此花のアニメ&漫画タイム

今の所、カゲロウプロジェクト・斉木楠雄のΨ難・D.Gray-man HALLOW・ヘタリア world starsの情報や感想などを上げています

楠雄に宅配便が届いた。コーヒーゼリーの包装紙で思わず、開けて何故か大爆発?送り主は空助でまたしても楠雄に勝負を持ちかけてきて!?第17X「Ψ訪!兄からの5つの指令 他」 感想 斉木楠雄のΨ難第2期

此花(このはな)です

今回は斉木楠雄のΨ難の第17X「Ψ訪!兄からの5つの指令 他」の感想を書いていきたいと思います

第17x「Ψ訪!兄からの5つの指令」
あらすじ
楠雄に宅配便が届いた。誰からだろうと疑問に思いながらも中身を透視すると、なんとコーヒーゼリーのパッケージ! しかし急いで箱を開けたら大爆発!? 荷物の送り主は空助で、またしても楠雄に勝負を持ち掛けてきたのだった。

しかも楠雄が負けた場合、楠雄が超能力者であると暴露されてしまう! 平穏な日常を守るため、空助が町中に隠した5枚のカードを集める楠雄に数々の難関が襲いかかる!?

公式より
ストーリー|TVアニメ「斉木楠雄のΨ難」公式サイト

空助の勝負は本気なのか、はったりなのか、わからない。
最後のオチに笑った。

遊太くんの話は楠雄より強いのは母でした。
新人漫画家の話はあれってオチがないのがオチなのかな。
漫画に描いた流れをそのまま継承しているんだろうな

海藤の弟・時くんは純粋に信じているのが可愛いけど、いずれ知るんだろうな(笑)
むしろ、弟君の方が強い気が…海藤鍛えた方がいいぞ

最後はあの”ギャル橋”さん!
さいご、楠雄”おっふ”したぞ(笑)おっ!ってなった

さて、本編の感想へ行きましょうか!

「宅配便でーす」
宅配がやってくる
「(僕あて? なんだ一体…)」
透視して、コーヒーゼリーの詰め合わせのパッケージ見て、即座に開ける楠雄
爆発した

「(とっさに家ごと一日前に戻した。
 こんなことをする奴は一人しかいない)」
箱を開けると、爆弾らしきものと”親愛なる弟へ”とかかれたメモリが入っていた

「(斉木空助、忌まわしい僕の兄だ)」
コーヒーゼリーで仕掛けをするとは流石、空助

USBをパソコンに入れると、画面に空助が現れる
「やっほーこれを見ているっていう事は爆弾を対処したという事だね。楠雄、コーヒーゼリー好きだから、透視もせずに開けたりしないかなぁって思ったけど、小細工しなきゃよかったよ」
コーヒーゼリーを持って、しゃべる空助

「おかげで中に入ってたコーヒーゼリーを消化する毎日さ」
コーヒーゼリーを食べる
「これおいしい」

「(ダメだ。これ以上見てたらパソコンを爆破してしまう)」
ふつふつと怒りを隠せない楠雄
「それと同じ爆弾をこの町のどこかに設置した。
 久しぶりに僕と勝負しようよ、楠雄」

「まぁ、爆弾は嘘だけど」
「(こいつ…)」

「時間になると、楠雄の秘密を暴露する打ち上げ花火が上がるんだ」
空助はいう
「(それも嘘だろ!)」

「花火が上がるのは今から3時間後、止める方法は一つだけ。
 このしるしの付いた場所にあるカードを5枚集めてくるんだ」

「(面倒だから、殴りに行こうかな)」
楠雄はいう
「僕は今、真っ暗な部屋にいる。瞬間移動は見た事がない場所には飛べないんでしょ」
先手を打たれていた
「(ちっ)」

こうして、楠雄は5つのカードを集めることになるのだが
「(まったくふざけやがる。 
 この辺に一つあるらしいが、ダメもとで念写してみるか)」
ショッピングモールで考えている

ひとりの黒人っぽい奴に手紙を渡される
「”指令① このショッピングモールの中に一人だけカードのありかを知っている人がいるよ。
 テレパシーを使って捜してみてね K”」

「(なっ! 無理だろ。このショッピングモールに何人いると思ってるんだ。こんな沢山の声から一人を聴き分けられるわけがない。聖徳太子の何千倍だ? 
 だがやるしかない、テレパシー!)」

「(って言わなくても発動しているが…)」
ひとりひとりの声に耳を澄ます楠雄

「(花火が討ちあがるのか…)」
心の声が聞こえる
「(きた! )」

「(いつか僕も行けたらいいなぁ…)」

「(違った、ただの悲しい奴だった)」

その後ー
「(やれやれ…何とか見つけたぞ。相手は僕が来るのを待っているのだから、館内放送で僕の特徴をそれとなく流した。あとはテレパシーで反応した奴を探すだけだ。
 そしてこれが渡されたカード、””HB”どういう意味だ?)」

次の場所にやってくる楠雄
「(まぁいい。
 次はやたら前衛的なオブジェのある公園か、かなり広いぞ)」

再び、知らない人から手紙をもらう楠雄
「”指令② この公園の中心にある球体のオブジェの中心に隠してあるよ。
 透視してのぞいてみよう。答えがわかったら手紙を渡してくれた人に報告してね”」

「(なっ!これの内部を透視するのか。中心に達するのに2mあるぞ。
 だいたい1m透視するのに1分瞬きを止める必要がある。つまり、2分か…。
 やってやる!透視)」

