此花のアニメ&漫画タイム

今の所、カゲロウプロジェクト・斉木楠雄のΨ難・D.Gray-man HALLOW・ヘタリア world starsの情報や感想などを上げています

今年一番の寒さを迎えた左脇腹町。クラスのエアコンが壊れてしまい、極寒状態に、楠雄たちは乗り越えることはできるのか!?第3X「真冬のΨ難、他」1話~5話感想 斉木楠雄のΨ難

此花(このはな)です

今回は斉木楠雄のΨ難の第3X「真冬のΨ難、他」の感想を書いていきたいと思います

第3X(第1話)「真冬のΨ難」
あらすじ
今年一番の寒さが到来した左脇腹町。教室の暖房で温まるため、冷たい風に耐えながら登校する楠雄、燃堂、海藤だったが、暖房の故障で教室は冷蔵庫のような寒さになっていた。

カイロに厚着、灰呂の熱気、あらゆる手段で極寒のサバイバルレースを乗り切ろうとする海藤達。しかし、教室の窓が割れてしまい、凍えるほどの風が生徒達に吹き付ける! その時、寒さに震える生徒達のもとへ駆けつけた救世主とは!?

公式より
ストーリー|TVアニメ「斉木楠雄のΨ難」公式サイト

教室のエアコンが壊れ、極寒状態になった教室。
楠雄は超能力を使って、温まれば大丈夫だけど、生徒たちは死にそうだった(笑)

才虎の家訪問は思った反応が出なくて、ムカついた才虎が家を大改造!
楠雄までが取り込まれていたのは笑った(笑)
予知夢で海藤と燃堂を守ろうと雪遊びに付き合うことになった楠雄だったけど、最後のオチが予想外すぎた(笑)

卒業室の話も唯一知っている金剛先輩が違いすぎた


さて、本編の感想へ行きましょうか!
”「今日は今季一番の厳しい寒さになるでしょう」”
テレビの声

「会社行きたくねぇ。やめようかな…」
そうぼやく、父・國春
「(退職願に寒いからと書くつもりか?)」

すると、
「ちょうどよかった。はい、パパこれ使って」
母・久留実が差し出したのはPAPAとかかれたマフラー
「わぁぁ! マフラー編んでくれたの?」

「これで少しは暖かくなった?」
「心が温かいから、全然寒くないよ! 
 マフラーだけで会社行けちゃう!」

「(いけない、捕まる)」
楠雄は突っ込みを入れる

登校中ー
「なんなんだ、凍てつく波動は! さむいぃぃぃ~ぃぃ⤴」
海藤は言う
「(テンション上げても暖かくならんぞ)」

「確かにいつもより寒いな」
燃堂は言う
「そんなレベルじゃねぇぞ、異常気象だ、氷河期だぜ!」

「さすがの俺っちも背中にカイロ貼ってきたぜ」
燃堂は言う
「(制服に直?)」
制服の上に貼ってる様子に突っ込む楠雄

「早くいこうぜ! 教室なら暖房きいてるしな!」
「おう!」

教室にやってきた楠雄達
「到着~! あぁ、温かく…
 ない!?」
教室は冷蔵庫のように冷たかった
「なんだこれ!? 冷蔵庫か!」

「おう、瞬」
「誰だ貴様は?!」

顔を出したのは窪谷須だった
「俺だよ」
「亜蓮か…」

「最悪だぜ、見ろよあれ」
窪谷須が指した黒板には
”故障により、暖房は使えません”

「はぁ!?嘘だろ」
「ぶっ壊れてるからずっと冷たい風が吐き出されてんぜ」
窪谷須はいう

「いや、止めろよ!」
海藤は言うが、止めることはできないだという
「他の教室とつながってっから、止められねぇんだとよ」
「授業どころじゃねぇぞ!」

「(僕はパイロキネシスがあるから、
 別に寒くないが、常人にこの環境は辛いものがあるな)」

「(あのエアコンは昨日の時点ですでに壊れていた)」
それは楠雄でも直しようがないな

「う~マジさみぃよ」
顔を制服の中に入れて、海藤は言う
「ストーブ当たったほうがいいぜ」

「ストーブあんの?」
「ほら、あそこにあるからよ」
指した先には生徒たちが集まっていた

さっそく海藤はストーブの元へ向かうが
「おぉ、悪いな。あ~温かい…」

「灰呂(ストーブ)!?」
灰呂、ストーブ扱いなの(笑)

「やぁ、海藤君。今日は少し冷えるね! 
 一緒にスカっとどうだい?熱くなるよ!」
灰呂はいう
「いや、いい」

「そうか! 僕も疲れたから、少し休憩しようかな」
灰呂の言葉に
「灰呂、どうしてそこでやめちゃうんだ!」
「あきらめるな!」
「まだまだいけるよ!」
灰呂(ストーブ)に当たりたいだけだろ(笑)

