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蝶骸骨消失事件の犯人と櫻子さんの過去。第6話感想 ドラマ版・櫻子さんの足元には死体が埋まっている

此花(このはな)です

今回はドラマ版・櫻子さんの足元には死体が埋まっている、の第6話の感想を書いていきたいと思います

第6話 あらすじ
九条櫻子(観月ありさ)は、入院中の叔父・設楽の自宅へ行き、書斎に置かれていたノートを手に取る。それは、法医学者の設楽が担当した事件に関する手記だったが、山路輝彦(髙嶋政宏)の弟の事件に該当する月だけが抜けていた。

その頃、山路は西沢二葉(三浦透子)を殺害した圓一重(中村ゆりか)を取り調べていた。事件の影に一重が付き合っていた男がいるとにらむ山路は、男のことを聞くが、一重は口を割らない。

翌日、磯崎齋(上川隆也)が仕事復帰し、館脇正太郎(藤ヶ谷太輔)や志倉愛理(新川優愛)らは、さりげなく磯崎を元気づける。その夜、正太郎と愛理は、死体遺棄罪が時効だったため釈放された津々見三奈美(山谷花純)に会いに行く。

事件を振り返った三奈美は、精神が不安定になった二葉が、死んでドロドロになったら、新しく生まれ変われる、と話していたと証言した。同じ頃、磯崎と面会していた一重も、自分は二葉が望んだ通り肉をドロドロにとかしてやっただけで、何も悪いことはしていない、と主張する

そんな折、正太郎と愛理は、九条家での夕食に招待される。食卓にはいつも以上に豪華な食事が並び、愛理はテンションが上がる。沢梅(鷲尾真知子)は、今日は年に一度の記念日だと明かした。

デザートのプリンを食べた正太郎は、それが亡くなった祖母が大好きだったプリンに似ていると話す。祖母との思い出を披露した正太郎に、櫻子は思いもよらないようなことを告げた。

公式より
櫻子さんの足下には死体が埋まっている | ストーリー - フジテレビ

第6話は正太郎のおばあちゃんのプリンの話を間に入れた、蝶骸骨消失事件の後日談のお話でした。
あの得体のしれないスフィーノイダー事件はじわじわと恐怖を生むなぁ

ドラマだけの展開にびっくりしたけど、
絶対スフィーノイダーが死ぬはずないって思っちゃった。

櫻子さんの過去も出てきたけど、あれ原作と違う現場だった気がする。
ドラマ用に変えたのかな

さて、本編の感想へ行きましょうか!
最初は櫻子さんが設楽家を訪問し、過去の事件の手記を取りに来ていた。
平成9年5月の手記を探すが、見える所にはない。

一方、警察では山路さんが一重の取り調べをしていた。事件の影にはその一重の彼が関わっている、とにらんだためだ。
家出した後に送信した一重の彼へのメールには”会いたい”という文面の内容を何度も送っていた。

山路さんは”一重の彼”についての質問をするが、
一重は全く話そうとしなかった。

20年前、山路さんの弟さんが追っていた事件も同じように蝶形骨が抜かれていたのだ。
設楽家を訪れた櫻子さんはその時の手記を引き出しの裏から発見する

その手記には
湖畔の雑木林で白骨化した臼渕ひよりと呼ばれる女性が発見された。遺体発見現場にかけられていたロープや身辺調査から彼女は首つり自殺をしたと考えられた。でも、自殺後、時間が経過し、遺体が白骨化した後、遺体から蝶骸骨を持ち帰り、遺体損壊を行った

「切断面がなめらか、解剖学の知識と卓越した技術、
 そして繊細な作業が出来る器具を持っている人間の犯行」
櫻子さんは文字を追う

場面が戻り、山路さんと近藤さん
山路さんの弟さんはその遺体損壊を行った人をずっと追っていた。

設楽先生の手記にも山路陽介(山路さんの弟)の名がある
”どうやら彼も私と同じ。
臼渕ひよりはただの自殺ではないと思っているようだ”

山路さんが言うには
”多くの刑事はどっかの異常者が蝶骸骨を持っていった、女の死と別の話だって考えた。けど、陽介は……弟はそうは思わなかった。蝶形骨を持っていた奴は偶然、遺体を見つけたんじゃない。

