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「(ダメ、ザックを殺させない。だって私を殺すのは)ザックだから」ザックが正気を失う中、キャシーの魔の手が迫る!第6話「Zack is the only one who can kill me.」感想 殺戮の天使(アニメ)

此花(このはな)です

今回は殺戮の天使(アニメ)の第6話「Zack is the only one who can kill me.」の感想を書いていきたいとお思います

第6話「Zack is the only one who can kill me.」
あらすじ
先へ進むため、迷うこと無く「危ない薬」の入った注射器を自らの腕に打ったザックは、抑えきれない殺害衝動に悶え苦しみながら、かすかな理性でレイチェルに告げた。「今だけ、俺に殺されるな」――

ついに姿をあらわしたキャシーは、2人の「仲間割れ」を愉悦の表情で見つめる。そして、武器を持たないレイチェルに拳銃を与え、ザックに向けて引き金を引くよう迫るのだが……。

公式より
ストーリー | TVアニメ「殺戮の天使」公式サイト

題名の訳は「ザックは私を殺すことができる唯一の人です」
その言葉はレイチェルの言葉だった。
仲間割れを楽しそうに見つめるキャシーさん

でも、前回の最後の言葉がそれはザックの意志ではないことが分かる。
最後のザックが心配だけど……

さて、本編の感想へ行きましょうか!
最初は”今だけ、俺に殺されるな”と言ったザックに突き飛ばされ、
レイチェルは逃げろと言われたように感じる

ザックの心は初めて人を殺した時の記憶が思い出していた。
キャシーが流した映画はザックが殺すきっかけの映画だったのか

正気を失っているザックから逃げるため、レイチェルは走る
「(あの時とは違う。わたしが生き延びる為じゃない。ザック自身の為に……
 今だけ、ザックに殺させない)」

途中でレイチェルはこけてしまい、ザックに追いつかれてしまう
「(逃げなきゃ!)」
ザックの鎌を避け、再び走り始める
「(ザックは薬で正気を失っている)」

廊下のその先に扉から光が漏れていた
レイチェルはその部屋に入る。そこはガラス張りで仕切られた部屋。
天井にはマシンガンが供えられていた。

ガラスに行く手を阻まれるレイチェル
「行き止まり……」
すると、扉が乱暴に開く音がする。ザックだ
「ザック……」

レイチェルに刃を向けるザック。観念したようにレイチェルは目をつむった
ザックは楽しそうに笑って、レイチェルに刃を向けようと腕を上げた瞬間、
一発の銃弾が貫く

ザックの大鎌が地面に落ち、腕を抑えてうずくまる
「ザック……」

「あははっ!」
笑い声が頭上から聞こえた
「はーい! よくここまでこれたわねぇ。良い所を中断しちゃって本当にごめんなさーい。
 ここは銃殺刑の部屋だから、撃ってあげたの」

「ほら見て。たくさんの銃口が貴方達を取り囲んでいるわ。
 ボタン一つで全部の銃から弾が出ちゃうのよ、素敵でしょう?」
うっとりした表情でボタンにすり寄るキャシー

「とっても愉快だったわぁ~貴方達の仲間割れ。
 特にザック、貴方は模範的で私の理想の罪人ねぇ。あがいたところで結局は衝動が抑えきれない所なんて、本当に素敵ぃ」

「うるせぇ……」
ザックは大鎌を掴むと、ゆっくりした動きでガラスの方へ
大鎌をガラスに振り下ろした

「ザック、どうしちゃったの? 
 薬でおかしくなっちゃったのかしら。相手を間違えてるわよ」
キャシーはいう

「うるせぇ!」
使える左手で大鎌を振り上げる
銃声が聞こえ、足首を貫いた

「もー馬鹿な子。
 相手が違うって言ってるでしょ?」

「ザック…」
レイチェルが駆け寄ろうとすると、
「よるんじゃねぇ!」
大声を上げたザック

「ほらほら、撃たれた痛みでちょっとは理性的になったかと思ったけど、これだもの。
 が・ま・ん・できないのよねぇ」
キャシーはいう

「ねぇ、レイチェル・ガードナー」
キャシーがいい、指を鳴らすと、照明が動きだす
照明が照らしたのは一丁の銃

「それをあげるわ。これであなたたちは五分五分でしょう? さぁ、殺し合いなさい。
 そして!生き残ったほうをもっと素敵に断罪してあげる、あはははっ!」
そう言って、笑う

