此花のアニメ&漫画タイム

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休暇前の祐喜争奪戦と雪代の生気のない目。ASUKA6月号(2015年) 69話感想 桃組プラス戦記

此花(このはな)です

 
今回はASUKAに連載されている”桃組プラス戦記”の感想を書いていきたいと思います
 

月刊Asuka 2015年 06 月号

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第69話「春待月、南天達と対の輪舞(ロンド)を。其の四」
今月号はあらすじが載せられていなかったので、先月号のあらすじを参照します。
 
桃組プラス戦記のあらすじ

世界中の物語の登場人物や、史人の生まれ変わりたちが大勢集まる謎のマンモス校・愛譚学園。その高等部に転校してきたトラブル吸引体質の祐喜は、転入早々、昔話「桃太郎」のモデルになった退鬼師の生まれ変わりだと告げられる。

 

しかも、そのトラブル吸引体質は、前世で倒した7体の鬼からの呪いによるもので、18歳の誕生日までにその呪いを解かなければ死んでしまうという…。それを教えてくれたキジ・サル・イヌの生まれ変わり(=獣基)と共に、同じく愛譚学園に潜む鬼の生まれ変わりと戦うことに…

 

このあらすじで興味持った方は1巻の試し読みが読める桃組プラス戦記公式サイトをどうぞ

www.kadokawa.co.jp

 

本誌を読んでない方の為のあらすじはこっちです。
前回までのあらすじ(先月号用のあらすじ)


7体中、5鬼目の桜鬼まで攻略に成功した祐喜たち。さらにスーパー福禄獣(=『福を呼び込む力』を持つ者』である羊原君と契約し、新たな仲間を手に入れる。期末テストを無事に終え、休む間もなく愛譚学園五大祭の一つ「トップ・オブ・愛譚」が始まった。

それは一年生だけの祭りで、選ばれた学科が出題し、それ以外の学科の代表者が挑戦して点数を競う競技会のこと。今年選ばれた学科は「帝王学科(セレブか)」。普通科代表の祐喜と羊原君は、セレブ科の問題に四苦八苦するが、宝石鑑定、テーブルマナーを何とかこなし、最後の出題「ダンス」に挑むことに…!?

 

このあらすじだと、「トップ・オブ・愛譚」の話終わってないけど、もう前回の話で優勝者決まったしね。

「五大祭」これにて閉幕――の後にはお決まりの…!?

アオリって…?と最初なってたけど、読んで納得してしまった。羊原君、どうもありがとう!

 

さて、本編の感想行きましょう!

優勝者が”裏葉くん”だということはまぁ…前回最後やったからいいか…!

裏葉のダンスの相手となった、撫子ちゃんの話から入ります。

踊りっぱなしだった撫子ちゃんはへとへと

 

「(終わった…全然良い事なかった…。疲れただけだった……)」

足がプルプル震えて、よろけた先には”祐喜”がいた

「ごめんなさっ」

「鴇羽!」

 

ビビる鴇羽だったが、祐喜は全然気にしてないようで

「こっちこそ、悪い…。あっ、そうだ」

何か思いついたのか、鴇羽の髪に祐喜の花をつけた。

「コレやる」

 

その行動に驚く鴇羽(撫子ちゃん)

「全員花が違うんだって……オレ桃の花だったから、

 お揃い!」

(笑)うわぁ…無意識に撫子ちゃんの心を射抜くことを…

撫子ちゃんは祐喜が去った後にパタリと地面に倒れた。

 

そんな様子を遠目から見ていた雪代は少し沈んだ様子。

それに気づいたのか、羊原君が声をかけた

「雉乃木さん、雉乃木さん」

 

「はい、何でしょう?羊原君」

不思議そうにする雪代

「はい」

羊原君は自分の花を手に取って、雪代につけた

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 「良い事ありますように~」
その言葉に?マークを浮かべながら、お礼を言う雪代
「ありがとう…ございます」
羊原君から受け取ったんだから、何か良い事ありそうだね
 