「(あのストーブの寿命も短そうだな)」
楠雄は思う

「お~い、燃堂! それカイロか? 俺に一つ譲ってくれないか?」
制服に直に貼ってあるカイロを見て、生徒の一人が言う
「おう、いいぜ」

了承する燃堂だが、それを聞きつけた生徒たちがカイロを買おうとし始める
「(なんだここは…地獄か)」
楠雄は思う

「ほら止めろ! こいつの冗談だ!」
窪谷須が止めに入る
「カイロはねぇんだ」

?の様子の燃堂は言う
「俺は別に冗談じゃねぇぞ」
「馬鹿野郎。
 この寒さでカイロなんか配ったら、騒ぎになるに決まってるだろ!」

「お?」
「ここはもう、いつもの教室じゃねぇんだ。
 あそこ見て見な」

そこには数人の生徒たちがおしくらまんじゅうのように集まっていた。
「うわぁ、なんだあれ!気持ち悪っ!」
「防寒対策を怠ったものの末路か…」

「(帰れよ)」
楠雄はいう
「他人の心配なんかすんじゃねぇ。
 この極寒の教室で放課後まで、生き残りたければな」

「(だから、帰ればよくない)」
楠雄は言う

「確かに体力は無駄に出来ねぇな…」
「カイロ、ひとつでも」
海藤と窪谷須は言いあう
「(いや、そこまでキツいなら、早退しろって)」

「つーか、サボっちまえばいいじゃねぇか」
燃堂は言う
「(燃堂、はじめてまともなこと言ったな)」

「はぁ!?何馬鹿なこと言ってんだ、てめぇ!」
「お前、正気か。マジなのか、アホなのか!」
海藤と窪谷須は怒る
「さすがに引いたわ!うんこ!」

「(言いすぎだろ…)」
楠雄は思う

「忘れたのか」
「5限目だよ」
二人は言い出す
「(ん?)」

「母校の星・人気お笑い芸人ピーナッツ上田が講義に来る日だろうが!」
海藤は言う
「早退したら、生ピーナッツ見れねぇだろうか!」

「(誰だよ)」
楠雄は思う

「お? ピーナッツ上田くんのか?」
燃堂まで反応する
「(そんな人気なの?)」
「そりゃ帰るわけにはいかねぇぞ!」

「当たり前だっつうの!」
窪谷須はいう
「(僕はどうでもいいから、帰ろうかな)」

「よーし、出来る限り防御しようぜ!」
「着れるもんは何でも着るんだ!」

「完璧だな、俺達」
「探せばあるもんだな」

「おう! 全然寒くねぇぞ」
「(いや、馬鹿だろお前ら。
 っていうか、お前(燃堂)は絶対そっちの方が寒いだろ)」
背中が外に出てるし…(笑)

「お? あいつらすげぇぞ!」
「俺らも真似しようぜ!」
生徒たちが言い始める

「”こうして、寒さに立ち向かう決意をした3組。極寒の教室をなんとか乗り切った。
 が、ここで大きな問題が起こった”」
室内温度2℃

誰かがガラス窓を割ってしまった
「いったい何があった!」
「前が見づらくて、ぶつかっちまったよ」

「そうか…。まぁ、怪我がなくてよかった」
灰呂はいう

しかし、窓を割ったことでさらに温度が下がり…
「すごい吹雪が入り込んでくるー!?」

「(確かにこれは、異常気象かもな…。
 どうにかしたいが、この状況じゃ何をしても不自然だし…)」
楠雄は思う

「何があった!? おいおい、なんだこの寒さは」
ピーナッツ上田だ
「「「ピーナッツ上田さん!?」」」

「窓から離れな。
 ガラスが飛んで来たら危ないぞ」
ピーナッツ上田さんはいう

一人で震えてる女の生徒に
「大丈夫か? これを着るといい」
コートを着せてくれるピーナッツ上田

「じゃあ、上田さんが…」
「気にするな、
 後輩を守るのは先輩の務めだろ」
マフラーも貸しながら、ピーナッツ上田さんは言う

「「「「ピーナッツ上田、めっちゃ良い人-!」」」」
生徒たちは言う
「なんか寒くなくなってきたー」
「私も―」

「心が温かいから、全然寒くねぇ!」
防寒していたものを脱ぐ生徒たち
「(そんなわけないだろ。
 パイロキネシスで、割れた窓の場所に熱の膜を張って、入ってくる風を熱風になるようにした。不自然なくうまくいったようだな)」

流石、楠雄。ありがたい配慮だ
「(感動すると、
 心が温かくなると、朝どっかのおっさんが言っていたおかげか)」
(笑)父か…
「(僕にはよくわからない感情だが)」


そして、5時限目―
「では、卒業生のピーナッツ上田さんのお話です」
「みなさーん、ピーナッツ! 
 僕は夢をかなえて有名人になりました。なんつって!」

ははは!と笑う生徒たち
「(今日いち、寒いぞ)」
そう思う楠雄

第2話「Ψ虎財閥お宅訪問」
あらすじ
ドバイ旅行で学校を休んだ才虎の家にプリントを届けに行く楠雄達。すでに旅行から帰って来ていた才虎は、なれなれしい燃堂達に格の違いを見せつけるために自宅を案内する。

高級車の並ぶガレージや中庭の噴水、巨大なモニュメント、そして億単位の値段がついた調度品の数々。しかし、それを見た燃堂達の反応は才虎の予想に反していて……。プライドに傷を付けられた才虎が用意したものとは!?

