此花のアニメ&漫画タイム

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喧嘩するほど仲がいい小鳥遊姉妹。そんな二人の父親と会話することになる高橋先生だが・・・?第6話「小鳥遊姉妹は争えない」 感想 亜人ちゃんは語りたい

此花(このはな)です

今回は亜人(デミ)ちゃんが語りたい、の第6話「小鳥遊姉妹は争えない」の感想を書いていきたいと思います

6話は丸ごと、小鳥遊姉妹のお話でした
高橋先生の家庭訪問での喧嘩するほど仲がいい姉妹はほっこりします
鏡の話もひまりちゃんがどれだけ、ひかりのことを想ってるのか分かるお話でした。

次回がクルツ君出るみたいだし、進むなぁ

さて、本編の感想へ行きましょうか!
小鳥遊家へお呼ばれする高橋先生
「わざわざお越しいただいてありがとうございます。
 娘たちから先生の話を聞いて」

「ぜひ一度お話しできればと思いまして」
父親に出迎えられる
「いいえ、こちらこそ、わざわざご招待いただき恐縮です」

「うちは家内が働いているもので、
 家事一切は私が担当なんですよ」
ほー、主夫ってわけか

高橋先生はそうなんですかと驚く
「元々共働きだったんですが、ひかりのこともあって、
 どちらかが側に居てやろうと思いまして。
 最近は町さんや日下部さんの親御さんとも色々連絡し合うようになりましてね」

「ほー親御さん同士でネットワークですか。
 確かにいいですね」

「あの子たちが仲良くなったのは
 高橋先生がご尽力されたとか」
父親さんがいう

「いいえ、私は大したことはしてません」
それを遠慮がちに否定する高橋先生
「先生のような、亜人(デミ)に見識がある方がいらっしゃると、
 娘たちを学校に預ける身としては安心できますよ」

「ひかりさんとひまりさんがしっかりしているのはひとえにご両親の教育のたまものでしょう。ただ、ひかりさんのほうは……」
言いにくそうに言う高橋先生
「もうちょっと勉強の方に力をさいてもらえればと……」

ぎょっとした様子の父親
「そ、そうですね……。
 妹のひまりはその辺しっかりしてるんですが」
双子と言えど正反対だもんなー

「ただいまー」
そんなタイミングにひまりが帰って来る
「よう」
「おかえり、ひまり」

高橋先生……と少し驚いた様子のひまり
「約束したしな」
「ありがとうございます」
頭を下げるひまりちゃん

「あと、先日はすいませんでした」
恥ずかしそうにひまりが切り出す
「ん?」

「姉からのメールの件で先生がハグしたとかいう…」
親の前で言うの…(笑)
「ハグ?」

「あーあの件か。いいんだ、いいんだ。あとでひかりから話を聞いたから、
 ひまりちゃんの誤解が解けたなら俺はいいんだ」
慌てて言う
そりゃ親の前で言われちゃ、ね(笑)

「姉はああいう性格なので、
 甘やかさず厳しくしていただいて結構ですので。よろしくお願いします」

ずいっと顔を突き出し、ひまりはいう
「はい……」

手を洗うひまりを見つめる高橋先生
「…どうかしましたか?」
「いや、双子なのに大違いだなぁと」
言い終わってから、あっと気づき、すいませんと言いかける

「ただいまー!」
言葉の途中でひかりが帰って来た
「出た…」

「あれ? 先生……なんでなんで、家庭訪問?」
不思議そうにするひかり
「先生と話をしたくて、頼んできてもらったんだよ」
そう説明する父親

「へぇーそうなんだ!」
納得するひかりだが、高橋先生の姿をじぃっと見て
「センセ、ネクタイしてるー!珍しいー
 ねぇねぇ、写真撮っていい?」
と言いながら、撮ってるし(笑)

「お姉ちゃん!」
その声にひかりと高橋先生がひまりの方を見る
「ひ、ひまり?」

「またこっちの冷蔵庫に血のパック入れてる! ちゃんと自分の冷蔵庫に入れてよね!」
ひまりはそう注意する

「う、う、う」
その言葉に戸惑うひかり
「自分の冷蔵庫があるのか?」

「う、うん、血のパックをみんなの目に入る所に置くのはどうかと思って、
 買ってもらった」
そう話すひかり

「血のパックは見慣れているからどうかということはないのよ!」
ひまりはそういう
「じ、じゃあ……」

「でも自分の部屋に冷蔵庫置いてもらっている以上は、ルールを守ろうって話!
 どうせ、いちいち2階の部屋まで行くのが面倒とか、くだらない理由なんでしょ!」
(笑)…めっちゃ正論だー

