此花のアニメ&漫画タイム

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時は戦国。盗賊のどろろは全身作り物の男”百鬼丸”に出会う。彼は見えない瞳で化け物を見据えていた。第一話&第二話&第三話まとめて感想。どろろ

此花(このはな)です

今回はどろろの第1話「醍醐(だいご)の巻」、第2話「万代の巻」、第3話「寿海の巻」の感想を書いていきたいと思います

第1話「醍醐(だいご)の巻」
あらすじ
時は戦国。醍醐の国の主である景光は領地の繁栄のため鬼神と取引し、対価として生まれる我が子を差し出した。時は流れある日、幼い盗賊どろろは妖怪に襲われている所を謎の少年に助けられる。その少年の身体は、どこもかしこも造り物なのであった。

公式より
TVアニメ「どろろ」公式サイト

感想を書こうか迷った挙句、話数が3話まで進んでしまった。
私がどろろを知ったのは小学生の頃、図書室の手塚治虫コーナーでした。どろろだけじゃなく、海のトリトン火の鳥も読んだことがあります。

置いていたのはどろろ3巻まで、だったはず。
それ以降の話どころか、結構内容はうろ覚え。小学生の頃の話ですからね
でも好きなお話で記憶に残っています


さて、まずは1話、百鬼丸がこうなってしまった理由から、
醍醐という国の主・景光が鬼神と取引する所と百鬼丸が生まれる所が交互に描写されます。

公式サイトを見にいったら、12の鬼神って書いてあって、あれ?
12体だったっけ?もっと多かったような…ってなった。

上人殿が殺される寸前、”ありがたき…これで救われます…”

今の世が地獄。日々、祈りはむなしゅうなり。いずれ、我がうちに仏への疑いが生まれるやもと。その前に死ねるのは何より…。醍醐様、鬼神に近づいてはなりません。生きながら…外道に落ちては…

言っていたのは酷く印象に残った。
殺される事すら救われるか…悲しいなぁ…

百鬼丸の母が祈っていたあの菩薩は一体何を守ったのだろう…。
頭が吹き飛んだのは身代わりなのだろうけど、心臓?脳?生きてるってことはそういうことだよね

OPはどろろの世界観がぴったりあってて、調和してた。
赤ん坊を殺そうとする産婆が赤ん坊自身のしぐさで”生きたい”と思わせるオーラ?意志?はそれだけ強いものなのだろうなぁ…。琵琶丸さんが産婆を殺した化け物を殺した後、赤ん坊を得体のしれない、よくわからないもの、評していたけど、あれは盲目だからみえたもの、かな。

それから16年後、小さな盗賊・どろろとの出会いも化け物がそこにいたから、なんだろう。
子供だけど、子供じゃないと主張する意思は強いよな…。確か、女の子だっけ、どろろって。それは記憶してる、背中の刺青もさ。

その化け物を百鬼丸が倒した事で戻ったのは”皮膚”
盲目だからこそ、見える”もの”で戦う百鬼丸。痛みも感じない、それゆえの恐怖もない。
凄い御業で倒したのを見て、どろろはついていくのを決めた。

作り物の面から、本来の皮膚へと変わる
それを見た、ことで普通じゃないことは分かるよね。
改めて1話を見て、気づいた。最後、皮膚が戻った後、鼻だけ作り物になってる。皮膚の色が違った!

縫の方(百鬼丸の母)は16年たった今でも、百鬼丸の事を想っている。公式サイトの動画とか見ると、やっぱ第二子の多宝丸と何かしらの戦いがありそうな予感がする。

第2話「万代の巻」
あらすじ
どろろと百鬼丸は万代という女性が治める村を訪れる。百鬼丸は何故か突然彼女を前に剣を抜き、村人たちによって土蔵に閉じ込められてしまう。すると土蔵には先客が居て…。

公式より
TVアニメ「どろろ」公式サイト

第2話はどろろ百鬼丸を連れて、村を訪れる話。
百鬼丸は生きているものがみえるけど、とたんに死ぬと見えなくなるのかな?
焼き魚になった時にちょっとびっくりしてるのが印象に残った