公式より
ストーリー|TVアニメ「斉木楠雄のΨ難」公式サイト

「あら才虎くんお休み。
 あっ、斉木君。悪いけど、才虎君の家にプリント届けてもらえる?」
先生に言われる楠雄
「(僕が才虎の家に?)」

仕方なく、才虎の家に行くとこにー
「(やれやれ……めんどくさいな。まったくテレポートが使えれば、まだ楽なんだが。
 そういう訳にもいかない)」
「(こいつらのせいでな)」
窪谷須・海藤・燃堂がいたのだった

「ったく、くそまねきんの為に俺が動かなきゃならないんだ」
「世話の焼ける野郎だぜ」
「(ついて来るくらいなら、お前らが届けろ)」
楠雄は言う

「ほんとにこんな所にうめぇラーメン屋があんのか?」
燃堂は言う
「(ねぇよ。何しに来た、お前)」
ツッコむ楠雄

「いよいよだな」
「へっ、見てやろうじゃねぇか。金持ちの家って奴をよ」
海藤と窪谷須はいう

そして、現れたのはとても大きな屋敷ー
「「でかっ!」」
「でけぇラーメン屋だな!」
まだラーメン屋だと思ってんだ(笑)

「はははっ!いったい何の用だ?
 金でも借りに来たのか、貧乏人ども」

「才虎!」
「あぁ!? てめぇが休んだから、わざわざプリント届けてきてやったんだぞ。
 つーか、おめぇドバイに行ってんじゃねぇのかよ」
窪谷須はいう
「昼に帰ってきたのだ。プライベートジェットでな」

「帰ってきたなんて、聞いてねぇんだよ!」
窪谷須はいう

「おぉ? ここ転校生んちだったんだな。
 すっげぇ家じゃねぇか、上がらせてくれよ」
ようやく気付いた燃堂は言い出す

「(こんな貧乏人ども家に上げるのは本来は冗談じゃないが、俺様の凄さを理解させてやるか)  まっ、いいだろう。貴様らには一生縁のない世界だろうがな」

門が開かれると、めちゃくちゃ広い庭が現れる
「すげぇ! おめぇ、すげぇ所に住んでるんだな!」
燃堂は言う
「(少しは格の違いが理解できたか?)」

「そうか? たいした事ねぇだろ。
 うちの近所にある、パチンコ屋の駐車場の方が広ぇぜ」
窪谷須はいう
「(ん?)」

「あれほどうーん、むしろ狭くある(勝ったぜ!リンキンパーク)」
像を撫でながら、言う窪谷須
「(負けだろ)」
楠雄は突っ込む
比べるのもおかしい(笑)

「この彫刻もよく見りゃ、結構安っぽいしな」
「それ、一億円するんだぞ」

「おほっ!? 
 へ、へぇ…はいはいなるほど、まぁそれくらいだよな」
おもわず、手を放す窪谷須
「歯ブラシに付着している細菌の数は一億ぐらいっていうし。たいしたことねぇよな」

「(どんな理論だよ)」
楠雄は突っ込む
「(ちっ、腹の立つ奴だ。まぁいい、他の奴はどうだ?)」
才虎はちらりと海藤と楠雄を見る

「んげー! んげー!」
海藤は言う
「(一人は驚きで声も出ないようだな。もう一人はんげー!んげー!としか、言えない身体になってしまったか)」

「どうした? なにがんげー、んだ?」
才虎は聞く
「あれ!」

「あぁ、あの石像か。
 あれは父がフランスの職人を集めて、作らせた」
才虎は説明するが

「スイッチはどこだ? 動くんだろ、あれ!」
期待の目で見られる才虎
「あぁ?」

「あれだろ、最初は石像と思わせておいて、
 通り過ぎると、襲い掛かってくるボスー! 見せてくれよ、動くところ」
海藤(笑)

「動く訳ねぇだろ」
才虎はいう
その瞬間、落ち込む海藤
「ただの石像か…」

「(がっかりされた!?)」
ショックを受ける才虎
普通の高校生で、石像に興味持つって…中々ないぞ

「(これじゃ、本当に驚いてるのこいつぐらいじゃ……)」
才虎は思う
「もう中入ろうぜ」
燃堂はすでに興味を無くしていた。

「(飽きてる!?)」

「玄関まで結構歩くよな」
「毎日、大変そうだな」

「(同情までされた! 
 許さんぞ、むしけら貧乏ども。金持ちの凄さ、見せてやる!)」

才虎は思う

「(心貧しいな、こいつ)」
楠雄は思う
そういう所で怒るなんて、確かに…

才虎の家へと入る楠雄達
「家の中もすっげぇな!」
燃堂は素直にほめる
「まぁな!」

「変な絵もすげぇ飾ってあんじゃねぇか。
 これ、高ぇんだろ?」
燃堂は指をさして、言う

「まっ、貧乏人には価値は分かるまいから教えてやると、この調度品全部で七千億ぐらいだな。
 ちなみにその絵は23億だ」
才虎は言う
「(さぁ、ビビれ。ひれふせ、貧乏人ども!)」

