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弓矢、変化の真っ最中…? 若手会の本番が訪れる。十四の段「灯火(ともしび)の声」 感想 火色の文楽

此花(このはな)です

 

今回はコミックゼノンに連載されている”火色の文楽”の十四の段「灯火の声」の感想を書いていきたいと思います

 

前号まで

若手会の初日間近、師匠のオウムが発した言葉で、亡くなったお弟子さんが心から文楽を好いていた事を知った弓矢。心の迷いは晴れていき、いよいよ若手会に臨むのであった――。

 

 前回の意味は迷いが晴れたという事でよかったんだ…。

今回、湊と湊の彼氏さんとの会話シーンがあったけど、なんかこの人で大丈夫かな…?って心配になった。湊にとっては文楽というのは大事な要素で、ちゃんとわかってあげられてるのかなって。

 

弓矢くんが変わった…いい意味で、という話と若手会の本番。

湊とくっつけばいいのに!って思ってしまった。

 

さて、本編の感想へ行きましょうか!

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 「”その日の弓くんは機嫌よく酒を勧めてきて、

 ぼくと弦治くんの話をじーっと聞いて」

 

「気づいたら、隣のテーブルのおじさんとも話し込んで」

 

「二軒目、出る頃には 

 鳥みたいな声出して笑って」 

「道頓堀のベンチで潰れた”」

 今までにない弓矢の姿だ

 

「…めずらしいなぁ。

 前は知らんおっちゃんとか話さんかったのに」

「最近やたら話してるよ、弓くん。知らない人でも、喋らなかった人とも

 初音さんも言ってたけど」

 

「”子供の進学のこととか聞いてくれてね。

 別に気の利いた返しとかせんのよ」

初音さんは小料理屋におつとめ中……

 

「でも、じーっと耳傾けてくれんの。

 なんて言うんかなぁ……お地蔵さんが話し聞いてくれるみたいな”」

そう初音さんが言っていたこと

 

「弓矢くんて、子供の頃から求道アンド修行って感じでさ。

 その他は切り捨てだったじゃん。ぼくでも気付いたらそんな風になっちゃうもん」

柑太はいう

 

「「ここにしかない」とか、「向こうとはちげーし」とか。

 でもそうやって、片方だけ重くなったら歩けなくなんじゃん」

 

「今まで切り捨ててきたものとか、自分の中に掬(すく)い直してんじゃないかな。そんでこの人なりにじーっと向き合ってたら、

 お地蔵さんになっちゃうんだけど」

 

そんな柑太の言葉に弦治は――

「…柑太くん、今度ビアガーデン行かん?」

誘ってきた

「おっ、弦治が飲みたがるの珍しくね!? 

 湊ちゃんお盆に帰ってきたらさ、みんなで行こーよ!」

「あぁ、湊ちゃんの話も聞きたいやろしな…」

 

場面が変わり――

「湊、聞いてる?」

はっと物思いをふけっていた湊ははっと気づく

「あ、美味しいです、フカヒレ

「マジ、美味いよね、ここの中華!」

 

「神楽坂の馬肉の店も気になっててさ、熊本の馬肉タタキにしたのとか」

「へぇ、美味しそう…」

「だろー? 今度、連れてってあげるから!」

 

 「中華の回る円卓って、おじいちゃんのこと、思い出すな…」

ぽろっと湊はつぶやく

文楽義太夫の回る床、小さい頃はあれに乗って、浄瑠璃を語るんが夢でした」

 

「その頃の幼馴染にバレエでくるくる踊る子がいて、バレエを引退してからおじいちゃんに誘われて、義太夫になって、床の上くるって回って出てきたんです」

 

「おじいちゃんに託されて、二回も自分の力で回って。

 見てたら何か、羨ましいんか切ないんか、分からんようになる…」

 

「…それ、何の話?」

相手はよくわかっていなかった

「つまんなかったですね、私――」

 

湊は自分の夢だった浄瑠璃を語る弓矢に複雑な気持ちだったのかな…。羨ましいか、切ないか、分からないか…

 

「いや、関西の子なのに話のゴールねーなーと思って、

 って嘘だって!」

大きく笑う相手

 

「湊ってたまに分かんないこと言うけど、いいよ全然話して。

 何でも聞いてあげるからさ!」

 

この彼氏さん、凄い不安なんだけど…大丈夫かな

湊に合ってるのかな

 

場面が変わり、文楽劇場の楽屋――

「ほな、弓矢くん。来月また話し聞いてな―!」

翼くんはそう言って、手を振る

 

