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衝撃事実発覚。さきの父親の判明?しかし、感動の再会とはならず…?第二十七話感想 封神しない演義 ASUKA4月号(2018年2月発売)

此花(このはな)です

 

今回はASUKAに連載している”封神しない演義”の二十七話の感想を書いていきたいと思います

 

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「”信頼している仲間たちとならどんな難題だって、

 一緒に越えていけるーー!!”」 

 

前回、子牙の作戦の中身がわかり、さきちゃんの父親が判明するという驚きの展開でした。今回、感動の再会とならず…二人共似た者同士だよな!全く(笑)

 

封神しない演義のあらすじ
ある日、物置で探し物をしていたさきは、母親(封神演義オタク)のコレクションとおぼしき古い巻物を見つける。固い紐を解いた瞬間、どういうわけか古代中国の「殷王朝」、「封神演義」の世界にワープ!
偶然さきを釣り上げた、ぐーたらイケメン「太公望(姜子牙)」とその騎獣「四不像」と行動を共にすることになる。さきには宝貝(パオペエ)の副作用を無効化する能力があり、この世界の「天命」に縛られない存在であることから、自分の代わりに「太公望」に…切望する姜子牙。

多くの命を殺せる役割「太公望」を、異世界からのさきならば、覆せるのでは…?と期待をかけていた。
さきは「天命」で苦しむ人々を助ける為、「一人」ではなく、姜子牙と「二人」で太公望という運命を背負う覚悟を決めるのだった。

 

前号までのあらすじ
封神を遂行しようとしている黒幕…「仮面の男」の尻尾を掴むため、子牙はとある計画を立てる。
計画が順調に進んだ矢先、賈氏が何者かに殺されてしまった。賈氏を殺した犯人を捜す先は現場の近くに落ちていた硝子の破片から、聞仲が犯人と気付く。

 

同じく犯人を突き止めた天化が聞仲に襲い掛かかった。しかし聞仲は一瞬の隙をつき、天化の心臓に短剣を突き刺す。駆けつけた子牙たちによって聞仲は捕縛されたが、天化が息を吹き返すことはなかった。またもや大切な人を救えなかったさきは、ふさぎ込んでしまう。

 

一方、投獄された聞仲の前には、「仮面の男(=商容)」が現れる。手を組んだ二人は、まずは紂王暗殺を企むが、いざ暗殺しようとする手前で、商容を止めたのは聞仲だった。さきは聞仲が味方である事、死んだと思われていた賈氏も天化も、実は生きていたことを知る。

 

すべては黒幕である商容を「釣る」ための計画だった。

子牙はさきに計画の全てを打ち明けた。そこで子牙から衝撃の真実を聞かされる、それはさきの父親が聞仲だという事で-ー!

 

さて、本編の感想へ行きましょうか!

「聞仲殿がさきの本当の父親なのです」

そう言われたさき。けれど……。

 

「感動の父娘(おやこ)の再会」

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 「……とは行かないわよねぇ」

パンダの後ろで様子をうかがうさきちゃん

 

「出会った時から似ているとは思っていたんだが、まさか本当に親子だったとはなぁ」

黄飛虎さんはいう

「そういえば、黄飛虎殿は以前会わせたい相手がいると、仰っていましたね」

パンダ姿の子牙

 

「あぁ、聞仲(こいつ)のことだったんだが…」

”おいっ、お前も会話に加われよ”

 

「全然似ていないです」

ぼそっとさきはいう

「何かの間違いです。私に父親はいません」

さきちゃん(笑)

 

「「「(この頑なな所なんてそっくりだよなぁ…)」」」

楊戩・黄飛虎・子牙は思う

(笑)あぁ、そういう所かー

 

「だいたい証拠が無いです。

 きっとその怖い顔の太師さんの思い込みです」

”さきの中で聞仲=怖い顔の太師になっている…!”

 

「証拠って言っても…そうねぇ。

 昔は聞仲の宝貝の副作用が『怪力』だったとか」

楊戩さんはいう

「(なんですと!?)」

え…あ、それで関連が(笑)

 

「そういやお前、あるときから宝貝を使わなくなったよな。

 鮫竜金鞭だったか?」

黄飛虎はいう

宝貝は捨てたといっただろう」

 

「何言ってるのよ。

 使えなくなったからって放置してたのを申公豹に盗られたんでしょ」

楊戩さんはいう

あんな所から伏線があったのか…(笑)

 

「昔…とは

 では副作用が消えたせいで宝貝が使えなくなったのですか?」

子牙は言う

 

「詳しい原因はわからないんだけど、

 さきが生まれた頃に『怪力(副作用)』が消えたのは事実よ」

わぁ(笑)さきちゃんの怪力にはそんな原因があったなんて…

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 「そんなのただの偶然です! 