最初から蝶形骨を奪うつもりで、自殺に関与した。あるいいは、自殺に見せかけれて殺したんじゃないかと陽介は考えた”

奪った理由は分からないが、どう考えても普通じゃない。
一重が会おうとしていた男と白骨化したもう一つの遺体の情報を見つけるしかない。

翌日、磯崎さんが仕事復帰し、正太郎を含む3人がさりげなく励まそうとする。
その夜、正太郎と愛理は、死体遺棄罪が時効だったため釈放された津々見三奈美に会いに行く

一方、櫻子さんは警察署を訪れ、山路に平成9年5月手記を見せる。
「おじきはこの事件に違和感を覚えていた。最後のページを見て見ろ。
 お前の弟のことがかかれている」

「”陽介君の死は、本当に事故なのだろうか。
 取り返しのつかない誤ちを私は犯しているのかもしれない”」

手記の最後にはそう書かれていた

「だが、事故ではないと言いきれる証拠がなかったようだ。この事件は全てにおいて、決定的な証拠がない。
 蝶形骨を盗んだ犯人は相当、用意周到な人間だ」
櫻子さんは言う

山路さん自身も”弟の事件は事故じゃない”と確信していた。追っていた事件の途中で不注意で亡くなるなんて、おかしいと。

櫻子さんは”平成9年5月の手記”だけ、隠すように置かれていた”のが気になっていた。そして、最後の一節”取り返しのつかない過ちを私はおかしているのかもしれない”
「この事件の裏に、おじきは何を見ていたのか。それが知りたい。
 ……協力しよう」

事件を振り返った三奈美は、一重が2年頃、付き合っていた彼がいた事で精神が安定したそうだが、一方、二葉は精神的に不安定になっており、死んでドロドロになったら、新しく生まれ変われる、と話していたと証言した

一重のこと、小学校から一緒にいたのに、何もわからなくなりました……という
三奈美の言葉が重いなぁ…

「きっと、どんなに近くにいてもその人を100%理解することはできない気がする。
 もう起きてしまった事をどうやって防げたか考えても、自分を責めちゃうだけだから、これから何ができるのかを考えればいいんじゃないかな」
正太郎は悩んでいる三奈美にそう言う

「何もできないから苦しんでるんです。何をしたって、罪は消えない。
……何をすればいいんですか?」
三奈美の問いに正太郎は答えることが出来ない
「それはあの……」

「きれいごとならいりません」
三奈美に言われてしまう

一方、磯崎さんは一重の面会に来ていた
気になっていた、一重の電話の理由を聞く磯崎さん
「どうして、俺に電話をくれたんだ。何か話したいことがあったんじゃないのか」

沈黙を続ける一重さん
「もし、お前を救えるなら…」
「どうやって……ここから救うの?」

「此処にきちゃう前にどうして救ってくれなかったの? 
 なんで私はこんな所にいるの? ねぇ先生」
自分は二葉が望んだ通り肉をドロドロにとかしてやっただけで、何も悪いことはしていない、と主張したのだ

「何てこと言うんだ」
「だから救いなんて必要ない」
その言葉にショックを受ける磯崎さん

場面が変わり、正太郎と志倉さん
志倉さんは正太郎が言ったきれいごとを自分は好きですよ、だといってくれる
そのタイミングで正太郎の携帯が鳴った

その内容は九条家での夕食への招待だった。
正太郎達が九条家へ訪れると、食卓にはいつも以上に豪華な食事が並ぶ
そんな豪華な食事に正太郎は何かの記念日ですか?と聞く

ばあやさんは”今日は年に一度の記念日だ”と明かした。
まさか…弟さんのかな?
食事は進み、デザートのプリンを食べ始める

デザートのプリンを食べた正太郎はそれが亡くなった祖母が大好きだったプリンに似ていると話す。
ガンだった祖母はプリンが大好きで、いつも正太郎は入院している病院までプリンを買ってお見舞いに行っていたのだという

「元々全然甘いもの食べない人だったんです。でも入院して、しばらくして急にプリン買ってきてくれって。病気して、味覚って変わるんですかね?」
正太郎の言葉に櫻子さんは
「祖母は何処に入院していた?」と聞く

