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働き者の奪衣婆と職務怠慢の懸衣翁&ミキちゃんのお料理。第11話「奪衣婆と懸衣翁&お料理ミキちゃん」 感想 鬼灯の冷徹 第弐期のその弐

此花(このはな)です

今回は鬼灯の冷徹第弐期その弐の第11話(24話)「奪衣婆と懸衣翁&お料理ミキちゃん」の感想を書いていきたいと思います

奪衣婆と懸衣翁の説明、懸衣翁の職務怠慢とミキちゃんのお料理の話。あの、懸衣翁はほんと、古株ゆえに解雇できないのに笑う。鬼灯様の対処法はめちゃくちゃツボに入った(笑)

ミキちゃんのお料理は……もう、芸能界の闇を感じる。懸衣翁の話も闇を感じたけど、あのマネージャーやばい(笑)


さて、本編の感想へ行きましょうか!
遊泳禁止の看板が置いてある場所で柿助とシロは水遊びをしていた
「おいお前ら!ここ、遊泳禁止って書いてあるぞ。早く出ろ」
ルリオが注意する

「こらぁぁぁ!ここから、出ろぉぉぉ!」
奪衣婆は怒鳴り込んでくる
「バカ犬!馬鹿猿!」

「「やぁぁ!ヤマンバー!」」
慌てて2匹は川から出る
「すいません、気づかなくて!」

「お前も仲間か!」
ルリオの足を掴む奪衣婆

「「ルリオ―!!」」
2匹は言うが、手が出せない

「どうしました?」
鬼灯様がやってくる
「鬼灯様ー!怖いよー!」
「近所の子供に意地悪ばばぁってあだ名付けられてる怖いばあさんの類だよー」

「確かに賽の河原の子供たちが端的にちちばばぁって呼んでましたけど」
鬼灯様はいう
ルリオも足を離されたようで、柿助の頭の上に乗る

「なんだい。鬼灯様の犬ならそういえよ、わんこ」
とたんに色気を出してくる奪衣婆
「いやだよぉ。ばあちゃんが急に一人の女になったよぉ」
シロってば(笑)

すると、鬼灯様はしぃっと人差し指を出す
「女性はいつまでも女性だと認識しておきなさい。
 その方が色々と面倒がない」
こそっという
「結構、酷いこと言ってないか?」

「あの人、何?」
シロはいう
「奪衣婆です」

「あーあの人が。
 確か、懸衣翁っていう爺さんもいませんでしたっけ?奪衣婆と夫婦の」
ルリオはいう

「よくご存知ですね。現世だと、資料がのってすらないこともあるのに。
 現在は、向こう岸にいます」
反対方向を指さす鬼灯様
「「へー」」

「二人は何の仕事してるの?」
シロはいう
「亡者の罪をざっとはかったり、プラス見張りです」

「三途の川は亡者の罪に応じて、わたるところが異なります。良き人は有橋渡(ゆうきょうと)と呼ばれる橋の上を。軽い罪の人は山水瀬(さんすいせ)という浅瀬を。
重い罪の人は江深淵(こうしんえん)という深い場所を渡ります」

「この苦労がないよう、遺族が亡者に持たせる六文銭は供養として、考慮します。
 そして、亡者が渡る場所を決めるのが奪衣婆さんです」

「この衣領樹に亡者の服をかけると、罪に応じて枝がしなります。
 そのしなり具合で見極め」
鬼灯様は説明する

「お前は江深淵(こうしんえん)を渡れ」
亡者にそう宣言する奪衣婆

「ちなみにこの時、地獄支給の亡者服を渡します」
鬼灯様はいう
「へー」「着替えてたのか―」
そこで服渡すんだ

「皆、死んだとき、同じ服とは限らないもんな」
ルリオはいう
「川を渡るとき、懸衣翁がいて、こちらはこちらで衣領樹に服をかけ、服に染みた水分をはかり、どこを渡ってきたか、見るんです」

