学園の秘密の正体とは? 副会長の素顔公開と新たなる鬼到来?桃組プラス戦記 74話感想 ASUKA1月号(2015年11月発売)
此花(このはな)です
今回はASUKA1月号に連載されている”桃組プラス戦記”の74話の感想を書いていきたいと思います
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74話と書いたけど、前も74話だ…?
単行本に合わせたのかな、どういう事だ? それとも出版社が間違えた?
とりあえず、本誌の数に合わせます。
前回までのお話
7体中、5鬼目の桜鬼まで攻略に成功した裕喜たち。冬休みに雪代の実家である「雉」の家に行くことに。そこで雪代の祖母である風代と出会う。帰りがけに風代から手紙を受け取った裕喜。それは、今まで一度しか会ったことのない母親からの手紙だった。
その手紙を見た瞬間、裕喜は自分の体質のせいで、母親が自分の前から姿を消してしまった過去を思い出す。
手紙は開封できないまま猿の家へ向かう裕喜。一方、学園では生徒会長が羊原君に学園の秘密を明かそうとしていた。生徒会長の思惑とは一体…!?
ちょっと待て!え!?
自分の体質のせいで母親が自分の前から姿を消してしまった過去!?あの女の人って…母親だったの?1巻から出ているあのシーンはそういう意味もあったのか…。それだったら、手紙を開けるのは勇気いるわ
本誌のあらすじにびっくりさせられるの、これで2回目な気がする。
この場合、前回シーンで読み取れないものだったなぁ…。裕喜にとっては自分の体質のせいで母親がいなくなったと思っているという事を書いた場合もあるから、本当はどうともいえないな
さて、本編に行きましょうか!
生徒会長に学園の秘密を教えると言われた羊原君
「この学園の秘密? なんかうさんくさいねェェ」
「そう?きっとビックリするよ?今日、ここで君だけに」

「特別公開♡」
ニコッと笑って、生徒会長は言った
「ん―――それ口だけだったら、許しませんよ?」
ここで表紙が入るのですが、表紙と言うものではなく風景だけなのでカットしました。でも、言葉は入っているのでそれは書きます
「”幸せの秤(はかり)”は平等じゃないから、
僕が平等にしてあげる――…”」
おそらく生徒会長の言葉。内容を読むと、ちょっと怖い…
「私も一緒に参ります」
そう言葉を発したのは”副会長”
「君はいいよー?」
羊原君は言う
「ですが、もし貴方に何かあっては……」
「大丈夫~休んでてよ」
副会長の額に羊原君はずいっと合わせるように言う
「ねェェ?」
「………はい…お気をつけて――」
少し間が置いた後、副会長はうなづいた
二人が部屋を出て行ったあと、副会長は一人サングラスをはずした。

副会長の素顔見れたー!!
直感的にこの瞳…羊原君の瞳と一緒の目
それとさっきの羊原君との会話…立場的に羊原君の方が上っぽい
だったら可能性は一つ。この人、未の一族なんじゃないかな?
羊原君はスーパーな福禄獣だからな、立場的にはかなり上だよね
「ちょっとさあ、酷いんじゃない?
僕が君に悪さするみたいに言ってさ――」
不満そうな様子の生徒会長
「彼はオレの絶対の味方ですからねェェ。
会長が忙しい忙しいって言うからお貸ししてるだけですもんねェェ」
彼って事は副会長って男の人で、絶対的羊原君の味方…
「それは本当にありがとう!お羊様~♡」
それは今までの会長を見てれば、分かりますわ
「紅も宵藍も裏葉も桔梗も…皆、生徒会止めちゃったんだもん。
鴇羽だけは手伝いに来てくれるけどねーいい子だ~」
そうか、撫子ちゃんは来るのか…。あの大変さを知ってるから、だけど
「あんまりヘコんでる感じはしませんけどねェェ?」

「あの子達が幸せならそれが一番良いと思うから、
この学園の為にもね」
こういう所だけを見ると、優しい学園思いの生徒会長なんだけどなぁ…
「(変わらない~。中等部から普通科(こっち)に来た時、声かけられてからずっとこうだ…。
この会長(ひと)は――全く読めない――)」
って事はやっぱり、子鬼どまりなんだ…
「ねぇねぇ教えてよ♪ 君から見た桃君の事!」
唐突に言われ、羊原君は
「…はぁ?」
返す
「君ほど沢山の人間を見て来た子もそういないだろう?
その中で「桃園裕喜(かれ)」はどんな生まれ変わりなの?」
真意がよく分からない
「見たくて沢山見た訳じゃないし、
正しいかどうかも分かりませんよ」
「いいのいいの! ボクが知りたいだけだから。おねがいしまーす」
そう言われて、仕方なく話し始める羊原君
「ん~~そうですねェェ。
あんな体質でよく歪まなかったなと思うくらい、まっすぐで明るい人だとは思ってたんですけどねェェ」
「でもあの時…」
羊原君の脳裏に裕喜の言葉を思い出す
”「「友達」なってくれるんだろ?」”
「ただただまっすぐ自分の命を手渡して笑った。一度「友達」と認めた相手の為なら、自分の命なんてどうでもいいみたいな行動を平気でしてる…。
正直めっちゃビックリしてました~」
「友達思いなのか自分勝手なのか…」

