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蝶子による端部の仕返し! 男勝りな蝶子がかっこいい!シノビ四重奏7話 感想 ASUKA5月号

此花(このはな)です。

今回はASUKA5月号に連載されているシノビ四重奏(カルテット)の感想を書いていきたいと思います。

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シノビ四重奏を知らない方は1話の感想をどうぞ
大企業の跡取り娘・蝶子。卒業までに側近の忍びを選ばなければ、自由はない!? 1話 感想 シノビ四重奏(カルテット)

前回のあらすじ
大企業の跡取り娘・真中蝶子。護衛に囲まれて送った中学生活が嫌で、高校生活は自由に過ごしたいと思っていた。そんな蝶子に課せられた課題は〈これぞという側近の忍びを見つける〉こと。「忍び」という時代錯誤な単語に戸惑う蝶子だったが、力ある忍びを側近に持つことが政財界での評価となるらしい。

高校卒業までに見つけることができたら、蝶子の自由にしていいという。
ただし見つけることができなかったら…一生父親の言うことをきく。その側近の忍びを見つけるために入学した高校・御園尾学園は、大企業や政治家の御曹司達を守るための「忍び」を育成する高校だった。

次々に蝶子の前に現れる側近候補の忍び達。そんな中、仲良くなった椿の母親が大叔父に人質にとられ、嫌々暗殺仕事をさせられていることを知った蝶子。椿が蝶子を狙ったのも、すべては母親のため…。

蝶子は椿の母親を救出するため、忍び達を従えて大叔父の屋敷に潜入することを決める。忍び達の活躍により、無事に母親を救出できたのだが、大叔父の背後には蝶子暗殺の依頼人がいた。端部統西郎という名前に蝶子は…!?


今回はドレスを着た蝶子ちゃん。
苛烈に滾(たぎ)る闘争心は綺麗なドレスで上手に隠して

この意味は今回の7話の話を読むと、あぁと納得します。端部への仕返しですからね(笑)

さて、本編の感想へ行きましょうか!
最初は端部と真中の関係についての説明です。
「”真中家は日本を代表する大企業だが、真中と肩を並べる企業がもう一つある。それが「端部グループ」。

「真中」と「端部」は昔からあらゆる事で争ってきたが、近年「真中」が一歩リードを取っていた。それは忍びの世界で最強と謳われる「青家」の頭首が真中家に仕えているためと言われている。

「力ある忍びに選ばれる事がそのまま社会の信用につながる」
この暗黙の了解により、信用において端部家は真中家に劣ってしまうからだ。そこで端部家はかんがえた。青家の次期頭首を端部の跡取りの側近にすればいい。
しかしー”」

あぁ、でもその次期頭首の雨情が真中の跡取りにぞっこんだから、こんなことしたのか…。

「真中蝶子を殺し損ねた!?」

「くそ! ……あの女…どこまでも……」
この人が端部統西郎さんか…。

場面が変わり、椿のお母様奪還後、御園尾学園
蝶子は雨情と南雲兄弟がいる教室を訪ねていた。
突然現れた蝶子に雨情は嬉しそうに声をあげる。
「! 蝶子!俺に会いに来たのか!? 呼んでくれたら、飛んで行ったのに…」

その嬉しそうな顔に気まずそうな顔の蝶子。
「あー…今日はあんたに用があるんじゃないの。蘇芳くんいる?」
蝶子の言葉に大きくショックを受ける雨情
(笑)蝶子だと雨情くん、コロコロ表情変わるなぁ

「よう、姫さん。来ると思っとったで。端部家をぶっ潰す相談やな?
それなら、ぎょうさん考えて来たで、俺ら四色の姓がこんだけ揃っとったら、端部家なんてチョチョイや!」

蘇芳はそう言うが、蝶子はそんな用ではないらしい。後ろで雨情はオロオロしている。
「……違うの。皆は端部に手を出さないで欲しいの」
その言葉に蘇芳は驚く

「黒家の時は忍びの家の事だったから、皆に助けてもらったけど、相手が私と同じ表の人間となれば、話は別よ。
側近でもない蘇芳くん達に個人的な事で手伝ってもらうのって、本来フェアじゃないもの……」


