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大百足を鎮める為、生贄をささげる村があった。姉が生贄になったさるはどろろと共に百鬼丸は鬼神に立ち向かうが…?第8話「さるの巻」感想 どろろ

此花(このはな)です

今回はどろろの第8話「さるの巻」の感想を書いていきたいと思います

第8話「さるの巻」
あらすじ
ある村では、黒雲をまとう大百足の鬼神を鎮めるために、若い娘を生贄として捧げる習わしがあった。姉が生贄となった少年・さると共に、百鬼丸どろろと協力し鬼神に立ち向かう。

公式より
TVアニメ「どろろ」公式サイト

今回の最初で、どこが戻るか察してしまった(笑)
硫黄の山か…そりゃ、匂いがきついだろうな…

見えすぎるのがあだとなるとは思わなかった。
逆に五感を使って、倒すのはこのアニメの中で初めてかもしれない。化け物から無くなったおかげでついた感覚で化け物を倒してたのが、化け物から取り戻した感覚で倒すとは思わなかった。

これが物語内での変化なのかな…
名前呼んでくれてよかったね、どろろ

さて、本編の感想へ行きましょうか!

最初は黒雲をまとう化け物が村にやってくるシーンから灰の雨がおちてくる
「”その黒く雲に名前はなかった。
 空にただひとつ、残されたように浮かぶ姿から”残され雲”だけと呼ばれていた”」

どろろと百鬼丸は硫黄がただよう火山の中に立ち入っていた。
漂う硫黄の卵の腐ったようなにおいにどどろは鼻をつまむ
百鬼丸は平気そうなため
「兄貴は平気なのか?そもそも匂いってわかんの?」

何もしゃべらない百鬼丸に不満そうなどろろ
「おいらに何か話しかけてみておくれよ!」
と提案するが、百鬼丸が向こうの谷の方を見た。

すると、花嫁行列が現れる。
めでたいはずなのに行列の人々の顔も憂いを帯びていた。花嫁も全く笑っていない
違和感に思うが、後ろの谷の上から音がする

毛皮をかぶった少年が上から降りてきて、花嫁行列に矢を向けて撃った。
その矢は行列の背後に刺さる

もう一度、撃とうするのを見て、どろろは止めにかかった
「ちょっと待てよ!」
「なにすんだ、おめぇ!」

「めでたい花嫁に矢なんか、飛ばしやがって、どういうつもりだよ」
どろろはそう言って止めようとするが、
その毛皮の被った少年が笑う
「めでたくなんかねぇ!
 姉ちゃんはな、バケモンの嫁になりに行くんだ!だからおらが止めねぇと」

「バケモンの嫁?」
それでもどろろは立ちふさがる
「いねぇ!おめぇどけっじょ!」

化け物の話にどろろはその少年に話を聞かせてくれるように頼む
「おいら達、ばけもんにはちっとばかし縁があんだ」

谷の上へと案内された二人は黒い雲に覆われる村を見た
「あれが化け物?」
「そうだ」

「姉ちゃんが言ってた、あいつは残され雲と呼ばれててな、昔っからあのあたりに現れちゃ、人を食っちまうんだってよ。だから、これ以上、人を食わねぇでくれってある時、バケモンに嫁をやったそうだ。そしたら、大人しく帰ってったんだってよ」

「それから、現れるたんびに嫁をやったそうだ。
 もし嫁をやらねぇと、怒って村ごと食っちまうんだ」
「ばけもんに人の嫁が欲しいのか? それも何人も…」

「姉ちゃんが全員食っちまっただろうって言ってた…」
「化け物の考えることはよくわかんねぇなぁ」

姉ちゃんを助けたい、姉ちゃんを食われたくない。
その少年の願いにどろろ
「そこでおいらたちの出番よ。
 兄貴はこれまでいろんなバケモンをやっつけてきたんだ。あんな雲、いちころだって!」
「ほんとか?」