「あ―――これでやっと冬休みだな~!」
やっと終わったと伸びをする祐喜
その言葉に3人はぴくりと反応する
 
休暇前 恒例の――祐喜(様・殿)
  ――争奪戦
あ、あぁ…そういえば、忘れてた。
新章の時も言ってたなぁ…
 
3人の争奪戦が始まると思いきや――
咲羽は笑男くんに玉を当てられ、雅彦は堀内くんに呼び止められる。
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 ”咲羽”
「いたいた――高猿寺くーん。先生が今から反省会だってさ、めんどーだから気絶させてフケよーよ~。僕が後ろから殴るから高猿寺くんオトリやってよ」
 
そう言う笑男くんに咲羽は
「上等だ」
と張り合う
こ、これは完璧に喧嘩売ってるのか…(笑)
 
”雅彦”
「あ――犬飼君いたいたー!!」
突然声をかけてきた堀内くんに何かを恐れている雅彦
「ほ…ほうち君…?」
 
「クラス全員で囲んで素数を 
 数えてご機嫌とるんだって――」
そ、素数(笑)
「いっ嫌だぁぁぁぁぁ!!
 あの儀式だけは嫌だぁぁぁ!!」
…儀式なのか(笑)あーどんまい
 
「まずテメーからだクソヘビ!」
咲羽が怒った…(やっぱり…)
「終わらないから嫌だぁぁぁぁ~~」
どんな儀式なんだよ、それ(笑)
 
雪代と祐喜を残し、二人っきりになる
「……えっと…」
「うん…どした?」
思い切って、雪代は祐喜に声をかけた
 
そして、羊原君からもらった花を触りながらこういう
「ゆっ祐喜様…もしよろしければ冬休みは私の家におこし下さい!祐喜様さえ…よろしければ…」
 
「いいの?」
「是非っ」
「本当に?」
「はいっ!」
何回も同意を聞く祐喜
 
「嬉しい…!」
実感をかみしめるように、嬉しそうな顔を見せた。
「咲羽と雅彦もだよな?」
「もちろんですわ!では詳しい事はまだ後日――」
雪代は頭を下げ、祐喜から離れる
 
少し歩いた後――
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 雪代は嬉しそうに赤面する
「(羊原君、すごいっ…!あなたの夢なら悪夢でもいいと思ってたの。夢でしか会えない人だったから)」
…!雪代…よかったね
 
時は進み、雪代の家へと向かう
「雉乃木の現頭首である私のひいおばあ様が「ぜひ我が君をお招きせよ」と再三申しつかっておりましたの」
3人の祐喜争奪戦に勝った雪代はそう祐喜に話したのだった。
咲羽と雅彦は悔しそうな様子
 
「”という訳でオレ達はいつもの4人で「雉」の家にやって来ました”」
あ、羊原君はお正月は実家に帰るそう
 
「雪代んちってさー…どこ?」
近くまでやってきた4人だが、目の前がであった。
 が、崖ですか…?森の中だし…
 
「ここですわ」
「え…到底、人間が登れる角度の崖ではございませんよ?」
目の前にある崖は直角である
「すぐに迎えが参りますので」
 
雪代がそう話すと、羽根を持った人の影が現れた
「(天使っ!?)」
「お待たせ致しました、雪代姐様――」
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 「我が君…「雉乃木」よりお迎えに参りました――」
そこに現れたのは仮面が半分まっ黒の獣基2人
「(仮面の半分がまっ黒だ…)
 よろしく……あ――…話してもいいの?猿の家ではダメだって言われて…」
 
心配そうに言う祐喜だが、雪代は言った
「この子達は大丈夫ですわ」
「お迎え役につきご挨拶の栄誉を頂きました。本家のこの上ですので、お一人ずつ運ばせていきます」
へぇ…じゃ、雪代も参加しないと運べないね
 
「では私も――」
雪代も仮面をつけ、覚醒させる
「さっ、祐喜様は私が」
ゆ、雪代は鼻血出てるよ…?
 
