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問題を起こした山本小夏の過去とは…? 第20話「メッキの正体」 感想 妖怪アパートの幽雅な日常

此花(このはな)です

今回は妖怪アパートの幽雅な日常の第20話「メッキの正体」の感想を書いていきたいと思います

20話は小夏ちゃんの過去が分かるお話。
とはいえ、まだもう一展開ありそうな終わり方でした。
稲葉が何とかしようとする話でもありますが


さて、本編の感想へ行きましょうか!
最初は2-Cの文化祭の出し物決めからスタート
出し物を決めるのに、千晶先生は生徒に丸投げした

後ろのロッカーの上で昼寝を始める千晶先生
「まじかよ…」
「ちあきちゃんお疲れなのかな?」

「この時期は忙しいからなぁ…
 (ちあきは生活指導も兼ねてるし…)」
「でも、今年は問題を起こす人、去年よりずっと減ったんだって」

「へーそれって千晶の手腕なのか?」
「そうみたい。
 真っ先に問題起こしそうな子と仲良くなったもんねぇ」
田代が言う

「(なるほど。いくらやんちゃでも仲良くなれば、
 千晶の困るようなことはしないでおくかってあるもんな)」
「(それにしても、顔色悪いな……)」
稲葉は思う

田代が千晶先生の寝顔をスマホで撮る
「お前、やめろって」
「だって、千晶ちゃんの寝顔可愛すぎーえへへ」

すると、千晶が起き
「校内は携帯持ち込み禁止だぞ」
と言われる
起きてた…(笑)
「てへ、怒られちった!」

「ったく、調子に乗るなよ。
 スマホ取り上げられないだけ、ラッキーなんだから」
稲葉は言う
「わかってるわよー! 千晶ちゃん見逃してくれてるんだよね」

そんな田代の言葉に以前、千晶先生が言った言葉を思い出す稲葉
”「2-C組はお前みたいに手がかからねぇ生徒ばっかで助かってるぜ。
 ……安心して放っておける」”

「(俺たちの事、信じてくれてるんだよな。その信頼には応えないと)」
そう思ってると、カシャっと音がした
「おい、田代!」

「タイトル、担任を熱いまなざしで見つめる男子高校生。
 キャー女教師じゃないところ悲しい」
田代ってば…(笑)

「てめぇ!いい加減しとけ!俺が没収してやる!」
流石に怒る稲葉
「そこ、さっきからうるさい!」
文化委員に注意される

「”結局、2-Cの出し物は鬼退治ゲームと決まった”」

そして、英会話クラブでも”文化祭の出し物決め”が始まった
相変わらず、山本は来ない。
いない席を見つめていると、田代が声をかけてくる
「ん? 稲葉、どうかした?」
「あっ、いや……あれ以来、顔出してないなと思って、山本」

「こなっちゃんかぁ…。
 いちいち癪に障る子だけど、流石に気になるよね」
田代は言う

「私もよ」
「部長……」

「何度か、彼女にメールを送ってみたんだけど、
 向こうからは何の反応もなくて、お手上げって感じ」
部長は言う
「そうっすか……」

「それに彼女も言ってたみたいに部活動は強制じゃないわ。
 結局は本人の自主性に任せるしかないわね」
部長は言うのだった
「自主性か……」

今日の英会話クラブは結局、意見がまとまらず
次回に決めることを持ち越すことに

山本を話題にした後日、田代は山本について情報を集めたという
「稲葉! 小夏ちゃんの情報集まってきたよ」
「山本の?」

「そう!」
「(どこから集めてくるんだよ、ほんとに)」
稲葉は思う

「あの子、条東に来る前は仁明にいたんだって」
「仁明? 仁明って結構有名な進学校だよな」

「勉強はできるみたいねぇ。でも、入学したころから変だったらしいよ。
 協調性が少なく、目立ちたがり。私が、私が!ってタイプで、何をやるにも自分が一番ではないと気が済まなくて、何でも仕切りたがるんだって」

「とにかく小夏ちゃん、事あるごとに知識をひけらかせたり、いきなり大きな声を出したり、
 授業中、勝手に答えたり、周りの注意を引くことばっか繰り返してたみたい」

「で、流石に親が呼び出されたんだけど、クラスメイトも我慢できなくなって、
 一斉に無視し始めて、それで学校に来なくなったんだって」
田代はそう説明する

「で、結局うちに転校してきたのか。
 商業高校の普通科の方が仁明の方が気楽に通えるからな」

「親が気を使ったんでしょう」
田代は言う
「えっ、その親に問題があるんじゃ…」

「ううん、山本家は普通の家らしいの。
 近所の評判も両親の暮らしぶりも、子供に対する態度もいたって普通……」
何で田代、そこまで知ってるの…(笑)
「(なんでそんな情報まであるんだ…? スパイでもいるのか)」

