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野槌姉弟の過去編! 鐘女が除名された理由とは? 第65話 番外ノ章 感想 桃組プラス戦記 ASUKA2月号

此花(このはな)です。

今回は、ASUKA2月号の桃組プラス戦記の感想を書いていきたいと思います。

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第65話 番外ノ章

今回はなぜかあらすじ書かれておらず、前回の64話に載せられていたあらすじを載せておきます。
一応、前回と同じように衝撃の事実は伏字になってますので、ご了承ください。

前回までのあらすじ
7体中、5鬼目の桜鬼まで攻略に成功した祐喜たち。桜鬼攻略後、祐喜は2倍の力を手に入れるが、体質も2倍になってしまった!それにより、野槌姉弟から学園の害と見なされた祐喜は、決闘を申し込まれてしまう。

その決闘中に、祐喜はスーパー福禄獣(=『福を呼び込む力』を持つ者)である羊原君との契約に成功し、力が2倍のまま、体質は元通りに!体質が元に戻ったので、野槌姉弟との決闘は取りやめとなり、祐喜に平穏な日々が訪れる。
獣基3人に加え、心強い仲間が増えた祐喜だったが、実は羊原君は第6番目の”鬼”で――!?

それでは本編に行きましょうか。今回は「野槌姉弟」のお話です。
「”あらゆる猛毒の蛇を一つの壺に入れ、食い合わせる。
最後に生き残った一匹が人を呪い殺す力を『蛇蠱(へびみこ)』となる。

その化身…「蛇蠱獣(だこくじゅう)」が人の形を成して生まれてくるのが
 十二支「巳(へび)」の野槌家だった”」

ふむふむ、いわゆる蠱毒という呪いがモチーフなんでしょうかね。方法がそっくり。

「”おとぎ話のヒーロー達の生まれ変わりなんてメルヘンな者がいる一方で、
 ぼくの家のなんと生々しい事”」

おそらく、笑男の語りでしょうね、これ。ぼくって言ってますし。

みおとかなめ(この時は漢字がつけられていなかった)が
 彼らの母から家のことを教わる。

母の時代では「蛇蠱獣」は生まれなかったが、母の叔父に「蛇蠱獣」が出てしまったという。
「護符だらけの部屋を四六時中、術者が囲んで…抑えて…
 それでも最期は全身真っ黒な鱗で本当の蛇のようになり、あふれる呪いの力で押し潰されて果てていった」

それは辛い最期なんだね…「蛇蠱獣」は

母は二人の子どもたちが「蛇蠱獣」が出ないことを願っていた。すると、かなめが母にこういう
「…母よ。「蛇蠱獣」に救いはないのか?」
かなめさんらしいというか…(笑)小さい頃からこのままなんだな…。

場面が変わり、二人の遊ぶシーンへ

みおが石で虫をつぶしながら遊んでいると、かなめが止める。
「やめろ みお」
「どうしてー?姉さん」

「それは私の正義ではないからだ」
すごいかなめ節だなぁ…。まぁ、虫を潰すのはやめといたほうがいいけど…。

「”2つ上の姉「かなめ」はいつも迷いなく、
 凛としていて、いつもかっこよかった!”」


「”そんな姉さんは覚醒もかっこよかった!」
これは…石を投げたのか? 
というか、誰かが犠牲になってる…(笑)

「”「なんと巳の家に三大退鬼師の金太郎が!!」 申の家に桃太郎が生まれた事は
 隠されていたので、えらい騒ぎになって。「金太郎」をありがたる沢山の人が祝いにやってきた”」

あーあのばあさんが隠したんだろうけどな…。桃太郎の生まれ変わりが申の家に生まれたって。
お供の犬、雉すら言わなかった秘密だったんだもん。

そんな祝いの席の中ー
みおが姉・かなめに声をかける
「姉さん! お祭りの主役だね! かっこいいね!」

「そうか?」
「うん!」

(笑)まさかの木彫りの熊に乗せられている…。

「形から入りすぎじゃないか?」
「それはあるね!」

かなめさんが冷静に突っ込んでる…。でも、かなめさん「どうせなら本物のクマが欲しかった…」なんて言ってるし、結構乗り気だったのか?ただ疑問だったんだろうな。何で乗せられたんだろうって…。

姉・かなめが金太郎の生まれ変わりだということをみおは嬉しそうな顔でこう言った。

「でもこれで、姉さんは本物のヒーローだ!」
みおくんにとっては、かなめさんがずっとヒーローだったけど、金太郎の生まれ変わりと判明して、昔話のヒーローだということが分かった。それが嬉しかったんだろうな…。
「…なら、この力は正義の為にふるおう」