「わたしの友達を傷つけた報復は私自身の手でつける」
真っ直ぐに蝶子は言った。

「そのために端部統西郎に接触できるいい案ないかなと思って。それだけ相談したくて…」
なるほど、報復は自分でやりたいから、接触できる案を蘇芳くんに相談しにきたわけか。相変わらず、蝶子ってかっこいいよなぁ

「蝶子! そんな危ない事しなくても俺がやってやる!」
そんな蝶子の言葉に雨情は必死に訴える
雨情くん、流石にそれは…一応蝶子の意見は筋通ってるし…

「ふぅん……おもろいんやんか」
蘇芳は蝶子の言葉に興味を抱いたらしい。
「ちっとしんどいかもしれへんで?」
蘇芳はそういう場合も考えていたのか。何か考えがありそうだし…
「望む所よ」

蘇芳の言葉に躊躇もせず、堂々とそう返す蝶子に蘇芳はニヤリと笑う
「それでこそ、蝶子や」
蘇芳って、蝶子のこういう所に惚れ込んでるんだろうな。目的の為なら自分でやろうとするし、それで考えもしっかり伝えた上で人を頼るし…

「ほな。段取りは俺が整えといたる。あとは……茜! 姫さんに護身術叩き込んでやり」
茜に蘇芳はそういう。
「あ、はい」

「え? でも……」
蘇芳の言葉に少し戸惑う蝶子
「端部には手を出さん。でも姫さんに護身術教える位、別にええやろ。男女ハンデあるしな」

「茜の体術は雨情以上やし、人に教えるの俺らの中で一番巧(うま)いと思うで」
その言葉に茜は嬉しそうな顔をする
「兄さん……」
茜くんは本当にブラコンね(笑)

「そうなの? 意外!」
へぇ…そうなんだ

「蝶子! 体術を教えて欲しいなら俺が…!!手とり足とり寝技込みで!」
雨情はそう訴える。
…それだったら、茜に習うわ!

「茜くん、教えてくれるかな?」
蝶子は雨情をスルーし、茜に教えをこう
(笑)雨情…そんなはぁはぁさせながら、言ったらそうなるのは分からないのかな?

「……分かりました。兄さんのご指名とあらば、この不肖の弟。全力で真中さんにお付き合いします!」
ガシッと蝶子の両手を掴んで、そう言う茜。
うわぁ、熱血系だ…。そして、後ろで雨情が怒ってる(笑)