「ただね、こなつちゃん五つ上のお姉さんがいるの」
「姉?」

「成績はいつもトップクラス。
 おまけに結構美人で、性格もよくて絵にかいたような優等生」
あ……それでか

「つまり、出来のいい姉へのコンプレックスか」
ピーンときた稲葉は言う
「うん。物心ついた時から、始まってるみたい。
 おまけに小夏ちゃん、小さい頃は身体が弱くて家族にずいぶん心配かけたんだって」

「(ようやくわかってきた。山本の問題行動の謎が。
 ……昔の俺も多分、あんな感じだったんだろうな)」
稲葉は思う

「”俺がおじさんの家で暮らしていた頃、そこには2つ年上の恵理子がいた。
 ひろしおじさんもけいこおばさんも実の子ではない俺も差別するようなことはなかった。それでもえりこと俺への接し方に微妙な差があることを否めなかった”」

「”でもそれは俺の思い過ごしだったんだよな…”」
稲葉は振り返る

場面が変わり、妖怪アパートの夕食時
秋音さんがいつも通り、超大盛でごはんをもってきたのをみて、稲葉は苦笑する
「何がおかしいの? 夕士くん」
不思議そうにする秋音さん

「あっいえ、秋音さんっていつも食べ盛りだなって思って」
「まだまだ成長中だもん。ねぇ、クリ」
「ん……」

「ははっ、確かに」
稲葉はある思い出を蘇る

”「ねぇ、お母さん! またピーマン入ってた!」
そうけいこおばさんに恵理子が怒る”

「”食べ盛りの男子中学生と偏食だらけの恵理子”が同じメニューなわけがない。
 問題は俺にあった。俺自身が差別しているに違いないと思い込んで、何でもない事も大げさにとらえていたんだ”」

「(山本も昔の俺みたいに勝手にコンプレックスを膨らませているのかもしれない)」

”「メッキで自分を覆っているのかもね」”
一色さんが言っていた言葉

場面が変わり、山本小夏視点
「(お姉ちゃんには負けない。負けない…!)」
そう決意し、遅くまで勉強して、その途中で咳をすると
ベットに押し込まれてしまう

「(お父さんもお母さんも私の事、何にも出来ないかわいそうな妹だと決め込んで、
 お姉ちゃんはあんなに自由なのに……)」
「(私だって、私だって……)」

「(くだらない! こんな連中より私の方がずっと上! 認めなさいよ、私のこと、
 もっともっと認めなさいよ!)」
心の奥底では親に認めて欲しいんだろうな…。私だって心配しなくたってできるんだって

場面が変わり、稲葉とフール
小夏の情報を聞き、一体どうするのか?とフールに聞かれる稲葉
「そうだな……。わざわざクラブに出てきたことは誰かに接点を持ちたいと望んでいるかもしれない。
 けど、もしそうだとしても、それを山本が認めない限りどうしようもないだろう」
「それはそうでございますが…」

「わかったら、引っ込んでろ」
フールを引っ込ませる
「(俺だって、どうにかしたいよ。でも、人の心をどうこうしようなんておこがましいよな)」

当直のため、職員室へとやってくる稲葉
「生徒から没収した漫画、読んでんじゃねぇよ」
生徒から没収した漫画本を呼んでいる姿を見て、稲葉はあきれる
「おう、稲葉。……そっか、今日の日直お前だったか」

千晶先生の机の上に薬が置いてあるのを見つける
「(薬……?)」
「ほら」「どうも」

「文化祭の準備進んでるか? もっともその前に中間テストがあるがな。
 どっちも励めよ」
千晶先生は言う
「ちぇっ、丸投げしといて。気楽なもんだよな、こっちは英会話クラブだけでも大変だってのに」

「…あのさ、千晶…先生」
「ん?」
「ちょっと話したいことが…」

稲葉が切り出そうとすると
「おはよう、稲葉君」
青木先生の姿に”ゲッ”と言ってしまう稲葉
「なーに、もしかして悩み事かしら? もしそうなら私に」

「何? 文化祭の出し物についてもめてるだと? どこだ、稲葉」
「こ、こっちっす」
千晶先生が助け舟を出してくれる
「じゃ、そういうことで」
あぶねー面倒な相手が関わるところだった(笑)

屋上で稲葉は山本小夏について、相談する
「青木と言い、その山本といい、お前らのクラブは色々と大変だな」
「面白がってんじゃねぇーよ。
 で、何かいい方法ないかな?」

「正直、どうしていいかわかんなくて……」
稲葉が言う
「特効薬はねぇよ。まっ、気長にやるしかねぇな」

「は? それだけ? もっといいアドバイスねぇのかよ」
稲葉が言うと
「前にお前らに話したっけ。学生の頃に悪かった奴が社会人になって更生したって話」

”「その時周りが見えないのは皆同じだ。いつ、どんな奴がなぜ見えるようになるのか。
 それってそいつが最初から持っている運命なのかもな」”

