ようやく知る鬼の頭領の正体…そして「オレが桃園君を壊します」 第78話「月正、約束ノ地ココニ」 感想 桃組プラス戦記 ASUKA7月号(2016年5月発売)
此花(このはな)です
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今回はASUKAに連載されている”桃組プラス戦記”の第78話の感想を書いていきたいと思います
前回のあらすじ
7体中、5鬼目の桜鬼まで攻略に成功した裕喜たち。冬休みも終わり、咲羽の家から学園へ帰ってきた。しかし、新年明け早々、学園では生徒が何者かに血を吸われる事件が頻発していた。
目撃者の証言から「被害者には噛み跡があり、後に貧血を起こしている」「コウモリのようなものが飛んでいた」「角のある影」という犯人の特徴を知る。もしかすると、自分たちが捜している鬼の生まれ変わりかもしれないと思い、早速おとり捜査で敵をおびきよせ、捕まえることに成功した。
しかしその吸血鬼は「桃太郎の鬼」ではなかった。そして、彼から衝撃の事実…愛譚学園の秘密を聞かされる。一方、同じく羊原君も生徒会長から愛譚学園の秘密を教えられる。そう…愛譚学園は鬼が守り、鬼が治める「現代の鬼ヵ島」だった――!?
今回もショッキングだった。扉の中身が羊原君を変えたきっかけなのか、分かってだんだん桃太郎が怖くなってきたよ……。というか、この後の展開が不安だー!
「”真実から目隠しされたまま、
僕の腕の中、堕ちてきてごらん…”」
生徒会長が怖くなっていくの…本当に
さて、本編へ行きましょうか!
最初は吸血鬼のアールツト家のお話
「”私の生まれたアールツト家は代々続く「吸血鬼」で祖母は日本という国からお嫁にやってきた。祖母の家も代々続く「鬼」の家だったという”」
「”私は7歳で吸血鬼の血が覚醒したが、村の子達も仲が良く、血もお正月に症状たしなむ程度の平和な日々――”」
「”でもある日、「呼ばれた」そう思った。
日に日に増す焦燥…すぐに日本へどうしても行かなければと思った時”」
「”「愛譚学園」から入学の誘いが来た。父と母は心配したが、祖母が賛成して送り出してくれた”」
「”そして、愛譚学園(ここ)へ迎えられた”」
「”お父様・お母様!私はここで学生として、吸血鬼として必ず立派になって戻ります!そう思っていたのに…”」
「(どうしてこんな事に――)」
それは自業自得の気が…(笑)
裕喜は雅彦に声をかけ、空中に飛び上がる!
「羽根マントだけ狙うぞ」
鬼美に言い、”おー”と返される
裁ちばさみをくるりと回す
だが、アールツトはそれを避け、飛び上がる
「ひっ、日本のダークチェイサー」
「くそっ、パタパタと~~」
悔しそうにする裕喜
「雪代! 咲羽頼む!」
「はい」
「おーす」
「裕喜様のご命令ですわ。
止まりなさい、コウモリー」
今度、雪代がアールツトに言う
雪代は攻撃を放つが、アールツトの方向から外れた
「!! 外れた!? あの鳥の子…そうかっ!!
(もう夜になるから見えないのか!)」
「止まりなさいと言ったのに」
パチンと雪代は指を鳴らす
すると、囲いが電気を帯びて、アールツトの周りを囲む
マントがじゅあっと燃え、ひぃぃとアールツトはぐるりと回転する
すると、仮面をかぶった咲羽が目の前に現われた
「軽めにしとくな?」
そう言うと、咲羽は仮面を外し…
アールツトのマントに攻撃を加えた
攻撃を食らったことで地面に落ちていくアールツト
「(お父様…お母様、おばあ様――
こんな異国で先に旅立つ私をお許し下さいああ…)」
「美味しい血の可愛い、
お嫁さん、欲しかったよぉぉぉぉ」
叫ぶが、途中で雅彦にマントを掴まれる
殺されるわけじゃないのに…すげぇ怖がりよう…
「無茶するな」
仮面を外した雅彦イケメンでちょっとびっくりした(笑)
「面は外してたんだから、大丈夫だって」
「もうすぐで見えなくなる所でしたわ」
「お前は桃太郎と関係がなく、情報をもらっても血のブロックが出ない貴重な情報源だ。痛い思いをしたくなかったら大人しくしなさい」
雅彦の言葉に「はい」と返すアールツト
「教えてくれ…
ここが「鬼ヶ島」って本当なのか?」
”物語の通り”
「知ってる事を全部話してくれ」
”まるで、誰かのシナリオみたいに”
「私は…何も――」
言うが、裕喜の表情に凍り付く
ビクリとして、ポツリポツリと話し始める
「私を…海外の物語の鬼を皆…ここへ呼んでくれた家があって…その家は愛譚学園の全てを…幼稚舎から大学部まで取り仕切ってる。
日本最大の「鬼」の一族で頭領は――」
「白峰涅人」
その名に驚く4人
ようやく桃太郎側にも名前が出た。これで事態が急展開しそう…
「(会長が…鬼――)」
一番気になるのは裕喜と同じようにある謎の痣なんだけどね
一方、生徒会棟では――
「ゔ―――」
「大丈夫ですか? こうじ様…」
副会長が冷やしたタオルを羊原君のおでこにのせる
「ありがとねェェーー」
やっぱ、あの扉の中身はかなりやばいのか…
「「こうじ」か――」
「こうじ…「柑子」古から日本にある蜜柑の実の色名でオレンジより黄味に寄った美しい色だね」
調べたら、あったよ柑子色!橘の実の色からきた色だそうで、明治から使われるようになったと書いてあった。
「こうじ! 黄色の鬼にふさわしい名前だな~。
これはもうボク側につくしかない!!」
カムッ!と言った感じの生徒会長。もうすでに黄色の鬼確定してるー
「今ならもれなくボクのチューとハグ」
「いらないですねェェーー(棒)」
すげぇ冷たい(笑)
「困ったなー。
僕は君が欲しがりそうなもの、何も持ってないからね…」
困った顔をする
「オレ…正直ずっと驕ってたんですよねェェ。
主が望めば、国の号すら自在に変えられる。それが金色羊(オレ)なんだって。なのに――」
「桃園君の…ただ一つ、ごく普通である事を望む彼の、
体質一つ治せなかった」
羊原君…
「情けない話ですねェェ~~
本当…どれだけ嫌われれば、あんな業が与えられるのか…」
羊原君はそっと会長を見る
「……っ……」
はっとした顔をした
「だから…この学園なのか…」
大きく納得する羊原君
「…それならオレにもまだできる事があるんですねェェ。
…いいですよ、あなたに乗りましょう」
「オレが」
「桃園君を壊します」
毛玉のようなものを持って、羊原君は言った
正直……嫌な予感が当たってしまったとショック
羊原君が鬼側についた…?って感じなんだけど、これはある意味、裕喜の為なのか…
ここから展開が読めなくなった…。これは友達になった”羊原君”との対決になるのか…?そんなのやだなぁ。
でもこれでギャグが無くなるわけないよね
情報を得た今、裕喜たちは会長に会いに行くはずだ。うわーこうなったら、最終的な話になるのかね。その前に羊原君だけど
ここまで読んでくれてありがとうございました!
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