「…あ、茜…くん?」
驚いた蝶子が名前を呼ぶ。
「師匠です!!」
「ふぇ!?」

「僕から教えを受けてる間は僕の事を「師匠」と呼んで頂きます! 返事!」
「はいっ、師匠!!」

それを見ていた蘇芳は
「(修行と聞いたら、無駄に暑っ苦しくなるんが玉に瑕(きず)やけどな…)」
そうなのか…。まぁ、あれを見ちゃうと確かにな…

そして、蝶子は茜に教えをこう、訳だが…隙をつかれ、茜に投げられてしまう蝶子。
「まだまだー!!こんなものでは端部を倒せませんよ!!」

茜はそう言うが、蝶子のよろよろした姿に
「(素人女子相手にやり過ぎましたかね)…少し休憩にしますか?」
手を貸そうとする。

「隙あり!」
その油断した隙を狙って、蝶子が手を出したのだ。

だが、それでも茜はそれをよけた。
蝶子はその勢いのまま、床に身体ごと擦ってしまう
「くぅう…!上手く油断させたと思ったのにやっぱり無理かー」

「ただでさえ力の差があるんですから、上手く相手の力を利用しないと勝ち目はありませんよ。今のは掴んだ後に仕掛けるべきでした」
茜はそうアドバイスをする

「あはっ、そっか…(手を掴んだらああして……うーん…)」

「(ーさっきは素人相手に一瞬、不意を突かれました。
忍び相手だったら一発貰っていましたね)」

今回は茜くんと蝶子の話も入るんだよね…。一応、はじめてな気がする。

「(なるほど…。さすが兄さんが認めた主。なかなか強かな手を打ってくる。
 こうでなくは面白くない!)」

茜は蝶子の行動を見て、にやりと笑う
「ほら、いつまで転がっているんですか?
 どこからでもかかってきなさい!!」


茜の修行にぐったりとする蝶子
「(…茜くん、普段の紳士ぶりからは
 想像つかない位、鬼教官だわ……)」

大変そう…

「端部統西郎なら俺がブチのめしてやるのに……」
現れたのは雨情だった。
茜とやるのが気にくわないんだね…あはは
「……私がやらなきゃ意味がないの」
そう蝶子は少し笑って、雨情に言う

すると、ぷうっと頬を膨らませて、不満そうにする雨情
「南雲茜……蝶子を少しでも傷つけたらコロス……」
威嚇するようにそう言う

雨情に言われてあることに気付く蝶子
「え?(そういえば、あれだけ投げとばされて痣一つない……。
 茜くん……アレで物凄く手加減してくれてたんだ)」

流石、茜くん。

俺だって蝶子を教えたい…!とふるふる震える雨情
「ねぇ雨情、ずっと聞きたかったんだけど、
 雨情は端部統西郎と知り合いなの?」


すると、雨情は怒りの表情を浮かべた
「端部統西郎……思い出したくない」
その反応に”何か嫌な事あったのかな…?”蝶子は思うが…
「雨情……」

「アレは2年前だった……。
 あいつは蝶子の悪口を言ったんだ!」
「……へ?」
(笑)うん、予想通り

――2年前
「おい!お前!」


「お前が東郷雨情だな!?」
そう声をかけられると、雨情は無言だ
「俺は端部統西郎。喜べ!
 お前を俺の側近にしてやるぞ!」

…なんか上から目線だな。あまりいいイメージないぞ

「断る」
雨情は即座に拒否した。
あ、まぁそうだろうけど…

その言葉に統西郎は驚いたようで
「おい!おい!俺は端部グループの後継者だぞ!? 
 十分な報奨も地位も与える。何が不満なんだ!」

態度があまりよくないなー。嫌われそうというか…

雨情は嬉しそうにこういった。
「俺は……
 8年前から蝶子の側近になるって決まってるんだ」

変わってないなぁ…雨情くん

「蝶子…? 蝶子って真中蝶子か!? あんな奴の何がいいんだ!
 あんなのただの生意気な女だろうが!!」

あ、そんなことをいったら…
その瞬間、雨情は統西郎の頭を足で踏み倒した。

「その口で二度と蝶子を語るな」

「あの時から「蝶子の悪口言った奴、絶対に許さないリスト」
 に名前を連ねた一人だな」

だから、名前出して驚いたわけか…。これは単なる蝶子愛による雨情の制裁だけど…
普通の人から見ても、嫌な奴な感じぷんぷんするよ、この人

「(……てか、そんなリスト作ってるのこいつ。引くわ…。
――端部統西郎か。端部家の跡取りとは小さい頃、パーティーで一、二度会った位なんだけど、そんなに恨まれるような事、あったかしら…? 
 どちらにしても、直接会ってはっきりさせる…!)」