「そうする事にいったい何の意味があるの?」

レイチェルの言葉にはぁ、とため息をつくキャシー
「やめてよ。あなた、ほんとつまらないわ」
低い声でそう言い、座る

「意味なんか求めてどうするの? それで何かを生まれると思って?
 罪人が何かを生み出すなんてことはありえない。だから、意味なんてもの求める必要はないのよ?」

「本日のメインデッシュ、さぁ面白いものを見せてちょうだい」
キャシーの言葉の後に拍手の音が鳴り響く

レイチェルはその銃を取り上げる。ザックも大鎌を両手で持ち直す
両者、向かい合う
「おい、撃つなら、早く撃てよ」

ザックの言葉にレイチェルは銃口をザックに向けた
しかし、レイチェルは引き金を引かない
「あれぇ? 引き金を引くのは怖いの?
 面白味もないつまらない子から抜け出すことが出来ないの?」
「うるさい……」

「お前は撃たなくても俺は我慢できねぇぞぉぉ」
息絶え絶えで言うザック
すると、レイチェルは目をつぶり、腕を下におろした
「私は撃たない」

「そうか。俺は殺したくて仕方ねぇよ!!」
そう叫ぶ
「ごめんなさい……ザックにつまらない私を殺させてしまうね」

「あぁ、本当だぁ! くそみてぇな気分になるだろうがよ!」
ザックはレイチェルを持っている銃を自分に向けさせる
「撃つなら撃てって言ってんだろ! 
 この距離なら間違いなく当たるんだ!」

レイチェルは首を振る
「何度聞いても答えは同じ。
 私はザックを撃たない」

「これは私の意志。ザックに殺されるのはいい。
 でも……あの女の思い通りになんかならない。だって、私もザックも、道具じゃない」
レイチェルは大鎌を掴む
「殺すのも殺されるのも、私とザックの意志だよ」

ザックの頭にちらつくのは幼い頃の記憶
「はははっ、はははっ、今になってちょっと面白い事言ってんじゃねぇよ。
 あぁ、もう我慢できねぇ……なぁ、せめて笑ってみろよ、今!」

レイチェルは笑って見せる

それを見ると、うめき声を上げるザック
「……へたくそ。ほんと、目が死んでんだよ、お前は。
 でもなぁ…それが本物になったら、最高だぁ」
楽しそうにいう

「そのお前を殺す想像しただけで、俺は誰よりもいい笑顔になれるぜ。
 自分をやってちまえるくらいにな!」

そう宣言すると、自分で自分を刺した

ここびっくりした。
ザックが自分で自分を刺したから

その行動にレイチェルも驚く
「ザック…!」
慌てて駆け寄るレイチェル

「はぁ!?」
その行動に激怒する奴が一人
ガラスの扉を開けて、部屋に入ってきたのはキャシー

「あーおぞましい。模範的なんて間違いだったわ! レイチェル・ガードナーは罪人のなりそこない。アイザック・フォスターは欲望に駆られて、自分で自分を殺そうと愚かだなんて!」
いらだったように鞭のようなリモコンの先をへし折りたくてたまらない様子

「失望したわ。
 私の断罪に水を差した貴方は本当につまらない人間ねぇ、レイチェル」
キャシーはリモコンをレイチェルに向けて言う
「そんなこと、貴方に言われる覚えはない」

その言葉に衝動を晴らすかのように鞭でレイチェルに叩くキャシー
「あなたに口答えする権利なんてないわよ! 
 あなたを断罪しても、少しも面白くないわ。これって苦痛よ、レイチェル」
ちらりと倒れたザックを見る

「これなら、ザックのほうがよかったわ。ハチの巣になるのはきっと彼の方がお似合いだったはずなのに……ここで引き金を一つ引けないなんて、貴方は罪人のなりそこない」
「ねぇ、あなたどうして、ここに来れたの?」