「ジャンケンにしましょう!!ジャンケンがいい!!それがいい!!」
雅彦はそう訴える
結果、雪代は雅彦を運ぶことになり、その他の獣基が運ぶ
あらら…どんまい。それに色んな意味で危なかった気がするから、それでよかったんだ。
 
「崖の上もすごい森だね」
祐喜がそう言うと、獣基は答える
「外敵の侵入を防いでおります。見える森全て雉乃木のものです」
かなりのお金持ちさんなんだろうな、獣基の家って
 
雪代の家につくと、そこには洋館があった
「意外…洋館なんだ…」
うん、意外だよね。何か理由でもあるのかね…雉の家には
「はいっ、ようこそ祐喜様――」
 
祐喜が中に入り、ドキドキしながら辺りを見回すと何かが通り過ぎた風を浴びた
「おわっ!!」
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 「螺鈿(らでん)!」
雪代のもとへ現れたのは鳥だった
「(すげぇ…キレイな鳥…)」
祐喜は思う
 
「祐喜様この鳥(こ)は―――私のペットですの」
言った瞬間、螺鈿(らでん)と呼ばれた鳥は鼻血を吹いた
「(あっ!!あの鳥だ!!腹筋してた)」
う??いたような気がするけど、記憶曖昧だ。
 
嬉しそうに螺鈿(らでん)と戯れる雪代
「雪代、楽しそうだな」
「久しぶりの実家ですからね」
「でもま――そろそろ来るぜ…」
 
突然、杖をつく音が鳴り響いた
「雉乃木家頭首――雉乃木風代(かぜしろ)が
 お目通りいたします」
現れたのはまっ黒な服を纏った人
 
「(この人が雪代のひいおばあさん…)」
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 「ご健勝…何よりもございます。
 我が君――」
ひいおばあさんは祐喜へ頭を下げた
「はい…あの…はじめまして…」
 
「あまり…猿方の顔立ちにお寄りではないご様子…」
顔を触れないまでも、手を顔のそばにやるひいおばあ様
「そう…ですか?」
…雉の家は猿の家に関して、色々と確執がありそうだな
 
「…我が君におかれましては各家で催されます、新年を祝う宴に「雉乃木」をお選び下さり、わざわざお運び頂いた事、まこと光栄の至りに存じます」
その言葉に思考は一時停止する祐喜
 
「(え……新年の…各家って―)」
くるっと後ろを向いて、咲羽の方を見る
「…雪代が勝ったから…」
あ…(笑)ごめん。
 
「”咲羽へ――
 我が君はお元気か?正月の宴には我が君と戻ってくるのか?戻ってくるだろう? そういえばこの前送ってくれた我が君のお写真16枚…16人で分けたのになぜか足りなかったので次は32枚送って下さい。
 ――はとこ獣基一同より”」
 
この手紙を読んで、なんだかゴメンって思った。
それでも雪代の家見てみたかったしなぁ…
 
その咲羽の表情を見て、察したのか祐喜は
「あやまっといて…」
そう言う
「おう」
 
「では我が君、獣喜方はごゆっくり…雪代」
ひいおばあ様は祐喜達にそう言い、雪代に声をかける
「はい」
「宴の用意がある。着替えておいでなさい」
 
「はい。祐喜様、また後ほど…」
雪代は祐喜にそう言うが、祐喜はその表情に驚くのだった
 
雪代抜きでお茶をする3人
「お茶をどうぞ、我が君――」
「ありがと」
おもてなし役の獣基がお茶を配る
 
「雅彦さんもどうぞ」
「どうも」
雅彦にも配る
 
「どうぞ!!」
強くお茶を置いたおもてなし役の獣喜さん
「おっイイネーイイネー!!お兄さんそういう分かりやすい方が好きだぜ!?」
(笑)咲羽というよりは…猿だからなんだろうな
 
「こっこら――せっかくおもてなし役になれたのに何て事するの!!」
同じおもてなし役に怒られる
「だって猿だと思うとつい~~」
これ…咲羽にとっては慣れっ子なんだろう(笑)
 
「本当に仲悪いんだなー」
「そうなんですよー」
二人ともほのぼのしてるね
 
「で?どうだった、ここのご頭首様は?」
おもてなし役の頭をぐりぐりさせながら、咲羽が言う。
仲良いんだか、悪いんだか分からんなこの状況
 
「…そうだなー。…黒い」
黒いって(笑)確かにそうだけど!
「それな!」
 
「あとは…ひいおばあさんが来たとたん、あんなに楽しそうにしてた雪代から生気が消えた気がした」
…そうか。やっぱり、何かあるのか
 
「ぼくが聞いた風代御大(かざしろおんたい)は…前々代の「桃太郎」をとても幼い頃に見つけお仕えし、お守りしてきたと…。しかし結果は言わずもがな……。悲願成就はならず。その60年後…やっと生まれた正統な「雉」が雪代です」
 
