」

「我々は四路街の人々にやとわれて、護衛士をやっています」
そう答える
「四路街の人々…?」

「えぇ、皆あの町から逃げてきました。
 ロタからもタルシュ軍が攻めてきていて、それで新ヨゴ国が四路街に火を放ったんです」
そう、オバルが説明する。

もう逃げだした後の話か…。
だよな、だってバルサは四路街へ行って、タラノ平野って順だったからな、原作。

バルサ~!バルサ!」
マーサさんが嬉しそうに駆け寄ってくる
「マーサさん」

「無事だったんだね。こんな所で会うなんて!
 よかった……」
ぎゅっとバルサを抱きしめるマーサさん
バルサ……」

すると、トウノさんやアスラ、チキサもバルサの元へ駆け寄ってくる
一番に抱き着いてきたのはアスラだった
「アスラ……チキサ……」

アスラはバルサの顔を見て、もう一回バルサに抱き着いた
その再会にバルサは”マーサさんたちとの思い出”を思い出す
”「バルサ、この布はとてもいい匂いがするわ」
笑顔のアスラ

「いつまでもここにいていいのよ、バルサ
そう言ってくれたマーサさん”

安堵にバルサはそれまでの緊張の糸が切れて、気を失ってしまう。

場面が変わり、コチャの村であるオッカ村―
傷ついたタンダはそこでコチャの姉・ユーナに看病されていた。
「起こしちゃいました?」
「う~ん、大丈夫だ。世話をかけてすまないね」

「もう謝らないでください。
 あなたは弟の命を救ってくれた恩人なんですから」
ユーナは言う

「いいや、助けられたのはこっちの方だ」
タンダは言う
「コチャは?」

「今は”カンクイ”を見つけに言ってます」
ユーナは言う
「カンクイ?」

「あなたが教えてくれた、山菜鍋を作ってみたんです。カンクイだけ見つからなくって…。
 貴方に言われて、薬草もたくさん採ってきました。早く良くなってもらわないと」
そう、ユーナは言う

「今、食べられますか?」
「あぁ、すまない」

「また…」
ユーナは言う
「ありがとう」
ご飯を受け取るタンダ

「ヨーナ、もしタルシュ兵が来たら、私に構わず、逃げてください」
タンダはそう、ヨーナに言う
「こんな村まで、追ってこないでしょう」

「姉ちゃん!!」
慌てて駆け込んできたコチャ
「タルシュ兵がこっちに来る!」

「え!?」
慌てて外を見るヨーナとタンダ

「さぁ、早く逃げて」
そう言うタンダだが、
「どこに行きません!私は貴方を守ります!」
ヨーナは主張する

これで6回は終わりか。
しかし、タルシュ兵たちは殺しに来たとは思えない…。食料を調達に来ただけなのでは?
抵抗しない村人などから敵意をかう必要もないし

ついに次回が例のシーンか。
バルサはタンダに会う。

ここまで読んでくれてありがとうございました!
前回へ
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