「(よし……いいぞ)」
と思う楠雄だが、急に風が吹いてくる
「(何?…風)」

風が吹いている方向を見ると、
さっき手紙を渡してきた人が扇風機を持っていた
無言でぶっ壊す楠雄

「(よぉし、見えた。まぐろか! 
 まぐろ…?)」
何でマグロ…(笑)

「(よし、二つ目のカード入手。ちっ、謎のアルファベット…
 まぁいい、3つだ)」

”25m下に埋まっているカードを手に入れろ”
「”次の場所は誰もいない山奥。そこで待っていたのはさらなる難題、残り1時間を切ったのこの状況で25mの深さを掘り起こすのは不可能かと思われた。が、斉木はこれを難なくクリア。
 3枚目のカードを手に入れ、次のカードの場所へ”」
YHとかかれたカード

「”次のカードは大手銀行の中にある巨大金庫に保管してあったが、
 透明化を駆使して、これもなんなくゲットした”」
AIDとかかれたカード

「”残り一枚。残り時間は30分を切っていた”」
楠雄は再び、知らない人に指令をもらう
ある部屋に入ると、そこには一面カードだらけ

”「サイコメトリを使って、本物のカードを見つけよう」”

「(多すぎるだろ。
 一つ一つやって残り30分か、ギリギリだな)」
楠雄は思う

「(とりあえず、左の壁からやってみるか。サイコメトリ!)」
人差し指で触れる。
その残像にはデブの裸の男性が色んなことをやっている映像が入ってきた

「(うぉ!? あのやろ、外れのカードに胸糞悪い残留思念を…。
 とにかくこれを調べるのはきつすぎる)」
楠雄は思う

ドアノブに視線が動く
「(あっ!ドアノブ、自ら張りに来たのか。あいつも触れて)」
手がかりを得るため、楠雄はドアノブに触るが、
 色んな男性がドアノブをなめたり、加えたりする姿が入ってきた

「(読まれてたー!)」
空助の思惑通りにはまるのもまた珍しい
…やばっ(笑)

その後ー何とかして見つけた楠雄
「(結局、しらみつぶしして何とか見つかったぞ…)」
うわぁ……大変だ
「(ともあれ、全部カードがそろった)」

「1分オーバーだけどね。いや、おしかったね、楠雄」
声が聞こえた
「(空助! 僕の前によく顔を出せたな。
 どういうつもりだ? 暇つぶしにしてはたちが悪すぎるぞ)」

「まぁまぁそんなことしてる場合じゃないよ、ほら」
空助は言う
「(何?)」

「一分でもオーバーはオーバーだからね。
 せっかくの楠雄の秘密花火見逃しちゃうよ?」
空助はいう
すると、花火が打ちあがった

「(よっ、よせ!)」
”くすお たんじょうび おめでとう”
という打ち上げ花火
「(えっ…)」
(笑)騙された形

「えっと、これをこうして。はい、これはバースデイカードなんだ! 
 ちょっとした遊びが会ったほうが楽しいでしょ?」
空助はいう
「(楽しい訳あるか、おい)」

「はい、プレゼント」
そう、プレゼントを渡され、困惑する楠雄
コーヒーゼリーの一年分の券」

「(そんなもので僕が釣られると
 ……いいのか?)」

「もちろんだよ」
にっこり笑って言う空助
「うちに帰ろうか
 (いいデータがとれたな。楠雄の超能力をだいたい把握できたし。そろそろ本気で勝ちに行こうかな)」
あーそっちが狙いか、空助

第2X「Ψもいる!動物園に行こう」
あらすじ
夏休み、隣に住んでいる遊太と動物園に来た楠雄。エランドに会いたいという遊太に連れられて見に来たものの、名前を呼んでも無反応のエランド。がっかりする遊太をみかねて、動物と会話ができる楠雄が遊太の思いをエランドに伝えてやる。

大喜びだった遊太だけれど、気がつくと持っていたはずの鞄がない!? 園内を探し回った楠雄たちは、とんでもない場所で鞄を見つけるのだった……!?

公式より
ストーリー|TVアニメ「斉木楠雄のΨ難」公式サイト

「(全く、夏休みというのは最高だな。クーラーの利いた部屋で冷たいアイスコーヒーを片手に)」
楠雄はいう
「いっけー!」
「(近所の子供と戯れる)」

「サイダーマン2号!」
遊太はサイダーマン2号を見ていた
「(まったくもって、最高だな。町内会かなんだか知らないが、
 まいどまいど僕に押し付けるなまったく)」

「(まぁ、テレビに夢中だからまだいいが…)」
楠雄が思っていると
「飽きちゃった…」

「(急に冷めた)」
「僕動物園行きたい!
 ねぇ連れてって、サイダーマン2号!」

「(動物園だと?)」
「動物園にいきたい!」
「(うるさい)」

その後ー
楠雄は遊太と一緒に動物園に来ていた
「おぉー!すっごいー!動物がうじゃうじゃいるー!」
嬉しそうな遊太
「(もう少しいい言葉はないのか)」

「(まさかあれから1時間以上、粘るとな…)」
あー駄々こねたのか(笑)折れた楠雄
「すっげぇ! おっおー!」

「(ここまで来たら、とことん付き合ってやるか)」
楠雄は思っていた
「あのお兄ちゃん……」
「(ん?)」

「なんかここくさい。僕、もう帰っていい?」
と言い始める
「(ライオンの檻に放り込んでやろうか)」
動物園はしょうがないよね(笑)