「こういう場合、周りがとやかく言ってもダメなもんはだめだ。
 立ち直るかどうか、結局そいつが持ってる運命、縁でしかない」
千晶先生はいう
「縁……」

「もっとも縁ってのは実際に触れてみない事にはあるか、
 ないかわかんねぇけど」
「え?」

千晶先生の言葉から
自分の方から山本小夏に話しかけてみることを決意する稲葉

稲葉は図書室で本を読んでいるのを”偶然、会った風”にそよおう
文化祭の出し物の意見を聞く、という名目で話しかける

しかし、山本の態度は相変わらずで、稲葉がいる英会話クラブを低レベルだと言ったり、全然受け入れてくれたりしない。とはいえ、変な目で見られるのは気づいているようだ。

妖怪アパートに落ち込んだ様子で帰ってくると、デレデレの表情の長谷がクリにくっついていた
「ここにも気楽な奴がいた……」

今日の夕食は”すき焼き”
しかも、マツタケ入りである!
おいしそう…

「うめぇ!!」
「るり子さん、最高です!」
稲葉も長谷も大満足の味

「修学旅行でもうまいもん食べてきたんだろ?」
「ここは別格さ」
長谷は言う

「でも、豪華だね。修学旅行でヨーロッパ縦断なんてさ」
「ほんと。やっぱり、おいら次は学生やろうかなぁ…」
一色さんと佐藤さんは言う

「でも、今回、初めてノンシュバインスタイン城にいったんですけど、
 あれは団体旅行でしか行かない場所ですね」
めちゃくちゃ人がいるってことか…

「その余裕ありまくり発言。
 どうせ、おれは飛行機まで乗ったことありませんよ」
稲葉は言う

「社会人になる前に海外旅行くらい行っとこうぜ。
 俺のつてで3万くらいで手配してやる」
長谷は言いだす
「3万!?」

シンガポール二泊三日なんてどうだ? 結構いいぞ」
「(へー、長谷と二人旅行か。楽しそうだな)」
稲葉は思う

「海外旅行? だったら俺が面白いところ連れてってやろうか?」
そこに現れたのは”古本屋”さん
それはちょっといいです…絶対秘境とか行くし(笑)

「結構です! 」
即答で断る稲葉
「つれない事いうなよー」

「あんたのは秘境サバイバルでしょうが!」
「リアル冒険野郎はちょっとなー」
稲葉と長谷は言う

「あ!! すき焼き食べてるー!!」
古本屋さんが気づく
「もう、お肉はおしまい」「ちょっと遅かったな」
まり子さんと深瀬さんは言う

「おいしかったねー」
「ごめんねー」
佐藤さんや一色さんも言う
「お前ら―!!」

その日の夜、長谷に山本小夏の事を話す
「へぇ、そんなことがあったのか。優しくしてやればいいんだよ。
 その山本って子に、ロシア文学もトリフォーも認めてやって、えらいえらいって言ってやればいいんだ」

「それでいいのか? 
 それこそ、一面しか見ない青木と一緒じゃねぇか」
はぁ…とため息をつく稲葉

「なんかこう……もっとこう、うまく話すことができたらって思うんだけど…。
 向こうは取り付く島もないって感じだし。俺には話すテクがないし」
「でも……」

「”山本が英会話クラブに来たと言うこと、それに青木が英語の教師だと言うこと、
 何か意味が……俺に縁があるのか”」
うーんと考え込んでいると、長谷は笑っていて。

「何笑ってるんだよ」
「いいなー。青春してるなー」

「ぬかせ!」
稲葉は枕を長谷に投げる
「そういえば!」
投げ返す長谷

「修学旅行で枕投げしてなかった。ずっと高級ホテルだったからな」
「さりげに自慢してんじゃねぇ!」
稲葉は再び、枕を投げる
「事実だから、仕方ないだろ!」

「良い波動で満ちていますぞ」
フールがそういうが、二人の枕に挟まれた
稲葉、長谷は二人で笑いあう

「”山本ともこんな風に笑いあえたらいいのにな…”」
稲葉は思うのだった

場面が変わり、英会話クラブ
「というわけで、今度の文化祭ではこの前の吹き替え上映を発展させて、
 創作英語劇にやることに決定しました」

「さぁ、忙しくなるわよ!」
「「「はーい」」」

「今度は最初から稲葉に主役やってもらおうっかな」
田代がそうからかう
「おいっ、ふざけんなよ!」

そんな笑い声を山本小夏は扉の前で聞いていた。
”英会話くらぶ 文化祭の出し物についてー山本小夏―”
と書かれたレポートを持って。
…やっぱり、稲葉のアタックは間違ってなかったのか。ああやって、クールな態度を取っている割に嬉しかったんだね

「はて、この波動は……?」
フールが小夏の波動に気づき、外を覗く
すると、破れた紙切れが散らばっていた

「何よあれ、ふざけないで!わたしが居たらもっと……。
 ほんとバカばっかり……」
そう呟きながら、廊下を急ぎ足
…うーん、結局稲葉の知らない所でこんなことになってるし…。大丈夫かな?

ここまで読んでくれてありがとうございました!
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