百鬼丸にはどろろの姿も声も見えてはいない。だが、百鬼丸には生まれながらに見えてるものがある。魂の炎というほかない。重要なのはその色だった。敵、憎悪、またはこの世ならざぬもの。これらを持つ色が百鬼丸に危険を教える。魂の色を見る力。常人ではない感覚や身体能力によって、百鬼丸は暗闇の中を生きていたのである。

百鬼丸どろろを放っておくのはその炎の色が危険ではないからでいうことでしかない。ただ、通り過ぎることなく、この場にとどまる百鬼丸に取って二つ目だった”

盲目に故に、たましいを見て、どろろが危険人物ではないと思っているって
解説されてるのがちょっと笑った。
聞こえないから、名前を教えてもらおうとするのを断念する

化け物がいて困っている話を聞きつけて、金にしようとたくらむどろろ
その村でどろろは万代の名代という伴吉に話を持ちかけると、是非お願いしたいと素直に屋敷へと案内してくれる。

その村は妙にお金持ちそうな様子。
田畑もなさそうなのに…疑問に思うどろろ

あの”やろうか?”って出てくる化け物ようなものはどろろと百鬼丸の前に現れるが、百鬼丸は何もしない。2話目の最初で琵琶丸さんの前に出てきたけど、悪意はなさそうだから、放っておいたってかんじだよね。

百鬼丸は万代では刀を抜き、襲い掛かる
村人たちによって土蔵に閉じ込められるが、その土蔵には先客・琵琶丸がいた。
優しそうな人を切りかかったことで、全然見えてねぇ!と怒るどろろ

バケモンが出ると聞いて、この村に来たら、寝ている間にここに連れてこられちまった
という琵琶丸。
「どうして?」
「さぁ?案外これが行方知れずの種明かしかもしれないねぇ」

「それより、あんたには見覚えがある」
琵琶丸が立ち上がって、違づく
「目見えるの?」
「はははっ、私らには」
目ありには見えないものがみえることがある、と琵琶丸
「そっちの方がよっぽほど確かだったすることがあるのさ」

見えないものが見えるという言葉に不思議そうにするどろろ
「例えば今、私にはお前さん、綺麗な真っ白い炎に見える」
「炎…?」

「いってみりゃ、たましいさねぇ。見てくりゃじゃない。中身が見えるのさ」
その話に百鬼丸もそうなのでは?と思うどろろ
「この名無しの権瓶も坊さんみてぇに見えるのか?」
「かもしれないねぇ」

「じゃ、さっき刀を抜いたのも…」
どろろがつぶやくと、井戸のようなところから気配を感じ、百鬼丸と琵琶丸は警戒する
百鬼丸は無言で向かっていき、何かに切り傷を与えると、悲鳴を上がった
真っ暗な土蔵の中でどろろは全く見えない

琵琶丸に連れられ、どろろが井戸を通ると、万代の屋敷へと出た。
琵琶丸がいう万代の色はどす黒い血のような赤。最悪の色だという

美しい姿から醜い化け物へと変わり、伴吉が百鬼丸の邪魔をしたことによって万代は竹林へ逃げていく
それを追いかける百鬼丸

そこで、伴吉が万代の正体に気づいていたことに気づく。
理由を問いただすと”そうしなければ、あの化け物は村の者を食らいますので…”
どろろたちを歓迎したい意図はそういう目的だったらしい

しかしそれではさっき、百鬼丸の邪魔をした理由にはならない。

”退治してほしかった化け物は万代ではなかったみたいだねぇ”
と琵琶丸がいう
まさか、あの”やろうか?”の化け物か。

百鬼丸はそのやろうか?の化け物におかげで、万代に一撃を食らわせる

「間違いない、お前は!…よもや生きていようとは。
 あの奪いそこなった、そのせいか。アレだけがお前をとれなかった。
 残りを取り戻す気か?」

「面白い!出来るものなら…」
百鬼丸は万代にとどめを刺した
”アレ”ってなんだ! 心臓?魂?あっ、たましいっていう可能性もあるのか

再び、やろうか?の鈴の音が聞こえる
その足元に向かうと、そこには路銀(大金)が埋められていた。

「万代に喰わせた旅人の金だね?」
琵琶丸が言う
「どういうことだよ?」

「うちの村は他に稼げるネタもなくて…化け物の万代様に乗っ取られた時はもう、終わりかと。でも、最初に万代様が襲った旅人がかなりの路銀を持ってたもんで…」
「味をしめちまったってわけか」