かっこいいなぁ、蝶子。

場面は端部のパーティー。
そこにいた端部は騒がしい事に気付く
パーティーにいる客たちがここにいるのにありえない人がやってきていた

「なっ!」
蝶子ちゃん…って皆来たの!?
雨情はまぁ、分かるけどさ…

「あれが真中家の跡取り娘か…!」
「横にいるのが青家の次期頭首?」


「赤家兄弟もいるぞ」
南雲兄弟はなぜにいるんだろう…。まぁ、いっか
「アレは白家の天才児……
 もう一人は……もしかして黒家の秘蔵っ子か」

椿くん、可愛いな。人多い所は苦手なんだね
ふるふると震てるのが椿、笑ってるの白金先輩

端部のパーティーにいる蝶子に慌てて、端部は声をかける
「真中蝶子! 
 どうしてウチのパーティーにいるんだ!?」

「端部さん、この度はお招き頂き、ありがとうございます」
「真中には招待状なんて送ってないぞ!」
「えぇ」


「今日は白家の製薬会社研究主任の
 パートナーとしてお邪魔していますので」

「どうもー☆」
なるほど、その筋を使ったのね

「なっ、真中蝶子……。
 東郷雨情だけでなく、白家まで……」

うーん、白金先輩だと、面白そうかなという感じで参加する気がする

「――端部さん、
 私ずっと端部さんとお会いしたいと思っていたんですよ」

「なんだと…?」
フフフ・・・楽しくなってきた。蝶子の笑顔が意味深

「あ、丁度曲もワルツになったことですし、
 一曲踊って頂けませんか?」


「二人だけでお話したい事もありますし……」
楽しい…
「どうして僕が…!!」
統西郎がそう反論すると、蝶子は言葉を制止するように言った
「黒家の以来の件、私は今ここでお話し、
 してもかまいませんが?」

その言葉にうっと動揺したように黙る
「黒家?」
「先日の頭首代理失脚の話か?」
「端部家が何か絡んでいるのか?」

「……っ、分かった」
舌打ちをして、蝶子の申し出を受けた

二人は踊りだす
「……先日は素敵な暗殺者を
 どうもありがとうございました」

「…なんの事だが分からないな」

「あんな小さい子に暗殺なんて仕事させて……
 随分いいご趣味ですね」

その言葉にちらりと黒家の方を見る
「小さな子…?」

「もしかして、お前が連れてきたあのちっこいのか?
 なんだあの人形」

蘇芳くんが雨情くんを止めてるし…(笑)

「あいつが黒家の暗殺人形(キリング・ドール)か。
 凄腕の暗殺者ってタレこみだったが、黒家も案外大した事ないな」

むっ、なんだと!コノヤロー
その言葉にギリ、と唇をかみしめる蝶子

「私……あなたに恨まれるような覚えはないのだけど?」
「はっ、お前になくても僕にはある」

「東郷雨情を僕に渡せ!」
まだ、雨情を側近にしたいのか…。
「……雨情?」

「今、真中は端部よりも力があると思っているかもしれないが、それは青家の頭首「東郷雨紅」が真中家に付いてるからだ。決して端部が劣っているわけじゃない。
だから今度は僕が「東郷雨情」を手に入れる。そうしたら真中なんてすぐに追い落としてやるからな!今に見ていろ」

「………そんな事のために…
 そんな事のために私の友達を傷つけたの!?」

その言葉に蝶子はそう怒る
「友達…? 
 あぁ、そう言えば、高須くるみが怪我したとか言っていたな

「謝って!」

「くるみちゃんに謝りなさい!」
きっ、とそう統西郎をにらみつけるように言う
「っ、どうして僕が高須ごときに……
 大体高須はな―…」

気になるのは高須の言葉の続きだよな…

その瞬間、蝶子は統西郎の足を蹴とばす。
「へ?」
統西郎はそのまま、こけた。

「痛ったぁーっ!! お前……!今わざと!」
キッっと睨めつける

「ごめんなさぁい!大丈夫ですかぁ〜?
 ついステップ間違えっちゃってぇ〜」

ぷっ、蝶子ちゃん(笑)わざとらしい

「!?」
「でもぉ、ダンスのパートナーが〜
ちょ〜っとステップ間違った位で尻もち付くなんて〜
 端部の御曹司さんって随分貧弱なんですねぇ?」

うわぁ…(笑)

蝶子の言葉に周囲はからかうように話し始める
「!! お……お前ぇ――!! 
 バカにして…っ!!」

統西郎は顔を真っ赤にして、怒りだす

その様子を見ていた雨情が手助けをしようとするが、茜が止めた。
「大丈夫です。見ていて下さい、
 真中さんは意外と武道の才能ありますよ」

へぇ、茜が言うなら…蝶子ちゃんはやりそうだね

「よくも…よくも僕に恥を……!」
蝶子に襲いかかろうとするが…

統西郎の勢いをのせて、蝶子は背負い投げをした。
!?すげぇ(笑)背負い投げ!