「な、七千億か。
 まぁ、ふなっしーの経済効果に比べれば、たいしたことねぇな」
窪谷須はいう
どうして、それと比較する(笑)

「なぁ、あの絵並べ替えると、隠し扉を出現するんだろ!なぁ!」
海藤は言う
ある意味、一番やっかいな期待の目(笑)

「こんなんが23億?もすんのか」
その絵を持ち上げて、燃堂は言う
「!? おい勝手に触ってるんだ、貴様」

思わず、取り上げる才虎
「んだよ、ケチくせぇな」
「(ケチくせぇ!? 
 ……俺様にケチだと? この俺をケチくさいだと!)」

「(なんだかかわいそうになってきたな。
 もう少し驚いてやれよ、お前ら)」
楠雄は思う

「(もう許せん)」
才虎はパンパンと手のひらを叩く
「はっ!」

「あいつを連れてこい。貴様ら、ペットを飼ってるか?」

「紹介するぜ。うちのペットの花虎だ」
虎の登場だ

「おぉ! とらだ!」
燃堂は言う
「(よぉし、なかなかの反応だ…)」

「ちょっとでかい猫飼ってるのと変わんねぇよ、なぁ」
「(変わるだろ、虎だぞ?)」
才虎はつっこむ

「その虎はまさか、団員を食い殺してサーカス団を追われた人食い虎!」
海藤はいう
いや、ふつうありえないから(笑)
「(そんな逸話ねぇよ!)」

「おぉぉよしよし」
燃堂が手懐ける

「(めちゃくちゃ懐いてる!? 俺様にはたまに低くうなるくせに。 
 えぇーい、次だ!)」

続いては宝石で
「見ろ、このダイヤはオークションで35億で落札した」
才虎は言う
「おぉ! 綺麗!ビー玉みてぇだな」

「なるほど。
 これは外にあった石造の目にはめると、隠し通路が…」
海藤、譲らんな(笑)

「これはどうだ! 
 博物館に展示されていたこともあるアート作品だ!」
出してきたのはうんちのオブジェ

「あれ? これどっかで見たな」
燃堂はいう
「イギリスで見たな」
あー!あったな…イギリスかぁ…

「(これ、買ったのか)」
楠雄は思う

「なら、世界的に有名なアーティスト」
4800万円の時計を指そうした時

「あぁ、こんな時間か。そろそろ帰るか」
燃堂は言い出す
「ちょっと待て!」

「ちょっと長居し過ぎたな」
「ラーメン食ってこうぜ」
窪谷須や燃堂は言う

「腹減ったなら、うちの一流シェフが最高の…」
才虎が言う前に
「(哀れすぎるな…)」
去っていく


「(こんな屈辱初めてだ)」
パンパンと手のひらを叩く
「(見てろ、
 次は貴様らが度肝を抜く家を見せてやる!)」

めらめらと燃える意志

第3話「おいでよ!Ψコーランド」
あらすじ
楠雄達が才虎の家を訪れてから数日後、今度は才虎自身が楠雄達を自宅に招待する。しかし、そこにあるのは遊園地のように改築された才虎家だった。

才虎を調子に乗らせないために、窪谷須と海藤は「興味のないフリをしよう」と心に決めるが、ゲームセンターに漫画喫茶に秘密基地と、男のロマンを詰め込んだ家に心を奪われていく。さらには楠雄まで才虎の家の虜になってしまって!?

公式より
ストーリー|TVアニメ「斉木楠雄のΨ難」公式サイト

”安心しろ、ちゃんと前回の続きだ”
「芽斗吏(めとり)おぼっちゃま、一体何をなさるおつもりですか!」

数日後―
「喜べ、貧乏人ども! 
 貴様らを俺様の家に招待してやる」

学校で4人を誘う才虎

「あ、誰が行くかよ、くそが」
「この前言ったばっかだしな」
「俺っちも面倒いし、いいわ」
行く気なしの3人とさっさと帰ろうとする楠雄
「(帰ろ)」

「だが、あいにく強制参加だ」
才虎は言う
「(ちっ)」

「貴様らに拒否権はないのだ。
 30分でいいからさっさとこい」

「(クラスメイト、家に招いてんだよね)」
楠雄はつっこむ
(笑)すでに招いていない

「遊園地なんてあったっけ。えぇぇ!?」
驚く海藤
「違うぞ。これは!」
「名前、ださっ」

「前に来ただろ。ここが俺様の家だ」
才虎は言う
「変わりすぎだろ!」

「お前らだって、部屋の模様替えするだろ。
 あれと同じだ」
才虎は言う
「全然違ぇぇだろ!」

「俺らを脅かすためにここまでやるとか、お前馬鹿じゃねぇか。しかも、遊園地っぽい家なんて、ガキじゃねぇし、喜ぶ訳ねぇよ。な?瞬…」

「めちゃくちゃ食いついてる!?」
食いつきっぷりすげぇ…(笑)

