「ずっと愛してる。ずっと祈ってる。お前達が幸せになれることを」第10話「空想フォレスト」 感想 メカクシティアクターズ
こんにちは 此花(このはな)です
メカクシティアクターズ(カゲロウプロジェクト)を知らない方はこちら
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今回はメカクシティアクターズの第10話「空想フォレスト」の感想を書いていきたいと思います
第10話は、アザミとシオン、ツキヒコの話が、原作で書かれなかった話が描かれていたお話でした。
アザミはただ、幸せな暮らしをしたかっただけなのに、いつの時代も人と違うものは、攻撃されるんですね
さて本編に行きましょう!
時間軸は、前回のCパートの続きからです。
ツキヒコが祝言をしたいと、村に戻ったが戻らないところからです。
「遅い! いつまで待たせるのだ! あいつは何がどうやったら、これほど時間がかかる!!」
アザミは怒る。
「お母さん、落ち着いて!」
シオンがアザミをいさめようとする。
これは原作4巻のアザミとツキヒコの馴れ初めを知ってると、ただアザミがツキヒコを心配してるだけだっていうことなんですよねぇ。アザミは素直じゃないから、めっちゃ可愛いんですよ。いわゆるツンデレってやつです。
原作版ではどんなことがあったのか、とか書こうかな……。
「あいつが出てってからどれだけたった!!三日だ! あきれて物言えん!
どれだけとろいのだ!あいつは……」
「だいだいあいつは村の連中にも、腫れ物扱いされていたはずだろう!
のろのろしていて、何かあっては……」
ツキヒコはね、アザミと同じように一人ぼっちだったんです。確か、髪の色が他の人と違うことから、差別されてたみたいです。兵を集めるために、村を出たものの、拒否され、そんな時にアザミに出会ったんだっけなぁ。
「まぁまぁ、お母さんが着る花嫁衣装だったっけ?それ探すのに時間かかってるんじゃないかな?」
「そ、そうか……それなら仕方ないか…」
自分の娘に丸め込まれるのか(笑)アザミは。
「しかし!それにしたって遅すぎだ!時間無駄に出来るほど、あいつは寿命も長くないだろう!」
アザミ……。
「でもほら!お父さん、一緒に来るって!ずっと一緒にいるって言ってくれたじゃない?」
本当はシオン達も、永遠に終わらない世界に行くつもりだったってことだよね。
「お母さんは幸せじゃないの?」
シオン、それって愚問じゃ?
「幸せに決まってるだろうが!!」
うふふ、いいなこの言葉。アザミは本当にツキヒコのことが好きなんだなぁ。
「ならもうちょっと待ってあげよう?」
「あぁ」
シオンの言葉にアザミはうなづく。
「それにしても、ずっと終わらない世界かぁ。そこに行ったら、どんな感じなのかな? ねぇ、お母さん」
うーん、表現されてないからよく分かんないよね。でも、あまりオススメできない気がする。
「さぁな」
なんで神妙な顔で言うのかな……。不安になるよ。アザミ
場面が代わり、アザミの家の前。
「こんな所に家があったとは……この距離で何故今まで誰も気づかなかった」
おお?来たか、村人さん。気づかなかったのは、目を隠すの力だけど、目を奪うも入っているか。注目する所が分かるし。
「あぁ、ツキヒコをさらった化けもんの妖術だ。しかし、ツキヒコのやつ、そんな化けもんを自分の嫁だって言ってたな……」
「化けもんがツキヒコの嫁!?なわけあるか!あんなもん、化けもんの妖術で操られてるに決まってるだろうが!」
ツキヒコの言うことを信用しろよ!同じ自分の村の人なのに。
「ツキヒコを操って、いずれは村を襲おうとしてたってわけか。そうなったら始末に負えん。よし!おめぇら、早いうちにやっちまうぞ!」
はぁ!? 都合のいい解釈をするな!アザミのことを知ろうともしてないくせに!ツキヒコは全然関係なく、アザミを知ろうとしてたのに…。なんでだよ
「本当にいいんだろうか?」
!?止めようとする人、いた。そうだよね、いるよね普通。
というか、声がセトの声にそっくり。
「何くずくずしてるんだ?いくぞ」
「あ、あぁ」
その言葉を聞いてなかったか、はぁ。
場面が変わり、アザミの家。
「あっ」
「どうしたの?」
シオンが不思議そうにアザミに聞く。
「いや……今足音がしたような……」
気づいたか?アザミ。
「お父さん、帰ってきた!?」
嬉しそうに言うシオン
アザミは立ち上がり、ドアの方に向かう。
「ツキヒコか?」
アザミが外に声をかける
「シオン!!」
アザミが何かに気づき、シオンに大声で叫ぶ。
驚くシオン。
その瞬間!!