「そして、川の管理者である初江王の元へ行き、きちんと偽りなく、
 渡るべきところを渡ったか含め、裁判されます。以上が三途の川の意義です」
初江王二十七日第二裁判官

「この川、亡者の試練になるほど、危険なんだ」
シロはいう
「そうだよ。だから、遊泳禁止だ。
 紹介してやろう」
そう言うと、奪衣婆はパンパンと手を叩く

川から現れたのは
「三途の川の主(蛇)と化けカニ
大きな蛇と大きなカニが亡者と共に登場
「え、えぐいな……」

「ほかに」
今度は口笛を吹く
「人魚の一家だ。人を溺れさせる」
すると、人魚たちが登場
世界各地の人魚の描き方って感じか。美人さん、1匹しかいない…(笑)

「全く血縁を感じさせない一家だな」
ルリオはいう
「男の人魚っていないの?」

「いますよ」
見せてくれたのは男版の人魚図(江戸時代の瓦版より)

「美味しくなさそう…」
何故、食べること前提(笑)
「お姉さんはたぶん、美味しいよ、お肉!」
青ざめる美人の人魚さん

「いや、美味しい美味しくない以前に人魚の肉ですよ。
 100g1千万安いくらいです」
鬼灯様はいう
「かの八百比丘尼も」

「そうか。
 あんたを食えば、アンチエイジングになる」
奪衣婆はいう

「そうやって、乱獲されたから、ここへ越してきたのよ」
そう言って、人魚の一家は川へ入っていった
八尾比丘尼かぁ……人魚の肉を食べて800年と生きたという女性

「かっぱや濡れ女もいるがねぇ。主に江深淵の亡者を襲うためさ」
奪衣婆はいう
「裁判中も地獄の試練があるって辺りが徹底してるよな」

「ねぇねぇ、懸衣翁って言う旦那さん、
 奪衣婆さんは露骨に鬼灯様とか、他の男に良い顔しても怒らないの?」
シロはいう
「会ってきゃ、分かるよ。この橋、渡ってあの爺のとこいってきな」

そこにあったのはマキちゃんのグッズだらけの木
「なんだ、お前ら。亡者じゃないな」
懸衣翁がいた
(笑)うわぁ…

会ってから、奪衣婆の所へ戻ってきた鬼灯と3匹
「妻として、ありゃいいんすか?」
ルリオはいう
「昔からあぁだよ。ろくでもないだろう?」

「さて、亡者共が集まってきたね。
 ほら、並びな!六文銭持ってる奴はこっちの列だ」

奪衣婆はいう

「急にテキパキしだした」
「なんだかんだで、ベテランなんだなぁ」
感想を漏らす2匹

「おい、ばばぁ!」
橋の向こう側から懸衣翁がやってくる
「なんだ、じじぃ!」

「いまからそっちに亡者が行くから仕事をたの……」
「今からマキミキのライブ行ってくる」
そう言い残し、去っていく

「またか!」
奪衣婆は橋の向こうへ走っていく
「追いかけるんじゃないの?」
「これで、別れないって、ある種仲がいいのかな?」

「いつも私に向こう岸まで兼任させやがって、
 あのろくでなしじじぃ!」

奪衣婆はいう

「あの爺さん、古株すぎて、解雇しずらいんですよねぇ」
鬼灯様はいう
「だから、現世の資料から消えたんじゃねぇか?」
「ばあさんの方に諸説できた原因はこれのせいだな」

後日にて―
「鬼灯様よー!」
懸衣翁が閻魔殿に駆け込んでくる
「あんた、マキちゃんの知り合いってほんとか!? サイン貰ってきてくれ。いいじゃろ?
 ミキちゃんのも欲しい!」

「全力で断る」
完全拒否
「後生だ。サインくれ!」

「あなたはとりあえず、奪衣婆さんに謝った方がいい。
 何か頼むなら、給料分の働いてから言ってください」
鬼灯様はいう
「カタイこというな!古株じゃぞ! なんで言ってくれんかった!」