「でも、せっかく来たんだし。我慢してみるぞ!」
意見を変わる遊太
「(そうだ、我慢しろ。僕だって我慢しているんだぞ。この人ごみから発せられる心の声をな。さらにここは人だけじゃない。動物の声も入ってくるからな)」

”「んだよ、今頃起きたんか?」
「昨日、徹夜でタイヤ遊びしててさ」”

ゴリラが話している声
「(考えていることは夏休みの学生と大差ない奴らもいれば)」

”「ここの暮らしで戦いの路線から降りた。
 だが、これでよかったのか」
ライオンが話している声”
「(ここでの生活に疑問を抱くもの)」

”「観客の前でもっと自分を見せて!私たちは広げてなんぼよ!」
クジャクの声
「(プロ意識が高いもの)」

”「(吾輩をこんなところに閉じ込めおって。
 外に出たら、人間どもを皆殺しにしてやれようぞ)」”
兎の声
「(中にはこういうやつもいる)」

「僕、図鑑を見てずっと会いたかった動物がいるんだ!」
遊太はいう
「(なんだ、ライオンか、象か?)」

「エランド(ウシ目ウシ科)だよ!」
名前を聞いても分からない(笑)
「(しぶいな)」

エランドがいるエリアへやってきた二人
「エランドだー!」
「(でかいシカにしか、見えないな)」
楠雄は思う

「おーい、エラー!こっち見た!」
ちらっと見るエランド
「(名前が書いてあるぞ。これで読んでみたらいいんじゃないか?)」

エランド ウシ目ウシ科 なまえ ペス オス6歳
とかかれていた看板
「あっ、そうか。こっちで呼べばいいんだね! 
 おーい、ぺすー!こっちおいで!」

しかし、ペスは全く動かない
「(はい、微動だにしませんでした)」
「もっと近くで見たいよぉ」

「(やれやれ……仕方ないな。
 おいお前)」
声をかけられ、びっくりするペス
”「えっ、なんだえら。僕に向かってしゃべったんど」

「(エランドの語尾、安直すぎるだろ)」
(笑)語尾、エラ、とンド、って

”「やっぱり通じてるえら」”
「(いいからちょっと来いんど)」
楠雄も使ってる(笑)

”「ライオンの檻なら、あっちえらよ」”
「(エランド、卑屈)」

「(この目当てがお前らしくてな。お前の事が大好きなんだそうだ)」
楠雄がそう伝えると
”「僕の目当てえら!?」”
嬉しそうに動物らしからぬ動きを見せてくれるエランド

「エランドかっこいい!
 さっきと打って変わって、神対応だよ!」
嬉しそうにする遊太くん
「動物ではありえないポーズまで凄い!」

「(よかったな、さて望み通り、エランドも見たし。
 さぁ、帰るとするか)」
楠雄は思う

「うん、大満足だよ。おにいちゃんありがとう」
本人は満足したらしい
「(いいのかよ)」

「最後にエランドと写真撮るから…あれ?」
遊太が言いかけて、気づく
「(まさか、カバンをなくしたとかいうなよ)」

涙いっぱい、目にためている遊太
「(もう言わなくても分かった)」
無くしたんだね、カバン…


「(やれやれ…早く帰れると思ったのに)」
楠雄は思う
「僕のカバン……」
「(カバンの形を覚えていれば、千里眼で見つけられたのに…うかつだった。
 面倒だが、念写で)」

”「おっ、あいつら、今頃カバン探しに来たのかよ」
「いまさら、遅いウホ」”
ゴリラの声が聞こえた

「(おい、カバンが何だって?)」
ゴリラに話しかける楠雄
それに驚くゴリラたち
「「おっ!?」」

「(この子のカバンを見たのか?)」
楠雄はきく
”「おう、見たウホ」”

「(今、どこにある?)」
”「どこ……えっと、そうだなー
 かばんはって、バナナ一本くれたら出すかもなぁー」”

「(ケチな情報屋か。
 なるほど、高校生くらいのガキが拾って持って行ったか)」

”「なぜ、それを!?」”
「(僕は動物の心の声が分かるんだ)」

「(やれやれ、カバンを拾った奴を問い詰めたら、
 捨てたというから、その場所に来てみたが)」
猿山の頂上にいる猿が持っていた
「あれ、僕のカバンだよ!」

「(随分面倒な場所に捨ててくれたもんだな。
 サイコキネシスで取り返すのが一番簡単だが、一目が多く難しいな。飼育員に頼むのも時間がかかりそうだし)」
「(やはり、あいつに投げてもらうしかないか)」

「(それはぼくらのものだ)」
そう、投げかける楠雄
”「うぉ! なんだてめぇ。何で人間が俺達の言葉を!」”

「(こっちに投げてくれ)」
楠雄はいう
”「ふざけるな! 弱い人間のくせに俺に指図するな! 
 返してほしくば力づくで取ってみろ、下等生物が!」”

「(お前は人間より、猿の方が上だと思っているのか?)」
楠雄はいう

”「突然だ! 言葉をしゃべれても所詮、猿真似だ。
 まっ、どうしたら返してもらえるか、てめぇの猿知恵で考えて見るんだな」
「言っておくが、猿芝居は通用しねぇぞ」”
なんで、そんな猿ばっか使ってるの(笑)