「”7つの祝いも重ね、野槌の決まりで名前に漢字が贈られた。「金の童子の娘!」
 姉さんにピッタリでかっこよかった。その2年後…7つの時にぼくも覚醒した”」


「”ぼくの覚醒はかっこ悪かった”」
その表現がある意味自虐に行き着いた理由なんだろうな。
「”どんな感情からも鱗はあふれ、呪いが生まれた”」

「5人がかりでこれか…!」
その呪いの力を抑え込む者たちも驚いたように言う
「ずっと呪いを吐き続けてる…。
 こんなに蛇の血が濃く出るなんて…」

助けて 助け て
叫ぶ中、両親は部屋の外へと出ていってしまった。
「(暗くて寒くて苦しくて それがまた呪いを生む。何コレ)」

「”僕の名前にも漢字が贈られた。唯一 許された呪いを生まない感情 
 「楽」から取られたものだろう”」

なるほどな…笑いという字にはそういう意味があったのか
「(あて字って…いうか…皮肉だろ)」
うーん、どうだろうね。どっちの意味にも取れるけど。

そんな時ー笑男がいる部屋に誰かがやってくる。
「…寒いな」
「「蛇」ですので…体温を下げて動けなくしています。お気をつけて――」


「(……白い…白い蛇…?)」
現れたのは白い蛇ではなく、姉・鐘女だった。
「笑男…」

白い蛇って縁起がいいものということだったので、
だから助けに来た証ってこと…?


「お前は野槌の生きた神体として、命尽きるまでここに幽閉される。
 四肢を切り落とし意識を冷凍してな。…酷い話だ…。一つだけ…助かる方法がある」

「「主」を見つける事だ」

条件は「相手を信じる事」「同じだけの信頼を返される事」
これは、羊原君の時と同じ条件。契約するための。
「私たちには簡単だろう? 笑男」
そう、鐘女はそう笑男に語りかける。
「私の為に呪いを生め」

「(ああ…これは奇蹟だね)」
笑男は思う

「その力は正義の為にふるおう」
そう鐘女は語った。
「(姉さんはぼくのヒーローだ)」
本当にね、助けに来てくれたらヒーローだ。

「”主ができた事で精神的に安定して「外」にも出してもらえた。
 なるべく大人しく…玉は連ねて持ち歩いて、時々使う”」

近所の不良とかに、と書かれていた。よかったね、笑男。

「”そうして僕が初等部5年生。
 姉が中等部一年生になった時だった―”」

「(まずいなぁ…最近、玉吐くペースが上がっちゃってる…)」
と笑男は姉・鐘女との待ち合わせをしていた。
「待たせたな」

ようやく鐘女が待ち合わせ場所に来ると、一人の男を連れていた。
「姉さんっと…誰?」
あ、あの風紀委員長さんだ…。

鐘女の話によると、警備委員会に鐘女が選ばれたらしい
その知らせに笑男は嬉しそうにする
「さすがだぁ、姉さん」

「一年生から私と彼だけが選ばれた、「巴御前」の兄武将の生まれ変わりの
 …兼行忠信(かねゆきただのぶ)だ」

あー、だから巴さん、この人の事をお兄様って呼んでたのか。
そんな関係だろうなとは思ってたけど…。

笑男は姉・鐘女が連れてきた男だということでじっと見つめていた。
「今日これから、私と君達2人で手合せを願いたい。
 その力がふさわしいと判断できたら――」

「君ごと、委員会に推薦する」
その言葉に驚く笑男。

「…何言ってんの? 僕「蛇」で「初等部」なんだけど?」
「かまわん。彼女の力の一部として、意地でも特例をもぎ取ってやる」

「ただし、ふさわしければ……だ!」
言うねぇ…。ってかこんな人だったのか、委員長さんって。
「…へぇ、あんた面白いね」

「”結果―この男はなかなか強く”」
兼行は笑男が生み出す玉を槍で割ろうとしたり、製造方法を聞いたり
「”なかなかにマイペースだった”」
なんというか…面白い人だな…。

「ではこれはどうやって作るのだ」
「見せものじゃないんだけど。…そんな楽しいもんでもキレイなもんでもないしょ〜」

「だが、強かった…。
 この力はきっと彼女の功績につながる」

そう言って、兼行は笑男を委員会入りすることを認めた。
悪いことだらけだった呪いの力が褒められた瞬間だった。

「これが…本当に?」
「あぁ」

「”自分の力を姉さんが使ってくれるその上…
 それを認めようとする人間まで現れて、できすぎてた”」

この語りは今の笑男の言葉なのかな。正直そう思ってた部分があったんだろうけど。

2年後―
「反乱獣基の掃討作戦を鶴翼の陣で展開中―」
えっとつまり、警備委員会で不良獣基どもを制圧する作戦ってことか。
「巴の右翼は平定間近か…」
と兼行さんが言う。
というか、使う単語が昔っぽい。

「委員長!左翼前衛が苦戦しています!不良獣基共の中に弓の使い手がいて、
 鐘女さんの玉が次々打ち落とされています!」


「おい高猿寺!! 
 今こっちが優勢なんだから本気出せ―!!」

不良の獣基が怒鳴る。
「あ〜〜っもう帰るわ。こんなのさ――
 キラちゃん喜ばせるだけじゃね?」

咲羽だ!うわぁ…まだ荒れてた頃の咲羽だ。
中学時代か。まさかの過去編で登場!ってか、キラちゃんって誰だ?
鐘女さん?それとも…委員長さんとか?うーん、ちゃんづけって女の子だから、鐘女さんかな?

