此花のアニメ&漫画タイム

今の所、カゲロウプロジェクト・斉木楠雄のΨ難・D.Gray-man HALLOW・ヘタリア world starsの情報や感想などを上げています

珠市師匠の言葉は弓矢に届いて…る? 柑太は花火大会を使って、湊と弓矢を二人きりにさせるが…?七の段「逢いたい心」 感想 火色の文楽

此花(このはな)です

 

今回はコミックゼノンに連載されている”火色の文楽”の七の段「逢いたい心」の感想を書いていきたいと思います

 

f:id:konohana19:20171202152714j:image

「”死んで、花実は咲かぬ梅。

 一本花にならぬやうに 目出たい盛りを見せてくれ”」

 

セリフを調べたら、今回にも出てくる野崎村に出てくるものでした。

前半の意味はことわざがヒットしたので

”どんな状況にあっても、生きていればこそいつかよいこともめぐってくるものだが、死んでしまえばよいことも起こらない。どんなことがあっても生きていなければならないということ”

 

後半は色々と調べたけど、見つからなかった。

久松のセリフだと思うのだけど

今回は前号のあらすじ、火色の文楽のあらすじも載っていた。

 

この物語は……

綺麗な跳躍姿から「バレエ界の星」と呼ばれ、将来を期待された少年・迫弓矢。しかし怪我により、バレエの夢は絶たれてしまう。そんな弓矢が出会ったのは人形浄瑠璃文楽。全く興味のなかった演目なのに,火の灯るような語りに圧倒され―。

 

前号のあらすじ―

浄瑠璃(人形を伴わない浄瑠璃の形式)の発表会の存在を知った弓矢は、潮路師匠に参加の旨を申し出ようと考える。それを聞いた潮路は、家に招いていた三味線の松永珠市に、浄瑠璃を聴かせてみろと弓矢に言いつける。弓矢の精一杯の語りを聞いた珠市は……。

 

さて、本編の感想へ行きましょうか!

 ”「声に若さのツヤがない」

「心から逢いたなる思い、掴んでこい」”

珠市師匠から言われた言葉を柑太や弦治に言う弓矢

 

「なるほどねー。”水気のない実は熟れさせたらええ”か」

柑太は言う

「発表会まであと4日だけど、弓矢くん、

 この言葉の意味、わかってる?」

 

柑太は問いかけるが、弓矢も弦治も口半開き、ぼけっとしていた

「口半開きで宛名書きしてる場合じゃないよ」

「18なのに、自分との戦いとかばっかで、

 人への欲が薄すぎっからつっこまれんじゃないの!?」

柑太は叫ぶ

※事務作業も弟子のつとめなのです

 

「14年レッスン続けて、極限まで行ったら他のもんが消えてくのが好きやってん。 そっから急に他人のほう向け言われても……」

弓矢は言う

そんな急には変更できないよね…

 

「そーゆーアスリートにだけ見える世界は別にしてさー。

 単純に「あーこの子好きだなー」って思ったり、デートしたこととかないの?」

柑太はいう

 

「告られたことは何度かある」

さらりと恐ろしい発言したぞ

f:id:konohana19:20171202152725j:image

 「告ってきた子いたんかい!」

思わず、突っ込む柑太

うーん、でも見た目と肩書だけは良いからなぁ…弓矢って

 

「そら見た目はちょっと男前のコヨーテっぽいし。全国区のダンサーやもん。

 内面知らん後輩の子とか寄ってくるやろ」

弦治さん、コヨーテって(笑)

 

「中3のとき、スタジオの先輩に連れまわされたんやけど。

 ルミナリエ激混みで、大寒波ですぐ話題切れて、あっさり言うてもうてん」

”「もう帰ってええ…?」”耐久時間 65分

(笑)大寒波であまり話したことがない人と二人きりって……むりだな

 

そんな話に柑太は少々キレ気味

「ハァ――こっちはひたすら女子にイイネ送ってやっと塁に出てんのに、

 おなごが勝手に向こうからやってくる…?」

「かさ地蔵の話!?」

 

 「ゆーても、柑太くんまだ15歳やんか」

「あー中学出て、すぐ入門って思い切りええよなー」

弦治や弓矢の言葉に不思議そうにする柑太くん

「……ん?」

 

「ぼくもう19歳だよ?」

え…?二人より上なの!?