アザミの身体が、銃によって撃たれる。倒れるアザミ。
「やったか!?」
「あぁ……思いっきりぶち込んでやった!!」
そんなので、アザミは死なない。不老不死の身体と能力で持っているアザミだもの。
「お母さん!!お母さん!!」
シオンは泣き叫ぶ。
「おい!こいつ、化けもんの娘か!?」
「間違いねぇ!おい!こいつもやっちまうぞ!」
「お、おい……こいつまだ小せえじゃねぇか……幾ら何でも……」
「何くずぐすしてんだ!もういい!俺が……」
シオンを殺そうとしたその瞬間……
アザミの目が開き
「目を隠す」
シオンの姿が消える。
「なんだ!?消えちまったぞ!」
「まさか、妖術!?」
あなた達の責任です。シオンを殺そうとするから。
「目を醒ます」
アザミの身体を作り直す。
「何なんだこいつ!? ひくぞ!!」
村人達は、アザミの部屋から出ようとする。
「目を欺く(あざむく)」
アザミの姿を大きな蛇の姿に変える。
「目を奪う」
村人の目を蛇の目に集める。
「目を合わせる」
集めた目を使って、村人を石にする。
逃げていたもう一人の村人を見つけ、
「隠れても無駄だ。地の果てまで逃げようが、貴様らの居場所などすぐに分かる。」
アザミはそう言う。
「ツキヒコはどうした?言え!!」
もう一人の村人は、セトそっくりというか、まんまじゃん。何かの暗示かな?
「語らぬと言うのなら、読み取るまでだ。目を盗む」
村人の過去を読み取る。
「ほら、おまえを操ってる化けもんの居場所を教えろ!さもねぇと……」
「俺たちだって…お前をなぐりたくはねぇんだ!得体のしれねぇもんをほっとくわけにもいかねぇ!」
「アザミ……。アザミは僕の嫁だ。手を出すな!」
ツキヒコ…。本当にアザミのことが好きなんだね。
「おい! なんだってあの化けもんを庇うんだ!おめぇは人間だろうが!」
ツキヒコも差別してたくせに、何を言うんだおまえは!
「これ以上反抗するっていうなら、容赦しねぇぞ!」
「庇っているわけじゃない。全部話したじゃないか!