「こんな子供だましにひっかかんなよ。またあいつに調子に乗るぞ!」
窪谷須がいうと、海藤は正気を取りもどしたようで
「馬鹿! 食いついてない!」

「俺っち……生まれる前に父ちゃんが死んじまったからよ。
 こういう所に連れてきてもらったことねぇから、ついはしゃいじまったぜ…」
燃堂は言う
…それはしょうがない

「楽しめ。大いに楽しんだらいい」
流石の窪谷須もそう言う
「ほー!」
はしゃぐ燃堂

「さて、中に入ろうか
 (中に入った時の貴様らの驚きが目に浮かぶぜ)」
才虎は言う

「何があっても興味がないふりをしろよ」
窪谷須はいう
「うむ」
「(興味ないから、安心しろ)」

才虎は手のひらの認証をし、扉を開ける
「”指紋を照合しました。ゲートを開きます”」

まるでゲームに出てくる機械の扉のように開いた。
「さぁ、入れよ!」

「「入り口の未来感かっけー!!」」
早々に窪谷須と海藤は食いついてしまう
「(興味ないふりどうした)」

「どうかしたか? そんなに驚いて」
平気な顔をする才虎
「すっげー扉!」
燃堂はいう

「(どうだ? このサイバー感。貴様らはこういうのが好きなんだろ?)」
驚かす為なら、ほんと凄い金かけるな…(笑)

「(なんてサイバー感あふれる扉だ。
 このサイバー感に男心をくすぐられねぇ奴はいねぇ)」
窪谷須は思う

「(指紋認証からゲートオープンまでのサイバー感!)」
海藤さえも思っていた
「(サイバー感ってなんだ)」
楠雄はつっこむ

「「なんだこりゃ!」」
そこにあったのはゲームセンター

「家にゲームセンターだと!?」
「最新機種からレトロゲーまで、
 全てフリープレイ出来るようになってやがる!」

「それだけじゃねぇ。あっちには漫画喫茶があるぜ。
 なるとからぽしぇがくまでに充実のラインラップ、しかも誰もが一度は憧れる自宅のドリンクバーまで!?」

「こっちは秘密基地感が熱い、ピンボールにダーツ、そして洋画でよく見るサッカーゲーム!打ちっぱなしのコンクリートが最高にクールだぜ!」
「(興味ないふりはどうした)」
楠雄はつっこむ

「(ふふふ、何百億と金を使って、男のロマンというのをすべて詰め込んだ家だ。
 果たして、30分で帰れるかな?)」
才虎は思っていた

車のラジコンに触ろうとした海藤に
「触るな! 心持ってかれるぞ」
窪谷須はいう
「あ、つい……」

「(だが、無理もねぇ…。俺だって、油断してると心奪われちまう)」
窪谷須は思う

「おい、中わけ貧乏! そこのガレージを見て見ろ」

「おぉ! めっちゃバイクある!」
めちゃくちゃ食いつく窪谷須
「俺が欲しいバイクばっかじゃねぇか!」

「よかったら、カスタムしろよ。
 工具もすべてそろってるぞ」
すげぇな、才虎。マニアがやりたいこと心得ておる


「(亜蓮がやられたか。
 こうなったら、俺が頑張らねぇと……)」
海藤は思う

「(あ、この前の石像か)
 それより俺がしっかりしないとだめだ。絶対に心を奪われてはならん」
海藤は思っていると

後ろで石像が動く音がした
「石像が動いたー!」
キラキラした目で海藤は言う
動くことを要求していた海藤だから、そりゃ対策してるよね(笑)

「(あれやれ付き合ってられんな。30分経った頃だし、そろそろ帰るか)」
そう思い、足を踏み出したその時

「おっとそこ足元に気をつけろよ。
 そこ一帯はすべて菓子で出来てるから、慎重にな」

思わず、あって言ってしまった(笑)

才虎はフォークとスプーンを楠雄に差し出していた
楠雄の対策してたー(笑)

「(まぁ、帰る前に呼び出されそうだし。
 ここはおとなしく従ったふりするか)」
嘘つけ!食べたいだけだろ(笑)

「あっ! 斉木まで!」
海藤の声が聞こえる
「くっそ、楽しすぎて出られねぇ!」

「はははっ! すごいものはまだまだ、あるぞ!」
才虎はいう

「”この後、一度上がってしまったテンションを窪谷須たち。
 才虎の家に次々と興味を示し、時間を忘れ、ひたすら楽しんだ窪谷須たち”」

時間は10時を回っていた
「あっ、もうこんな時間かよ。はー楽しかった!
 才虎の家やべぇな」
海藤はいう
楠雄まだスイーツ食べてる(笑)