「(お前が使っちゃだめな言葉いっぱい使ってるぞ)」
楠雄はいう
「(やれやれ……少し野生の厳しさを思い出させるか)」

「”動物は本能に忠実である。遺伝子に刻まれた野生への本能がそれを感じ取った。目の前にいるこの人間が、霊長類”」
「(狩られる側の気分をな)」

「”いな、生物の頂点に君臨するものだと”」
本気を出すと、動物さえも従える楠雄

動物園から帰ってきた楠雄と遊太
「はぁよかった、ちゃんと返してくれたし、謝ってくれたよね。
 おっ、エランドと写真撮るの忘れた!もう一回戻る!」

「(ふざけるな、いい加減にしろ)」
流石にいう楠雄
「戻る戻る戻る戻る」
「(戻らん戻らん戻らんらんらん)」

二人で言い合っていると
「くーちゃん、何してるの? まさか、遊太くんいじめたりしてないわよね?」
怖い母・久留美の姿があった
「(生物の頂点は僕じゃなかったようだな…)」
(笑)流石に母には逆らえない

第3話「新人漫画家のΨ難」
あらすじ
楠雄が愛読する漫画『サイレントサイボーグ』の担当編集である國春。打ち合わせに遅刻しそうな國春を瞬間移動で送る代わりに、『サイレントサイボーグ』の作者・白神筆吉先生の仕事場を見学させてもらうことになった楠雄。

しかし、なかなかネームを見せてくれない白神先生。待っている間にアシスタントが描いた漫画を見ることになった國春は、いつになく真剣にアドバイスをするが、それには妙な違和感があって……!?

公式より
ストーリー|TVアニメ「斉木楠雄のΨ難」公式サイト

「(サイレントサイボーグ、白神筆吉。
 父が勤めている雑誌・週刊少年コニャックで僕が一番、楽しみにしている連載である)」

「楠雄ー!瞬間移動で頼む!」
父・國春が頼んでくる
「(刑務所の中と宇宙空間なら運んでやるぞ)」

「くそっ、仕方ない!
 白神先生に原稿を取りに行くの遅れるって連絡しないと」
父・國春は携帯を取り出す
「(おい待て)」

白神筆吉家ー
「あぁ、斉木さん。今日は早いんですね」
白神さんはいう
「時間どおりですよ」

「えぇ、ですから早いですねって」
ってことは、いつも遅れてくるのかな…
「中へどうぞ」
「失礼しまーす」

父・國春はドアを開けっぱなしにする
「あの、ドア閉めてもらってもいいですか?」
「あ、あー忘れてました
 (入れたかな?)」

「(心配するな。幽体だからドアくらい通り抜けられる。
 瞬間移動で送る代わりに白神先生の仕事場を見学させてもらう取引をした)」
幽体姿の楠雄が付いて来ていた

「お疲れ様ー」
「「「「お疲れ様です」」」」

「(おっ、サイサイの精密な背景などを書いているスタッフたちか)」
楠雄はネームを発見する
「(おっ、これは来週のサイサイ。
 おい、早くめくってくれ。幽体だから触れないんだ)」

「じゃあ、拝見しますね」
父・國春がネームを見ようとすると、
「ちょ、ちょっとダメ!見ないで!」
白神が持ってってしまった

「(これから日本中にさらされるってこと、分かってんのかな?)」
楠雄は思う
「封筒に入れるので、帰ったら開けてください」

「(ラブレターを渡す女子か)」
ツッコむを入れる楠雄
「いやでも、ミスとかあったら…」

「もう一回、チェックするんで、待っててください」
白神先生は言う
「仕方ない。ここで待たせてもらいますね」

「(僕は待てないぞ。早く読ませてくれ)」
楠雄は思う

「あ、あの斉木さん!」
「君は確か、雲方くんだっけ。どうかした?」
漫画家アシスタント 雲方正治(19)

「新しい漫画描いたんですけど、
 よかったら読んでもらえないでしょうか」

雲方さんはいう
「おおっ、ついにできたんだ」

「(この先生もアシスタントを見習ってほしいものだな)」
楠雄は思う
「これはストーリー?」

「はい。大天使ミカエルの力を封印された男と悪魔ルシファーの戦いを描いたバトル漫画で、
 タイトルはバットエンジェルです!」
雲方さんはいう

「(勘だけど、面白くない)」
楠雄は断言する
「じゃあ、読むね」
「はい! よろしくお願いします」

その後ー
「(ふむ…思った通り全然面白くないな)」
楠雄は思う
「ど、どうですか!」

「雲方くんって右利きでしょ」
父・國春はいう
「えっはい、そうですけど」

「やっぱりね、
 だってキャラクターの顔が左を向いている絵が多すぎるもん」
「左向きですか?」

「一般的には右利きの人は左向き、左聞きの人は右向きが得意な傾向があるんだ。
 得意な方ばかり描いていると、構図が単調になって、見にくい」
「確かに言われてみれば…」

「もう少しいいかな…」
「はい、よろしくお願いします!」

「まず、君の漫画は顔だけとか、バストアップの絵が多すぎだ。読むのが窮屈になって読む人は疲れてしまう。
 それと、セリフも少し整理したほうがいいね。これじゃ文字が多すぎる」
父・國春はいう

「漫画なんだから、たとえ説明のシーンでも極力絵で説明するようにしないとだめだ。
 無論それにも限界があるが、そういう時は構図とかギャグとか挟んで読ませる工夫をしないと」