急に投げられ、ぼう然とする統西郎
その様子を見て、茜は「よし!」とガッヅポーズする
雨情は驚く

「端部さん…。かよわい婦女子に手を上げようとするなんて、
 紳士失格じゃなくて?」

フフ、確かにな
「……な……」

「私自身に勝負を挑んで来るなら、いくらでも相手になるわ。
 でも、もしまた私の友達を傷つけたらその時は――…」


「完膚なきまでに端部をぶっ潰す!!」
かっけー(笑)
そう言うと、すたすたと統西郎の前からいなくなってしまった。


「蝶子ちゃん、カッコよかったよ〜。お見事!」
「お姉ちゃん……つよい…!」
「スカっとしたでぇー!」

三人がそうやって褒める。

「ありがとー!」
その三人の言葉に嬉しそうに笑みを返す蝶子ちゃん
そんな中、茜が蝶子に声をかける
「真中さん、お疲れ様でした」

すると、蝶子はぱぁと笑顔になる
「あっ、師匠!私、どうだった!?」
その笑顔に茜がちょっとやられてる(笑)こういう所も可愛いよな蝶子ちゃん

「……っ、……えぇ、惚れ惚れするような完璧な
 背負い投げでしたよ!」

グーサインを出して、そう言う茜

「へへっ…」
この笑顔、可愛いなー

皆と言葉を交わすと、蝶子は雨情の様子をみる
「(いつもあんなにうるさいのにどうしたのかしら?)
 ……?雨情?」

不思議そうにすると、雨情は蝶子のもとへ近寄ってきていた。

「蝶子……」
突然、雨情が蝶子を抱きしめた。
思わず、赤くなる蝶子。慌てて腕を解こうとするが、解けない。
「なっ! ちょっ!離れなさい…って!」

「蝶子!惚れなおした……蝶子はやっぱり
 あの頃とかわらない。俺が惚れこんだ蝶子のままだ」

惚れなお…うーん、これって恋なの?主従愛?

そして、雨情は蝶子の耳元で
「……蝶子」
幸せな声でそう言う

「(……な…に…、そんな幸せそうな声で――…。
 …どうしよう。体動かない。私……私――…!)」

蝶子が動けないでいると…

「そこまでや雨情……」
「僕の弟子にいかがわしい事しないで下さい」

南雲兄弟が雨情を止めようとする
蘇芳は分かるけど、茜くんは師匠関係だね…。

「…お前ら、
 俺と蝶子の時間を邪魔するとはいい度胸だな」

3人は喧嘩モード。
(笑)お前ら…


「……っっ!」
心臓バクバクを止めようと蝶子はじっとしている
「蝶子お姉ちゃん大丈夫?」
「…なんとか」
椿は心配そうに蝶子を見つめる

「(はー…雨情のやる事は
 色んな意味で心臓に悪いわ…)」

本当にね…(笑)

場面が変わり、学校―
「――という事で」

「くるみちゃんを傷つけた端部統西郎への報復は
 私がちゃ〜んとしておいたからね!」

堂々とそう言う
「まぁ…蝶子ちゃんあまり無理しないでくださいね? 
 蝶子さんが危ない目に逢う方が私は嫌です」

くるみちゃんもすごく優しいけど、家の事も気になるよな
「くるみちゃん……」
「でも……蝶子さんの勇姿、
 私もちょっとだけ拝見したかったです」

それは…確かにね(笑)

「「ふふ…」」
二人で笑いあう
「皆さんも色々お手伝いして、
 頂いたみたいでありがとうございました」

くるみはそう皆にお礼を言う

「いえ、こちらが勝手にやった事ですので」
「気にせんでええで」
「私は新種の毒、入手できたし、お礼言いたい位だよ〜」
南雲兄弟と白金先輩がそう言う

「…それでね、くるみちゃん」
蝶子は隣にいる椿を紹介する
「くるみちゃんに怪我させちゃったのかがこの椿くんなんだけど……。
 椿くんがくるみちゃんに謝りたいって。きいてあげて?」