「マキミキさんが地獄の広報に載ったのを知らないという事は、中央庁内の情報すら見ていないという事ですよね。
怠慢を理由に念願の解雇していいですか?」
鬼灯様はいう

「いやだ。断固居座りつづける。
 そう簡単にやめんぞー天下るぜ、金もらうぞ」

「ほざいたな、じじい。人事のトップの前で」
ほんとだよ(笑)すげぇこと言ったよ、このじじい

「そっちこそ、ええんか?三途の川の名物を解雇して」
懸衣翁はいう
「奪衣婆さんの方が何十倍も有名なんで、良いです別に」

「この爺さん、いつから居座り続けてるんですか?」
柿助はいう
「それがね。イザナミさんが補佐官やってた頃からの古株なんだよ」


「当初はちゃんと働いていたんですが、
 奪衣婆さんがなんだかんだ出来る人なんで、思いっきり怠けました」
鬼灯様は説明する

「じじい、最悪だな」
役員報酬だけは受け取るくせに出勤はしねぇ、どこぞの役員か!」
柿助とルリオは言う

「何言われてもえぇわい。
 こんないい就職先、ほかねぇもんよ」
懸衣翁はいう
めちゃくちゃ心が強い(笑)

「何言われても、やめないんだなぁ…」
柿助は言う
「解雇しずらいって言ってた理由、これ?」
「なんで強制解雇しちゃわないんですか」

「いやぁほら、古株ってのは色々あるんだよ。
 懸衣は技術職だし、替えは難しくってのもあるし。だから真面目に、2代目を育ててくれりゃいいんだけど、それはやる気ゼロなんだよね」
閻魔大王はいう

「それより! 後生だからマキちゃんのサインくれ!
 なんでもするから!」
懸衣翁はいう

「じゃあ、サインを頼んでみますので、
 懸衣の技術を私に仕込んでいただけませんか?」
鬼灯様はいう

「いやじゃよぉ」
やっぱりな(笑)

「ずるがしこいよねぇ。
 鬼灯君に自分の技術を教えてたら最後、問答無用で解雇されるってわかってるんだから」

「後生お願いじゃから、一枚な。一枚」
懸衣翁はいう
「頼んだぞー」
そう言って去っていった

「逃げた!まて、因業(いんごう)爺!!」
「現に恐ろしい。鬼灯様でも、手を焼く。アクティブ怠慢爺」
(笑)まぁ、素直に鬼灯様がサイン渡すとも思えんが…

マキちゃんにサインをもらう鬼灯様
「大変ですねぇ」
青ざめるマキちゃん
「なんかにゃぁ…そこまで堂々と自分本位を宣言できるってすごいにゃ」

「懸衣翁って、老紳士っぽい名前なのにね」
マキちゃんはいう
「老紳士というのは、平等王みたいな方を言うんです。
 平等王は出かけるときはこんな格好ですが」
ほんと、素敵な老紳士って格好

「懸衣翁は公務中にこういう格好でライブに出かけるんです」
鬼灯様は説明する
うわぁ、マキちゃんグッズまみれの衣装…(笑)

「なんかすいません!」
思わず、マキちゃんが謝る
「マキちゃんが怪我をしてる感じだにゃ」

平等王は女性が上着を羽織る際、さりげなく手を貸します」
「紳士だにゃ」
ミキちゃん

「懸衣翁は亡者の服を枝にかけなければいけないのに、かけません」
”なんかしんどいで、今日はババァ頼む”という書置きを残す
「おい、じじぃ!」

「と、万事がこんな感じです」
「聞けば聞くほど、どうしようもないにゃー」
ミキちゃんはいう

「いいですよ、サインくらい。
 どこにかきますか?」

マキちゃんはいう

「小さくでいいんで、ここに。
 あとここに大きく、レッツ退職って書いてもらえますか?」
サイン用紙を指さし、鬼灯様はいう
(笑)よほど、解雇したいんだな


「それは後々、何か訴えられそうなんでいやです。
 私のサインで、働いてくれるといいですね」
マキちゃんはいう

「そこです。私が黙って、マキさんのサインだけを頂いて帰る、
 というのをよく考えて欲しいという話です」

ですよねー(笑)