僕は…彼女と家族と…ずっと一緒にいたいんだ!だから…」
「て、てめぇ…・・」
すると、誰かが入ってきて、ある情報を伝える。
「目印みたいなやつが森の奥の方に続いているらしい」
あ、やばい…。それでみつかったのか。
「本当か!」
「あぁ、ツキヒコのやつ、戻る時のために準備をしておいたんだろう。
すぐ化けもん退治の準備を…」
その言葉にツキヒコは叫ぶ。
「いいかげん、目を覚ませ!そいつを退治すりゃ…お前の目も覚めるんだ!」
「おい!準備しろ!」
準備を始める村人たち。
「やめてくれ……」
ツキヒコがそうつぶやく。
こんなことがあったのか。原作の小説にも載っていないことだから、すごく心に来る。
文章だけじゃ伝わらないものもあるよね。
「一体、俺に何を…?」
過去を盗み見られた村人は、何がなんだか分からない。
「消えろ……」
アザミは村人にそう告げる。
「え…?」
「ここから消えろ。そして二度とここに寄こすんじゃない。分かったな?」
「とっと消えろ!」
アザミの言葉に、村人は一目散に逃げ出す。
「ツキヒコ……」
アザミはそうつぶやく。
そして、ツキヒコの思い出がよみがえる。
ツキヒコと初めて会った時、アザミはすぐその場から離れるように告げた。しかし、ツキヒコが動かず、何か手伝えることはないか?と聞かれてしまい、しょうがなく無理であろうアザミの家を造れ!と言う命令を下したのだった。その中で、アザミはツキヒコがいない時の寂しさに気付いていく。
原作だとアザミって、すぐ「馬鹿者!」って怒るけど、いわゆるツキヒコさんを心配してたという愛情の裏返しだった。
アザミの家はツキヒコが作ったんですよね。あんなものよく作ったなぁ。
「お母さん!!」
シオンが叫ぶ。
「シオン……来るな!!」
「もう私に近づくな…。
これ以上私のせいで、お前達を傷つけたくはない」
アザミ…そんなこと言わないでよ。
「お母さん……?」
シオンはどうしてそんなことを言うのか、分からない表情でつぶやく。
「愚かだったのだ。世の理から目を背け、あまつさえお前達を巻き込もうとするなど・・・。どこかで気づいていたのだ…。
私がいるからダメなのだと…。私がいなければ…お前達はこのまま…この世界で幸せになれるのだ。私が幸せを望まなければ…。」
「少し……夢を見たかっただけなのだ。いつまでも家族と暮らせるという幻像を…。愛しかったのだ!お前達がたまらなく!」
アザミ…。
「お母さん!ダメぇ!」
シオンがアザミを止めようと叫ぶ!
しかし、アザミはシオンへの最後の言葉を告げる
「シオン……おまえは化け物なんかじゃない!絶対にこんな力なんか使うな!私がこんなことを言う資格はないが、一人の人間として、父さんと幸せになるのだ!それが私の…幸せだ」
辛すぎるよ!アザミ!
「いやだ! 行かないで!お母さん!」
シオンが叫ぶ
「ごめん……。ごめん……。ごめん…。ごめん」
シオンに謝るように言うアザミ
「ずっと愛してる。ずっと祈ってる。お前が幸せになれることを…ずっと…」
アザミの家へと走るツキヒコ。
しかし……
すぐ先で、光るようなものが見えた。
CDの資料を見て、知ってはいたけど、悲しすぎるよ!