「読者の皆が皆、一文字一文字台詞を読んでくれるとは限らない。むしろ新人の漫画なんて斜め読みする人の方が多いかもしれない。理想的なのは文字を読まなくてもどんな話か解るやつなんだけど…」
何だろう…説明している内容そのものをアニメのこの話で表現している気がする

「…まぁそれはプロでも難しいからね。
 それでもできるだけシンプルで簡潔に一文字でも減らす努力をしよう!」

「(んん!?)」
その状況におかしいと感じる楠雄
「(やはり何かおかしい。何だこの変な感じは…)」

「台詞の量とバストアップばかりの単調の構図か…。
 それで読みにくかったのか」

「読みにくい要因はそれだけじゃないよ。
 枠線が斜めだったり、うち枠をはみ出したりしてるだろう? まぁバトルシーンとかなら迫力があっていいんだけど、ずっとそれだとメリハリもなくなっちゃう」

「(なんだ、このモヤモヤする感じは…)」
楠雄の背景が斜めの線が入ってる(笑)

「特殊な構図は、ここぞという時にするんだ」
父・國春はいう
今の構図が何故か、見上げている特殊な構図

「(今、ここぞ!? はっ、僕は何を…。
 だが、ツッコまずはいられなかった)」
(笑)そういうことか、今のが特殊な構図ってことか

「あと、ここだ。線のはみだし、こっちはインクの汚れだ」
指摘をする父・國春
「見落としてました」

「ダメだよ、そんなことじゃ。
 それにここ、キャラクターの服が変わってる」
「あっ、本当だ!」

「漫画は商品でもあるんだ。ミスを減らす為、チェックはしっかり行う事」
父・國春はいう
「す、すいません」

「皆当たり前にできていることだぞ」
そう言っている父・國春の上にインクの汚れと服がさっきと全く違う
「(全部できてない! 今、父さん違う服着てたような……
 ん?僕もあれ?)」
そう突っ込みをした楠雄の服も違った
(笑)そういうツッコみの仕方するんだ

「冒頭で世界観をモノローグで説明しちゃうのはよくないね。読者は置いてきぼりだ。
 それと、バトルシーンも何をやってるのかわかりにくかった。それと主人公の頭についている謎の物体、最後まで何の説明もない」

「(そこは許してやろうじゃないか)」
なんかその頭の付いている奴、楠雄についている奴にそっくり…

「なにより一番の問題はキャラクターがつくれていない事だ! 
 めんどくさがり屋なのに、事件に首を突っ込んだり、ブレてるんだよ」
父・國春はいう

「斉木さん、コーヒーと差し入れ良かったら」
アシスタントの一人が持ってくる
「え、えぇ!? いいの! ケーキだ、わぁい!」
「(キャラぶれてる)」

ケーキを食べる父・國春だが
「(何やってるのかよくわからない)」
楠雄は思う

「それいえば斉木さん、
 一昨日原宿で、中学生くらいの3人組に土下座してましたよね」

アシスタントに言われる

「えーみてたの?」
「(それは全然ぶれてない)」
(笑)そこはね

「もう一つ問題がある。
 この主人公さ、これってなんで悪魔の力使えるんだっけ」
父・國春はいう

「描いてあるじゃないですか。悪魔の果実を食べたからです」
悪魔の実(笑)
「それだ!」
「(それだな)」

「一応、聞くけど、ワンピース知ってるよね?」
「大好きです!」
雲方はいう

「それはひとまず置いておこう。それで、悪魔の果実で
 この主人公どんな能力を得たって?」
「マッハ30の」

暗殺教室だろ、それ!だめだよ!図々しく10上乗せしてんの。
 いくら好きだからって、パクリはだめだ」
雲方せんせーの問題点① 人の漫画をパクる
その演出こそ、これもパクってる(笑)

「(パロディだからセーフだと開き直るやつも相当悪質だな)」
楠雄は言う
「わかりました」

「あともう一つだけ」
「まだあるんですか」

「君の漫画は最後まで解決せず、唐突に終わる。オチというのはとても大事な事だ。
 読後が釈然としないと、途中どんなに面白くても評価は大きく落ちる。今後、気を付けてくれ」

「なるほど、わかりました」
雲方さんはいう
「(オチは!?)」
そう突っ込む楠雄

第4話「海藤兄弟のΨ難」
あらすじ
海藤瞬の弟・海藤時は兄に憧れていた! 何故なら兄はサイダーマンより7倍強く、右腕の封印を解けば地球が爆発するほどの力が秘められているからだ!! ……そんな嘘を信じてしまうほど純粋な心を持つ弟と買い物に出ていた海藤は、燃堂と楠雄にバッタリ出くわしてしまう。

弟の自分へのイメージが壊れること、そしてそのイメージが燃堂にバレてしまうことを嫌避けたい海藤は、何とか2人を引き離そうとするのだが!?