「ただし、報酬は貰うけどな。ただ働きはしないんだ」
どろろがいうと、少年は何かを手渡す
それはたくさんの幼虫と……
「え?」
「うめぇぞ」

「こういうんじゃなくて、もっと金になりそうなもんだろ…」
と言いかけるが、その手の上にあったのはキラキラと光る石
「こりゃ、砂金だ!」

「川で拾ったんだ。そんな石いっぺぇあんぞ。ほしいだけやらぁ」
「ほんとか?」

「よぉし、取引成立だ。おいら、どろろ
「おらぁ、さるだ」

「さる?それが名前か? 変なの」
どろろもへんだ~」
さると名乗った少年に言われ、ぽこぽこと怒るどろろ
「へんじゃない、いい名前だろ!」


その後、さるの姉が生贄になる場所で見張りを気絶させるどろろとさる
姉ちゃんを助けに来たんだ、と言うが、姉は
「いけないよ、私は」

「なんでだ。村の為か?
 あんな奴ら、ほっとけ!自分らが助かる為に姉ちゃんを差し出してよぉ」
さるが言うが
「違うよ。あたしは自分から来たんだ。バケモンなんかに皆を食わせたくなくてねぇ」
そっとさるの頬に触れた
「お前だってそうさ」

「俺は姉ちゃんに死んでほしくねぇ…」
「いいから、お逃げ」

「まぁ待ちなって」
どろろと百鬼丸が登場する
「お姉さん、おいらたちがそのバケモンをやっつけてやるよ。
 そしたらするっと解決だ」

「あんた……やっつけるってどうやって…」
姉はそう呟く
「人を食うんなら、どっかに口とか腹があるはずさ。そこをぶった切るんだよ」

すると、百鬼丸が剣を抜く
「ほら兄貴も、まかせろって」
「ちげぇよ。あいつがきたんだ」
さるが否定する

すると、3人の周りに黒い雲が漂い始めた
気絶していた見張り役の村人が声を出してビビり出す

「馬鹿…そんな大声出してると…」
小声でどろろが言ってる間に村人が吸い込まれていく

バラバラになった村人が落ちてきた
その姿に息を呑むどろろたち

「兄貴!あそこだ!」
どろろが声を上げるが、百鬼丸は動かない
「兄貴、どうしたんだよ!」

「”百鬼丸の視界は一面炎に覆いつくされていた。周囲に満ちる雲もまた妖の一部だった。
 炎の壁に包まれた百鬼丸は何も見えないという状況を初めて知ったのだ”」

逆に見えないって事あるんだ…

百鬼丸が動けない状況に何も出来ないどろろ
その化け物はさるを襲おうとし、
それをかばった姉は化け物に喰われた

「ありゃ、百足だ。とんでもねぇでかさだ」
ようやく化け物の正体が大百足だという事が分かる

その大百足がこちらへと向かっていくのを確認すると
「兄貴、来るぞ!」
どろろが叫ぶ

が、百鬼丸にはどこにいるのか、見えない。

だが、その時、大百足の向かうさきに間欠泉が沸いた。
すると、大百足が逃げて行った
間欠泉が沸いたことで、雲が切れた事が原因らしい

花嫁衣装だけ残った状態にさるは…震えていた。
丁寧に服をたたむと、岩の洞窟らしき場所へと置く
「ここがさるの家か?」
「そうだ。おらぁ、一人で住んでる」
「一人?」

「姉ちゃんはおいらの姉ちゃんじゃねぇ。
 おらぁ、ずっと一人で生きてきたんだ」

「父ちゃんと母ちゃんはおらがちっせぇ頃に病で死んじまった…。でも平気だ。おいらには山があったから。
人は…嫌ぇだ。ここはおいらの山じゃなくなったって言って、おらを追い出すんだ」
…そっか。村人には嫌われてたのか…

ある時、さるが怪我をして、うずくまっていると一人の女性が現れる
「おらに近寄んな!」
そう言って威嚇するさる

「ケガしてるんだろ? 見せてごらん」
悪意のない言葉に素直に傷を見せる

手当をされた後ー
「あんたが山に住んでるって子かい?」
「おさるみたいな顔やねぇ、名前は?」

「名前?」
浮かない顔をするさる
「自分の名前、忘れちまったのかい?」

「さるだ。おらぁ、さるってんだ」
さるという自分の名を明かすと、フフフっと笑う女性”

