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実の息子を愛せぬ母と雷を呼ぶ木でカミナリを待つ息子。第18話「雷の袂」 感想 蟲師 続章

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此花(このはな)です。

今回は、蟲師 続章の第18話「雷の袂」の感想を書いていきたいと思います。

18話は蟲のお話だったんですが、母と子のお話でもありました。
なんというか、複雑な関係で最後はこれでよかったのかなって。

さて、本編の内容に行きましょうか!



「雷が鳴っている。あの光を見ると、心が騒ぐ。
 おいで、こっちへおいで」
一人の少年が外を見上げていた。

木に縛り付け、泣く息子の声を聞かぬように耳をふさぐ母。
雷が鳴る中、息子がいた木に雷が落ちた。

旅の途中で雷の落ちた木を見かけるギンコ。
周りの森を見回す中で、その木よりも高い木があるのにかかわらず、
その木だけに落ちたような跡に疑問を感じるギンコだった。

ギンコはその木がある屋敷を訪ねた。
対応した奥さんは、ギンコの庭の木を見せてほしいという要望に
夫に聞いてくるといって、中に入っていった。

夫は快く庭の木をみせてくれた。
ギンコの予想と違って、その木には蟲も何もいなかった。

そこで、ギンコは
「雷に打たれたことがある者はいませんか?」
そう二人に聞くと、少し複雑そうにした。

つれてこられたのはその夫婦の息子・れきだった。
ギンコはそのれきに腹を見せるようにと言い、診察をする。
ギンコが触ると、バチッと電気が走る。

ギンコはれきに雷が近づくと、腹のあたりが熱くなるならんか?とそう聞いた。
すると、それに無言でうなづくれき。
両親にれきが雷に打たれた回数を聞くと、れきは計4回打たれたことがあるという。
その話によく無事でしたな、と驚くギンコ。

れきに憑いているのは「しょうらいじ」という蟲。
本来、上空を漂い、雷を食って生きているもので、落雷の拍子に幼生が地表に落ちてくることがある。そうなると、自ら上空に戻ることが出来ず、近くの木のくぼみや人がいた場合、へそから体内に入り、身を隠す。そして、体内から放電して、雷を呼び、宿主に落とし、それを食って羽化するときをまつ。

しょうらいじが雷を食う為、即死することが少ない。
だが、何度も打たれているといずれ命を落とすという。
洞でもあればいいんですがね、とギンコが言うと、夫は地下の壕(ごう)に居ろというのだが、
言うことを聞いてくれないという。

ギンコによると、蟲を外へ出す術はあり、れきのへその緒で煎じ薬を作ればいいというが、
母・しのは「へその緒」をどこにおいたのか、分からないと言った。
その言葉に夫はれきの命がかかっているのにもかかわらず、どこか他人事のような母・しのに怒る。

母・しのは素直に探しに行こうとするが、
れきが「おれ、いいよ。このままでいい」と止めようとした。
夫はれきに部屋に戻るように言い、ギンコと二人きりになる。

夫も部屋から立ち去ろうとするが、ギンコは立ち入ったことですが、と前置きをおいて言った。
母・しのと息子・れきは実の子なのか?と。
夫はしのとれきは実の親子だとそう言った。

一方、母・しのは、へその緒を探していた。
箪笥を開け、探していると、鶴の着物を見つける。
しのは結婚前のことを思い出す。

しのと今の夫は望まぬ縁談で嫁いだ夫だった。
しのは他に嫁ぎたい人がいたのにもかかわらず、嫁がされてしまった。

そして、れきをお腹の中に宿した時、しのはお腹の子と共に水に入り、死のうとする。
慌てて止めに来た夫にしのは―
「生みたくない。あたしはきっとこの子を愛せない」
そう言った。

初めてれきが雷に打たれた日。
木に縛り付けられ、必死に母を呼ぶれきの叫び声に耳をふさぐしの。
雷が落ちた音を聞いて、しのは驚いた。

少し時が経ち、れきは雷を呼ぶ木の上にいた。
中に入るようにいう、しのだが、れきは無言のまま。
その木に雷が落ちた瞬間、しのを見つめるれきの表情が忘れられなかった。

ギンコはあの木の上にいるれきに声をかける。
「なに見てんだ?」
という問いにれきは雲を見ているのだという。

雷雲はわきそうか?とギンコの質問にれきは首を振った。
真っ青な晴天に雷雲なんてなかったためだ。
「おまえさん、そうやっていつも雷雲探してんのか?」
「うん」

「なんで雷から逃げようとしない? 怖くはないのか?」
「怖いよ。でも、好きだ。凄く強くて、すごくきれいだ。父さんも母さんも俺を真っ直ぐ見てくれない。
 雷は真っ直ぐ俺を向かってくる」

「このままじゃ、いつ命を落とすか分からんぞ」
ギンコはれきに忠告するように言った。
「かまうもんか。 元々うまれてこなきゃよかったんだ」
そう言い、その木を降りてどこかに行ってしまったれきを見つめるギンコ。

屋敷に戻ってギンコは、母・しのに声をかける。
へその緒を見つかったかどうか、聞くと見つからなかったという母・しの。
他の手はないこともないが、れきは協力してくれないだろう。

すると、しのが言った。
「あの子は怒っているんです。こんな母を。だから目の前に雷を落として、母を罰しているんですよ。
それも同然だわ。実の母子だというのに、愛情の一つ受けられなくて。
 でも…どうすれば愛せるのか…分からない」

母と子、それらの話を聞いて、悩むギンコ。
母を罰してるんです、と言った母。
本当にそうなんだろうか?あいつはそのためにあの木の上で、雷を呼んでいるんだろうか?