公式より
ストーリー|TVアニメ「斉木楠雄のΨ難」公式サイト

「(〇月×日日曜日、晴れ。この町は今日も平和です。
 でも、この平和はもうすぐ終わっちゃうかもしれない。それはダークリユニオンの悪の結社、凄い悪い力でこの町を支配しそうとしているんだ)」

「(でも大丈夫。こっちにも強い味方がいるんだぜ。
 ダークリユニオンと戦う最強の人)」
海藤の弟は思う

「悪い、またせたな」
海藤が現れる
「(俺の兄ちゃんだ!)」

「洗剤とトイレットペーパーを確保した。
 そっちの守備はどうだ?」
「俺も買えたよ、単三電池」

「(俺の名は海藤時。小学2年生だ。
 俺も大きくなったら、兄ちゃんみたいになりたいんだ)」
時はいう
純粋って怖い…(笑)

「ミッションコンプリートだな、いくぞ時」
「待ってよ、兄ちゃん。
 これもう少し見てってもいい?」

「ん、なんだ」
「サイダーマンの良い所なんだ」
時はいう
「5回」

「え?」
「俺だったらこの怪人、もう5回は倒しているぜ」
海藤は言う
「えぇー!(俺の兄ちゃんは超強いんだ)」

「兄ちゃんの強さってどんだけ強いの? 
 サイダーマンより強いの?」
「7倍くらい強いかな」

しかし、テレビではー
「サイダーマンはサイダーを飲むと、力が10倍になるんだ」
宣伝されていた
「10倍だって、兄ちゃん…」

「そうか。
 なら、俺も封印をといて戦ってみるか」
包帯をぐるぐる巻きにした手を見ながら、海藤は言う

「(兄ちゃんはめちゃくちゃ強い力を爆発させないよう、包帯をぐるぐる巻きにして封印しているんだって。もし封印が解けたら世界を壊してしまうから、絶対に取っちゃダメなんだ)」

「(ちなみに家にいるときとか、お風呂時は取ってるけど……)」
”「これは大丈夫だ!」”
「(特殊な結界があるから、平気なんだって! 
 俺にもそんな力が目覚めないかなぁ?)」
時は思っている

「ほら、終わったし。帰るぞ」
「待ってお兄ちゃん!
 (とにかくお兄ちゃんはすごくかっこいい。俺の自慢なんだ)」

「おっ、おぅちび、何してんだ? こんなところで」
燃堂が声をかける。その後ろに楠雄もいる
「(なんだこいつら、兄ちゃんの知り合いなのかな?)」

「ちょうどいいから、おめぇんちって行こうと思ってて」
燃堂は言う
「(兄ちゃんは友達なんかいないって前に行ってたし。そうか、分かったぞ)
 この人たち、兄ちゃんの手下でしょ!」
「なんだこれ?」

海藤は自分の家へと案内する
「おう、ちびの弟なんか! ちょ、チビ名前なんてつうんだ?おぉ」
「時だけど」

「あぁもう、外行こうぜ!」
流石に慌てている海藤
「おう、行って来いよ。俺っちは超ちびと遊ぶからよ」

「(まずいぞ。時の中の俺のイメージが壊されかねない事態だ! 
 またそれが燃堂にバレるのもいやだ)」

「お前さ、兄ちゃんの手下のくせになんでそんなに偉そうなんだ?」
時は言う
「(早急にな!)」

「この俺っちがチビの手下だぁ?」
燃堂は言う
「(万事休すか!)」

「それは聞き捨てならねぇよぉな! 
 確かに、手下のくせに生意気だったぜ、悪かったな海藤の兄貴」

「(燃堂、お前!)」
思わぬ言葉に期待する海藤

「まだ手下歴浅くてよ、だから色々教えてくれ。
 俺に海藤の兄貴すげぇところをよ」

「(泳がすんじゃない)」
楠雄もつっこむ

「もちろんいいぜ! 兄ちゃんが」
「やめろ、時!」
慌てて、時の口をふさぐ海藤

「え? 教えてくんねぇの? 
 じゃあ、手下やめちゃおうかな」
言い出す燃堂

「(頭悪い癖にこういう妙に狡猾なんだよな)」
楠雄は思う
(笑)うまい取引の仕方

「おい貴様、いい加減にしろよ!」
耐えきれなくなった時がしゃべり始める
「兄ちゃんは昔、2万を超える暴走族の総長だったんだ。
 お前なんかワンパンだぞ」

「(あーあ)」
楠雄は思う

「まじかよ、やべぇな!あははは」
笑い転げる燃堂
「しかも、小4でだぞ!」

「小4で一番」
笑い転げてたのをやめて、燃堂は
「ほかにはねぇのか?」
「まだまだたくさんあるよ!」

「もういいだろ」
海藤本人が止めに入る

「例えばこれ、何かわかる」
電球を持つ時
「なんだ、電球か?」

「一説によると発明したのは兄ちゃんなんだぞ!」
*正確には電球を発明したのはジョセフ・スワン
とんでもない嘘ついてる(笑)