「なんだよ、それ!最低じゃねぇか!バケモンよりもっと」
そう怒るどろろだが、すぐにまた鈴の音が聞こえた
その音にひどく怯える伴吉
「止めてくれ。あの音を!」

「お前さんが退治してほしかったのはあれかい?」

「最初に路銀を奪った旅人が持ってた……
 お遍路だったんだ」

そう伴吉が漏らす
お遍路…四国のお遍路。お遍路さんって、確か鈴音のイメージが…。それを殺したことで、祟ったってことなのか?

表の顔に騙されたどろろは酷い事を言ったことを百鬼丸に謝る。
百鬼丸は何も言わないが、
琵琶丸は案外、気持ちは伝わっているといってくれる

万代の顔がどろろのお母さんに似ていた、か。
それで急に百鬼丸が立ち止まって、どろろの頬を包んだのはなんでだろうなぁ…
動揺して、突き飛ばすどろろ

すると、百鬼丸は文字を書き始める
どろろは字を読めないので、琵琶丸が手のひらで触ることで、彼の名前が百鬼丸(ひゃっきまる)という名が判明する

琵琶丸も百鬼丸が赤ん坊の時、出会った子だという事気づく。
一方、醍醐の国では国境の兵の数が増えているという報告が入る。
隣国の堺とは同盟関係にあるはずなのにだ。
…これは鬼神を倒した影響?

そして、百鬼丸は突然、痛がり始める
神経が戻った…ってことかな。

第3話「寿海の巻」
あらすじ
医者である寿海は各地を回り、戦で傷ついた人々に義手や義足を与えていた。ある日彼は身体のあちこちが欠けた赤ん坊を川で拾い、造り物の身体を与え育てる。「百鬼丸」と名付けられたその少年は、自らの身体を取り戻す旅に出る。

公式より
TVアニメ「どろろ」公式サイト

3話は百鬼丸が旅をするまでの話
やはり、1話2話で戦場の遺体の欠けた部分を義足などで補ってやっていた寿海さんって方が赤ん坊を拾ったんだね…。

一番最初の描写が戦で傷ついた兵士たちを磔(はりつけ)にしているのがその寿海さんで、目の前で兵たちの奥さん?を殺されたのを見て、崖から海へと飛び降りた。

場面が変わって、何年後か分からないけど、無償で手足が欠けた人々を助けていた寿海さん
償い、なのかな…?たぶん。
その隣にはその寿海が助けた青年・かなめがいた。

しかし、寿海さんを求めてやってきたある親子から、ある噂を耳にする
「師匠、本当なんですか?貴方が昔、柴殿に仕えていたと言うのは…」

そこからかなめにどうしてここで医者をやっているかを話す
海に飛び降りた後、大陸から来た船に助けられ、大陸へと場所を移した。
そこでは手足の欠けた者に義足や義手を作る技に出会い、その技術を習得した。

「罪滅ぼしというつもりはない。
 ただ、何もせずに楽になるのは許されるぬ、と思ったのだ」
「一度死んだはずのわしは生かされた。わしにはまだ、すべきことがあると」

「柴りょう金井氏の戦、私の父も死にました」
かなめの言葉
因果かぁ…

かなめは刃を持ち、寿梅に向けて襲い掛かろうとする
「お前が…お前が…父上を…」
「かなめ……」

「頼む…」
「命乞いか! 今更!」

「わしの命ならいくらでもやる。この仕事が済んだら、いかようにしても構わぬ。
 だが、親子との約束だけは…」
かなめの脳裏には初めて義足を付けた記憶がよみがえる

「……あの子のためだ」
刃を降ろし、殺すことをしなかった

少し経ち、義手をもらった子供
喜ぶ子供を見ながらも、かなめは
「…償えるはずがない」

寿海からもらった義足を捨て、
「(あなたは、俺を救えない……)」
寿海の元を去っていった

そのすぐあと、寿海は何もない血だらけの赤ん坊を見つける
全てが欠けた赤ん坊

その赤ん坊の口に指を近づけると、勢いよく吸う赤ん坊
「生きている…?
 こんな……生きたい、のか…?」
その生命力に涙をこぼす

そして、その一年後、醍醐の国の主・景光にもう一人赤ん坊が生まれる
世継ぎの多宝丸である

欠けたものを補ってやり、寿海はその子供を育てた
「”わしは再び、生かされた。体のあちこちをかき、こちらのいう事をどこまで伝わっているのか分からない。だが、この子には不思議な力がある。……生き抜くための強い力”」