「そういう彼を「もっと知りたい」と思ったんですよねェェ~~」
羊原君は言う
「はいっ終わりー!」
自分から話を切った
羊原君はこんな風に思ってたのか…
「好きなんだね、彼が…とても」
柔らかな笑みで生徒会長は言った
「まぁ…そりゃ主になれた訳ですし?」
「それが、少し不安だったんだよ」
「え…?」
その言葉に戸惑う羊原君
そのタイミングでどこかに着いた音がした

「この…扉の模様って…
生徒会室もある――」
この扉は以前に見た!
「こっちが本体♪」
笑っていった
地下にあるのが本体…?
その扉には鎖のようなものが2本あった
「鎖…あと2本になっちゃった…」

「あと2つだ」
得体のしれない笑みをしながら、
言う生徒会長にぞくりとする羊原君
生徒会長は自分の指を認識装置に触れて、その扉を開ける
「この中に…何があるんですか?」
恐る恐る、羊原は聞いた
「桃太郎に惹かれる君の気持ちを」

「変えるものだよ」
そう言った瞬間、ゴウンと音がした
いや、あの…生徒会長怖い…。
桃太郎に惹かれる気持ちを変えるものって何?
待って待って羊原君に何が待ち受けてるの?
最初の表紙のセリフがここにきて、怖くなる一方なんだけど
"幸せの秤(はかり)”は平等じゃないから、僕が平等にしてあげる――…
いったい、桃太郎は何をしたの?鬼に
場所が変わり、愛譚学園総合エンターテインメント施設
―キャスティング・パレス―(簡単に言うと、カフェ店内)
「へぇーいいなー!
桃君達、皆で咲羽君ちにも行ったんだ!」
紅は裕喜たち(男子組)にそういう
「こんな忙しい正月は初めてだったよ」
「これ、お土産な!「申」んちの正月の縁起ものだって!」
裕喜は紅に渡す
「わ~~可愛い!いろんな色がある~」

「それの食べ方なー。めっちゃくちゃ固いから
”手刀”で親の仇かってくらいバキバキに割るんだわ」
その言葉に裕喜と紅は絶句する
最初、何でそんな表情してるか分かんなくて…あ!鬼せんべいだからか(笑)って気づいた
「バキバキして食べるよ…」
震えながら紅は言った
そりゃそうだよね、獣基の縁起物なんだから(笑)
鬼に鬼せんべいを割らせるって…
一方、女子組(雪代と宵藍ちゃん)
「泊まり!?実家に泊まりに来たの!?」
ガタンッとテーブルが揺れて、宵藍ちゃんが言う
「はい。お正月の宴にお越し頂きましたの」
「ちょっと…ど、どうだったのよ…。
べつに知りたいとかそーいうんじゃーないけどさ。気にはなるっていうか」
宵藍ちゃん(笑)
「どうも何も…いつものメンバーでしたから…」
雪代がそうつぶやくと、何故か宵藍ちゃんは
男子組の所にいって咲羽と雅彦を殴る
「空気読め!!」
??理不尽…(笑)
紅以外の3人は?マークを浮かべる
「紅んちは…「赤鬼」の家はどういう正月なんだ?」
裕喜は紅に聞く

「獣基の家とあまり変わらないよ?
舞を奉納したり美味しいもの食べたり…」
「「「へぇ――」」」
(笑)3人とも…
「「「他には?」」」
「手近の所で鬼の情報得ようとしないで退鬼師さん達…」
紅は涙目になっている
「(だめか。桃太郎(オレ)の「呪いを持っている鬼」の事…
もっとちゃんと探さないとだめだ――)」
そうやって考えていると、一瞬影が見えた
「どうしたの、桃君?」
紅が声をかける
「何か今…飛んで――」
言いかけたその時!
「きゃああああ」
悲鳴が上がった
「すいません!!誰か救急車を呼んでください――」
店員さんが慌てたように言う
「なっ、何かあったんですか?」
裕喜が店員に聞く
「お店の外で男の子が倒れたみたいなんです!」
ちゃっかり、悲鳴上がった条件反射で紅が変装してた
「でっでも私…男の子の側から走り去る影……みたいなのが見えて……
その影に…」

「角…があったような――」
店員が証言するのだった
新たなる鬼、到来?ってアオリが書いてあったが…
さっきの羊原君のシーンから繋がらなきゃいいけど…
次回、めっちゃ気になるじゃんか!
追記:次回号の12月発売ASUKA2月号には桃組プラス戦記休載
ここまで読んでくれてありがとうございました
次回へ
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