屋敷のそばの草原に座っていると、村人たちが声をかける。
ギンコにそばに雷を呼ぶ木があるから、そこにいない方がいいと忠告した。

晴れてるからいいだろうというギンコに、雲が出てきたから用心したほうがいい、
そう言って村人は田んぼから帰っていった。
ギンコは屋敷から離れ、遠くの方から雷を呼ぶ木を見る。
「これは…」

屋敷戻ってきたギンコは、母・しのに聞いた。
「あいつがなぜ、あの木の上で雷を待つのか、
 本人に聞いたことがおいでで?」

ギンコの質問に母・しのは
聞かずとも分かりますからとそう返した。

「こうは考えられませんかね。あの木は自分以外の者を落雷に巻き込む確率が一番低い場所なんだ。
 家屋から離れていて、雷の被害が及ぶことがない。それでいて、この距離なら雷に気付いて、
 すぐ駆けつけることが出来る。そして、村の者の雷が鳴れば、あの木には近づかない。

 あんたはそんなふうに考えた事はなかったのか?」
そのギンコの言葉にひどく驚いた様子の母・しの。
この村に雨が降ってきた。れきはまだ戻って来ていない。

母・しのにれきの居場所に心当たりがないか聞くギンコ。
しのは首を振る。
ぎんこに邪魔されないように、どこか違う場所に向かった可能性が高いと言うギンコ。

「雷の呼びやすい場所はないか? 広くてだだっ広い所とか」
すると、母・しのから、村のはずれに原があると教えてくれる。
「行こう。やめさせねぇと」

ギンコは母・しのも来るように言った。
だが、母・しのはれきが自分の言うことをなんて…と戸惑った。
「あんたじゃなければ、やめさせられない。あんたじゃダメなんだ」
ギンコの言葉にしのは、れきがいる場所へと一緒に向かった。

戻りなさいというしのに、れきはどうして…と返す。
「死んでしまうかもしれないのよ」
しのが言うが、れきはかまわないよ、と利かない。

れきの言葉に目線を下げてしまうしの。
「おい!もっとしっかり言ってやれ! 
 おまえに生きてほしいんだって言ってやれ!」
そう叫ぶギンコ。

しのはなんとかそう言おうとするが、声に出せない。
ぽつりとしのの瞳から涙が零れ落ちた。
「思えない…。どうしてもそんなふうに思えない…」

一歩、一歩、れきの元へ近づくしの。
ゆっくりとれきを抱きしめ、こう言った
「一緒に死のうか? 今度はきっとちゃんと子供を愛せる
 母親に生まれてきてあげるから」

雷が鳴る音がする。
その瞬間、れきは母親を押し、離れて行ってしまった。
そして、れきに雷が落ちる。

「あんたを護ったんだよ」
「えぇ」
「それでもまだ…」

ギンコがそう聞くと、しのは―
「わからない…」
そうつぶやいた。

れきが目を覚ました。
すると、れきの腹から「しょうらいじ」が抜け出した。

その後、息子は親戚の家に預けられることになったという。
この親子には、それが生きる道なのかもしれない。

一人、れきは母からもらった「へその緒」を見ていた。



これはハッピーエンドなんでしょうか…。
「しょうらいじ」は抜けたけれど、親子のわだまかりは解けていない。
それでも、離れることを選んだことが選択なんですかね。

結局、へその緒はみつかったみたいですし。
母・しのも、どうしてもれきを愛する事が出来なかったけれど、
その愛する事が出来ないことに苦しんでいた。

はっきりと断言できないことが現実なんですよね。
どっちもどうすればいいか分からなかった。

れきが愛せない母を嫌いではないことの証明があの雷から守った事。
それを受けて、しのは心境の変化があったのか、れきと離れることを選んだんですよね。
れきのへその緒を渡して。

最後にへその緒を見るシーンがあったということは何かしら、
しのの心境に変化があったんでしょうか。
この親子の関係がどうなっていくのか? 続きが知りたい話です。

声優さん情報を載せときます。
レキ:山田瑛瑠
しの:小橋めぐみ

2人とも声優さんというより、俳優さんって感じの経歴でした。
レキの声優は子役さんでしたし。

次回も楽しみです。

ここまで読んでくれてありがとうございました。
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