「友達? 歳離れた子とも仲ええんやな」

千鳥兄さんがそう弓矢に声をかけてきた

「入院してた時の同室の子です。最近、また話すようになって」

 

自販機の前で弓矢は

「その病院でこないだ、蕗さんに会うたんです。

 ”千尋をよろしく”って言われました」

 

「蕗さんと兄さんのこと、師匠のお弟子さんの事件、同時に知って、

 何度も考えました」

 

文楽の道進むのと

 穏やかな道、選ぶのと、どっちが幸せなんかって」

 人差し指で2つの缶で迷う弓矢

 

「…でも今はこう思う。

 「幸せかどうか」で人の人生測るもんとちゃうわ」

 

「兄さんも蕗さんも、俺も、

 自分で選んだ道を自分で「当たり」にしていきましょう」

自販機のボタンを押しながら、弓矢は言う

 

ウォ、コンポタ押してもた…!

何を押しているか、見ないで押しちゃったのか(笑)

 

柑太が誘ったちゃんりな☆も若手会の劇場の近くまで来ていた。

くじ付きアイスを食べながら、”当たり”を引き当てるちゃんりな

「(やばー今日絶対ラッキーじゃん!

 カンカンが若手会でうまくいきますようにっ)」

 

「”床の上では心入れて語るから、そんときは湊に聴きに来てほしい。

 まだ空っぽやったらはっ倒してくれ”」

弓矢の言葉

 

湊も劇場にやってきていた

そして、若手会が始まる――

 

「…アア また よしにさんせいで」

「(あっ、カンカン出てきた…!)」

ちゃんりなは思う

 

「井戸の水を使ふ恩返し。ノウ五州兵衛(ごずべえ)さうぢゃないか。」

柑太が操る人形が

「引き受け~~一気飲み…」

 

”「ほんまに酒がうまいとき 人はどう動く?」”

柑太の心には師匠がジュースを飲む姿が写っていた

 

うまそうに酒を飲むように動かす柑太

それを見るちゃんりな

 

「(ねぇ師匠、教わったことも思い出も、

 全部入れてくから、はなればなれじゃないんです)」

柑太くん……

 

「”妹背山(いもせやま)山婦女庭訓(やまおんなていきん)の

 「道行恋苧環(みゆきこいのおだまき)」は、四人の太夫が役ごとに掛け合いをする道行のの演目である”」

 

 「跡を求馬(もとめ)が慕ひ来て、互ひにはたと行き合ひの

 星の光に顔と顔」

 巴太夫が語る

 

「ヤァ 恋人か何ゆえに もしやねぐらの契りをも 

 叶へてやろ とのお心か…」

太夫が語る

 

「胸に言へど 詞(ことば)には 

 面(おも)映(は)ゆぶりの袖記帳――」

 

「(今までの弓矢と違う。

 ふわっと包まれるみたいな……)」

語りを聞いて、湊は思う

 

「”弓くん、変わったよ。

 お地蔵さんみたいに人の話聞いて…”」

 

「”……この人、心の中開いて、受け止めてきたから、

 自分の心の、広く静かなところに

 橘姫が入ってきたんや”」

 柑太と弦治の言葉…かな?

 

 「何のいとやァァア せぇぇぬ 

 つぅれぇなの君やと恨み侘び……」

 三味線 テン テテンと鳴る

 「お――も――い――」

 

「”灯台のように」

「乱るる――

すすき陰――」

「人形を照らす”」

 

「たしなみなされ 女中様」

「”千鳥兄さんの声”」

「恋は仕勝(しがち)よ 我が殿御」

 

「イイヤ私が」

「イヤ わしが」

千鳥兄さんと弓太夫の掛け合い

 

「”間を読み」

「なめらかに」

「呼吸(いき)をつなぐ”」

 

「”人の言葉をひとつずつ 受け止めてきたみたいに”」

 

「園ぉ――に――

 色ぉよく――

 咲く草時 は――」

 

「縁の苧環(おだまき)いとしさの」(巴太夫

「あまりて三輪も悋気(りんき)の針」(千鳥太夫

「男の裾に付けるとも知らず、印の糸筋を」(弓太夫

 

「「「慕ぁい、 慕ぉ~て~」」」

 

「”詞(ことば)はつぶつけるもんやない。三百年前の心を」

「自分の中に招き入れて」

「繋いできた火にまた灯す”」

 

「ええ―――」

「”俺たちの声は」

 

「おお―――」

「灯火なんや”」

 

これを見て、湊はどう思うんだろうね……

彼氏さんとの関係が気になるなぁ

 

ここまで読んでくれてありがとうございました!

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