「最年長(にいさん)やないっすか…」(高2 柳川弦治)

「なにシレッと制服着てんねん。卒業したら脱げや!」

(高3 迫弓矢)

 

やだね 

 初めての街って学生のがかわいがられるもん」

完全拒否する柑太

えー(笑)あえて制服着てたのか

 

「”カンカンはやっぱ制服姿がドチャクソかわいー♡”

 ってちゃんりな☆からリプきたもん!!」

ツイッターの話かい(笑)

「誰やねん、ちゃんりな」

弓矢が突っ込む

 

「柑太の「か」は「かわいー♡」の「か」だもん!!」

「そんな真っ黒な瞳で言われても…」

弦治は言う

柑太くん、必死(笑)

 

「うるさーい!!」

注意する声が響く

「宛名書き終わってから騒ぎ!」

湊から言われてしまう

 

「はい麦茶!」

どんっと麦茶のボトルを置かれる

「「「ッシャース」」」

 

「あとこの花火大会のポスター、

 追加で商店街に貼ってきてって、おばあちゃんが」

湊は言う

「ッシャース…」

 

「へぇ? こんなイベントあるじゃん…」

柑太くんが食いつく

 

柑太くんの提案でみんなで花火大会へ行くことに

弓矢は相変わらず、たこ焼きを買いに行く

すっかり、粉もん好きになってる(笑)

 

柑太は”弓矢と湊”を二人きりにさせてみようと、弦治と話し合っていた。

「きっかけないと、あの子と弓矢くん一緒に出かけたりしないっしょ」

確かに…

 

「弓矢くんが逢いたい心、わかんないのは

 人と濃く接してこなかったからじゃないかなー」

柑太は言う

「相手が見つかったら声もたぶん……」

 

だが、柑太が気になることはもう一つあった。

「てゆうか、弦治くんその服そこで買ったの…?」

f:id:konohana19:20171202152739j:image

「記憶にないが、タンスにあった」

…(笑)なんだかよくわからないセンス

 「”物持ちがよくこだわりがない。弦治は無欲なファッショニスタだった”」

 

修学旅行でついたあだ名

”ファッションセンターやながわ”

何あの格好(笑)農家、農家さんみたいな恰好

 

「そんなに弓さん、気にかけてたんやな、柑太くん」

意外そうに言う弦治

「いんや、ぼくはただのキューピットじゃないっすよ~」

 

「グループで花火っつったら湊ちゃんも浴衣女子連れてくんじゃん!

 ぼくの雪姫、ついに見つかっちゃうかも――!?」

そっちが目的なのね…(笑)

 

「ごめーん、遅なった!」

そこに現れたのは普段着の湊と浴衣の子供二人

「お姉ちゃんの子供も一緒なんやけどーー」

「こーんばーっわーっ」

 

予想外の浴衣女子に柑太は

「顔が劇画タッチになってるで」

弦治につっこまれる

期待が裏切られる始末(笑)

 

場面が変わり、屋形船

光臣師匠が屋形船から花火を見ていた。

「屋形船から花火はええもんやのう…」

「えぇ、天神祭やと仕事で文楽船ですもんね」

天神祭で執り行われる神事・船渡御(ふなとぎょ)に参加している船。三味線や人形遣い等が乗り込み、祭りを盛り上げる

 

「船尾の方にも行けるんか?」

「えぇ、あちらには珠市師匠がおひとりで…」

 

「ホレお珠」

珠市師匠の前にポンカンアメを差し出す光臣師匠

「お前、ポンカンアメ好きやったわいな。ひ孫にあげたのが余っとった」

 

「光臣師匠…僕がポンカンアメを好きやったのは九つの頃で、

 あれから半世紀以上経ちました」

戸惑いながら、アメを受け取る珠市さん

「くっきーらむねも好きやったの~」

 

”珠市師匠はわずか9歳にしてこの世界に入門。

当時の光臣師匠はすでに20代だったのだ”

なるほど…それでか

 

「潮路がなんや言うとったぞ。

 新弟子の弓矢をけしかけた、そうやな」

光臣師匠はいう

「あの小僧っ子にツヤうんぬんは早すぎんかの」

 

「若い実は撫でるより火にくべるべきでしょう」

珠市さんは言う

「あれだけ有望視されてた、鳳太夫の息子が辞めてから、

 その下の太夫はひとりも育ってません」

鳳太夫の息子…?

「火で追い立ててでも、早急に育てたほうがええ」

 

「潮路兄さんがもう一度、弟子を取ろうとしたのは、

 この世界にとって幸いでした」

 ……後継者がいなくなる…か

 

「…若い日々いうんは、それだけで希望やな。歩く道はなんぼ暗うても、

 ゆくさきにあるんは、光や」

光臣師匠の言葉と共に花火が開く

 

場面が変わり、祭り会場ー

「ねーげんじくんとはしの上、いってくるね!」

弦治の肩にのせてもらいながら、言う女の子

 

「ぼくら、橋のほう、行ってくるからさ。

 湊ちゃんとふたりで花火観てなよ」

柑太は弓矢に言う

「あ?」

 

「「逢いたなる思い」掴むチャンスじゃん! 