アザミ……どうして。
時が過ぎ、シオンが結婚をして、子供を産む。
おそるおそるシオンの娘・茉莉(まり)が外に出ようとする。
一応、マリーにも名字があって、小桜(こざくら)と言います。シオンの字は紫苑(しおん)と書きます。
「こら! ダメでしょ!茉莉(まり)。また勝手にお外に出ようとして!」
シオンが怒るのだが、マリーは不満そうで
「だって……お外は楽しそうなんだもん」
頬を膨らませ、抗議をするマリー
可愛い!小さい頃のマリー
「ほら!そんなこと言わないで!ご本読んであげるから、ダメ?」
シオンは本を取り出して、そう言う。
「ううん!ダメじゃない!」
そうマリーが笑っていう。
「よかった……。じゃ、こっちで一緒に読もうね!」
「はーい」
シオンはハンモックを出して、マリーを呼ぶ。
「じゃあ、このお話にしましょうか」
「うん!」
ここからシオンの語りが始まります。
「あの日から、私たちを残してお母さんがいなくなってから、どれだけの時間が過ぎただろう…。お父さんが死んだ時も、茉莉(まり)が生まれた時も、お母さんが戻ってくることはなかった。」
「お母さんは、今でもあの終わらない世界という場所で、一人で過ごしているのだろうか。」
「これは私のわがまま。帰ってくるか分からないお母さんを待ち続けるのは私だけでいい。
マリーがもう少し大きくなったら、外の世界を見せてあげよう。きっとこの子を向かい入れてくれる。お母さんがそう言ってくれたように。今は茉莉(まり)との幸せが、私にとっての幸せだ」
シオンはずっとアザミを待つ、つもりだったんだね。一人娘の茉莉(まり)とのささやかな幸せがシオンにとっての幸せ。
メデューサの血が入ってるから、長生きなんだよね。もう茉莉(まり)の父親は死んでしまった。一応、父親は人間です。
この色の日記。
あのOPのマリーが持っていた日記は、アザミの日記じゃなくて、シオンの日記だったのかな。
確かにそうじゃないと、つじつま合わないよな……。
「いけない!いつの間に眠っちゃったのかしら…。」
日記を書いている間に寝てしまったシオン。
「茉莉(まり)? 茉莉(まり)!!」
マリーがいないことに気付くシオン。
家のドアが開いている。
まさか、外に!?とシオンは走り出す。
「マリー!!マリーいたら返事をして!!」
「お母さん! お母さん!」
マリーの声が聞こえる。
「なんだ? おい、化け物って一匹じゃなかったか?」
「そんな昔話、いつまでも当てにしてんじゃねぇよ!
ま、そのおかげで面白いもん見つけられたわけだけどな」
「見ろよ!この髪!見せもんにしたら、そうとう稼げるぜ!」
「痛い!やめて!」
マリーが叫ぶ。
なるほど、そういうことか。マリーを誘拐しようとしたのは、見せもんにする気だったってことか。
ふーん、現代からおよそ100年程前だから、そういうやつもいるか。
「あなたたち、その子を離しなさい!!」
シオンが叫ぶ。
「あぁ!? 化けもんがいっちょまえに何言ってんだよ!」
捕まっていたマリーが泣き出す。
「騒ぐんじゃねぇよ。化け物!」
シオンの目が赤く染まる。
「お、おい! あいつも捕まえちまうか?おい!聞いて…」
「な、なんだ?」
隣にいた村人に聞こうとすると、何も答えない。
隣の村人は、
シオンの「目を合わせる」で石になり、崩れ落ちていく。
しかし、アザミの血をひいているシオンでも、半分は人間。
能力に身体が耐えられず、血を吐くシオン。
シオンはマリーに歩みより、マリーの手をつかむ
「お母さん?」
マリーが言う。
「この化け物が!!」
残っていた村人が、木の棒でマリーを殴ろうとする。
しかし、もうシオンには力が残っていなかった。
「(ごめんね…お母さん。私たち……幸せになんてなれなかった。)」
切ない。どうしてアザミの一族ばかり…。
場面が変わり、「カゲロウデイズ」の世界。
「まさか、彼女らをここに引きずり込むとは、あなたも人が悪い。」
一匹の蛇、いや目が冴える蛇が言う。
アザミは、シオンとマリーが死ぬのを見てられず、
自分がいる「カゲロウデイズ」に引き込んだ。
「この永久に終わらない世界の苦しみは
あなたが一番よく知っているのではないですか?」
そう目が冴える蛇がなんだか嬉しそうに言う。
「黙れ!」
蛇の大群の中でアザミは吐き捨てるように言う。
「いやいや黙りませんとも!利己的で安直な欲望に従い、
この世界を創ったのはあなたではありませんか!」
「そもそもあなたの願いは愛する家族をここに連れ込むことだったはずだ。いやいやよかったじゃあ、ありませんか!お子さんに加えて、お孫さんまで一緒に。ようやく願いが叶いましたねぇ?」
にやにやしたような声で言う、目が冴える蛇。
「黙れと言っている!!」
アザミはまた吐き捨てるように言う。
「すばらしい!!実に愚かだ!そう…そうでなくては!!