「初めて月に下りたのは兄ちゃんだし」
「(アームストロングか)」
楠雄は思う

「力士を2分58秒で倒したのも兄ちゃんなんだ!」
「(大晦日で別の奴がやるのも見た)」
楠雄は思う

「(やれやれ……
 もう許してやれ燃堂、人が悪いぞまったく)」
楠雄はいう

「って、笑い事じゃねぇ! てめぇマジで凄い奴じゃねぇか!」
何故か、信じた燃堂
「(信じたのかよ)」

「うぉ、知らなかったぜ!おめぇ、そんなすげぇのか」
燃堂はいう

「あのさ!うるさいんだけど、まじで。私べんきょうしてるんだけど!」
ひとりの女の子を現れる
「静かにするよー」

パリピなんか知らないけど、騒ぐなら外でやってくんない? 
 私、大事な時期なんだけど」

「あぁ、気を付ける。すまん」
海藤が謝る
「ふぅー」

「今の誰だ?」
「あぁ、妹だよ」

「あぁ、おめぇ妹もいるんか!」
燃堂はいう
「声デケェよ」

「おいマジかよ、やべぇすっげぇ!」
「だから、声デケェよ」

「名前なんつぅんだ?」
燃堂は全く気にしない

「うるっせぇっつうんだよ」
流石に妹の方がキレた
「外行きます……」

「(妹より弱いな)」
楠雄は思う

外へ向かう4人
「狂犬みてぇな奴だったな…」
燃堂はいう
「空は高校受験を控えた大事な時期なんだよ。普段、もう少しおとなしい」

「兄貴くせぇに弱ぇな。ぶっ飛ばしちまえばいいのに」
「バカヤロー妹や弟に手上げるわけないだろ!」
海藤は言う

「ふざけんじゃねぇぞ!なんで、サイダー出ねぇんだよ!」
自動販売機に蹴りを入れている不良
思わず、目をそらす海藤

「おい、おまえ!機械をけるんじゃねぇよ、バカ」
時がケンカを売った
「なんだこのガキは!」

「おい時、何やってんだ」
慌てて、止めに入る海藤
「だってここ、お兄ちゃんの縄張りでしょ?」

”「ここら一帯は俺の縄張りだからな」
海藤は言っていた
「兄ちゃん、かっけー」”

「(言っちゃってたか)」
楠雄は思う
あらま…(笑)

「あぁん? てめぇが文句があんのか!?」
海藤が絡まれる
「別にそんな……」

「上等だ、相手してやろうぜ!」
燃堂はいう
「燃堂、力を貸してくれるのか?」

「俺っちはケンカの巻き添えくらわないよう、
 離れてといてやっから安心して戦えや」

期待させといて(笑)

海藤が殴られそうになった時
「こんなざこ、兄ちゃんが相手するまでもないよ」
時がその不良を背負い投げした

「俺も兄ちゃんみたいに強くなりたいから道場に通ってるんだぜ。
 兄ちゃんに比べたら全然だけど」
時は言う

「(こいつ、もう兄を超えてるな)」
楠雄は思うのだった
(笑)まさか、投げると思わなかった

第5話「イメージチェンジΨガール」
あらすじ
相卜が親し気に「くすお」と呼んでいるのを聞いてしまった照橋。楠雄のタイプはギャルなのかと考え、ギャルっぽくイメージチェンジ! 一方相卜は照橋の美しさに触発され、ギャルを卒業して清楚系に!? 

だんだんギャル度を高くしていく照橋だったが、楠雄がまったく振り向いてくれないのでギャル度はさらにエスカレート! それを見かねた楠雄は、相卜に頼んである作戦を講じることに!?

公式より
ストーリー|TVアニメ「斉木楠雄のΨ難」公式サイト

「あー今日も照橋さん綺麗だなぁ」
「天使だ」
「見ているだけで負の感情が消えていくよー」

「(はぁ……もっと遠くで語りなさい。丸聞こえよ全く。聞こえないふりにするのも大変なんだから、もう。
 私は自分の可愛さに気づいていない無垢な美少女なのよ。設定を壊さないでほしいわね)」