「あぁ、おのくら病院でしたけど」
「お前の家からおのくら病院までは?」

「自転車で10分くらいで、近くにあって。
 あ、でもそうだ。あそこのプリン買おうと思ったら、店と病院は逆方向だから、結局家から出て30分かけて病院に行ってました。結構遠回りしてしまってました」
そう笑う正太郎

「お前は何にもわかってないな。
 お前の祖母が欲しかったのはプリンでなく、その30分だ」

櫻子さんは言う

「がんは最終的には骨にも転移する。そうなれば、激しい痛みと伴うものだ。まとも会話も出来なくなる程な。
 お前が見舞いに来ると知ってから、医者が痛み止めを打ったとして、薬を効きだすのは30分くらいかかるだろう」

「だから、わざとプリン買いに行かせて時間稼ぎしてたってことですか…」
初めて知る事実に正太郎は驚く
「言われてみたら、苦しんでるお婆ちゃんの姿、見た事なかったなぁ。
 何で……」

「正太郎おぼっちゃまが心配すると思ったんじゃないですか」
ばあやはいう
「いやでも、嘘までついて……」

「人間には知恵がある。様々な理由で嘘をつく。
 お前の祖母の嘘の裏にあったのは”覚悟”だ」
櫻子さんは言う
「覚悟…?」

「愛する孫に弱ったところを見せたくない。
 最後の瞬間まで、いつも通りお前との時間を楽しむ。騙してでも、心配をかけさせない。その”覚悟”だ」
櫻子さんは言う

正太郎は笑って、周りの空気を和ませるが、志倉さんが
「三奈美ちゃんはどんな思いで嘘をついてたんだろう…」
「たぶんずっと、罪悪感を抱いたまま、周りに嘘をつき続けたんですよね。二葉さんが三奈美さんにどろどろになったら生まれ変われるらしいよって言ったそうなんです」

「私が友達にそんな事言われたら、
 どうしてあげるのか正解か絶対解らないと思うし」

「正解などない。背負う覚悟があるか、ないかだ。それだけだ」
櫻子さんは言う

帰り道、志倉さんは”櫻子さんは凄いですね”と褒めていた
「正解などない。
 あるのは覚悟だけだ。いってみたいなぁ…そんな事」
そう言う事を言うだけの過去があるんだろうなぁ…

”どんな生き方したら、あんな感じになれるんですかね…”
と志倉さんはいう
「冷たく達観しているようで、どこか熱もあるというか…それでいてたまに見せる目が悲しかったりして、ドキっとしたりしません?」

「あぁ……
 (哀しみの理由は大切な人をなくしたからだろうか。……櫻子さんはどんな覚悟をしてきたんだろうか)」
正太郎は思う
その日の夜、正太郎は九条しょうたろうの名を調べるのだった

場面が変わり、正太郎達がいなくなった九条家
夜遅くに磯崎さんが訪ねてきた
一重の面会について、櫻子さんに話す

もう一人発見された遺体について、一重に聞いた、という磯崎さん
「何も知らないって」
”でも急に、私は悪いことしてないって言うんだ”

「逮捕される前、僕には”殺したくなかった”って言った。
 でも急に私は二葉を幸せにしてあげたんだって」
「何?」

「それだけじゃない。二葉は羽のあるものになりたがってた。
 だから、私は一度、ドロドロに肉を溶かしてあげたんだって、恐ろしい事を」
磯崎さんは言う

「二葉も同じことを」
櫻子さんはいう
「え?」

「どろどろになったら生まれ変われるらしい、
 と二葉が三奈美にそう言っていたようだ」
「偶然じゃない、よな?」

「何故、二人はそんな考えを持つようになった?
 その言葉に煽られ、二葉は死にたいという願望をかなえ、一重は二葉を殺したという罪悪感を、二葉の望みを叶えてやったという思いにすり替えた」