その話に関しては鬼美ちゃんにきいた通りだね
「それはそれは厳し~~くお育てになったんだよな」
咲羽はそう口を挟む
「仕方ありません!雪代姐様は私達と半獣基とは違いますから」
そこにいたおもてなし役の獣基が反論する
 
「半獣基?」
「半分しか獣基の血が覚醒しなかった者の事です。羽根とかとても小さくて。戦う力も弱くもせいぜい飛ぶ事ができるくらいで…」
へぇ、なるほど
 
「(お面が半分だけなのはそのせいか…)」
心の中で納得する祐喜
「それでも雉ではとても希少な存在なんですよ」
雅彦が補足する
 
「だから…雪代姐様は私達の、憧れ・希望なんです」
そうなのか…咲羽の家とちょっと違うけど、同じような感じだね
 
 その日の夜――
「おーこんなに沢山、人がいたのか。それに洋風の庭に舞台ができてる!」
祐喜は驚いたように言う
「新年の宴の為に作るんですよ」
「へぇ――おもしれぇー」
 
棒読みみたいな顔でいう祐喜
「(こんな状況でなければ――)」
隣には雪代のひいおばあ様がいた為だ
あはは…これは気まずいわ
 
「そう固くなられず…舞台がはねればすぐ退席しますゆえ」
…まだ咲羽のばあちゃんよりは気を遣ってくれてる
「はっはいっ」
 
そして、宴が始まる
「花や―――鳥や――」
半獣基達は舞を舞っていく
「花鳥風月の化身(みこ)を手打ちで呼び寄せ、その御神楽を神にお納めして、新年を祝います」
雅彦が説明をしてくれる
 
「風や――」
声が聞こえた時、雅彦が言った
「ほら、雪代ですよ」
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 「月や――」
!…綺麗
 
「雪代すごい迫力…!!かっこいい!」
祐喜は惹きつけられたようにそう言った
「かっこいい…ですか? 今代の我が君は獣基に随分、気さくでいらっしゃる」
 
ひいおばあ様は少し驚いたように言う
「初めてできた友達ですから」
その言葉にひいおばあ様は驚く
…咲羽と雅彦の目が…!複雑な所なんだろうな
「え…「友達」…?」
 
宴の舞いが終わった後ー
「祐喜様!咲羽!雅彦。いかがでしたか?」
嬉しそうな顔で聞く雪代
「すごい華やかだった!」
「まぁ!」
 
「嬉しいですー」
そう話していると、ひいおばあ様が声をかけた
「雪代、これはどうなっている?」
 
その言葉に戸惑う雪代
「どう…とは?」
「我が君に対し、気安いにも程がある。「友達」などと」
たしなめようする、ひいおばあ様に慌てて祐喜は雪代を庇う
 
「あっ、違います!それはオレが友達になってって言ったから―ー」
その言葉に納得したのか、ひいおばあ様はこういいた
「…あぁ…そうでしたか。我が君は”お命じに”なったから、「友達」になっていたと…」
 
そうだな?雪代
淡々とそう聞いたひいおばあ様。雪代の目には生気がない
 
「はい」
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 「我が君が…そう望まれましたので――」
その言葉に大きくショックを受けた表情をする祐喜
「”ああ またここで 悪夢をぶり返す――”」
 
うわぁ…こういう意味ではひいおばあ様怖っ!
友達か…そういうのが難しいのが我が君と獣基の関係性なんだろう。
 
雅彦も咲羽もそういうところを分かっているけど、祐喜は友達としての関係を望んだんだ。確かにそうだ。3人とも本当の気持ちは”友達”との関係性を望んでいたとは思う。
ただ…あのそれぞれの家の頭首はそれを許さないんだろう。
 
でも、あの最後の言葉は雪代が”友達”を望んでいなかったようなニュアンスを含んでしまっている。あるのは”従者”しての関係性だと
 
この悪夢がぶり返すというのは…やはり祐喜自身の過去話の始まりなのかな
 
ここまで読んでくれてありがとうございました!
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