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”可愛い顔をして、極悪三姉妹♪”喜媚・貴人が動き出す!第三十話感想 封神しない演義 ASUKA7月号(2018年5月発売)

此花(このはな)です

 

今回はASUKAに連載されている”封神しない演義”の第三十話の感想を書いていきたいと思います

 

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「”可愛い顔をして、極悪三姉妹”」

 

表紙可愛いけど、千年狐の方がお馬鹿さん(笑)

妹たちの方がまだ賢い?

 

封神しない演義のあらすじ
ある日、物置で探し物をしていたさきは、母親(封神演義オタク)のコレクションとおぼしき古い巻物を見つける。固い紐を解いた瞬間、どういうわけか古代中国の「殷王朝」、「封神演義」の世界にワープ!
偶然さきを釣り上げた、ぐーたらイケメン「太公望(姜子牙)」とその騎獣「四不像」と行動を共にすることになる。さきには宝貝(パオペエ)の副作用を無効化する能力があり、この世界の「天命」に縛られない存在であることから、自分の代わりに「太公望」に…切望する姜子牙。
多くの命を殺せる役割「太公望」を、異世界からのさきならば、覆せるのでは…?と期待をかけていた。
さきは「天命」で苦しむ人々を助ける為、「一人」ではなく、姜子牙と「二人」で太公望という運命を背負う覚悟を決めるのだった。

 

前号までのあらすじ

封神を遂行していた黒幕は、殷の宰相・商容だった。さらに死んだと思われていた賈氏も天化も、実は生きていた。子牙の作戦によって、ようやく商容を捕える事に成功し、封神阻止にまた一歩近づくことができたさきたち。

 

ある日、さきは子牙の右手にある焼印を見てしまう。この焼印は、昔子牙の邑が

殷の兵士に襲われた時につけられていたものだった。決死の覚悟で、はるか遠くの邑・孤竹まで逃げ延びた子牙たちは殷王朝に復讐を誓った。

 

また元始天尊と出会い、「太公望」こそ王朝を倒せる存在と知り、その許で修行することになった。しかし、その修行の中でどうやって抗えない「天命」の存在を知り、ついには自身の一族について記された石碑を見つけてしまった。

 

そこには一族が滅ぼされる天命が書かれていた。一族滅亡が天命によって、あらかじめ決められていたことを知り、絶望する子牙。太公望になれば一緒に逃げた子供たちが犠牲になる。しかし、太公望にならなければ、子供たちの誰かが代わりに選ばれる。

家族を守る為に「何もしない」太公望になる事を子牙は決意したのだった。過去を知り、より一層絆を強くする二人だったが…。

 

さて、本編の感想へ行きましょうか!

「し、子牙…もう離して…?」

自分から抱き着いたさきはいう

「ダメです。そもそもさきから抱き着いてきたんですよ?」

 

「こっこれは不可抗力で…」

「(耳まで真っ赤)」

思わず、子牙はさきの耳たぶをかぷっと噛みつく

「ひゃぁ、なっなななにするのっ!!?」

 

「丁度、目の前にあったもので、つい」

「どゆこと?!」

ほんとどういう事なの(笑)子牙

 

「さきは耳が弱いんですねぇ」

「ひゃん」
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「大変よ! 商容が牢から逃げ出し……」

突然、入ってきた楊戩とコウ

 

状況を見て

「失礼しました♡」

扉を閉めた

 

「待ってぇ!! 違いますぅ!」

慌てて声を上げるさきちゃん

(笑)思わず、こんなの笑うわ

 

「――…商宰相が逃げたって…居場所はわかるんですか?」

「えぇ、追尾印があるから問題ないわ。先に聞仲が向かっているはずよ」

着替えたさきは楊戩と共に逃げた場所へ

「――…この位置だとおそらく黄貴妃の部屋ね!」

 

「あそこには千年狐も捕らわれていますね…」

(紂王暗殺に失敗した今……いったい何をしようとしているんだ…?)

子牙は思う

 

”「呂…尚…」

そうつぶやいていた商容”

(……それに商宰相(かれ)の本当の姿はおそらく――)

 

「あら? 聞仲!アンタ、先に行ったんじゃなかったの?」

後宮の前で立っていた聞仲を見つけた一行

「……この先に入れぬ」

「え!? まさか結界!?」

 

「ああ…この先は後宮――

 男子禁制の空間だ!」

えぇぇ(笑)

 

「真面目か!」

思わず、つっこむさきちゃん

「緊急事態に何言ってるのよ!」

「この様な些細な事柄から国の乱れが生まれるのだ」

 

「こういう所、融通の利かない男だったわ…」

ため息をつく楊戩

 

「まったく、面倒臭い男ね!