「……怪我させちゃって……ごめんなさい。怪我……痛かったよね?
 僕の事……ぶってもいいから…許して…下さい…!」

しゅんとしながら、くるみに謝る椿

くるみは椿の頭に触ろうとする
びくりと怯える椿だが、くるみは言った。
「そんな事しませんよ? こうして謝って頂けただけ十分です。それに椿くんは
 蝶子さんのお友達なんでしょう? だったら私ともお友達になってくれますか?」

その言葉にぱぁっと明るくなる椿

「…いいの?」
「是非」

椿が嬉しそうにする。
可愛いなぁ…椿くん癒される

「…・…ありがとう。くるみお姉ちゃん!」
「はい。よろしくお願いしますね、椿くん」

そんな様子を見て、蝶子は
「(……よかった)」
ほっとする。

すると、椿くんが近づいてくる
「ん? どうしたの?椿くん」
「あのね……蝶子お姉ちゃん。僕…蝶子ちゃんにお礼がしたくてね。
 お母さんにも相談したんだ。そうしたら、僕のしたいようにしてもいいですよって……」

「ん??なんの話かな?」
蝶子が不思議そうにすると、椿はとんでもないことを言い出した。
「僕…僕ね! 蝶子お姉ちゃんの側近になる!」
!?…椿くんまでもか(笑)

「はぁ…!?」
蘇芳くんが驚いたように言う

「ははは…冗談きついで? 
 こんなちっこいのがライバルやと…?」

ぐるーんぐるーんと椿の首を回す
そんなことしちゃダメじゃ?蘇芳くん

すると、椿くんはすぅーと冷めた目で
「……蝶子お姉ちゃん。
 この人達は蝶子お姉ちゃんの「友達」?」

「ん?友…達…?
 (友達か…と言われたら、それぞれの思惑が交じり過ぎて違う気がするし…・・。かといって他人って言うには色々助けてもらってるし。側近に決まったわけじゃない――)」

そう言われ、蝶子は考える

「う――ん…ちょっとした知り合い? かな?」
(笑)3話から認識変わってないね、蝶子ちゃん
その言葉に南雲兄弟は驚き、雨情は…ん?って感じかな

「……そう……」
その答えを聞き、椿は蘇芳の手を払った。
「ただの他人が気安く触らないで」
あはは…椿くん他人には容赦ないね

椿は蝶子にぎゅうっと抱き着く
「あっ!」
その行動に雨情が威嚇する

「蝶子お姉ちゃんの友達は僕の友達。
 蝶子お姉ちゃんとなんの関係もないやつはただの虫だから」

本当に…この子は(笑)

「……こんガキィ〜〜〜っ!!」
「散々助けてもらってなんて恩知らずなんですか!!」
「蝶子に触るな!コロス!!」
「あはっ、面白い子だね――」

「”諸々の厄介事がやっと一段落したと思ったけれど、
 また私の学園生活が騒がしい事になりそうです”」

そうだね(笑)どうなることやら…

そんな忍び達の様子を見て
「くるみちゃん、あいつら置いて帰ろう」
「そうですね」

蝶子がそういうと、くるみもうなづいた。

7話はこれで終わり。
個人的な話を言うと、今月号(5月)のベストショットランキング1位がシノビ四重奏だったね。
椿くんが大叔父に逆らうシーン。

最近、ASUKAのアンケートって、はがきではなくてネットでもできるんだね。
ネットで応募したら、なぜか私のコメントが今月号に載って驚きを隠せなかった。
初めてASUKAのアンケートで、自分のコメントが載るって本当に…。

気まぐれに此花って自分の名前にするんじゃなかった!
やべーやべー。まぁ、今月号のアンケート応募してないけどね(笑)

ここまで読んでくれてありがとうございました
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