「……二人とも、誰かに誘導された」

「……そうか。
 一重も二葉も同じ男と会っていたんだ」
櫻子さんは言う

「どうしてその男は一重と二葉に近づいたんだ……
 どうして一重はそいつの事を知らないって嘘ついた?」
磯崎さんはつぶやく

場面が変わり、警察署
もう一つの遺体の身元が判明。水谷留美という女性だった
7年前、突然いなくなったという

山路さんは櫻子さんと共に園一重の家を訪れる
一重の母親は憔悴しており、どこか怯えた様子だった
「なんですか?」

「娘さんの部屋、見せていただきたいんですが」
山路さんは言う
「何か、やったんですか? 主人には言わないでください…」

「娘さんの事よりそっちが心配ですか?」
母親の言葉に山路さんが言う
「もう、放っておいてください。何で私が責められるんですか……
 何で私は何もしてないのに…」
そう言って、崩れ落ちる母親

「上ですね。上がりまーす」
山路さんはそう言い、一重の部屋に入る
「…何もしてないのが問題じゃないのか。面会にも行ってないみたいだしな」
そうだよね、その結果が”コレ”なんじゃないの?

「テングチョウ……」
一重の部屋から”蝶の写真”を発見する

そして、二葉の部屋からも”蝶の写真”が発見された
さらに、水谷留美のロッカーからも”蝶の写真”が発見される。
「この2つは同じものか(二葉と一重)?」

「いや、これはどちらもテングチョウだが、こちらは日本本土亜種。こちらは北海道亜種で、わずかだが模様の色が違う。北海道亜種は絶命したと言われている。そして、これ(水谷留美)はアドニスモルフォ、珍しい蝶だ」

「男は関わった女に蝶の写真を送ってるってことか? 
 なんでそんなことを…」
「……印だろう」

「蝶形骨とるのにか? ……ふざけた真似しやがって」
山路さんは言う

ここで、近藤さんから驚くべき情報が伝えられる。
「圓一重のメールの相手は水谷留美でした」
「何!?」

「男は殺した水谷留美の携帯を使って、
 圓一重と連絡を取っていたと思われます」
うわぁ…手の込んだことを。これでは男の身元が分からない

GPSをつかって、男を追い始める山路さんと近藤さん
櫻子さんは磯崎さんと共に一重に会いに行く

櫻子さんは”蝶の話”を最初に一重にし始める
あのドロドロになって、羽根が出来るって、蝶のさなぎのことだったのか
「何が言いたいんですか?」

櫻子さんは一重に一重の蝶の写真と二葉の蝶の写真を見せる。
「これは男がお前に送ったもの。そして、こっちは二葉に送ったものだ。
 男はお前と二葉に同じ種類の蝶の写真を送っていたんだ」

「しかも、お前にはテングチョウの本土亜種を、二葉には北海道亜種を送った。 それがどういうことか、わかっていないようだな」
櫻子さんは言う

「テングチョウの北海道亜種は絶滅しかけている貴重な種だ。
 つまり、男にとってはお前より二葉の方が重要な存在だった」
その言葉に少し動揺した様子を見せる一重

一方、男を追っている山路さんたちはGPSが途絶えてしまい、手当たり次第に当たるしかなくなっていた

「男はお前でも、二葉でも、死んでくれればどっちでも良かったんだ。蝶形骨さえ、手に入ればな。
 そして、前から死にたがっていた二葉が選ばれ、お前は二葉の死に利用されたんだよ」

「愚かを通り越して、もはや哀れだな」
櫻子さんは言う
その言葉に一重は立ち上がり、”違う!そんなはずない!”と否定する
感情が高ぶった様子に見ていた警察官が落ち着かせる

「優しい言葉をかけてくれたのか? 
 お前はお前なんだ。特別なんだ」

磯崎さんは言う

「……図星だな」
櫻子さんはいい、磯崎さんは櫻子さんの隣に腰掛ける

「高校生の時、お前は両親が自分たちの思い通りに私を支配しようとしている、って俺に話してくれたよな。
 あの時俺は、親御さんはお前の事を思ってしてくれてるんだからって、当たり障りない事しか言ってやれなかった」

「私の為とかいいながら、あの人達は結局、自分の良くなることしか考えてなかった。自己中のクズ!」
吐き捨てるように言う一重

「お前が本当に欲しかったのは、お前はお前でいいって言う言葉だったんだな。でもな、一重。男がお前に言った言葉はお前の事を思って言ったんじゃない。
 お前の心の隙間に、弱さに付け込んだんだ」