そのエゴこそ、私たちにとって何よりの喜びなのだから!」
本当に狂ってるように聞こえる。というか、声優さんがうまいんだよね。
「シオン…・・。全て…私のせいだ。私の…」
アザミは目に涙を溜めながら言う。
「その表情……すばらしい!!
えぇえぇ、そうですとも!このような悲劇をまねいたのは全てあなたが原因だぁ!」
そう嘲笑ったように、目が冴える蛇にアザミは行動を起こす。
「せめて……あの子だけは…」
アザミの「目を合体させる蛇」をマリーへと渡す。
そうすれば、現実世界へ生きて戻ることができる。
「ほほぉう。自ら女王の蛇を手放しますか?」
女王の蛇(目を合体させる蛇)のこと。
「あれが宿れば、
確かにあの子の命の代わりにはなるでしょう。」
「しかし……これでもうこの世界を抑えるものがいなくなったわけだ」
世界を抑えるもの。アザミのことか。
つまり、目を冴える蛇は 能力の蛇を使って何かをしたかったわけか。
だが、アザミが女王だから、出来なかった。
しかし、その女王の証である「目を合体させる蛇」をマリーに渡してしまったことで、蛇は自由になる。
「あぁ……
あなたに宿った蛇達が女王をなくして、怒り狂っているではありませんか!」
うーむ、アザミに巻きついている蛇が能力の蛇だとして、女王だったのになんで絡み付いていたんだ?
この時点で締めつけるのは分かるけど。
「シオン…」
マリーが助かっても、シオンは助からないもんね。
この世界に永遠にいることになる。
「ご安心ください。少なくとも寂しい思いはしないでしょう。あなたがこの世界にくだした8月15日という日に死んだものを引き込めという指示はもう止めることが出来ないのだから……」
そうだね。マリーとシオンが死んだ日、8月15日に死んだ者を引き込めというものは、ここで出来た。
目の能力を持つ者は、共通して8月15日に一度死んでいる。
アザミの誕生日が8月15日だってことも皮肉だよね。
なんで100年前なのに、最近になって能力者が出てきたかというと、
目の能力の蛇に適合するものがいなかったからである。
「誰か……」
誰かに助けを求めるようにアザミはつぶやく
「さようなら、わが主よ」
目が冴える蛇がそう言い、どこかへ行ってしまう。
およそ100年の年月がたち、現代の森。
「どうしよう…。家出なんかしなきゃよかった。だいたい修哉(しゅうや)が悪いんだ!
修哉(しゅうや)がいじわるなことするから!」
小さな頃のセトか。修哉(しゅうや)ってカノがいじわるなことしたの?へぇ、知らなかった。
セトは放浪癖があるからなぁ。放浪癖と言うより、家出をするってことだもんね。
たぶん、マリーの家ってかなり遠くて、2時間くらいかかるって書いてあった気がする。
「わぁ!!」
うさぎが現れる。驚くセト。
「また勝手に!」
あぁ、勝手に能力発動しちゃったのか。
この頃のセトは力をコントロール出来てないもんね。
「そっか……。君、家族と離れちゃったんだね。
僕も一緒かもしれない。真っ赤な目も一緒だし」
セト……。動物の心を読めるのはちょっと便利だよね。
「よかったね。もうはぐれちゃダメだよ!」
セトは、ウサギを家族のもとへと返した。
「(誰か……来て!)」
セトの能力で、女の子の声が聞こえた。
「今の!女の子?」
「(ずっと一人ぼっちなの…。寂しい。一人は寂しいよ…。誰か)」
助けを求めるような声にセトはその声の元へと向かう。
すると、声の元へといくと、女の子がいた。
鳥と遊んでいる小さな女の子。
女の子がセトに気づき、家の中に落ちてしまう。
「大丈夫!?」
驚いたセトがそう聞くが、女の子は慌てたように言う。
「こ、来ないで! 近づいたらダメ!!