そして、マキちゃんのサインをしてもらった場所は奪衣婆のヌード写真集だった
それを懸衣翁に見せる鬼灯様
「貰ってきましたよ、サイン」

「なんで、これにもらって来た。もう一枚、サインをもらってきました」
出してきたのは婚姻届け(記入済み)

「働かないと、ここに私が印鑑を押すぞ」
あとは鬼灯様が印鑑を押すだけになっている
えぇぇ(笑)

「どういう脅しだ。鬼灯様はアホだなぁ。
 ファンにそういうものをちらつかせて、意地でも取るぞ」
「とってみろ!」

「重大な公的用紙で何やってんだ?大人たちは…」
ルリオはつぶやく

「マキちゃんを脅して、書かせたんかい」
懸衣翁はいう
「事務所の許可はもらいましたよ」

”「マキちゃん、マジで浮いた話のうの字もないから、むしろスキャンダれ」
マネージャーは言っていた
「荒んでやがる、芸能界!」
闇が深い(笑)”

「猫又社にタレこむぞ」
懸衣翁はいうが
「いいですよ。マキさんのスキャンダルになっていいなら」
「クソッ」

「あなたが働かなければ、サインします。
 猫又社にタレコンでもサインします。さぁ、どうする?」

「離婚届で脅されるってのはよくあるが、
 婚姻届で脅されるっていうのはどういうことだ!」
笑うしかない
「全マキミキファンを敵に回すぞ!」

「全マキミキファンの攻撃より、お前の勤務態度改善!」
鬼灯様(笑)

「なんだと、逆にかっこいい!」
懸衣翁はいう
「くそ……負けた。心意気に負けたわい…。よくわからんけど」

「負けたのかな…?」
柿助はつぶやく
「勝てないって言う意味ではそうなんじゃね?」

「仕事するわい。マキちゃんのために」
懸衣翁はいう
「「「おー」」」

「マキちゃん、その紙よく預けてくれたね」
シロはいう
「コピーですよ。現物はマキさんが持っているので、私がどうこうできないんです」
「本当にスキャンダルになったら、大変だしな」

「そうなったら、小判さんに事実すべて書いてもらいます。
 その場合、立場が悪くなるのは懸衣翁の方です」
鬼灯様はいう

「まぁ、一度痛い目を見なきゃ奪衣婆さんが気の毒だよね」
柿助はいう
「いや、奪衣婆さんは気の毒というほど、甘くないですよ」

後日ー
「なんだい、あいつ。私の写真集持ってたのかい」
奪衣婆は自分の写真集に誰かのサインが書いてあるのを発見する
「なんだ、このサイン。誰のだ?」

「正しく書いてやる」
マキのサインをつぶされるのだった

場面が戻り、鬼灯様たち
「鬼だ…」
「もしもし、マキさん。ご協力ありがとうございました。
 あれは破棄して頂いて大丈夫です」
マキちゃんに電話をかける

「マネージャーにとられました。
 あいつ、何に使うか分からないので、一回しめてもらえませんか」

マキちゃん……(笑)

「ここにも鬼が…」
シロはつぶやく
「渡り世間も鬼ばかりって、地獄のことだな」
「むしろ、鬼がメインで住んでるからな」

場面が変わり、Bパートへ
お料理中のミキちゃん
「不思議だなぁ…。本を見て、ちゃんと理解してつくったのに」
そこにあったのは料理と思えない見た目の料理
「お兄ちゃんたちに味見してもらおう」

狐喫茶ヤカンカンへやってきたミキ
檎がミキの料理を一口。無言で吐き出しながら
「うまいよ」

「(気を使われた! この適当大王様に)」
ミキは思う
(笑)完全にまずいはずなのに……吐きだしながら

「変わった味だなぁ」
「こういうレシピなんだろ。
 ほら、最初にアボカド食った時もピンとこなかったじゃん」
兄ちゃんたちはいう
「やっぱ、頭のいい奴がつくるものは一味違うなぁ」
複雑なミキちゃん