 私なんてパンダを持ち上げるのが限界ですもん!」

思わず、パンダを持ち上げる

(笑)つながりが発覚して動揺

「わぁ凄い」

 

「ふむ、親子関係であろうと副作用が他人に移るなんて初耳ですね…」

パンダ姿の子牙は思案する

「これもさきが異世界の人間だからこその突然変異でしょうか」

「不思議よねー」

 

「……親子関係の証明など無意味な事だ」

突然、聞仲が立ち上がる

「おい、どこに行くんだ?」

 

「私は仕事が山積みなのだ。封神棒を開けば、おのずと帰り道が開けよう。

 お前はさっさと母親の許へ帰るのだな」

「(……ぬぁっ!?)」

こ、この人は…(笑)

 

 「アンタ、さきが帰っちゃったら、もう二度とこの世界へは来られないのよ。

 このまま、会えなくなっても良いわけ!?」

楊戩さんは聞仲に言う

「元の生活に戻るだけのことだ。他に何がある」

 

「もっと大事なもんがあるだろうが! 

 おいっ、聞仲っ!」

それを聞いて、黄飛虎はいう

 

「……っ」

ぷちっとキレた音

「…さき?」

 

「だれが父親なんて認めるもんですかーーっ!! 

 私の親はお母さんだけよーー!」

さきちゃん……(笑)

「フンっ、良い心がけだ」

 

「「「(ダメだ……この父娘)」」」

3人は思うのだった

 

しかし、そういったさきも後悔してるのか、ずぅーんと沈んでいた。

パンダ姿の子牙の中で。

「(パンダ椅子……)」

楊戩は思う

 

 

建物の窓から見えるのは黄一家が再会している様子

「……私のお母さんもこの世界に飛ばされてきたんですか?」

さきは問いかける

「…いいえ、早苗ちゃんは一度もこちらの世界に来ていないわ…」

 

「聞仲がアナタ達の世界へ飛んだのよ」

え!?

 「どういうことですか?」

 

「聞仲もアタシと一緒でね、生まれつきこの『天眼』…未来を見通す力を持っていたのよ。

 もう何十年も前の話だけど…当時、仙人界で修業していたアタシ達は同じ天眼の持ち主として知り合ったわ」

 

「修行に伴い、天眼の能力は向上して行ったけど、同時に殷王朝滅亡というどうしたって抗えない、天命の数々も知っていったの」

 

「その頃すでに殷に仕えていた聞仲は滅亡を防ぐと言い出して、その原因を調べ。

 歴代王朝の滅亡の兆しとともに現れる『太公望』が伝説上のものではなく、仙人界から派遣された仙人だと知ったのよ」

 

”ちなみに私は太公望三代目ですよ”

”じゃあ王朝も三つ目ってこと?”

”そうです”

 

「そしてアタシ達は太公望が封神する人物を知る為に、

 『封神榜』を盗み出すことにしたのよ」

楊戩さんはいう

 

「それって、天眼で中身は見えなかったんですか?」

さきはいう

「当時はまだ天眼が未熟だったし…封神榜は元始天尊様によって封印されていたからね」

 

元始天尊ってどっかで聞いたような?”

”私の師匠でとてもえらい仙人ですよ。前に申公豹が話していたでしょう”

”そういえば…”

 

「…だけど、封神榜にはまだ何も記されてなかったわ」

「え?」

 

「白紙だったのよ。まだ時が早すぎたのね」

何という…

 

「封神榜の中身を追い求めた聞仲はとうとう、

 天眼の中でも禁忌とされた秘術『時空渡り(ときわたり)』に手を出したわ」

「時空渡り…?」

 

「未来へ飛ぶ術……これを使えば、なんだって知ることが出来るでしょう」

「それで私の世界へ?」

 

「えぇ……、本当は少しだけ先の未来へ飛ぶ予定だったんだけど、そう上手くはいかなかったのよね」

「何処をどう飛んだのか、

 聞仲がたどり着いた先はこの世界とはあまりにもかけ離れた未知の世界だったそうよ」

 

「満身創痍の聞仲を拾ったのが、

 さきのお母さん…早苗ちゃんだったのよ」

そういうことか、だんだんさきがこっちに来た理由がわかってきた

 

「そんな怪しい人間を拾うなんて……お母さんならやりかねないわ…」

むしろ家に招きそう…と思うさき

「幸か不幸か、さきの世界ではこちらの世界が『封神演義』という物語として、語り継がれていたそうね」

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 「そこで、早苗ちゃんと共に生活し、『封神演義』によって詳細な天命と封神榜の中身を知ったのよ」

楊戩さんはいう

 

「(だから、お母さんはあんなに封神演義に詳しかったのか……)」

さきは思う

 

