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「そうすべてはこの復活の奇跡を知らしめるために!」第9話「恐ろしき錯誤」 感想 乱歩奇譚

此花(このはな)です

今回は乱歩奇譚の第9話「恐ろしき錯誤」の感想を書いていきたいと思います

9話は一週間の休止を受けましたが、今回、ちょっと驚きました。
犯人の正体と共に色々と謎が明らかになり、後、不安要素が増えました。
コバヤシくんとハシバの関係が崩れるかもしれないと。


さて、本編の感想へ行きましょうか!
最初はニュースからスタートするんですが、やはり二十面相事件は社会問題になっており、連鎖的に二十面相の模倣事件が増えていっているそうです。
地味にニュースの内容が気になってくる。乱歩の様に関係ないっていう気持ちで書いてるといいな…。

「これがナミコシさんとアケチさんがつくった数式…暗黒性」
アケチはコバヤシとハシバにその数式を見せる
それはパソコンの中にあった。

「あぁ、世界の全てがこの数式に内包されている。事象が連鎖、Aという行動がBという結果をもたらし、BがCという結果をもたらし、CがDという結果をもたらす。
 この数式を使えば、AによってもたらされるDという結果がいや、その先のあらゆる結果を予測できる」

アケチさんがそう説明すると、コバヤシが口を開く
「逆に言えば、欲しい結果を得る為に何をすればいいのか。
 すべて分かってしまうということですね」
なるほど、そういう数式を二人は作った。

その言葉にアケチさんはうなづく
「…信じられない」
ハシバはこんなものがあるのかと驚いていた

「だが、俺たちはそれを成し遂げた。この数式を利用し、ナミコシは二十面相が大量に発生する現状を生み出したんだ。ナミコシは死ぬ直前まで数式の改良を続けていた。そして、これは改良後の数式。俺にも未知の部分が多数ある。
 その未知の部分を埋めることができれば、二十面相事件は収束させられるはずだ

その説明を受け、ハシバが驚きながらも食いついていた。
「そんなことできるんですか…!」
コバヤシも惹きつけられ、目を奪われる。

「二十面相事件に関連する全事象はこの数式通り起こっているからな。この数式を完全に解読できれば、今後起きる事件を予測し、事前に防ぐことが可能だ。
 二十面相拡大のドミノ倒しを止められる」
それが本当に正しいのかもよく分からないけれど…

数式の計算をしていたパソコンがエラーを吐き出した。
「不成立…」

「今まで二十面相事件が起きるたびにデータ―を抽出して、数式を組んできたが、
 俺はあいつのこと、完全に理解できてはいないらしい」
そのアケチさんの言葉にコバヤシは言う

「他人を完全に理解できる人間なんて、 
 いないと思いますけど?」
コバヤシくん…まぁ、そうだけど
「コバヤシ…」
ハシバがつぶやく

「ふん、少年の言う通りだ」
コバヤシの意見に賛成したアケチさん
「アケチさんにも解けない数式…面白そうですね!
 僕にも手伝わせてください!」

「追試の心配でもしてろ」
やんわりと断られた…(笑)

「ナミコシさんと作った物に触れられたくないんですか?」
コバヤシのその一言にちらりとアケチはコバヤシを見る
「3人でやった方が速いですよ」

今度はハシバが反応を示す
「えぇ!?俺も入ってるのか?」
そうみたいだね、3人って言ったし。
「もちろん!」

アケチさんは溜息をはいて、勝手にしろとそれを許した。
さっそく始めたコバヤシとハシバ数学が得意な方とはいえ、数学が分かるのか?というハシバの疑問にコバヤシは
「うん、数式の中にあるくせとか願望みたいなものをたどるんだ。
 うん、分かるよ」

傾向をたどるって、本当にコバヤシくんは頭がキレるし、感覚的
学校の勉強と違って、夢中になって楽しそうに数式を見つめるコバヤシにハシバは
同じようにやる気を出せばいいのに…ぼやく