目を見たら石になっちゃうから!!」
「石に……?」
セトが不思議そうに言うと、女の子は
「だから……私…一人じゃないとダメなの!!
だから帰って!!」
女の子の言葉と正反対に心の声は助けを求めていて……。
「(助けて…・)」
「僕を呼んだのは君だよね…」
セトは走り出す!
ここから歌が始まる。
10話視聴して下さった方、ありがとうございます。挿入歌「空想フォレスト」を歌唱してくれたのは、ヨシダタクミ(phatmans after school)くんでした!
— じん (@jin_jin_suruyo) 2014, 6月 14
ヨシダタクミという人か。
分からんなぁ。
セトは女の子の所までたどり着く。
「あっダメ!!」
あわてて目を隠そうとする女の子。
「大丈夫!!僕も君も一緒なんだ!
ずっと他の人が怖くてしょうがなくて…でも!怯えなくても大丈夫だよ?」
セトはそう叫ぶ。
女の子(マリー)が言う「石になる」と言う意味は、目を見ると、メデューサの力みたいに本当に石になってしまうというもの。セトの「石になる」という意味は、さっきのと違って、人に会うのが怖くて石になるというものです。つまり、セトは勘違いをしました。それでも、マリーにとっては「助け」だったんでしょうね。
「だ、だから…その…お友達に…」
セトが可愛いです。元々かなりの人見知りだしね。
かなり勇気を出したと思うよ?
「え、えっと……その」
言い淀むセト。
渡したのは、音楽を聞くやつかな?
「それ何?」
不思議そうにマリーが聞く
あ、そっか。マリーは外の機器とか知らないんだっけ?
それをマリーの耳につけ、音楽を聞かせるセト。
ここからセトとマリーの交流が始まるのだった。
あれ?セトのパーカーを渡すシーンがなくて、
そのパーカーを刺繍しているマリーのシーンがある。
マリーが来ている白いパーカーは、元々セトが渡したものだしね。
そうそう二人の墓があると言うことは、マリーはシオンが死んだことを知っているってことなのか?
いや……アザミとツキヒコの墓なのかもしれない。
マリーがよく読んでいた青い日記がシオンの日記だとしたら、アザミとツキヒコの死を知っているはずだ。
ただ・・・マリーの父親が一切出てこない。
シオンの曲の「群青レイン」では、ちゃんとシオンも恋をしたって書いてあるから、いることは確かなんだけど。
場面が変わり、第8話の現代へ
あれ? 写真が倒れてる。
しかもシンタローいない。どこ行った?
この青い日記は、シオンの日記なのか。
同じ色の日記だ。
「あれ?寝ちゃってたんだ…。
ん? あれ?あの子どこ行っちゃったんだろう?」
マリーが起き、キョロキョロと辺りを見回す。
「みんな酷いよ!私だけおいてどっか行っちゃうんなんて……」
マリーは一人取り残され、ふくれっ面。
外に出てみると、
「人が寝てる!?」
マリーがコノハを見つける。
ここでコノハと出会うの!?
よく分からん展開だなぁ。
ここで、動画の方の「オツキミリサイタル」の展開で、出てない人がどんなことをしてるのか、分かるのだろうか。
「大丈夫? 風邪ひいちゃうよ?」
マリーがコノハの頬をつんつんとつく。
すると、コノハが起きて
「のど渇いた……」
マリーは、コノハをアジトの中に入れる。
そして、飲み物を出す。
「はい、どうぞ」
「ありがとう」
「熱くないの?」
マリーがそう聞くと、コノハは
「え?うん。熱くない。」
なぜそれを聞くの?マリー(笑)
「すごいね。あなた、どこから来たの?」
「分からない」
「なんであんなところで寝てたの?」
「なんでだろう……。分からない」
「そっか。忘れん坊さんなんだね」
いやいや!マリー。なぜコノハの答えを受け入れちゃうの!