うっ……と言い返せないひかり
「センセーこの血も涙もない妹に何か言ってやってー」
高橋先生に助けを求めた

「ルールに疑問を持つことは大事なことだ。
 だが、自分で決めたルールくらいはちゃんと守らんとな」
優しく諭される

「うー優しい言い回しが帰って心に刺さるー」
ひかりはつぶやく
逆に効果があるのか(笑)

「聞いてくださいよ、先生! お姉ちゃんったら自分の冷蔵庫があるからってやりたい放題! 
 自分の食べたいデザートをこっそり隠したり、足を冷蔵庫に突っ込んで漫画が読んだり」

「酷い時は頭突っ込んだまま寝て、風邪引いたりするんですよ!」
何、その馬鹿みたいな状況…(笑)

「どう思います!?」
ひまりは力説する
「そ、そこまで言う? 
 そんなに言われるとさすがのお姉ちゃんも血の気が引く」

「ひまり、これ以上言うと酷いわよ~」
ひかりはそう言い放つ
「ん、何よ? やろうっての?」

すると、ひかりは腕まくりし出し
「ちっちゃい頃はよく殴り合いの喧嘩してたわよね。血が騒ぐわ。覚悟はいい? 血祭りにあげてやろう」

「ねぇ、さっきからちょいちょい
 血に関する慣用句を挟み込むの、なんなの?」
怪訝そうな表情でいうひまり
うん、私も気になってた…

「えへへ、せっかくだから先生とパパの前でヴァンパイアらしい、
 インテリジェンス…」

「お姉ちゃんはいつも自分をよく見せようとし過ぎなの! 
 何よ特にこのセットに狂わしいほど時間を有する個性的な髪形は!」

ひかりの髪を引っ張るひまりちゃん

「髪型はひまりに言われるようなことじゃない」
そう言うひかりだが、ひまりは
「このセット、手伝わされて何度遅刻しそうになった事か」
あー、手伝わされてるのなら言う権利はあるな

「センセ! なんか言ってやってよ!」
涙目になりながら、ひかりは高橋先生に訴える

「え? 俺はその髪、可愛いと思うけど」
さらりとひかりの髪型を褒める高橋先生
ぎょっとして、真っ赤になるひかりちゃん
(笑)…直球で褒められたことなかったの

「……見たか」
ひかりはいう
「顔真っ赤じゃない」

「真っ赤じゃないってば!」
「何喜んでるのよ」
ひまりはいう

「喜んでないし!」
「こっちはそれで迷惑してるの!」
二人で言い合う

「…いつも、こんな調子で?」
高橋先生はそう切り出す
「えぇ、まぁ……恥ずかしながら。やかましくて仕方ないです」

「…そうですか。
 仲がいいんですね、とても」
「……はい」

「あっ、ところで先生、
 ご予定がないようでしたら、どうです?晩御飯でも」

夕食に誘われる
「え? いや、ほんとですか? 助かります」

「二人とも、先生とご一緒にするけど、何が食べたい?」
二人にそう尋ねる
「「レバニラ炒め」」
同時に言った言葉は同じだった

「……お前がレバニラ好きなのはわかるが」
高橋先生が言うと、ニヤニヤした様子でひかりが言う

「そうなの~。
 ひまり、怒りっぽいから血が足りてないんじゃなーい?」
そう言われたひまりの方は恥ずかしそうに黙り込んでいた
「なんか言ってやってよ、センセー」

「血は争えないな」
そう、一言
「もう先生まで!」
(笑)それだけ、好みが一緒なのか。ひまりちゃんが合わせてるのか、だけど

二人の父親が夕食を作っている間、ひかりは高橋先生との写真を撮りたがり、
ひまりは静かに本を読んでいた
「お姉ちゃん、先生が来ている時くらい、少しはおとなしくしなさいよ」
そう、注意をするひまり

「あっ、ひまりも入りたい?」
だが、ひかりはそう言う始末で
「ちょ、そんな事言ってないでしょ!」

「ただいまー」
女の人の声が聞こえた

「随分、にぎやかねぇ」
そう言って入って来たのは二人の母親
「あら」

「お邪魔しています」
「センセだよー」
ひかりが簡単に紹介する
「ども、高橋です」

「あぁ!話はいつも娘たちから。
 ひかりが大変お世話になっているようで」
母親は言う
「あぁ、いえ……」

その後、夕食を一緒にごちそうになり、高橋先生がそろそろ帰ろうかと思っている頃
「お姉ちゃん! 買い置きしていたお菓子食べたでしょう」
ひまりがそうひかりに言う
「ごめーん。昨日の夜、間違って食べちゃった」