「あぁ、ここが家だって完全に忘れちまってたし」
窪谷須はいう

「(やれやれ、やっと帰れる)」
その顔は満喫した顔だぞ(笑) 楠雄

「やべーよ、かなわねぇよ。負けたぜ、おめぇには!」
海藤は立ち上がって、言う
「あぁ、ここまでもてなされちゃ楽しまないわけにはいかねぇよ」

「(もてなす…? 確かによく考えれば、何故俺はこんなやつらの為にここまでしてやったんだ? 
 わざわざ趣味嗜好をここまで調べて、時間と金をかけて、俺様の凄さを理解させるためとはいえ、何をしてるんだ、俺は)」
やっぱり調べたのか…、なるほど

「ありがとうな。今度は俺んち来いよ! 
 庶民の遊びだって、結構楽しいんだぜ!」
そう、海藤は才虎を家に誘う

「おう! 駄菓子屋連れてってやるよ。
 今度は俺らがもてなしてやるぜ」
窪谷須はいう

「(こいつら……結局分かってねぇじゃねぇか)
 下々の暮らしを知っておくのも上に立つ者の務めか」
才虎はいう

「けっ、口の減らねぇ奴だぜ」
「つか、燃堂は?」
海藤は言う
あ、そう言えばいない…

「広すぎて、迷子になってんのか?」
「あいつ、ずっといなかったような…」

「あ」
入り口で挟まっていた
「楽しくねぇぞ」
(笑)最初から参加できてなかった

第4話「無敵の防Ψ対策」
あらすじ
大雪警報が発令されたある冬の日、海藤と燃堂が雪遊びをしようと楠雄を訪ねてくる。関わりたくない楠雄はその誘いを断るが、そこで燃堂の身に危険が迫る予知を見る。もしニュースにでもなったら楠雄への責任追及は逃れられない。

燃堂の身を守るために二人に付き添うことにした楠雄は、あらゆる事態を想定して、超能力で事故になりそうなものを取り除いていくのだが……!?

公式より
ストーリー|TVアニメ「斉木楠雄のΨ難」公式サイト

「”現在、関東地方を中心に全国で大雪警報が出ています”」
テレビでそんなアナウンスが流れている斉木家ー

「これから仕事だってのに、勘弁してくれよ全くよ~」
父・國春はいう
「いつからだろうな…。子供の頃は雪が降ると、大はしゃぎだったのに」

「(僕は別に好きでも嫌いでもないが、そろそろかな)」
楠雄は言う

「くーちゃん、今日学校休校ですって。
 パパも今日は自宅待機するように、会社から連絡があったわよ」
良い会社だなぁ…大雪で自宅待機って

「まじで!? やったー!」
大喜びする父・國春
「(めっちゃ大はしゃぎしてるじゃねぇか)」

自分の部屋に帰ってくる楠雄
「(学生の僕としては休めるので、悪くないな、
 この時点までは)」
窓に雪を当ててくるのを目撃する

楠雄が窓を開けると
「(やっぱり…)」

”雪だるまつくろう!!”というフリップを出す海藤と燃堂
「(雪は嫌いだ)」

「斉木ー雪凄いぞ! これは異常気象だ!」
「学校休めて暇だろ。雪だるまつくろうぜ」

玄関に出てきた楠雄に二人はそう誘ってくる

「(なんで休みになったか、知ってるか)」
楠雄はいう
「雪だるまつくろうぜ! ドアを開けてさ、少しも寒くないねぇよ!」

「(わるいが、付き合ってられんな。帰って勉強しろ)」
楠雄は言い、扉を閉める
「おい!斉木」

「(やれやれ、小学生かあいつらは。全く頭が痛いな。
 んっ頭が)」

”「おい、しっかりしろよ!燃堂、なぁ目を覚ませ!おい、燃堂―!」
叫んでいる海藤の姿が見える”

「(今の雪だるまは…僕? じゃなくて、今のは予知?)」
”斉木は頭痛がすると断片的にみらいが見えるのだ”

「(何が起きたか知らないが、
 このまま放っておいたら、燃堂の身が危ない)」
楠雄は思う

「(やれやれ、結局、付いて来てしまった…。
 自分の身が危ないと知りながら、暢気なものだ)」
楠雄は思う

海藤や燃堂は雪に大の字でダイブする
「(しかし、見えたのは断片的だから、
 いつどうしてあぁなったかは分からない)」

「あぁー!」
雪にダイブしながら、叫ぶ燃堂
「(しまった!
 僕は少し目を離したすきに、まさか雪の下に刃物でも隠し持つシノビでも潜んでいたのか)」

「あぁぁ、大丈夫だぜ」
燃堂は起き上がる
「(無事か)」

「倒れた場所に犬のウンコがあっただけだ」
いや、大丈夫じゃないだろ
「うわーきたねぇ」

「(全然大丈夫じゃない)」
楠雄は言う
「雪で洗っちゃえば余裕よ」

今度は雪だるまをつくり始める二人
「(しかし、さっきのと違うな。
 僕が介入したことで未来が変わったのなら、良いのだが…)」

頭痛が発生する楠雄
「(またっ?)」

”「おい! ちび!おい! ちびー!」
なく燃堂の姿が”