「不思議だったぁ…。お姉ちゃんを見てるだけで、腹減ってるのにさみーのも気になんねぇ。おらに優しくしてくれたのは母ちゃんだけだ。
 だからもしかして、あの姉ちゃんはいつかどこかで、おらの母ちゃんだった人かと思った」
……だから、死んでほしくなかった…と

「おっかちゃん…か。…その」
どろろもどう声をかけるべきか、言葉に詰まる

「泣いている暇なんてねぇ。
 姉ちゃんの仇はおらがうたねぇと、そうだろ?」

力強い言葉に
「あぁ! おいらだって、一度受けた仕事は最後まできっちりやるつもりだ」

「一緒にあいつをやっつけんぞ!」
「あぁ!」

「ただ、な……」
どろろの視線の先には百鬼丸がいた
「理由はわかんねぇけど、あの雲の中じゃ満足に動けねぇ」

何故か百鬼丸は小石を石にぶつける行為を何度も繰り返していた。
最初は何してんだろうなぁ…?と思ってたけど、見終わって何をしていたのか気づいた。
音との距離を見ているのか…って

「おいらたちだけであいつをなんとかしなきゃ」
どろろはつぶやく

「あれ、あの雲前より大きくなってねぇか?」
大百足が放つ黒い雲
上空から皮のような灰が落ちてくる

「こりゃ奴の皮だ。まじぃぞ、百足ってのは脱皮すっと大っきくなんだ!」
さるはいう
「大きくって…あれよりもか?」
「なんでだよ!嫁をもらった大人しく帰るんだろ!?」

「昼間の事であいつが怒ってるのかもしんねぇ。
 どうするよ」
さるはいう

どろろはあることを思い出す。あの大百足が日を嫌がったことを
「あいつの弱点は日光だ。
 雲の切れ間に引きずり出せば、倒せるはずだ」
「それならおらにいい考えがあんぞ」

「やんぞ、さる。百足退治だ!」
「あぁ、姉ちゃんの弔い合戦だ」
二人は手をたたき合う

その日の夜―大百足との戦を控え、眠りつく中ー
さるはすすり泣いていた。
そんな声に反応して、百鬼丸が寝床をのぞく
そんな押し殺した泣く声に涙をこぼすどろろ

そして、決戦――
花嫁衣裳をきた者が山の上に座る
現れた大百足

花嫁衣裳を着ていたのはどろろで、花嫁衣裳を着ながら、
「やーい、こっちだ!こっち!」
誘き寄せる

「へっ、でかければいいってもんじゃねぇ。
 その百本足でおいらを捕まえて見ろ!」
どろろは走り出す

大百足の攻撃をよけながら、ある方向へと逃げる
「…そろそろだな」
そんなタイミングで花嫁衣裳が引っかかってしまう

なんとか花嫁衣裳を脱ぎ捨て、岩陰に隠れるどろろ
「あっぶねぇ……頼んだぞ、さる」

花嫁を探す大百足
「姉ちゃんの仇だ」
炎が宿る矢を硫黄が漂う源に放つと、
大きな爆発が起きた

あぁ、ここ火山のガスに引火したのか…

火だるまになる大百足
「あんだけの炎でも燃えないのかよ」
「あぁ、でも問題ねぇ」

爆発が起きた風で雲に切れ間ができ、日光が射す

しかし、それ大百足は雲を吐くことで防いでしまった
「ちきしょーこんだけやっても駄目なのかよ…」

炎で焼かれた大百足の皮も元に戻ってしまう
すると、誰かが大百足に石を投げる

それは”百鬼丸”だった

百鬼丸は弓矢を使い、矢を向け、大百足に当てるが、弾かれる
何発か当てると、
急に百鬼丸は刀を抜き、大百足に切りかかった
見事、大百足の片目に切り付け、攻撃を食らわせる

