カノがアヤノに化けた理由と目を冴える蛇がカノに死体のフリをさせた理由　　第5巻　考察（ネタバレ注意）

こんにちは　此花(このはな)です。

今回は、カノがなぜアヤノに化けていたのか？と
目を冴える蛇がカノに死体のフリをさせたのか？
という疑問、２つの考察を書きたいと思います。

まず最初に、カノがなぜアヤノに化けていたのか？から行きましょう！

簡潔に言えば、その答えは、アヤノ本人が言っています。

アヤノがカノを公園に呼び出したときのシーンのセリフ。
「姉ちゃんの先輩達って……あの人達？」
「そう、修哉も学校で会ったでしょ？　貴音さんと遥さん。…あの蛇、貴音さん達に、向こうにいる残りの蛇を取り憑かせようとしてる。多分、あの世界に飲み込まさせるんだと思う」

「それって人を殺すってこと！？……い、いくらなんでもそんなことしたら警察とか黙ってないって！」
「修哉が学校行ってくれてる間、ずっと調べてたの。あの蛇、お父さんの身体で、もう沢山悪いことしてるみたい。……すごい額のお金も持ってるの。病院も、学校も、警察も……もっともっと大きいところの悪い人も、きっとあの蛇に協力してる……」

「そ、そんな……」
「ねぇ、修哉。私、あの蛇と話してみようと思うんだ。もう、それしかないと思って……」

「は！？　そんな、話なんか出来っこないって!簡単に人を殺そうとするようなやつなんだよ！？　まともに会話すらしてくれるか……！」
「そうかなぁ？　でもほら、私馬鹿だから、逆に拍子抜けしておしゃべりしてくれるかもよ？」
「ふざけないでよッ！　姉ちゃんまでいなくなったら、僕らは……」

「なに言ってるの。もちろん、私も皆とず〜っと一緒にいるつもりだよ？　だから泣かないで？」
「嫌だ……そんなの嫌だよ……姉ちゃんの居ない世界なんてそんなの……！」

「大丈夫だって。修哉、忘れたの？お姉ちゃん『メカクシ団』団長なんだよ？あんなやつの一匹や二匹へっちゃらだもん！　だからね、修哉……」
「世界を嫌いにならないで？　きっと、皆で幸せになれるから」

ここのセリフの中で、アヤノは、「修哉が学校に行っている間に調べたの」、と言ってます
つまり、アヤノのために、カノはアヤノに化けていたことになります。

カノ、キド、セトの3人は、学校には行ってません。

詳しく言うなら、学校に通っていたことはありますが、なじめず辞めてしまったと小説に書かれています。
そのことに関して、父さんと母さんに申し訳なくて、悔しくて泣いてしまったとも書かれています。

なので、カノがアヤノに化けて　学校に行くことは可能です。

本当に、この会話からわかるのは、アヤノの一家は本当の家族だったんだなぁと、
カノにとって　みんなは家族だと思っているということですね。

私にとっては、アヤノの家族に引き取られて本当によかったんだなぁと思う瞬間でもありましたよ。

さて次へ行きましょう！
なぜ目を冴える蛇は、カノに死体のフリをさせたのか？

まずそれを説明するには、「カゲロウデイズ」の世界に入ったらどうなるか？というのを説明しなければなりません