「(今度はそっちかよ。燃堂が被害に遭うはずが、未来が変わって、海藤に移ったか。
 ……考えろ。僕が少し干渉しただけで、未来は大きく変わった)」

「(もしかして、運しだい。無差別に襲うシノビから頭上から降ってくるとか。
 二人の行動とは関係なく起こる…)」
何故、忍びを例えに出すの(笑)

「おい、相棒も見てないで、手伝えよ」
「上の雪玉つくっとけよー」
燃堂と海藤に言われる

「(暢気なもんだな、全く。屋根の上の雪…)」
屋根の上の雪が落ちて来そうな様子を発見する
「(今でも降ってきそうだ! 
 そうか、さてはアレが原因か。ならばアレを排除する!)」

楠雄は屋根の上の雪を排除し、
大きな雪玉をつくる

「お、すっげぇじゃん! 斉木。お前がつくったのか?」
「そっちのほうがでけぇから、
 それを下にしようぜ」
海藤と燃堂は言う
「そんな綺麗なのよく作ったな」

「(これで脅威は去ったか。
 いや…まだ油断はならんな)」
楠雄は思う

燃堂と楠雄は雪玉を持ち上げようとしていた。
「よっしゃ!」
燃堂の方が力あるため、海藤はプルプル震えていた
「(平気じゃないな)」

海藤が押しつぶれそうなので
「(見といて正解だったな)」
楠雄の力で海藤はゆきだるまの上をのせた

「おぉ! 綺麗にのったぜ」
燃堂はいう
「(ふぅー危ない危ない。危険を取り除いて置かんとな)」

「(…ん?)」
二人の頭上につららが連なっていた
「あと木の枝で拾って、手をつけようぜ」

「(あれはつらら!? 
 もしあれを降ってきたら大変だ。念のため、取り除いておくか)」

「もっと長くて、まっすぐなものがあれば…」
海藤がそう言っていると

「おぉ!斉木、
 いいもん(さっきのつらら)持ってんじゃねぇか!」
取り除いたつららを雪だるまの手足に使うことにする海藤と燃堂
「それ、使おうぜ!」

「ふぅ、ようやく完成だぜ」
「すげぇ、良いじゃねぇか」

「(結局、最後まで付き合ってしまった。これだけやれば、流石に未来は変えられただろう。 だが、念には念を入れて、帰るとこまで見守らないと)」
楠雄は思っていると

「さて、雪だるまも完成したことだし。次はあれだな!」
海藤がいい始める
「(アレ? 何を言ってる)」

「やっぱり、アレやんねぇとな! 
 この天候、最高のロケーションだぜ」
燃堂が言うと、突然苦しみ始め、倒れた
「(なっ、どうした?)」

「やはり吹雪の日は」
「雪山で遭難ごっこすんだろ」

…え?

「おめぇも次死ぬ役やれよ」
「ふんっ、任せろ。血のりまでもってきてるからな」
燃堂と海藤はいう
(笑)そういうことだったか

「えーじゃあ、続きな!」
「(青臭っ……帰ろ)」
予知の意味が分かった楠雄だった

第5話「卒業おめでとうごΨます!」
あらすじ
春は出会いと別れの季節。楠雄の通う私立PK学園でも卒業式が執り行われる。部活の先輩、初めての相手、人生の指標となった人……。それぞれの過去を思い出しながら、3年生の卒業に涙する燃堂達。

当然、PK学園に2年以上通っている楠雄にとっても、思い出に残った先輩がたくさんいるはず……と思いきや、入場してきた3年生はどれも見た事もない人たちばかりで!?
公式より
ストーリー|TVアニメ「斉木楠雄のΨ難」公式サイト

「”まもなく29回、PK学園高等学校卒業式を開始いたします”」

「(今日はうちの学校の卒業式である。もっとも僕は2年なので卒業するのは上級生だが。
 正直どうでもいいな。…こいつらもだぶん)」
楠雄がちらりと見ると、何故か大号泣しているクラスの皆々