それを聞いて笑男は―
「姉さんが苦戦…?そんなのだめだ…。
 待ってて……今――」

玉を造りだした。

それを見て、驚く兼行。
「あ――…初めてだっけ? ジロジロ見ないでよ」
笑男は言う。

「姉さん!これを使って」
笑男はそれを鐘女に渡した。
それを使って、鐘女は不良獣基供に投げつける。

同じように弓で打ち落とそうとした瞬間、玉が分裂する。
「!! あぁ、うわぁぁぁ」
その玉は驚くべき威力を発揮した。

「あはっ、は〜〜〜よかったぁ。
 これで姉さんの名前に傷はつかないよね――」

嬉しそうに笑男はいい、確認するように兼行を見ると―

酷く怯えたようなそんな目をしていた。

その表情に笑男は動揺する
「”…知ってるその目は。
 今までいっぱい向けられてきた”」


「”化物”」
「(そうだよ。何で今さら…
 その目を、あんたがまずい…)」

笑男の身体から呪いが生み出されていく。

「笑―」
兼行が慌てて声をかけようとするが、出来ない。
「笑男!!」
弟の異変に気付いた鐘女も叫ぶ。

うぇ…ぁ…・くるし。ねぇ…さん、痛…い…。
 たすけて、ね…さん

苦しむ笑男に鐘女は――

「――すまない」
投降しようとしていた獣基達を攻撃を仕掛けた。

…これは、笑男のために、なんだろうな。
きっかけが信頼していた兼行の表情だったから…。
これは辛い。

笑男も笑男で、力を認めてくれていた人が自分の力におびえたことが
感情を生んでしまったんだろうと思う。

「お兄様―!!? …獣基は全員が投降したと…
 それが…どうして…こんな――」

兼行の元へ駆けつけた巴も驚いたように言う。

そこにはボロボロになった不良獣基たちが倒れていた。
「鐘女…追って正式な通達を行うが――
 お前の警備委員会副委員長の任を解き、除名性分を言い渡す」

その言葉に酷く驚く笑男。

「…何…言ってんの? だめだ!!やめろっ…やめてよ!! 
 何でだよ!僕だけでいいだろ!? 姉さんは選ばれて―」

そう叫ぶ笑男を鐘女が止めた。
「笑男――」

「もういい――」
そう言って、兼行に頭を下げ、その場を去った。

うーん、委員会的にはおそらく、笑男は鐘女の一部として委員会入りを認めただろうから、
たとえ笑男が悪くともそうせざる負えないだろう。だって、一部だからね、いい意味でも悪い意味でも。

雨の中―
「…ごめんね姉さん」


「あのまま…「外」なんかに出なければよかった。
 僕が…僕のせいで姉さんの正義に傷がついた」

そう笑男が鐘女に謝る。

「……勘違いするな」
そう発した言葉には変わらない姉の意志があった。
「私にも「蛇」の血が流れている。狡猾で執念深い。私は私という「個」が確立できれば、
 他の者などどうでもいい。いつか「恋人」や「子供」ができるまでは、私を確立してくれるのは家族だけ」


「私の言う正義とは私が私である事だ。
 その為に私を正義に思うお前が必要だった」


「”生まれ変わりはある日突然
 「君は●●だ」といわれるのだ”」

「金太郎? 私はただの「かなめ」だ。それではダメなのか。
 私はどうすればいい? どう生きればいい?」

「”混乱した”」

そんな時、笑男は言ったのだ。
「姉さんは本物のヒーローだ」
と。
「”ああ、そう生きれば私は私でいられるのか”」
そう納得した。
「なら、この力は正義(わたし)の為にふるおう」

あぁ、なるほど。自分の為にあの時、暴走しそうだった笑男の呪いの力を使い、不良獣基共に攻撃したのか。
だって、鐘女自身も笑男がいないと、正義(自分)を貫けないから。弟が自分をヒーローだと言ってくれるから。


「……………。むずかしいよ、姉さん」
少し不満そうに言う。
「存外にバカだな」
(一生分、しゃべったぞ)

「考えろ。私の考えを読め」
「”姉さんの考えを読む”」
鐘女は笑男にホットコーヒーを渡した。

その行動を笑男は考える

そして、思い出す。自分を助けに来た時のことを。
「寒いな」
「「蛇」ですので…体温を下げて動けなくしています」

その行動は笑男を冷やさないための行動。
「姉さんは」

「姉さんは、やっぱりかっこいい」
そう笑男は笑った。

これにて本編終わりです。
なんかこの野槌姉弟のイメージ少し変わりました。
2人は支え合っているんですね、依存ともいいますが。

色々知れて面白かったです。
最初は怖い人かと思ってましたから…なんというか己の為に弟を求め、そして存在を認めてもらうために笑男を「外」に出したんですね。自分の為だったけれど、それが結果的に笑男の為になった。

ここまで読んでくれてありがとうございました
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