「間違うって何?」
ひまりはいう
「でへへ、自分のかななんて…」

「そんな都合のいい話あるわけないでしょ!」
「ほんとだもん!!」
再び、言い合う二人

「ほんと、いつもこんな調子で…
 ひかりは生まれた時から髪の色が光ってるみたいに明るくて」

そんな二人を見ていた、母親がつぶやく

「あぁ、それでひかりなんですか」
高橋先生がいう
「それでひまりの方はひかりと五感が似ている名前にしようと」
「へぇ……」

結局、二人の喧嘩はひかりの冷蔵庫にあるお菓子を
ひまりに渡すことで決着したらしい

「……ヴァンパイアと言っても、普通の子とそんなに変わらないだろうと。
 最初は高をくくってたんですけどねぇ。まぁ正直、一度も悩んだことがないというのは嘘になりますけど」

「家族みんなでちゃんと向き合ってみれば、それは個性の一つだなって思えるものですよ。
 例え、亜人(デミ)じゃなくても一人として同じ人間なんていないでしょう?」

「えぇ、ひかりさんとひまりさんだって、顔は同じなのに、
 あんなに違いますしね」
苦笑しながら同意する高橋先生

一方、二人の姉妹は
「ほんと、呆れたわ。
 自分が食べちゃったのを忘れるなんて……」
ひまりはつぶやく
結局、無かったのか…(笑)

「ごめん~新しいの買ってくるから」
申し訳なさそうにひかりが言う
「はいはい、分かりましたよ」

「そんな訳で、
 私達コンビニに行ってアイス買ってくるねー」

そう、両親に言うひかり
「たち?」

「こんな時間に大事な妹が一人で買い物に行くなんて心配だもんねー」
ひかりが言う
「何で私が行く前提になってるのよ。一人で行きなさいよ」
あーあ(笑)

「じゃあ、ひかり。パパと一緒に」
そう言いかけると
「お父さんも甘やかさなくてもいいわよ! 
 いつも夜一人でお菓子とか買いに行ってるんだから」
ひまりがたしなめる

あうっとショックを受けるひかり
「私が行くわ。買い忘れがあったから」
母がそう言う
「ほんと!ママ」

「じゃ、私はこれで…」
高橋先生が立ち上がって言うと、姉妹の母が
「あぁ、先生すいません。
 ちょっと出かけてきますけど、近所のコンビニですから、すぐ戻りますので少しの間、失礼させてもらいますね」

「あ、はぁ……」
「ひまり、先生のお相手してあげてね」
そう言い残す
「レッツゴー!」

ひかりと母は行ってしまい…?
「タイミング逃した……」
高橋先生はつぶやく
姉妹の母にそう言われちゃ、帰れない

「もー皆、お姉ちゃんには甘いんだから……」
呆れた様子でひまりは言う
「本当に仲がいいな」
「どこがですか」

「親父さん、髪の色随分抜いてるな。もしかして……」
高橋先生がいうと
「えぇ、家族の中で姉が浮かないようにと……」

「へぇ、いい話じゃないか。
そういえば、ひまりちゃんもちょっと髪を明るくしてるみたいだけど…」
高橋先生がいうと、動揺して必死に言い訳するひまりちゃん

「ち、違います! こ、これはただの、ファッションです」
せき込むひまり
「(本当に仲いいんだなぁ……)」

一方、コンビニに向かうひかりは買い忘れって何?と質問する
「ビール。先生、飲みそうでしょ」
先生と飲む気なんですか…(笑)

場面が変わり、小鳥遊家の朝
学校へ行こうとするひまりに慌てて2階から降りてきたひかり
髪型を手伝って!とひかりは言うが、
ひまりはニコッと笑う

「嫌だ」
拒絶した時のひかりの顔(笑)

「とまぁ、そんな感じで姉の自立を促しています」
図書室で先生と話すひまり

「厳しいな、ひまりちゃんは。
 その後のひかりの顔が目に浮かぶようだ」
苦笑する高橋先生

「姉がずぼらすぎるんですよ、もう高校生なんですから
 しっかりしてもらわないと」
ひまりはいう

「この前も夜中トイレに行ったあと、そのまま寝てしまっていて…」
えぇー(笑)
「えー…
 あーでもほら、あいつがヴァンパイアだからって言うのはあるんじゃないか?」