だが、コバヤシの腹ちらにドキリとしたハシバくん。
「この一週間の二十面相に関する事件のデータをくれ」
というアケチの一言に慌ててパソコンの作業に戻るハシバ
(笑)ちょこっとそういう要素で笑いを誘うな…ハシバ君は

「まとめておきました。
 発生件数、時間、被害者、加害者、メールで送ります」
統計は強いな、ハシバ

「速いな」
とアケチさんが言うと、ハシバは
「データ処理や統計学は家庭教師から教え込まれましたから」
そう説明する。
「十分だ」

重要な要素なんだろうな、一応。

「数式の解読、時間かかりそうだね」
「そうだな…」
コバヤシはハシバにあるものを見せる

「これ、知ってる?」
見せられたのは”二十面相”のハッシュタグ
#20faceという奴だね…。フォロワーさんが増え続けているらしい

アケチ探偵もそのフォロワーの中でよく話題になっているらしく、アケチの名は広まっている。そして、そのフォロワーの中でアケチさんを目の敵にしているのが”二十面相の後継者”と名前をつけている人物。@20menso5492というアカウントか…。

3年前のオリジナル二十面相を受けづく後継者と言ってるそう…
そう言ってるせいか、そのフォロワーの中でも人気者
「どんな人なんだろう…?」

嬉しそうにそう言うコバヤシに一抹の不安を感じるハシバだった。
そして、ここからハシバの語りが始まる
「”翌日、コバヤシは学校を休んだ”」

その事をコバヤシに聞くと、ナミコシさんの数式を解くためだと答えられる。
学校の後にやればいいじゃないか、とそう言ったハシバにコバヤシは…
「ねぇ、ハシバくん。二十面相事件を解決することも
 アケチさんを手伝うことも、学校より重要だと思わない?」

「世のため、人の為に…」
その言葉にハシバは言葉を詰まらせる
「それは…」

「僕、間違ってるかな?」
う、それは解らないというしかない。
だって、それはコバヤシの考えだから、ハシバは恐らくコバヤシが犯罪者になってしまわないか、不安なんだろうけど…。

ハシバはコバヤシの問いに答えられなかった。
「”コバヤシはアケチさんの仕事を手伝い、学校を休み続けて……
 放課後は俺も数式の解読を手伝った。数式に魅入られたように熱中するコバヤシに危うさを感じながら”」
…ハシバ、心配なんだな…。

「”数日後ー”」
コバヤシと同じように数式に熱中するアケチ。
それを見かねて、ハシバが少し休むように言うが、アケチは聞かない。
「法則の簡潔は近いはずだ。そんな時間はない」

「自分のことも考えてくださいよ!」
ハシバの言葉にコバヤシが何かに気付いたような顔をする
「アケチさんもコバヤシもどうしてもそんなに…!」

「俺の勝手だ」
ハシバの訴えを拒否するアケチさん
「理解できませんよ!数式よりもあなた達の行動が!」

「もしかして…」
コバヤシはハシバの言葉の数々を耳にして、何か分かったような納得したような顔をする
「俺が二十面相を止めなければ」
アケチさんの気持ちも分かるんだけど、身体壊したら意味ないよ…。
「けど…!」

「アケチ先輩は自分のことを考えてません」
ハシバと同じことを言ったのだ、あのコバヤシは
「少年まで…同じことをいうのか」
アケチさんはつぶやく


「いえ、この数式、あらゆる事象は計算に入れられてますけど、
 アケチ先輩自身の行動は考慮されてません」

思わず、私もあっ!ってなった。そっか、そうだ。二十面相にとってアケチさんは重要な要素だ

その言葉にはっと気が付き、勢いを増したようにパソコンを打ち込み始める
アケチさん、アケチさん自身のことを考慮にいれてないとはびっくりした。

「”フォロワーの間でもアケチ先輩のことは良く話題になっています。先輩の存在は二十面相の行動を左右するんですよ。それにアケチ先輩はミナコシさんにとって、近い人だった。ナミコシさんはどこまでもアケチ先輩を意識していたはず。だったら、数式に組み込まれていて当然です”」

