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若手会本番まで日が迫る中、次第に焦り募らせる弓矢。亡くなったお弟子さんの「苦悩」に自分と照らし合わせるのだった。十三の段「弓矢の一番」 感想 火色の文楽

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此花(このはな)です

 

今回はコミックゼノンで連載されている”火色の文楽”の十三の段「弓矢の一番」の感想を書いていきたいと思います

 

前号まで

若手会本番まで日が迫る中、思い通りに語れない弓矢は、次第に焦りを募らせていく。そんな中、潮路師匠の亡くなったお弟子さんの「文楽」への苦悩を知ってしまい、自分の現在と重ね合わせるのであった……。

 

前回はインコの麻虎が亡くなったお弟子さんの名前だったことを知って、あのデキマヘン、が重い言葉だった…。

柑太、弦治、弓矢が初めて全員が出る若手会。今回は柑太くんの話、麻虎の話が続きます。なんかちょっと……ツーンとしてしまった、柑太くんの話

 さて、本編の感想へ行きましょうか!

ちゃんりなに吉報の連絡をする柑太

若手会で初めて、主遣いをやる、と 

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 台詞も、動きも、名前もある役・ドザエモン

ジュースを弓矢に持たせ、ご機嫌の電話を続ける柑太くん

 

「どこにでもいる人。めっちゃ生かすの!」

柑太くんはそう、話す

 

ようやく弓矢の事を思い出し、ジュースをもつ柑太

「……えぇなあ 柑太」

「”好き”が強いから、ほっとするわ」

 

 「…何急に、人の子みたいなこと言うね?」

「誰が、鬼の子やねん」

 

「でもさー好きだけでも空回りするよね。

 稽古でも光次郎兄さんにも言われたもん」

柑太はいう

 

”「そこまで力んで動いたら目についてまうわ」

「酒がうまい時ってもっとこう…」

 

「あぁ」

「飲みたなるなぁ…」”

 

「その世界にすーっと溶け込んでるけど、

 「こいつ、生きてる!」ってしるし、掴みたいよ。師匠の遣う人形なんて、

 しるし放ちまくってたじゃん」

 

「”人形遣いの神様”蓮本光臣は

 2年前、引退した”」

 

「”最近の柑太は師匠の前では静かになって、

 師匠の顔ばっかり見ている”」

さっき、弓矢が運んでいたジュースは蓮本師匠の為だったのか…

ゆっくりとジュースを飲む蓮本師匠

 

蓮本師匠の病室を出た後ー

「しみじみ見てるな柑太」

「え?」

「師匠のこと」

 

「昔はさ、

 師匠の人形の生きてるしるし、盗みたくて見てたの」

 

「今は師匠が生きてるしるしばっか、見ちゃう。

「みかんジュース、お酒みたいに飲んでたなー」とか、「チワワのこと『目玉ちゃん』て、呼んでたな」とか」

 

「ふつーの地味なこと」

「たぶん、

 この先もめちゃくちゃ思い出す…」

柑太…

 

病院からの帰り道、弓矢はまた、千鳥兄さんと出会う

「”兄さんの弟弟子の七鳥から聞いた。兄さんは今も病院に行って、蕗(ふき)さんの様子を聞いてるらしい。

 蕗(ふき)さんには会わずに”」

 

「なんや弓。この辺りでよう会うなぁ」

「光臣師匠のお見舞いの帰りで…

 お兄さんは何してはるんですか」

「何もしてへんよ」

 

「この高台から街見下ろすん好きやねん。

 あー暮らしてんなぁ思て…。あの子らめっちゃ仲ええな」

「何叫んでんのやろ」

「もうちょいで聞こえそうなんやけどな…」

 

 「床本、読み込んで語り続けてると、

 何百年前に生きてた求馬やお三輪もこれぐらいの距離に感じてくる」

千鳥兄さんはそっと伸ばす

 

「声が聞こえそうで、聞こえへん。

 こっからじいっと耳すまさなあかん」

 

「”千鳥兄さんの視線の向こうには蕗さんの病棟があった。

 蕗さんの本心は聞いたんか。

 文楽の世界に戻ることが幸せなんか、兄さんには聞けんかった」

 

「聞けるわけなかった”」

拳に力を入れる弓矢

 

場面が変わり、弦治と珠市師匠

「弦治、

 お前は弓太夫と合わせてこい。まともに組むんは若手会が初めてやろ」

 