「おそらく、二葉にも同じように近づいたんだろう」
磯崎さんは言う
「……違う」

「男はお前を利用して、二葉が死ぬように仕向けたんだ」
「違う!」
声の大きさが大きくなる

「二葉は幸せになったと言って、お前を慰めたんだろう。
 だが、本当の目的はお前の罪悪感から自首などしないようにするためだ」
櫻子さんは言う

「どこかで分かってたんだろう?……男はもう戻ってこないって。それでもお前が男の事を知らないって言い続けたのは男を守る為じゃない。
 自分のみじめさや弱さを認めたくなかっただけじゃないのか?」

「……でもお前はそれが間違ってるって事も分かってた。だから、男からの連絡が途絶えて、孤独や罪悪感に押しつぶされそうになって、
 俺に電話をかけて来てくれたんじゃないのか?」

首を振る一重
「違う」

「飛び降りる屋上で”殺したくなかった”って
 あれがお前の本当の気持ちなんじゃないのか」
磯崎さんの言葉に立ち上がる一重

「やめて!うるさい!私は何も悪くない!」
暴れる一重に止めにかかる警察官

「人はドロドロになって、蝶になんかなれない!生まれ変わりなんてない!
 二葉は幸せになったんじゃない。死んだんだ!」
磯崎さんはそう訴える

興奮させるようなら、面会を中止させますよ?
と注意を受ける磯崎さん

「一重、お前はお前でいいんだ。だから、お前がしたことから逃げちゃいけないんだ。…逃げてもお前の罪は消えない。後悔も消えない。
 それを背負って、生きていくしかないんだ」

その言葉にぽろぽろと涙をこぼす一重
「それでももし、お前を救えるなら、俺は何だってする」
「先生……」

「お前はもう、男にすがる必要はない。
 ……男の事を、話すんだ」
櫻子さんはいう

場面が変わり、山路さんと近藤さん
櫻子さんから電話がかかってきて、男の事が分かった、と連絡を受ける
「名は花房。腕に蝶のタトゥーをしていたそうだ」

腕に蝶のタトゥーという話に近藤さんが水谷留美の勤め先に
蝶のタトゥーをしていた人物がいた、と言い出す
すぐに住所をあたる二人

すぐさま、その住所に向かい、部屋に向かう山路さん
扉を開けると、一匹の蝶が出てくる
花房と思われる人物はその部屋で死んでいた
これはどうしても信じられなかった

その男の本名はにむら聡。
写真家っていうのも嘘で、風俗店のスタッフだった。死因は服毒自殺

櫻子さんは一人、部屋で考える
「蝶形骨を奪った奴は他にいる」
そう、答えを出した

三奈美は磯崎さんと共に一重に面会に来る
手作りのアップルパイを持って来たらしい。しかし、食べ物はダメらしい、と話す三奈美
「……ごめんね。ごめん」
そう、謝る一重
三奈美は泣きながら、そのアップルパイを食べるのだった
これで、一重は大丈夫だろう

一方、正太郎は九条家で櫻子さんに会いに来ていた
「こないだの御馳走……弟さんの誕生日だったんですね。
 ネットに当時の新聞があって、みました」
そこには”九条祥太朗”についての事件が書かれていた

「九条祥太朗くんが5歳の誕生日の三日後に亡くなったって。
 ……事故だったんですよね。なのに櫻子さんは」
正太朗の言葉に櫻子さんは……

「祥太朗は私のせいで死んだ」
「え?」
「私の、嘘のせいで……」

”「私は注射をしにいく。一緒に来たら、祥太朗も注射しなきゃいけないんだぞ。いやだろ?」
コクンとうなづく

「だったら、家で待てるな?」
櫻子の言葉にまたうなづく正太郎
「じゃ、行ってくる」

「お姉ちゃん……」”
その後、櫻子さんが祥太朗を捜しに出かけ、ある場所で発見された

「(その時、僕は知った。櫻子さんの時間はその日から止まったままだというこを。どんなに悔やんでも過去は変えられない。後悔は一生消すことはできない。でも、止まった時計の針を動かすことが出来る)」

「(未来の為にやれることは、あるはず……)」
悲しいな……。

次は”呪われた男”の話か……。次回も楽しみです

ここまで読んでくれてありがとうございました!
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