「未来の知識を得た聞仲はすぐにでもこの世界に帰ってくるはずだったんだけど…

 時空渡りの影響で天眼が失明し…帰る方法を失ってしまったの」

「両眼までも視力が落ちていたそうね…」

まさか、あの聞仲の眼鏡、さきのお母さんからもらったものなんじゃ…

 

「それじゃあどうやって帰ってきたんですか?」

「この世界に戻ってくるには

 天眼の代わりに新たに道を結ぶ物が必要になったわ」

 

「ふむ…それでさきと同じく『封神榜』を媒介としたのですね」

子牙はいう

「えぇ、三年も経ってからのことだけど、封神榜がなくなっていることに気づいた元始天尊様が新たに作り直したことによって、帰り道が繋がったのよ」

 

「それで封神榜は二つ存在していて、一つはお母さんが持っていたんですね」

さきとこの世界はちゃんとつながっていたんだな…

 

「アタシ達は手に入れた知識を元に殷王朝を少しでも永らえさせる為…アタシは蘇妲己の身代わりとなり、紂王と妲己の婚姻を阻止と宝貝集めをして…

 聞仲は宮中に残り、奸臣の粛清をしていたのよ」

*本来は今頃、北海討伐に行っているはずなのよね…

奸臣:国を傾けた臣下のこと

 

「……じゃあ、お母さんと出会ったのは、情報集めの為”だけ”だったんだ」

さきちゃん…(笑)

「「(だけって……)」」

 

「(だって、こんなのあんまりだ。

 お母さん一人残して、結局自分の世界に帰っちゃったんじゃない)」

 

「(私のことはお母さんが守ってくれたからいいけど、じゃあ……お母さんは? 

 お母さんは誰が守ってくれるの? 誰が支えてくれるの?)」

「お母さんを守ってくれないお父さんなんて……

 私はいらないです…っ」

 

えいっ、と楊戩に頬を引っ張られるさき

「ぶっさいく♡」

「さき、実はアタシってさきのこと、姪っ子みたいに思ってるのよねぇ」

 

「(姪……!?)」

驚くさき

「もちろん知は繋がってないわよ。 

 だけど、早苗ちゃんのことや、これから生まれてくる娘(さき)の話を…」

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 「聞仲から聞かされている内に、

 なーんか義兄弟がお嫁さん連れて来た上に姪っ子まで出来ちゃった感じがしたのよね」

 

ほらあたしって、母性本能が強いから~♡

”しかし、あの聞仲殿が嫁や娘の話までするとは…”

子牙は言う

”アイツって、お酒が入ると口数増えるのよねぇ”

 

「いい方はキツいし、口下手でわかりにくいけど、あんな愛おしそうに話をする男が

 早苗(妻)ちゃんとさき(娘)を、愛してないわけないでしょう」

そうだよな…、不器用な人っぽいもん

 

「……じゃあ、どうしてお母さんも一緒に…

 この世界に連れて来てくれなかったの…?」

さきの問いに楊戩さんは

「あら、理由なんて簡単よ。

 それはねーー」

 

 聞仲の仕事部屋にて―

キィィっと扉が開く音がする

「そこの書簡をすべて、こちらに持ってきてくれ」

部下だと思った聞仲がそう言う

 

さきはどかんと、大量の書簡を聞仲の隣の台に置いた

驚く聞仲

「早く帰れと言っ…」

 

「私のお母さんは…結構家事が苦手なんです。お皿もすぐ割っちゃうし。料理もすぐ焦がしちゃうし。

 普段からぽやぽやニコニコしてて、一人で放っておけない人なんです」

そんなさきの言葉に思い出すことがある様子の聞仲

 

「でも意外と思い切りが良くて、たった一人で私をここまで育ててくれて、やるときはとことんやりきる、肝っ玉お母さんなんです!」

「……だからまだ、帰りません」

 

「きっとお母さんなら、

 封神榜の文字がすべて消えるのを見届けるまで、頑張れって言ってくれるから!」

「お母さんは待っていてくれると思うから!」

 

回想ー

「――…待ってるわ、貴方がやり遂げるまで」

そう早苗に言われたこと

「だから何も心配しないで。行ってらっしゃい」

回想終了ー

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 「思い切りの良さは母親似だな」

眼鏡を外して言われる

 

「……だが、仕事の邪魔だ。さっさと帰れ」

さきは部屋からつまみ出される

えぇぇ!?

 

「――……このっ、頑固者――っ!!」

そう叫ぶさきだった

 

”それはねーー…早苗ちゃんのお腹には、さきがいたからよ”

楊戩の言葉

”二人を危険な目に遭わせたくなかったのね♡”

 

あーなるほど、お腹にもういたのか。元の世界に戻ってきてから、生まれてくる娘のことを話すくらいだから、妊娠を知ってから向こうに戻ったってことだよね

聞仲さん、分かりにくすぎるわ(笑)

 

ここまで読んでくれてありがとうございました!

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