「(思ったより皆、上級生に知り合いがいるのか。
 僕がギリギリ金剛先輩しか知らないというのに)」

”卒業生入場”
「(僕も2年以上通ってるんだ。見た事あるやつならたくさんいるはず)」
楠雄が思う

”3年1組”
「(全然知らない)」
見たことがない人々ばかり。

「(誰だよ、こいつら。全然見た事ねぇ)」
楠雄は思う

”卒業証書授与式 3年1組”
「相川、相澤、赤平、阿久津、東」
「(っていうか、ア行おおいな。ひとクラスにどんだけア行いんだよ)」

”渡邊”以上、32名
「(全部、ア行で終わると思いきや、ここでまさかの渡邊。
 ア行もう一人いなかったのかよ)」
思わず、ツッコんでしまう楠雄

「3年3組赤西しんいち」
その名前に夢原さんが反応する
「あ!」

「夢原、あの先輩知ってるのか?」
海藤に聞かれる
「え、全然知らないよ
 (あぶなーそっか、あの人も卒業するんだー)」

「(夢原さんにも上級生の知り合いがいるのか)」
楠雄は思う

「(知らない人なんて嘘ついちゃった…。
 あれは入学したばかりの頃)」

「(回想入るな、聞きたくない)」
楠雄はいう

「(中庭で初めて、貴方に会って、そのさわやかな顔だち、きれいな髪、高校一年生なんて単純よね。私は一目で恋に落ちた)」

「(君は今でもだけどな)」
楠雄は思う

「(それからというものの、先輩の事がもっと知りたくてつけたり、
 先輩が捨てたごみをあさったりした)」
夢原さん!?

「(まごうことなき、ストーカーじゃないか)」
楠雄は思う

「(そのかいあって、私たちは付き合うことになったの。
 たった一か月で終わっちゃったけど、色々あったな)」

”お願い、お金貸して”
”金原、お前いくら持ってる?”

「(色々ねぇよ。金しか貸してねぇよ)」
つっこむ楠雄
そんな彼氏嫌だ(笑)

「(先輩、卒業おめでとう)」
夢原さんは思う
「(泣くところじゃないだろう)」

”続いて、在校生の送辞。在校生代表・海藤瞬”
「(お前か)」

「3年生の諸先輩方、ご卒業おめでとうございます。私事ではございますが、この場を借りて、お世話になった先輩に感謝の意を伝えたく思います。
 3年4組の三村のぶあき。いえ、アルフォンス・カルシファー・ライデン先輩に!」
え…?

「(誰だよ)」
楠雄はつっこむ

「ライデン先輩の出会いは忘れもしない、入学式のとき、僕は校内で迷子になってしまいました」

「お前、俺と同じ眼をしているな。群れからはぐれた狼の目だ」
あ…(察し)

「ライデンさんと出会えました。それからライデン先輩は俺に色々な事を教えてくれました。ライデン先輩は異世界から来たこと。その右腕には悪魔に封印されていること。この世界の隠された真実も全て」
ある意味、公開処刑じゃない(笑)

「(お前だったか、ライデン…)」
中二病にさせた張本人は!

「ライデンさんが3年になってからは疎遠になってしまいましたが、
 今でもいい思い出です」

「(卒業したんだな…)」
楠雄は思う
「アルフォンス・カルシファー・ライデン先輩! 
 あなたが話してくれたこと、俺は一生忘れません!」

「(ライデンは忘れて欲しいだろうがな)」
楠雄に同意する
「(海藤のキャラのルーツは上級生の奴だったとはな…)」

”つづいて卒業生の答辞。卒業生代表・金剛つよし”
「(やっと知っている名前が出てきた…ぞ?)」

「(だれだ、お前!?)」
誰だ…ほんと誰(笑)

「春の訪れを感じるこのよき日に私たちは」

「(教師の頭をガンガン殴ってた人、
 木こりの泉でもぶち込んだのか?)」
驚きを隠せない楠雄

「振り返れば、あっという間ですが、素晴らしい3年間でした。入学当時は心がすさみ、自暴自棄になっていたぼくですが、諸先生方の素晴らしいご指導のお陰で今では”東大”に合格するまでになりました」

「(したの!?)」
驚く楠雄
マジですか…

「このPK学園が母校であることを誇り思い、それぞれの分野で精いっぱいで頑張ることを約束します。卒業生代表・金剛つよし」
泣きながら言う金剛先輩に盛り上がる生徒たち

「(なんなんだ、この盛り上がりは? 
 皆、涙腺弱すぎるだろ)」
楠雄は言う

「卒業生に思いを込めまして、
 全力で歌うぞ!」

PK学園 校歌
アンテナのびる 我が校舎
左脇腹 今日も行く
春の若葉の 緑色

学ラン纏い 明日も行く
PK学園 災難も
未知の力で 乗り越える

嗚呼 PK PK
永遠の学び舎 
永遠の青春

「(なんだこの校歌……)」
楠雄は思う
”以上で、卒業式を終了いたします”

「(やれやれ、今日から新学期か。
 今日も一日頑張るか)」
楠雄が入るクラスはいつも同じ、2年3組だった

ここまで読んでくれてありがとうございました!
前回へ
konohana19.hatenablog.com
関連記事
konohana19.hatenablog.com
konohana19.hatenablog.com
konohana19.hatenablog.com
konohana19.hatenablog.com
konohana19.hatenablog.com
konohana19.hatenablog.com