 んじゃ、あとでねぇ~」

柑太はそう言って、橋の方へ

 

「あれ、あの子らは?」

それに気づいた湊が言う

「みんなで橋のほう、行ってくるって…」

 

それと山車(だし)が男たちの掛け声とともにやってくる

「迫力すっご…!」

「夏祭浪花鑑の山車ってこんなんかな」

 

「あれは岸和田のだんじり祭りやけどね」

「あ、もっとハイスピードなほうか」

弓矢は言う

 

「祭り囃子と山車の音の裏で起こるんよな、

  団七の舅殺し」

 「殺すつもりはなかったのに、舅の義平次に殴られて、罵られつづけるうちに」

 

「団七の奥から怒りが噴き上がって 

 気付いたら息の根を止めてた」

 

「あんな状況になったら自分もどうなるかわからんよな。

 そこまで気持ち揺さぶられたことないけど」

弓矢は言う

 

「…ほんまに?」

湊が問いかける

「”殺したなる”とか”逢いたい”とか、誰にも思ったことない?」

 

「(なんやろ、なんかひっかかる)」

「ってゆーほど、弓矢のこと知らんけど私」

 

「(俺も湊のことそんなに知らん。

 小4で会って、バレエがどんどん忙しなって、中学ではあんま話さんかった。

 いつ浄瑠璃辞めたんやろ)」

 

「あーわたあめ買ってこよ」

他の人がわたあめを食べている姿をみて、湊が言う

「あんな甘いの好きなんや」

「大好きとちゃうけど」

 

「甘いだけでなんも残らんとふわーって消えるんやで。

 チャラくていいやん」

湊は言う

「なんやそれ?」

 

綿あめを買いに行く途中、浴衣姿の女子を見かける湊

「えーっ えーーうちそんなん知らんーー!

 なんで言うてくれへんかったんーー!?」

男子に詰め寄る姿

 

「(あ! あの子の浴衣かわいい。声かわいい、髪かわいい。手がかわいい。

 着てきたらよかったかな。でもちっちゃい子いるし…)」

湊は思う

「(てか、気合入れて浴衣って)」

 

「(こっちがなに着ててもたぶん、

 遠くしか見てないし)」

弓矢の事、好きなのかな…?湊

 

「弓矢ぁ、わたあめの機械故障しててー」

そう遠くから声をかけると、誰かとぶつかってしまい

湊の身体が倒れる

 

そんな湊を支える弓矢

「体重あずけてええで」

弓矢はいう

「(あーバレエで慣れてるんやこの人…)」

そう納得をする

 

「湊、上見てみ」

上を見ると、そこには”花火”が

f:id:konohana19:20171202152754j:image

 花火にぱぁっと顔が輝く

 

すると、急に弓矢は

逢いたかった、と。

 久松にすがりつけば」

 

「ア、コレ、声が高ふござります」

「思ひがけない、ここへはどうして」

急な浄瑠璃に戸惑う湊

「(また浄瑠璃か…)」

 

「訳を聞かして、聞かして、と」

 そう言い終わった後、湊の身体をぐっと自分に近づける

「そなたは思ひ切る気でも、わしやなんぼでも得切らぬ」

 

まるでダンスみたいに向かい合う二人

「あんまり逢いひたさ懐しさ、

 勿体ない事ながら、観音様をかこつけて、逢ひに北やら南やら」

 

「二人一緒に添はうなら、どんな貧しい暮しでも、

 わしや嬉しいと思ふもの」

「女の道を背けとは、」

f:id:konohana19:20171202153033j:image

 「聞へぬ、わいの”胴欲”」

 

「と 恨みのたけを夕禅の、振りの袂に北時雨、」

「晴間はさらに なかりけり。」

花火はさらに激しく打ちあがる

 

はぁ……と息を吐くと

「…そうか…」

小さく弓矢はつぶやいた 

 

「ありがとう」

弓矢のお礼の言葉に

「……?……」

不思議そうにする湊

あれは弓矢なりの感情表現の仕方なんだろうか…?

湊が不思議がるのも無理ない

 

「…あーーっっ、みなちゃんここにいたんやーっ」

子供たちが湊を見つけ、そういう

 

「まだ声かけちゃダメだって…!」

 慌てたように柑太くんが言う

ってことはこっそりと様子を見てたな…柑太くん

 

「花火よく見れた?」

湊は子供の目線に合わせ、かがみながら言う

「うんっ、

 げんじくんのかたぐるまお空にめっちゃ近くてねー!」

その弦治くんはボロボロだね(笑)

「花火のぶつぶつぶわーってふってきてな」

 

柑太くんは弓矢にウィンクをする

そんな行動を不思議そうにする弓矢

 

「”――若い日々いうんは、それだけで希望やな”」

 

「…あーみて!」

子供たちはいう

「”歩く道はなんぼ暗うても”」

 

「でっかいはーと!」

ハート形の花火が上がった
「”ゆくさきにあるんは

 光や”」

 

弓矢は何かつかんだ様子だけど、湊はどう思ったのだろう

湊が浄瑠璃をやめた理由か……

”おじいちゃんのようにはお盆に上がれない”って話がカギなのかな…。

 

ここまで読んでくれてありがとうございました!

前回へ

konohana19.hatenablog.co

関連記事

konohana19.hatenablog.com

konohana19.hatenablog.com