その高橋先生の言葉に不思議そうにするひまり
「ヴァンパイアって真夜中でも明かりなしで大丈夫なんだろう?むしろ」
「えぇ、むしろ夜中の
 トイレの明かりは眩しすぎてつけないです」

「だとすれば、普通の人よか寝落ちしやすい状況にあるわけだ」
なるほど、確かにね
「うーん、それを差し引いても、姉のずぼらが勝つと思いますが…」
ひまりはいう

「それに、さっきの髪のセットの話。
 あれだって、ヴァンパイアの性質が関係してるのかもしれないぞ?」

そう言って差し出したのは
「ほら、これ」
ヴァンパイアは鏡に映らない”という伝承

「え」
「鏡に映らないから、髪をセットするのは難しい。だからひまりちゃんを頼る、とすれば、一応筋は通るが……
 まぁこれは迷信だろうがな」
そう言って笑う高橋先生

「根拠がヴァンパイアは体と魂の結びつきが弱いとか、鏡は魂を映し出すとか、そんなだし。
 結局はひかりがだらしないのが原因…」
そう言った時、ガタンと椅子から立ち上がるひまり

「ひまりちゃん……?」
「(もしかしたら……私、酷いことを)」
ひまりは急に走り出した
「ひまりちゃん!?」

「(もし、本当にヴァンパイアが鏡に映らなかったとしたら、
 お姉ちゃんが本当に私に助けを求めていたとしたら……)」
ひかりの教室にたどり着き、ひかりを探すがそこにひかりはいない

今度は町さんや雪のいる中庭へやってくるひまり
「居ない……」

それに気づいた町さんや雪がひかりの場所を言おうとする前にどこかへと行ってしまう
「あっ、ひかりなら……」

「(ごめんね、お姉ちゃん。気づいてあげられなくて……ごめんね。ただのずぼらだと決めつけて、知った風に偉そうにして…
 お姉ちゃんがずっとつらい思いをしていたのに……謝らせて!)」
涙をこぼしながら、ひまりはひかりを探す

「へ、鏡? 普通に映るけど……」
ようやく見つけたひかりはそう言った
あー、やっぱり……高橋先生もそんな事を言ってたし

「あ、その……ごめんな、ひまりちゃん。
 俺が変な事を吹き込んだばっかりに…」
追いかけてきたらしい高橋先生はいう

「いえ、いいんです。完全に私の早合点です…」
それだけひかりのこと、思ってるって事だよね

「いぇーい!」
一緒に鏡に映る姉妹
「そもそも結ってもらう時、一緒に写ってるじゃない」
「そうね……ほんと、そうね」

「ごめんねー不安にさせちゃったよねぇ」
ひまりの頬をつつきながら、ひかりはいう
「ひまりは優しいからね。早とちりも仕方ないよねぇ」

ふっとひかりは笑みを浮かべて、ぎゅっとひまりに抱き着く
「…心配かけてごめんね。
 ありがと、ひまり」

「じゃ、私に髪を手伝わせてるのは?」
ひまりはそう聞く
「そ・れ・は!」

「今も昔もただの、ずぼらでーす!」
堂々と言い切った…(笑)
無言でひかりの髪型を引っ張るひまり

場面が変わり、高橋先生はパソコンに向かっていた
「(仮にヴァンパイアが本当に鏡に映らないとしたら、ひかりが自身を見失うこともないだろう。
 ひかりを理解し大切に思うひまりちゃんがいつも、誰よりも側に居る)」

ひかりは荷物をほっぽりだし、ひまりに押し付ける始末
「ちょ、ちょっと!これ」
「ついでに教室まで運んでー!」

「どうしてわたしが運ばなきゃならないのよ!」
そう言いながら、ひまりが荷物を運ぶ形になっていた

「(妹の鑑だな)」
そう思う高橋先生だった

場面が変わり、放課後の教室ー
雨が降り始め、町さんはお迎えを待っていた

一緒にいたひかりはメール受信の音が鳴って、携帯を見る
「ほー」
「どうしたの?」
「ううん何でもない」
ニヤニヤするひかりを不思議そうに見つめる町さん

「じゃ、今日は先に帰るね」
「うん、また明日」

一方、高橋先生と佐藤先生はーー
「職員会議、長引いちゃいましたね」
「そうですね。 
 まぁ、どっちにしても私は遅くまでいるので」
佐藤先生は言う

「遅くまで…?」
「あっ、その……満員電車はちょっと。私、サキュバスなので」
毎日は大変だよな、佐藤先生

「あぁ、催淫…あっ、いえ、それは大変ですね」
言いにくそうに高橋先生は言う
「もう慣れましたし……」
そう言ってから、佐藤先生は意を決して行動する

「あ、あの!高橋…先生…」
「はい……」
高橋先生が目を細めて、見ないようにしてる(笑)

