シンタローとアヤノの初めての勉強会　「daze/days」　初回限定版Ａ　ドラマＣＤ(シンタロー視点)　感想　メカクシティアクターズ

こんにちは此花(このはな)です。

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どうしてアヤノはシンタローと仲良くなろうと思ったのか？daze/days CD 初回限定盤B　短編小説(アヤノ視点)　感想　メカクシティアクターズ

今回は前回に引き続き、「daze/days」の初回特典ＡのドラマＣＤ(シンタロー視点)の感想を書きたいと思います。

特典Ｂの小説は、アヤノ視点でしたが、特典ＡのドラマＣＤがシンタロー視点でした。
話の内容は、アヤノの小説の話を含んでいます。シンタローの場合は、夜の学校で財布を取りに行く所から始まっています。アヤノは、中学２年の終業式からの始まりでしたが。

小説ではアヤノが課題を教えてほしいと、シンタローに頼んで、勉強会が始まるところまでですが、ドラマＣＤでは勉強会の話もちゃんと描かれています。そして、「カゲロウデイズ」の世界にいるアヤノの話も含まれています。

さて、本編の方へ行きましょうか。
さっき言ったように、シンタローが教室に忘れてしまった財布を取りに夜の学校へ行く所から始まります。
シンタローは、水道の水の音とか、些細な音にビビっており、怖がりなところは変わっていません(笑)

この時のシンタローは、クラスメイトに対しても、陰でぐちぐち言うくらいなら、一人で勉強したほうがましだと思っていました。友達も一人もいません。そんなときのお話です。小説だと、アヤノが間違えて音を出してしまうんですが、その音でシンタローがびびっています。

アヤノが教室のドアを開けた瞬間、目の前にいたシンタローは叫び声をあげ、
「ひいいい！ごめんなさいごめんなさい！！い、命だけは…！」
という昔から何も変わっていません(笑)

アヤノの方は、新学期早々実力テストで赤点をとってしまい、居残っていたのですが、その途中で眠ってしまい、こんな時間まで学校にいました。シンタローと友達になろうと頑張っていたアヤノは、このシンタローと会話できるチャンスを逃すまいと、勉強を教えてほしいとシンタローに頼み込むのです。そんな強いアヤノの要望に折れ、シンタローはアヤノに勉強を教えることになります。

この勉強会こそが、シンタローがアヤノに勉強を教える初めての話になるのです。
ここから書きおこした話になります。よろしればどうぞ

シンタロー「そんで、こうなって」
アヤノ「うんうん」
シンタロー「で、こいつがイコールだから、こうなるだろ？」
アヤノ「うんうん……ん？」
シンタロー「で、ここにこれをあてはめたら……ほら！　もう答え、出ているだろ？」
アヤノ「え？　いや…全然出てこないよ？」
シンタロー「はあ！？　何回教えれば分かるんだよ！　おまえは！！」
アヤノ「ごめんなさい…」
シンタロー「まじ勘弁してくれよ。これじゃ…朝までやっても終わらねぇよ」
アヤノ「はぁ…。本当だね」
シンタロー「(まじこいつ、何者なんだよ！　頭悪いにもほどがあるだろ！)」
アヤノはちょっと考え込んだ後、あっと思いついた声をあげる
アヤノ「あ、でもここは分かったかも！　これがこうで、こうだよね」
シンタロー「お、おう…。いい感じじゃねぇか。そうだよ。それでいいんだよ」
アヤノ「それで、ここがこうで…。あ！　こうかな？」
シンタロー「おぉ! おぉおぉあってるあってる。なんだよ、やればできんじゃねぇか」
アヤノはそんなシンタローの言葉に嬉しくて、にやけ顔になる
「えへへ」
「い、いや…。笑いすぎだろ、気持ち悪いな」

アヤノ「え！？　気持ち悪い…？」
シンタロー「あー真に受けんなよ！　面倒くせぇな…。ほら、それ解けたんなら、あとちょっとじゃねぇか。早く終わらせんぞ」
アヤノ「うん！！」

少し時間経って
アヤノ「それにしても、シンタローくんは本当に頭良いね。毎日勉強とかしてるの？」
シンタロー「別にしてねぇよ。一回、教科書読んでくらいだ」
アヤノ「それでこんな勉強出来ちゃうの！？　すごい、本当頭いいんだね」

シンタロー「頭良いっつか……なんか知らねぇけど、一回物を覚えたら、忘れねぇんだよ、昔から…。教科書覚えちまって　　るから、テストとかそこそこ出来るし」
アヤノ「なるほど…。じゃあシンタローくんは、記憶力がすごいんだねぇ…。はぁ…・・いいなぁ。私なんて勉強しても、すぐ忘　れちゃうから」

シンタロー「いいことばっかりじゃねぇよ。小せぇことから嫌なことまで、全部覚えちまってるんだ。毎日細けぇこと、気になって、生きにくいったらありゃしねぇ」
シンタローの言葉にアヤノは考えている様子で。