「……どう…して……」
レイチェルは反芻するようにつぶやく
そんな様子にはぁ…とため息を着くキャシー

「仕方ないわ」
キャシーがボタンを押すと、銃口がレイチェルに向けられる
その時、ザックの息遣いがした

「あらやだ! 生きてるじゃないの」
恍惚とした表情でキャシーは言う
「素敵!」

ピンヒールでザックの身体をぐりぐりとやるのをみて、レイチェルの心は動く
「ザック……殺すの?」
「うふふっ。
 えぇ、だってこんな素敵な罪人を断罪するのは私しかありえないでしょう?」

無言でキャシーに銃口を向けるレイチェル
「やめて」
「あら? 今度は撃てるかしら」

「さぁ、撃ちなさい! 
 撃ちなさいって言ってるのよ」
そんなレイチェルの行動に喜んでいる様子のキャシー
しかし、レイチェルは引き金を引かない

「何よ~やっぱり撃てないんじゃない。でも残念。
 実はその拳銃には最初から弾は入ってないのよ」

「まっ、それ以前に罪人のなりそこないの貴方に撃つことなんか無理だったでしょうけどね。
 ただ、私に拳銃を向ける態度がちょっと気に入ったわ」
キャシーは手で銃をつくって
「バァン」
撃つ真似をする

すると、そのタイミングで銃弾がレイチェルの銃に当たり、
地面に落ちた

キャシーは自分のピンヒールをザックの顔に押し当てる
「せっかくだから、延命して生きがいい状態で罰してあげなきゃね。
 あははっ!」
楽しそうに笑う

「(ダメ…ザックは殺させない。だって殺すのは)」
レイチェルはカバンから拳銃を取り出す
「ザックだから」

キャシーに銃口を向け、容赦なく撃つ
その弾はキャシーの腹部に当たった
「はぁーこのガキ! とんでもない本性を出してきたわね!最高だわぁ、この罪人女!
 断罪してやる!断罪してやる!断罪してやる!」

撃たれたのにめちゃくちゃ嬉しそうである
「その涼しい顔の下の悪魔を私が、断罪してやる!」
そう言い放った瞬間、
リモコンを持っていた手首ごと、ザックが切り落とした

「うるせぇよ!」
倒れていたザックが起き上がっていた
「撃たれて嬉しそうな顔してんじゃねぇよ。
 おかげで殺したくて殺したくて、目が覚めちまっただろうが!」

ザック、ほんとバケモンだわ…
「うそ、でしょ…?」
キャシーはザックが起き上がったことに驚いた様子

「現実だ。目覚ませよ!」
ザックはキャシーにとどめを刺した
「ザック…」

しかし、まだ息があるキャシーは
「断罪…断罪…しないと……断罪してやる」
自分の右手の元へと向かい、スイッチを押した
誰もいない所にマシンガンが撃たれ続ける

「静かになったな…」
ザックは言う
「ザックは大丈夫?」
「腹いてぇに決まってるだろ」

「ザックはあの時、喜んで自分のお腹を切ったの?」
レイチェルは問いかける
「俺をサドマゾ女に一緒にするんじゃねぇよ。
 つまんねぇ顔のお前を殺して、あの女に殺されるよりよっぽどましだと思っただけだ」

「それよりあの女の顔、見たか?」
「うん……」

「傑作だったなぁおい、お前もよくやったじゃねぇか。
 おかげで、すっきりしたぜ」
ザックは言う
「ほんと?」

「あぁ、腹がいてぇのが気にならねぇくらいなぁ。
 よし、いくぞ」
ゆっくりと歩みを進める
止血しなくていいのかな?ザック

「もう大丈夫なの?」
心配そうに言うレイチェル
「うるせぇ、てめぇはてめぇの心配をしてろ」

ガラスの扉の奥にある部屋の先の扉は閉まっていた
「くそっ、またかよ!」
憤慨するザック
「この機械で開くんじゃないかな?」
「あぁ、頼むぜ」

レイチェルは機械のスイッチを入れる
すると、画面には砂嵐と拍手の音が流れた
「なんだぁ?」
「こうやって音を出したり、照明を操作してたんだ」

「まじかよ。
 うっとしいやつだな、あいつ」
「うん……、あった」
レイチェルは扉のスイッチを押す。
「よっしゃ…行くぞ」

二人で廊下を歩いていると、壁に英語で文字がかいてあった
「(扉を開けたくば、神に名を告げよ。己に偽りがないのなら、己に宿る名を。
 ただし、神に穢れたものはいらぬ)」