「いえ、お疲れさまでした!」
頭を下げる佐藤先生
何故、胸を強調しながら頭を下げるんだ(笑)

高橋先生と別れた後、嬉しそうにする佐藤先生
「やっぱり、催淫されない。
 あの人なら…サキュバスの私でも」

あー、わざとやったのかな? でも高橋先生……

「やっぱ、エロい」
催淫はされていた。まぁ、そうやって、分からないようしてくれるのは嬉しいとは思うけど

「あっ、雨か。って事は今日も来てるかな」
生物準備室は凄く静かで。
「物音は聞こえないな。じゃ、図書室か…?」

「寝てる…?」
眠っている町さんの姿があった

いつもの席につき、眠っている町さんに牽引されたのか、
ふあぁぁとあくびをする高橋先生

少し時がたち、町さんが目を覚ますと
「いけない。寝ちゃってた……」
頭を移動させる

すると、そこには机に突っ伏している高橋先生がいた
自分にかけられていた毛布を高橋先生にかける町さん
そっと高橋先生の頭をなでる
「先生、よい子だねんねしな」

しかし、高橋先生は起きていた
町さんの視線からでは見えない、ためだ
「先生の髪堅いなー。髪型は似てるけど、私とは違う」

どうしようかと悩む高橋先生
すると…生物準備室の扉が開いた
「失礼しまーす。やぁ、京子ちゃん、お待たせしちゃったかな」
そこに現れたのは小鳥遊姉妹の父だった

「ひかりちゃんのお父さん?」
不思議そうにする町さん
「どうして、ここに?」

そう言うと、今度は姉妹の父の方が戸惑う
「あれ? 
 ひかりにメールしたんだけど、聞いてない?」

あーだから、ひかりちゃんニヤけてたのか

「いえ…」
「京子ちゃんのお父さんとお母さんがどうしても手が離せないみたいでね。代わりに来たんだよ。おかしいなー
 直接京子ちゃんに伝えるよう、メールに書いておいたんだけど」

はっ、そういえば…と町さんは思い出す
「別れ際、なんかニヤニヤしてました」

「さては面白がって黙ってたんだな…。
 ごめんね、京子ちゃん」
そう謝るひかりの父
「すいません、ご迷惑おかけします」

「あははっ、大丈夫大丈夫。京子ちゃんのお父さんとお母さんにもお世話になってるからね。持ちつもたれずって奴だよ」
ひかりの父は言う
「ところで高橋先生はお疲れかな?」
「そうみたいです」

「じゃあ、書置きでも残して帰るかい?」
「あ、はい。
 ……あっ、えっとリュックをまだ教室に置いたままなので……」
町さんは言う

「おっ、そっか。
 よーし、じゃあ教室までは京子ちゃんの頭を持つよ」
気合を入れるひかりの父

「…えっ、そんな、申し訳ないです…」
「あぁ、揺らせずに持つのにももっと慣れたいと思ってねー」
そう言うひかりの父
「そ、そうですか…?」

「炊事と同じ、
 継続し回数を重ねなければ、大人にならないのさ」
そう言って、町の頭を持つ
「わっ、スムーズ」

「ちょっとゆっくり歩くけど、ごめんね」
「あっ、はい」

二人がいったのを確認すると、
高橋先生は起き上がってホッとする
「くーきっとおれより上手なんだろうなー
 とりあえず、なんとかなった」

「うわぁ!?」
そこにあったのは町の身体で
「そうだ……身体はこっちだった」

町の身体は書置きを書いていた
「……書置きか?」

「ふふっ、真面目だな。しかし、何も見ずこれだけ書けるとは器用だなぁ…きっと、たくさん練習したんだろうな」
そうつぶやく

「(町は……亜人(デミ)ちゃんたちは頑張ってる。親御さんたちも子供たちのためにかんばっている。
 俺ももっと…)」

「たまには語らないのもいいか……」
書く音と雨の音を聴きながら、高橋先生は言うのだった

二人の姉妹の話は喧嘩するほど仲がいい、という言葉が似合う
たまには静かのもいいか、と思ったんだろうか、高橋先生

ここまで読んでくれてありがとうございました
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