シンタロー「なんだよ？」
アヤノ「え！？　あ…いや、もしシンタローくんが嫌なこと忘れられないなら、その分幸せなことがたくさんおきるといい　　　　なぁって、そしたらほら嫌なことなんて分からなくなっちゃうでしょ？」

シンタロー「は、はぁ」
アヤノ「あ、えっと、そういうのじゃダメかな？」
シンタロー「あっ…いや…。いいんじゃねぇかな。もうなってくれりゃ、随分生きやすそうだ」

アヤノ「うん！！きっと、シンタローくんにはこれからたくさん幸せなことが起きるよ！」
シンタロー「なんでおまえがそんなこと、言えるんだよ」
アヤノ「ふふっ。　なんとなく」

シンタロー「で、その問題解けたのかよ。しゃべってばっかじゃ終わらねぇぞ」
アヤノ「あーうん。全然分かんないかも……」
シンタロー「おまえな……」

勉強会の帰り
アヤノ「本当助かったよ。シンタローくんがいなかったら、絶対終わってなかったもん」
シンタロー「それにしたって、かかりすぎだけどな。全く財布取りに来ただけだってのに、本当ついてねぇ」

アヤノ「本当ごめん……。でも私、今日のこと絶対忘れないから！」
シンタロー「なんだよ？　おまえさっき、勉強してもすぐ忘れちまうって言ってただろ？」
アヤノ「今日のは特別、忘れないようにするから、大丈夫！！」

シンタロー「ま、今日やったとこ忘れなかったら、次のテストそこそこいい点とれるんじゃねぇか？」
アヤノ「それもそうだけど……(小声)勉強のことだけじゃないよ…」
シンタロー「ん？　何か言ったか？」

アヤノ「え？　なんでもない」
シンタロー「そうか…。じゃ、俺、うちこっちだから、ここで…」
アヤノ「あ、うん！　それじゃ」

シンタローが帰ろうとすると、アヤノは
アヤノ「シンタローくん！！」
シンタロー「ん？」

アヤノ「また、明日ね」
シンタロー「おう、　また明日」

場面が変わり、おそらく「カゲロウデイズ」の世界
アヤノ「今回はこれくらいにしとこうか。
　　まだまだ話し足りないけど、きっとまたこうやって話すことが出来ると思うからさ」

アヤノ「大丈夫。君が出会った物語は君が忘れてしまっても、君の中でずっと残り続けるから、だから安心して目を覚ますといいよ」

アヤノ「うん、そうだね。次に会う時はもっとたくさんの話をしよう。そしていつか君がこの物語を全部思い出した時に新しい物語を聞かせてよ」

アヤノ「うん、うん。分かった。じゃあ次に君に会う時は、久しぶりだねって言うからさ。君も久しぶりって返してよ」

アヤノ「うん、約束だよ？」
アヤノ「もうそろそろ時間だね。それじゃ、次の世界へまた」
鐘の音が鳴る。

聞いてない人のための書きおこしでした。

シンタローがアヤノと一緒にいるようになったのは、アヤノの「もしシンタローくんが嫌なこと忘れられないなら、その分幸せなことがたくさんおきるといいなぁって、そしたらほら嫌なことなんて分からなくなっちゃうでしょ？」の言葉がきっかけだったのでしょうか。

シンタローの反応が、少し驚いた様子だったので、もしかしたらそうかもしれませんね。
シンタローは昔から、強く言われると従うのは変わってません(笑)
やっぱり勉強会のシーンとかは、個人的に好きですね！

見てて、きゅんきゅんしてました。
こんなのが、幸せなんでしょうね。
この後の展開を知っていると、切なくなります。

注目すべきは、この昔話をシンタローとアヤノが「カゲロウデイズ」の中で話していたことですね。
アヤノが次に会う時は、久しぶりだねって言うって言ってますし。
これは、アニメ第１話の冒頭シーンで、アヤノがシンタローに対して言っています。

ということは、アニメの前のシンタローとのセリフなんでしょう。
あ、題名を言うのを忘れてた！！
「the old dayｓ」

これは「昔話」って意味なんでしょうか？
訳したら、「昔」としか出なかった。
アヤノが「私の小さな当惑」で、シンタローが「昔話」って感じかな。

シンタローの頭の良さの話で、一度物を覚えたら、忘れないという話。
それが蛇がついた理由なのかな？という個人的な推測をしていました(笑)
教科書を一度読むだけで覚えるって、どんだけすごい記憶力なんですか！

そんな能力があったら、どんだけ楽か、とか思ってました。
全学年１位の上で、全部１００点満点って恐ろしいわ。
シンタローくんが頭いい証拠ですね

アヤノは、小声でしたが、勉強だけじゃないよって言ってました。シンタローと初めてお話したことを忘れないよって意味なんでしょうけど、肝心のシンタローくんが気づいてない(笑)鈍感！シンタロー！

これで特典Ａの感想を終わりたいと思います。
ここまで読んでくれてありがとうごさいました。
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