レイチェルは心の中で読み上げる

「面白れぇ事を書いてあんのかよ」
ザックに言われる
「ううん、別に」
「じゃあ、何でそんな真面目に見てんだよ」

「ごめんなさい……もういいから行こう」
レイチェルはいう

先に進むと、見覚えのある場所
「なんか見覚えあんな」
「最初に通った所だよ」

「あいつ、こんな近くで調子乗ってたのかよ。
 ぶっ殺してぇ…」
ザックはぼやく
「って、もうぶっ殺したんだった」
「うん……もう死んでる」

「なぁ、どうやってここから出るんだよ」
ザックはいうと、レイチェルは少し考えた様子

その時、ある扉の部屋から音が聞こえた
「行ってみよう」

その部屋に入ると、壁が開いていた
「壁が開いてる……」
「おぉ、こんな仕組みになってやがったか」

「で、どうやって開けるんだよ。さっきの部屋の機械で動かせねぇのか?」
ザックはいう
「エレベーターの起動スイッチはなかった。何か方法があるはず……」
「おぉ、考え事はお前に任せた方がいいからな」

「あ…(この枠組み……)」
エレベーターらしき入り口の横に何かを入れる枠組があった
「(さっきの壁には名を告げよと書いてあった)」

レイチェルは自分たちの名前が書いてある名札を手に取る
「写真、っつうのを撮る時に使った奴か?」
「この枠組みにちょうどはまる」
”神に穢れたものはいらぬ”

そこからレイチェルはアイザック・フォスターの名札を枠組みにいれた
「これで動くはず」
すると、エレベーターの入口が開く

「おぉ……あぁん? 一枚余ってんじゃねぇのか?」
レイチェルの手には自分の名札があった
「これは捨てる」
「いいのか?」

「うん……」
そう言って、自分の名札を捨て、レイチェルはエレベーター内へ
「いらないみたい」

流石のザックも血を流しすぎたのか、
エレベーター内の床に座り込んだ

「おい、レイ。お前、マジよくやったな」
ザックはいう
「なにを?」

ザックは銃を撃つしぐさをする
「あの、イカれ女に一発撃ちこんでやった奴だ。すげぇスカっとしたよなぁ」
「うん……」

「お前、そもそも何でここに来たんだ?」

「えっ」
「……殺人現場を見て、カウンセリングを受けに来て、
 気がついたら、青い月の部屋にいた」

「あぁん? 訳わかんねぇな。それとよ、お前が撃った銃、あの女のじゃねぇだろ。
 あれ、どうした?」
ザックは問う

レイチェルは自分のカバンに手を触れ
「これは…私の」
「どこにそんなもん持ってたんだよ」

「ポシェットの中。ハンカチで包んでた」
レイチェルは答える
「だったら、最初からそれを使えばよかっただろうが」

「自殺はしない。
 だって、神様がお許しにならない」
「あーそうじゃなくて」

「それに、私を殺すのはザックだから」
レイチェルはいう
「お前、頭いいのか、悪いのか、よくわかんねぇなぁ」

「まぁいい。なんにせよ、あの時あいつを撃ったのは正解だったんだ。
 思い出しても、笑っちまうくらいサイコーにタイミングよかったぞ」
「……機嫌いいね」

「お前もそうだろ? なぁ」
満面の笑みなザック
「うん……」

エレベーターが止まり、B2に着く。
レイチェルが立ち上がる
「ついたよ、ザック」

返事がないザックに手を伸ばす
「……ザック?」

釜を持つ手が抜けて、ザックが床に倒れ込んだ
「ザック…? ザック!」
血だまりが広がる

腹の傷、やっぱり止血しなきゃいけなかった…
血不足で気を失ったっぽい?

ここまで読んでくれてありがとうございました!
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