ぬかるみ 楽屋にて―マキミキー
「おはようございますにゃー」
「おはようございますー」

「マキちゃんって、お昼ロケ弁じゃない時、多いよにゃ。
 手作り?」
ミキちゃんはいう
「うん、つい食べ過ぎて太るといけないから」

「今日はどんなの?」
マキちゃんのお弁当をのぞく
「今日は、キャラ弁に挑戦してみました」
しんくちゅうのキャラ弁。虫
「しんくちゅう…?」

「事務所がキャラ弁を載せろっていうから」
マキちゃんはいう
「でも、作ってから気づいた。この弁当、キモイ…」
つくってから気づいたの(笑)

「よく考えたら私、虫あんまり好きじゃないし…」
マキちゃんはいう
「なんで作ってる最中、気づかなかったの?」
「材料少なくて済むかなって」

「でも、この卵焼きとか美味しそうだニャー。
 ほうれん草もくたくたじゃないし、アスパラもきれい」
突然、褒めるミキちゃん

「急にどうしたの?」
不思議そうにすると、ミキちゃんは辺りを確認すると
「あのね」
訳を説明する

「へ? お料理? 
 ミキちゃんって、私より全てがよく出来る子だと思ってたよー!」
思わず、叫ぶマキちゃん
「んにゃわけないにゃー」

「ミキちゃんって、知識あるし。クイズ番組でもすらすら数学解けるし。勉強の国の妖精は何でもできると思ってた!」

「何でもできる人なんて、いな……
 勉強の国の妖精!?」
マキちゃんの発言に驚くミキ

「そうだよ。世の中には勉強の国ってのがあって、
 頭がいい人は実はみんな、そこの国の妖精なの」

「って思っておくとね。はぁ……楽」
ふぅーと息を吐くマキちゃん
(笑)マキちゃん……

「(なんつー自己防衛してんだ)」
ミキちゃんは思う

「ミキちゃんが私に料理を教えて欲しいって、意外…」
「よろしく頼むにゃー」

ウフフウフフ、エヘヘヘ
嬉しそうにするマキちゃん
「(照れてる。
 よほど嬉しいんだなぁ……なんか、いい事した気分)」
ミキちゃんは思う

「とにかく、一人で普通にできるようになりたいのにゃ。
 じゃないと、確実にその手の番組に10倍誇張されて出ることになるぅ!」

「わたしすでに……」
マキちゃんはつぶやく
「ん…?」

「脳の個性を売りにして、各種その手の番組に出てるよ。
お仕事って、そういうものだよ?」

死んだような目でマキちゃんはいう
あ……(笑)
「すまんにゃー」

「でも、ミキちゃん、前に地獄のピアール動画撮った時、
 包丁研いだり、鍋かき回したり、出来てたよ」

「そういう、言われた通りの事は出来るんだにゃ。
 問題はどうにも味付けと火加減おかしくなるんだにゃ。あと魚は基本、丸ごと食べるイメージがあるから、実はさばくのは苦手だにゃんにゃー」

「さばこうとすると、呵責した亡者みたいにボロボロしちゃう」
ミキちゃんはいう

「どっかの凶悪フェイス補佐官思い出した! 
 まさにどう料理してくれよう」
マキちゃんはいったタイミングで、扉から鬼灯様がやってきた

思わず、何かで音を鳴らすマキちゃん
「どうして、ここに!」
「(動物って、とりあえず威嚇するものなんだにゃー)」
(笑)なぐられると思ったのでしょうか

「控室に名前があったので、あいさつに」
鬼灯様はいう
「マキミキだー!サインください」
シロが顔を出す

「獄卒のシロさんです。報道マーベラスのゲストです。
 閻魔庁でつくったPR動画で人気が出たので」
鬼灯様は説明する

「あぁ、見た事あるー」
ミキちゃんはいう
「うん。俺、シロだよ。ミキちゃん、大丈夫、お料理の事は言わないよ」

「聞かれてた!」
ショックを受けるミキちゃん

「犬なので、耳いいのですよ。でも話を聞く限り、別に大丈夫じゃないですか。
 将来的に料理できる旦那を捕まえれば」
鬼灯様はいう

「盗み聞きでまた聞きで要約して、意見いわないでください。
 旦那さんが風邪を引いてたら、飲食店が全て閉まってたら?そういう時、困るですにゃ」
普通に、ミキちゃんのしぐさが可愛かった