「(さっ、あっちを見ないようにしなきゃ、聞こえないふり聞こえないふり)」

「楠雄!」
そんな声に思わず、振り返ってしまう照橋さん
「(楠雄? 今女の声で楠雄ってまさか…!)」

そこには相ト命と楠雄の姿があった
「ねぇ、今日スイーツバイキング行かね?」
「(あれは転校生の相トさん? 何で一体。あの二人はどういう…)」

気になる照橋さんだが、男子クラスメイトが邪魔をする
「(邪魔よ。
 何よあいつ!斉木と親しそうにしゃべって!何あのアマ!)」
怖い顔になる照橋さん

一方、楠雄と命はー
「(やれやれ……学校で話しかけるな、相ト命)」
楠雄は注意していた
「めんごめんごー」

「(やれやれ…さっき、照橋さんが見ていたな。
 何も起こらなければいいが…来る)」
楠雄は急に透明化をはかった
「ちょっ、何してんの?」

「(ごまかせ)」
楠雄は言う
「はぁ?」

「あら、相トさん何してるの?こんなところで」
照橋さんが現れたのだ
「おっふ(照橋心美!)」

「あれ、一人?今、誰かと話してなかった?」
「あぁ、うん。電話
 そっちこそどうしたん?」

「私は声が聞こえてきたから、何かなって」
「あねー
(楠雄の奴、これで逃げたのか。
 しっかしあれだなやっぱ、この子くそ可愛だわ!オーラやばすぎっしょ!)」

「もしかして電話の邪魔しちゃった?」
照橋さんはいう

「(まさかこれが恋のライバルだと知った時は絶望しかなかったけど)」
ちゃっかり、占っていた命
楠雄に想いを寄せている人を占う相ト

「(勝手に調べるんじゃない)」
楠雄は思う
「(ラスボス感ハンパねぇわ)」

「(相ト命、斉木と親しそうに話していたけど、一体どういう関係なの?
 斉木はこういうギャルがいいの?ふざけないで!私の方がいいに決まってるじゃない)」

「(美しさだって私の圧勝だし、知性だって私の方が上よ。
 性格だって、私の方がいい)」
照橋さんは思っている

「(それはどうだろう)」
楠雄のつっこみが入る
(笑)そういう猫かぶりに関しては照橋さんの方が黒い

「(どこをとっても私が負ける要素は一つも…)」
照橋さんの視線は命のおっぱいへ
「(おっぱいか!)」

「(違う)」
楠雄が否定した
「(ようがないなら、それ以上話すな。
 スイーツバイキングでもなんでも相手してやるから)」

「んじゃ、私用があるから!」
トップスピードで階段を駆け下りていった命
(笑)楠雄の言葉に食いついた

「(ちっ、結局斉木の事聞けなかった…。でもどうなんだろう?
 おっぱいはともかくとして、ああいうギャルっぽいのがタイプなのかしら?)」
照橋さんは考える

「(もっとお話したかったなぁ。照橋さんはギャン可愛だし!
 カリスマ感があって、マジリスペクトってかんじ!)」
命は思っていた

次の日ー
照橋さんはちょっぴりギャル風になっていた
「照橋さん、どうしたのその髪?」
「えーイメチェンかな?」
「超似合ってるよ、アゲアゲ」

「(何してんだ、あの人…)」
楠雄は思っていた
「(ふふふっ見てるわね、斉木。どうなの?でちゃう? おっふでちゃう?)」

「(ため息しか出ないぞ。
 何を勘違いしてんだ、全く)」
楠雄は思う

「うわぁ、てるここ!ギャル感マジパネぇ」
楠雄の前に現れたのは黒髪の相ト命
あんたもかわってるのかよ(笑)

「(お前もどうした、それ)」
楠雄はいう
「どう? ちょっとギャル卒してみたんすけど、
 昨日てるここ、うる可愛だったじゃん?」

「(てるここ?)」
たぶん、照橋さんの事かと
「綺麗めもありじゃね? やっちゃいましたー!
 ウィッグだけど」

「(やっちゃいました、じゃないだろ。
 何入れ替わってんだ、全く)」
呆れる楠雄

「(あの二人また一緒にいる。ちょっとどういうことよ。今日、相トさんギャルじゃないし。
 ギャル関係ないの!?やっぱり、おっぱいか!)」
頑なにおっぱい理由にする(笑)

「(違う)」
はっきりと否定する楠雄

「(おい、昨日言った事もう忘れたのか)」
命に対して言う
「え、あ、ごめん…」

「(あれ、相トさんなんだか落ち込んでた? もしかして…)」
照橋さんは想像する
”「おれ、ギャル以外女として見れないから」”

「(間違いない、斉木はギャル好きよ)」
断定してしまう照橋さん
(笑)なんで

「(なんでそうなる)」
呆れる楠雄
「(聞いたことがあるわ、付き合う相手は自分にないものを求めるって、これか)」
勝手に納得する

「(だから違う。
 心理を分析して勝手に納得するな)」
(笑)照橋さん面白い

「(あとは行動あるのみよ!)」
照橋さんは決意するのだった

次の日ー
「あれ、照橋さんだよな!」
「見りゃ分かるだろ、あんな可愛いの他にいるかよ」
髪色は金髪になり、本当のギャルになっていた照橋さん

「(思い切ったな…)」
楠雄は思う

「照橋さん、どうしたのそれ」
クラスメイトがきくと
「つーか、ノリっしょ!」
「完全にギャルだ!」

「(なぜ、内面までギャルに?)」
楠雄は思う

「(ふふっ、完璧美少女たるもの、中身も完璧にっつの的な?)」
照橋さんが完全にギャル化した(笑)

「(さぁ、あとはおっふするだけよ、斉木楠雄)
 斉木君、おはよー」
照橋さんは挨拶する
すると、コクリと頭を下げた

「(全然しないじゃないのー!どうなってるの、ちょっとー!)」
動揺する照橋さん
「(君の頭がどうなってるんだ)」
(笑)だって、勝手に勘違いしてやっただけだもん

その衝撃から教室から出て行く照橋さん
「(何なの、何ならいいの! ギャルよりおっぱいなの!?)」


「(どんだけおっぱい好きにしたいんだ。
 やれやれ……ガングロメイクで来られても困るしな)」

「(ちっ、仕方ない。
 相ト、頼むがある。協力しろ)」
楠雄が声をかけると、さらに清楚化した相ト命の姿があった
「(お前も何なんだ。いい加減にしろ)」

次の日ー
「元に戻ってるー!」
「いつもの照橋さんだー!」
「ギャル辞めたんすね、照橋さん」

「まぁ、ノリだったし的な?」
ギャル口調で返す照橋さん
「まだちょっと残ってる」

「(言われたとおりにやりましたぜ、ボス)」
命は言う
「(ご苦労)」

相ト命は占いでアドバイスしていた
”「そのイメチェンはよくねぇな」
「え」

「たぶん、てるここの想い人はじぶんのスタイルとか曲げる人とか好きじゃないみてぇだわ。
 芯のある人がいいっぽいね」
命はいう

「(そうか、確かにそれなら、
 昨日の相トさんと斉木の事も今日の私におっふしなかったのは説明がつくわ)」
照橋さんがそのアドバイスで納得をしたのだった”

「(というわけで元に戻りました。
 どうかしてたわ、この私が他人に躍らされるなんて私がこのスタイルで斉木をおっふさせるんだから)」

「(やれやれ、諦めさせることには失敗したが、
 誤解を解いてギャル卒させただけよかったとするか)」
楠雄は思う

「(しかし、斉木の好きなタイプかぁ…。自分のスタイルを曲げない、芯のある人なんて、それ完全に私じゃない。あぁ~焦ることなかったわ。これなら時間の問題)」

「おっふ」
耳を疑う言葉に照橋さんは振り返る
「(あ……気のせいか)」

いや絶対気のせいじゃない(笑)
楠雄、口元抑えてたし!
ってことは命ちゃんが占った事、本当だったということか。すごい回だった

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