寿海は”百鬼丸という名を彼につけた
”この世には何百の鬼より恐ろしいものはいくらでもある。
 負けるな、百鬼丸。お前なら、必ず超えていける”

そんな時、得体のしれない化け物に百鬼丸が襲われるようになる。
そこで、寿海は百鬼丸に”武道”戦う術を教え始めた

一方、多宝丸も武術を教えてもらっていた。
母上!と声を上げる多宝丸だが、その後ろにあった頭なしの菩薩を見て、悲しそうな顔をする。
これは完全に気づいている。自分以外に想う人がいると、子供ながらにも

それから百鬼丸は寿海との修行の日々が続いた。
強くなった百鬼丸は寿海の手を借りなくても、化け物を殺せるようになる

軽々と躊躇もなく、化け物を殺してきた姿を見て、寿海は――
「痛みを知らぬ。恐れを感じない。
 切り刻み、壊し、命を奪い取ることに何のためらいを生じはしない」

「(願いはただ一つ。……生まれ持った運命に負けず、生きて欲しい。
 ただ、それだけのはずだった)」
「(わしはまた、間違ったのか…!)」

しかし、ある化け物を倒した後、百鬼丸に異変が起きた。
右足の義足が外れ、むくむくと右足が生えたのだ。

「妖とは人を食らうだけのものではない。時に彼らは人の心を惑わし、その力を貸し与えもする。
 人知を超えた力でももって、人に恩恵を与え、その代償として人から何かを奪っていく。お前も因果の中で奴らに体を奪われたやもしれぬ」
百鬼丸の両手に隠し刀を仕込みながら、言う寿海

自分の体を取り戻す旅。百鬼丸の為に仕込んでくれる
「わしは行けぬ。足手まといになるばかりだからな」

「結局、何もしてやれなかったな……わしは殺生を教えただけで」

「お前を拾った時に身につけていたお守りだ」
百鬼丸の首にかけてやる
「持っていれば、どこかで本当の親と出会えるやもしれん」

すると、百鬼丸はそっと寿海の頬に触れた
そのしぐさに涙する寿海。そして、百鬼丸を抱きしめた

場面は過去から今へと戻る
百鬼丸が化け物を倒すたびに何かが戻る
という現象からどろろと琵琶丸は自分の体を取り戻す旅をしていると解釈していた。

「昔、誰かが化け物どもと取引でもしたんだろ。あの子の身体と引き換えにね」
琵琶丸は言う
「ひでぇじゃねぇか!何貰ったのか知らねぇけど、目も耳も鼻も口も丸ごとぜーんぶ持っていっちまうなんてよ!」
「地獄に落ちる覚悟でもなきゃ出来ない事さね」

「なぁ、何でバケモンはそんなもん欲しがるんだよ。
 目ん玉ひとつ食ったって、腹の足しにはなんねぇだろ」
どろろはいう
「さぁてね。心の足しにはなるのかもね」
「何だよそりゃ…」

すると、百鬼丸が起きて、こちらへと向かってくる。
火を関係なく歩こうとする百鬼丸だが、火の前で何かを感じたらしい足が止まった
「熱かったか?」
「なるほど。痛みが戻ったか」

しかし百鬼丸はそのまま進み、たき火を踏んだ
「何してんだ! やけどしちまうだろ?」
慌てて助けるどろろと痛そうな顔をする百鬼丸

「ったく、いきなりなんだってんだよ」
どろろはつぶやく

未知の感覚なんだろうなぁ、百鬼丸にとっては
だから、踏んだ。

早く声が聞きたいなぁ…声帯戻らないとだめか。
次はかまいたち鎌鼬

ここまで読んでくれてありがとうございました!