一瞬の事に二人は驚く
「兄貴が斬った!」
「何したんだ?今」

「”炎の壁で視界をふさがれた百鬼丸
 矢の当たる音で妖の位置を確かめていたのだ”」

それでも、簡単にはいかず、
大百足が動き出す音では全ては避けることが出来ず、百鬼丸は軽くふっ飛ばされる

「まじぃぞ!」
「わかった!音だ!」
どろろが叫ぶと、動き出す
「どうする気だ?」

どろろは縄を持ち、
崖から大百足に飛び降りると、自分と大百足を縄で結びつける
「兄貴、おいらの声がするところが百足の頭だ!」
どろろが叫ぶ

どろろを振り落とそうと、大百足が動き出した
どろろは結び付けた事で、頭に大百足の身体が当たり、気絶してしまう

百鬼丸”あぁー!”と声を上げると、向かってくる大百足
また吹っ飛ばされる

それでも百鬼丸は声を上げ続ける

「もしかして…あいつをよんでんのか」
さるがつぶやく
声上げ続ける百鬼丸と気絶しているどろろ

ようやく刀と大百足の歯がぶつかった
足で攻撃されつづけても、動かない百鬼丸

その声にどろろが目を覚ました
百鬼丸は服を大百足に喰われ、大百足とともに空中へ

「兄貴!ここだ!おいらの横がこいつの目だ!」
その声に導かれ、百鬼丸は片目を斬った
これで両目がつぶれた

すると、その痛みに黒い雲の中から飛び出す大百足
そこは日の光が当たる青空の下
「今度こそ終わりだ!」

大百足の尻尾が顔になっており、百鬼丸の方へ向かって来た
「尻尾にも頭があんのか!?」

どろろの前で百鬼丸は大百足に喰われてしまう
しかし、そこから刃を放ったようで、
そこから真っ二つに大百足が割かれるのだった

灰になった大百足は湖に落ちた。どろろたちもだ。
「大丈夫か!?」
「あぁ、この通り」
無事な事をどろろは姿で確認させる

その大百足の灰の中、誰かが浮いていた
さるが近づくと、それは姉だった
「姉ちゃん? 姉ちゃん!」

声を上げると、身じろぎして姉の目が開いた
「……さ、る…」
「そうだ。さるだ、生きててよかった……」

よかった…。まだ日が経ってなかったから、消化されてなかったのか。
それに丸ごと食われたし

すると、急に百鬼丸が両手で顔を覆う
「兄貴…?もしかして…」
ぽちゃんと落ちたのは義鼻
「兄貴の鼻が戻った!」

唐突に襲い掛かる硫黄の匂いに百鬼丸は顔をしかめる

場面が変わり、どろろは砂金の一粒、百鬼丸は一輪の花を持っていた
どろろが落ち込んでいる理由はその少し前にあった

報酬として渡されたのは硫黄の欠片
「なんだよ、これ…」
「この辺に良く落ちてんだぁ」

「おいらが欲しいのは砂金だって!あの金ぴかの石!」
「あれはあれだけだ。同じようなもんだろ?」
さるはいう
さるには砂金の価値もよくわかってなさそうだしなぁ…

「そんなぁ…」
落ち込むどろろ

「あんたたちのおかげで、死なずに済んだよ。えっと……」
姉ちゃんがそうお礼が言う
どろろ

「ありがとう、どろろさん」
一輪の花を手渡される、その花を見て、どろろの落ち込んでいた顔がやわらぐ
「あんたら、これからどうすんの?」

「村で一緒に暮らそうかって、私も一人だから」
「へぇ、よかったな、さる」
「あぁ」
そう言って笑うさる

「そうだ、名前。新しく考えないと」
姉ちゃんがいう
「さるでいいよ」
「ダメ。名前は大事なんだから」

「なんだかほんとの姉ちゃんみてぇだなぁ…」
さるの言葉に笑う姉ちゃん
「フフフ」
二人で笑いあう

場面は百鬼丸どろろが歩いているシーンへ戻る
「まぁいっか」
二人の笑みが追加報酬は深くは言えなかったどろろ

百鬼丸は姉ちゃんからもらった一輪の花の匂いを嗅いでいた
「ど、ろ、ろ」
声をあげて、どろろに渡した
あ……名前呼んだ

「これはな、匂いってんだ。……ん?」
そう言って、どろろははたと気づく
「今、おいらのこと、どろろって……」

「初めてだ、名前呼ばれたの」
そう言って、感動する

「兄貴、待ってくれよ!
 おいらの名前、いい名前だろ!?」
駆け寄るどろろだった

今回も良い終わり方で良かった…

ここまで読んでくれてありがとうございました!
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