というか、覚えてないってことは「カゲロウデイズ」から戻ってきたのかな?
事故の後にここにいたってことか。
「忘れん坊……?」
「私もよく忘れちゃうの。
ずっと色んな事を覚えていられればいいなぁって、思うんだけど…。不思議だよね」
「一つだけ…覚えていることあった」
そうコノハが言った。
「なになに?どんなこと?」
「僕……友達がほしいんだ。友達と遊びたい」
コノハ……。それって記憶を亡くした時の想いなんじゃ…・・・・。
「お友達?」
「う、ごめん。でも、それだけ覚えてるんだ。友達と遊びたいってそれだけ」
「じゃあ!私とお友達になろう!」
そうマリーが言う。
「私じゃ嫌?」
「嬉しい」
「よかったぁ。ねぇ私のお友達もあなたに紹介していい?」
ここで、メカクシ団に入るっていう展開なのかな?
よく分からないけど。
「いいの?」
コノハがそう聞くと、マリーは
「もちろん!きっとみんなも喜んで…」
言葉を遮ぎるように、テレビのニュースが流れる。
「もう0時だというのに、この人だかり! 信じられません。一体何が起こっているのでしょうか?」
「モモちゃん?」
あぁ、これが「オツキミリサイタル」の話か。
ここで、こんなことが起きてますよってこと。
「本当だ。聞こえる。……ねぇ一緒に行こう?」
「え?」
マリーにそう言われ、コノハが不思議そうにする。
「私たちも行こうよ!きっとみんな、ここにいるんだよ!」
「みんなって、誰?」
「私のお友達」
にこりと笑うマリー。
これで10話が終わりか。
声優さん一覧
ツキヒコさん 子安武人
アザミ 新井里美
シオン 岡村明美
セト(幼少期) 石塚さより
そして、セトにそっくりだった村人さんの声優が
保志総一郎さんでした。セトの声優さんです。
見事にわざとですよね。
この声にしたの、比較でもしたかったのかな?
村人は、アザミを見て、逃げたけど、セトはマリーを見ても逃げなかった、という比較。
拒絶するか、受け入れるかのどちらか。
アザミのお話から、マリーのお話へと話が変わる。
「少女は友達を亡くしました。
大切な大切な友達を。みんな亡くしてしまいました。少女は一人で泣きました」
「もう一度、みんなと一緒に遊びたい。少女は何度もそう願いました。」
「何かが少女に語りかけます。あなたの願いを叶えましょう。あなたの望みを叶えましょう。あなたが望む空想を叶える世界を与えましょう」
思わず重要だと思って書きおこした。マリーのその後のお話。
まるでマリーの曲「マリーの架空世界」だね。
そこにつけこんだ「目が冴える蛇」。
第11話「オツキミリサイタル」
カノ「もう……もう嫌だ!!こんな世界!!」
ケンジロウ「人の心も命も、理想も、願いの前では等しく無価値だ。分かるかい?」
??「狂っている」
来たー!!カノのあのセリフが出るということは、小説5巻の展開か!
カノとセトのあの会話が見れる!やったね!
つまり、アヤノの自殺シーンをやるのかな?
カノの素顔の笑いが見たいなぁ。
照れたカノの顔も。原作でもあるからな、すごく楽しみだ!
あれがカノの本音なんだもんね?
狂っているって誰が言ってるの?
声的には、女の人の声だったけど、キャラが判定できなかった。
アヤノ?それともモモの方かな?分からん。
待てよ。会話文は小説5巻の展開っぽいのに、題名の話はやらんのか?
前半が5巻で、後半が「オツキミリサイタル」ってこと?
その方が時間軸を説明できるか。
エンドカード2枚目
ここまで読んでくれてありがとうごさいました。
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