 こういう時こそ、『心を乙女』にするのよ…!」

楊戩さんはいう

「「「(心を乙女に…?!)」」」

 

「…………っ。出来ん」

何故か、真面目に挑戦して、できないという聞仲さん

「(真面目か!!)」

 

「もう! 」
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「いいから行くの!」

聞仲を担ぎ上げるさきちゃん

「―――…!!」

 

「こらっ、若い娘がはしたないであろう!降ろさぬか!」

怒られながらもさきちゃんは

「(なんだかなぁ…。

 これがお父さんってやつなの…?)」

 「さぁ、急ぎましょう!」

 

さきに担ぎ上げられた聞仲は何かぶつぶつ言っていた

「(めっちゃブツブツ言ってるー!)」

「さき」

 

「え? (初めて私の名前を…)」

顔を向けると、何故か”デコピン”をされるさき

「?」

どういうこと?って思ったけど、何か守護の術でもかけたのかな?

 

そして、一方、紂王はロープでぐるぐる巻きにされていた

「おい」

「余の妃が危ないというのに何故余が縛られなければならないのだ?

 黄将軍よ」

 

「そりゃあ、前回楊戩殿が陛下の身代わりになっていた時に

 陛下ご自身が出て行く気満々だったからですぞ」

「兵たちがどれほど苦労したか」

ある意味、良い王だけどな…(笑)

 

「知れたこと!

 余の家臣が逃亡し、余の妃が危険というのならば尚更の事。余が行かずしてどうする!お前の妹でもあるのだぞ!」

紂王はいう

 

「その様なお言葉を陛下の口から頂戴できること、

 家臣としての誉ですな――」

黄将軍はいう

 

「天化、梱仙縄は確り縛っておくんだぞ!」

「お…おう」

 

「今の流れは縄を解く流れだろうが!」

そう怒る紂王

 

「おのれ親子揃って!余の命令を無視ししおってからに!」

「それはこれ、これはこれ、ですぞ」

(笑)まぁ、流石に縄解けませんよねぇ

 

「(――…あいつら、本当に大丈夫なんだろうな…?)」

天化は思っていた

 

場面は黄貴妃の部屋ー

「黄貴妃!!」

そこには商宰相が黄貴妃の首を絞めている姿が!

「……っ、さ…き…」

 

「黄貴妃に…

 なんて事してるのよ…っ!」

聞仲をぶん投げた

 

「あ」

思わず投げてしまったさき

(笑)あーあ

 

「…げほっごほ…」

「ごめんなさい…!」

慌てて謝るさき

 

「…いやっ、これでよい! 黄貴妃、ご無事か!?」

聞仲はいう

「えぇ」

 

「助かるわ、聞太師…

 お礼にお前の力を貰ってやろう」

突然、黄貴妃が聞仲に首を掴む

”バシュゥゥゥゥッ”

「がぁ…!」

「聞仲!!」

 

「…ぐっ、貴様…は…」

「ふぅ~~これで大分妖力が戻ったのぉ」
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「千年狐!」

黄貴妃バージョン!

 

「だまし討ちなんて

 ――アンタにしては芸が細かいじゃない」

楊戩はいう

 

「くくくっ、わらわの妹たちはとても賢いのじゃ、

 のぅ…?喜媚、貴人」

どろんとあらわれた双子

「妹…!?」

 

「くすくす、流石お姉さま。やれば出来る狐ですわ♡」

「くすくす、化かし合いなら私たちの方が上手ですものね♡」

喜媚と貴人はいう

 

「うむっ、妾(わらわ)達、

 三姉妹が揃えば、向かうところ敵なしじゃ!」

 

「さて、黄貴妃(こやつ)には妾を閉じ込めたお返しをせねばのぅ…。

 手始めに顔に消えぬ傷でも刻んでやろうか?」

アゴに傷をつけようとする千年狐

「やめっ」

 

「おい女狐。あまり人間を…

 舐めるなっ!」

聞仲は千年狐に攻撃を加える

「! こ…こやつまだ力を…!?」

 

黄貴妃から千年狐が抜けた

「お姉さま!」

 

「キィィ、人間如きがまたしても妾の憑依をーっ!!」

千年狐はいう

「あらら落ちついて、お姉さま」

「そうよそうよ、こいつらの相手はほかに用意してあるじゃない」

 

「む? そうじゃったな!  

 黄貴妃を通して、お主の心を視たぞ、太公望よ!」

「!」

 

「さぁ、いつまで寝ておるのじゃ商容……

 お前の本当の姿をみせておやり」
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 「かつての同胞の姿をな…!」

……やっぱりか

 

「同胞って…

 (そういえば前に子牙の事を『呂尚』って呼んでた…じゃあこの人も子牙と同じ――呂一族の生き残り…?)」

さきは思う

 

「……やはり、君だったのですねーー

 彪(ひょう)」

 

あの、彪か。

これはどうなるんだろう

 

ここまで読んでくれてありがとうございました!

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