「十代からの仲となるとどうや、

 ちぃとは思うところもあるか?」

珠市師匠は弦治の頭にくっつき虫がついていることに気づく

 

「付き合いは長いですけど、感慨とかそんなに…

 個人に思い入れてたらキリないですし」

弦治はいう

 

珠市師匠は弦治の頭のくっつき虫を手に掴む

「お前の本名の”弦”の字と弓太夫の”弓矢”にな。

 縁があると思わんか?」

 

「弦(つる)がないと弓矢は遠くに飛べん。

 弓矢がないと弦はただの糸や」

「飛んでいくのも飛ばすのもせいぜい本気で面白がれ」

 

くっつき虫は自分で取れよ、と師匠

(笑)師匠が取るのか

 

 こうして、弦治は一人で弓太夫との稽古へ

「…たとへ死んでも 夫婦ぢゃと 仰つて下さりませ…」

弦治が入ってきた

「…なんや、弦治だけ?」

 

「師匠がふたりで合わせてこい言いはって…

「弓は昔の威勢が薄まってへんか」って気にされましたよ」

 弦治はいう

 

「高校の頃は単に、自分に似た感情重ねて

 がなってたからな」

 

「複雑なもん抱えて惹かれ合う男女とか、身に覚えのないもんになると、

 急に遠く感じてまう」

「今日は柑太と千鳥兄さんに会ってん。ふたりとも、相手想う力が強うて…」

 

「俺は自分しか知らんから、

 求馬や橘姫も遠いままや」

 

「…アキマヘン。デキマヘンッ」

麻虎はしゃべる

 

「麻虎の”これ”な。亡くなったお弟子さんの言葉らしいねん。

 お弟子さんはなんで、逃げ出さなかったんやろ。

師匠はなんでまだ、そばに…」

 

すると、弦治は三味線を鳴らし始める

「(…ああ、ええ音色やな…)」

 

「”文楽の三味線の音は、暗闇で義太夫を導く灯り”」

「(この世で一番、好きな音や)」

 

「弓さんもバレエの世界からこっちに来て、えらい難儀しましたやん。

 なんで逃げ出さなかったんですか」

 弦治はいう

 

「……そんなん、

 浄瑠璃が一番きつくて、一番好きやからや」

 

弓矢の言葉に麻虎が反応した

「…ギマヘン…デキマヘン…デモ、

 デモ ワシ スキヤ…」

 

「今、なんて言うた?」

思わず、弓矢は麻虎の鳥かごの扉を開ける

「麻虎」

「麻虎さん」

 

その隙に麻虎は鳥かごを出て、外へ

 「麻虎……!!」

 

弓矢は逃げた麻虎を追いかける

その後、弦治から電話かかってきた

「弓さん? 今、どこですか?」

「ごめん、弦治。西公園の高台に来てもうた。

 見つかるわけないよな…」

 

「”麻虎は、そばでお弟子さんを見下ろして、

 震える声を聞いていた”」

 

”「ここから」

「街見下ろすん好きやねん
 あー暮らしてんなぁ思て…」”

千鳥兄さんの言葉

 

「”俺は 自分の中にだけ目ぇこらしてその後は”」

”「もっと高く」”

「”上しか見てなかった”」

 

ふと、高台から街を見下ろす

子供たちが遊んでいる

「”あの子らは”」

 

「”何を話してるんやろう」

「麻虎さんは”」

 

”「…それでも、わし」

「わしは」

「ほんまに」

 

浄瑠璃が好きなんや」”

 

”「好きなんや」”

「(想像してみるんや。麻虎さんの声)」

 

”「……たとへ 死んでも……」

「たとへ死んでも夫婦ぢゃと仰つて下さりませ。」”

「(橘姫の声)」

 

「”麻虎が逃げたと知っても師匠は驚かなかった”」

 

「あいつはもう、老いぼれでな。

 最後に飛んでみたかったんやろ」

潮路師匠は言う

 

「麻虎、最後に「デモ、スキヤ」って言ってました。

 麻虎さんは苦しんでただけやなくて、ほんまは…」

 

「そんなもんは、

 とっくに分かっとったわ」

師匠は言うのだった

 

だから、インコの麻虎をずっとそばにおいてたのか

師匠だって、分かってたんだなぁ…

 

ここまで読んでくれてありがとうございました!

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