「”むしろ、この数式で一番重要な要素こそ、ほかならぬアケチ先輩の行動ですよ。
 アケチ先輩らしいです。世界を現した数式に自分自身を排除していたんですから”」

それを解いた時、アゲハチョウがパソコンに止まった。
「成立…?」
ハシバがつぶやく

「数式が示す次の事象は…犯行予告の電話」
アケチが電話を指さした。
すると、見事に電話が鳴った。
「これで、すべて整った」

予測した!凄い…

アケチが電話をとると、電話の相手は”二十面相の後継者”と名乗った。
「初めまして、私は二十面相。後継者とも呼ばれている」

「二十面相は増えに増えた。その数は君たちが認知しているより遥かに多い。我々はどこにでもいる。家庭にも、企業にも、学校にも、君の側にもいる、ずっと前から。
 これから一週間以内にあたしは事件を起こす。止めてみろ、アケチくん」
犯人はそう宣言した。

「”数日後、二十面相ハッシュタグでも後継者は
 アケチ先輩への宣戦布告を出した”」
話題になるアケチVS二十面相の後継者

「”後継者はひどくアケチ先輩にこだわっている。
 その理由は…”」

「俺が二十面相にとっての抑止力だからだ
 二十面相になって、名前と顔を隠そうと俺が犯行も正体もすぐにあばく」
アケチさん自身が抑止力になっている。だからこそ、挑戦状をたたきつけた。

「”アケチ先輩がいるかぎり、二十面相になるための心理的ハードルは高い。
 後継者の目的は二十面相を増やす事。だったらアケチ先輩に勝利し、先輩が無力だと示すのは不可欠だ。この戦い、アケチ先輩が敗北したら二十面相は一気に増えて…”」
と、思うコバヤシだが、ハシバが声をかけてくる。

また学校を休んだらしい。
それに対して、怒るハシバだが、コバヤシはあんまり頓着してないようだ。
数式を解いたのに、未だに学校休むコバヤシに
クラスから浮いちゃうぞと言うハシバ

「別に僕は気にしないよ」
コバヤシくんはそういう子だよね…はい。
「どうしてハシバくんは僕が学校に行かない事をそんなに気にするの?」

「そんなの当たり前じゃないか」
そう言うハシバはちらりと見るコバヤシ
(
一瞬、ハシバが無機質に見えた
「あれ?」
その現象に哀しそうな顔をするコバヤシ

あ……凄く嫌な予感がする。
コバヤシの世界で色が生気が、ついていたハシバが一瞬無機質の、全く見えなくなった。どうしよう…もし、ハシバが見えなくなったら…

場面が変わり、コバヤシ達はあるイベントに潜入する。
先端神経医学カンファレンスのイベント。主催者は医者たちの知らない人のようだ

ムナカタという医師の歓迎パーティーらしい。
「本日はお集まりいただきまして、ありがとうございます。さて、みなさん。近年は医師のモラルの低下が世間を騒がしております。
違法医療や医療ミスの隠ぺい、この度私の功績が評価され、
 国民栄誉賞の受賞が決まりましたが、これは患者への清廉潔白の奉仕が認められ…」

そう言った瞬間、会場の電気が落ちた。

「医学博士の宗像の清廉潔白なる医療」
と出されたスクリーン
「これは…」
ムナカタは驚く

「脳外科の権威、ムナカタリュウイチロウ。
 彼の名誉の背後には葬られた闇があった」
そう声が響いた。

ここからある少年の語りが始まる
「”あの病を発症した日、
 僕の命は一年未満で終わることが決まりました”」

「残念ですが…」
手の施しようがないとそう医師は言った。
「発病するには若すぎますが、そういうこともあるんですよ」

彼の姉は医師に詰め寄ったが、少年が止めた。
その医師には以前、少年を救ったという恩があったからだ。

「”姉は病院の内部資料を調べ、違法に横流しされた非管理の硬膜が使われていることを発見しました。僕が以前にムナカタ博士でも使われていたのです。
 病の感染源はそれでした”」
うわぁ…