「大丈夫だよぉ。そうやって、心配してくれてるだけで嬉しいってきっと。
 その優しさは貴重だよ。先輩なんかもっときついけど、幸せそうだよ?押し通したもん、がちだよ」
シロはいう
「シロさんって、たまに真理つきますよね」

「でもこういう人ほど、結婚できないんだよね。
 気使いすぎて」
シロはいう
「こら!」

「上げてから落とさんといて…」
ミキちゃんはつぶやく

「たいだい、犬からしてみたらさー食料調達はオスメス両方でやるしさ。
 狐は子育て中、オスが食事用意するし。ライオンは全部、メスがやるよね。別にいいんじゃないの?なんでも」

「そうですね。
そもそも、ミキさん、野干ですよね」

「論点ひどくずれてる気もするけど。それはイメージの問題にゃ」
ミキちゃんはいう

「あ、わかった!
 ミキちゃん、今度始まる新番組でお料理コーナーおそれてるんだ!」

「にゃ!」
「新番組?」

「マキミキが色々挑戦するっていう、まぁ深夜によくあるアイドル番組です」
マキちゃんはいう
「あー必ずありますよね。手作り弁当のコーナー。
 でもそれ、まずいほうが企画的においしいですよ?」

「やだにゃー!もうこれ以上、親泣かせらんにゃいにゃー!」
ミキは叫ぶ

「あと、それ以前にこの弁当のセンスも問題になると思うのですけど」
鬼灯様はマキちゃんがつくった弁当を指す
「これはブログ用です!」

「なるほど。後で拝見します。
 炎上していないか」
鬼灯様(笑)

「わかったわかった!しょうがないなー。
 俺が教えてあげる。マキミキの為に」
シロが言い出す

「まず、牛肉・豚肉・鶏肉を用意してね。少しゆがいて、おしまい! 
 ねぇ、簡単でしょう?」

「ありがとう…」
困惑するミキちゃんはお礼を言う
「わかりました。私がお教えします。
 まず、どこのご家庭の冷蔵庫に余っている亡者の頭部を」

「亡者は持ってないよ」
「普通の家庭想定しろ!」
二人は突っ込みを入れる
(笑)余ってるわけがない

「では、生きのいい伊勢海老を…」
鬼灯様はいう
「「伊勢海老もない!」」

「鬼灯様、普段料理しますか?」
マキちゃんはいう
「しません」

「やっぱり!適当にパパっと作りづけるのと
 たまにすごい凝ったのつくるのは違います!」

鬼灯様、後者だ(笑)

「料理してると、料理できる、は別物!」
確かにその通りです

「確かに、私は凝りすぎかもしれません。
 寿司握るのも10年かかりましたし」

「寿司握れんの、鬼灯様!?」
「今度、マグロ釣ったら握ってくれます!?」

思わず、言う二人

「何でもいいけど、とにかく困るんだにゃ。
 あのマネージャーに知られたら、どう利用されるか」

「ミキちゃん、料理ベタなのね。はいはいなるほど」
そこにはあのマネージャーがいた
「出た! 悪魔!」
「我々を道具と思ってる奴!」

「はいはい。君たちの事なんか、商品としか見てないよ。
 美味しいネタだけど、キャラの盛りすぎはよくないから、少しとっておこうか」

「ミキちゃん、絶対料理上手くなっちゃだめだよ。
 プロ意識があるならね」

「子供でも……つくったろかな!不義の子を!」
あははは!と壊れるミキちゃんだった
マネージャー…やばい(笑)

ここまで読んでくれてありがとうございました!
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