それを見つけた姉はムナカタ博士に詰め寄った
「いいがかりだな。君が見つけたデータは記載ミスだよ」
そう切り捨てられた

「”カルテも、証拠も、決定的なものは全て揉み消されてしまいました。
彼の姉は泣いた。結局、博士の隠蔽は明かせなかったからだ。
 だから、僕は願う”」

「”そして、少年は一か月後に自ら命を絶った”」
これは…報われなさすぎる。
つまり、明かそうとする犯人は彼の姉

ざわつく会場。
慌てて否定するムナカタ博士
「事実よぉ~!私の弟のことだからね!」
声ですぐに誰かが分かったんだけど…

二十面相の姿で現れた犯人は仮面を脱ぐ
「はい!今回の二十面相は、私でーす!」
現れたのはそう、”ミナミ検視官だ”
ちょっとびっくりした…。

「ミナミ検視官の!3分間ショッキング!
 今日のメニューはこれ!」

「弟の手術に使われたものと同じもの!
 会場の料理の中に混入していまーす!」
うわぁお…恐ろしい事を…

「医者なら知っているわよね?
 あれって経口摂取でもやっばいのよね!」
その言葉と共に会場にパニックに陥る

「馬鹿な…!私に医学界に貢献していく私に!
 これは医学に対する冒涜だ!」
そう怒るムナカタだが、ミナミは一発入れる。

「凄い取り乱しよう…、
 患者には無断でやっておいて、自分に降りかかるとそれ?」
冷めた声でミナミは言った。
「すぐに感染の検査を…」

「その必要はない」
そう言って登場したのが”アケチ”
パチンと指を鳴らすと、一斉に警察が入ってくる

「おっそいわ!アケチくん。今頃来てもおっそいわ!
 もう犯行はやっちゃったわ」
笑いながら言うミナミにアケチは
 ”いいや。お前は何もできていない”とそう言った。

「この会場にある食事は事前に俺が安全なものに変えといたからだ。
 会場周辺はすでに警察が包囲した。お前は犯行を遂行できず、ただ無為に逮捕される。完全な敗北だ」
アケチがそう説明すると、すんなりと対応するミナミ

「そう。ついに解き明かしたのね、暗黒性を」
「あぁ」
ミナミさん、その数式の事を知ってたのね…。
「これで二十面相は終焉だ」

その言葉にミナミさんは笑い出した。
「分かってたわ…。こうなること」
「なに?」

ミナミがスクリーンに映し出したのは”二十面相”

「そこにいるよね?アケチくん」
聞いた事のある声でその人は喋った

その声にアケチの表情が変わる。そう、ナミコシの声だ
というか…本当に?
「マスコミの突入も私の敗北も!
 数式が示す実証の連鎖の一部にすぎないの!」

それを分かったうえで手を打っていたと?
ミナミさん。いや、ナミコシさん

アケチさんは走り出す。ナミコシのもとへ

それを追いかけようとするコバヤシを誰かが止めた。
一体、誰だろう?やはり、ハシバか?

ナミコシと思われる二十面相はドミノを置く。
それはどんどんと広がっていく

二人はまた再会する
「殺したな?」
問うアケチ

「事故死だよ」
と答えるナミコシ
そこにはシャンデリアの下に沈むムナカタの映像があった。

事故死と言っても、何か細工をすれば可能だとは思うけど…
でも本当にミナコシさんなのか?

「うつし世はゆめ、夜の夢こそまこと」

二十面相の仮面を外す
「ナミコシ!」
そのアケチの言葉にマスコミは驚きの声上げる

「そうすべてはこの復活の奇跡を知らしめるために!」
まるでキリストの復活かよ…。
人々は神とあがめだす。
死んだはずの人間が復活という奇跡を見せることで

「そして、二十面相は現実となる」
ナミコシはそうつぶやいた。

まさにナミコシが望んでいた自身が神となった、か。
うわぁ…コバヤシとハシバの関係が壊れそうで怖いのもあるし、
色々とクライマックスだ!

ここまで読んでくれてありがとうございました!
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