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自ら選択してさきを元の世界へ帰した子牙。さきがいない世界で子牙は……最終回感想 封神しない演義 ASUKA10月号(2018年8月発売)

此花(このはな)です

 

今回はASUKAに連載されている”封神しない演義”の最終回の感想を書いていきたいと思います

 

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 「”二人の”太公望”が愛と絆で紡いだ『封神演義』!!」

 

ついに迎えた最終回。

子牙は大丈夫かな…?

 

封神しない演義のあらすじ
ある日、物置で探し物をしていたさきは、母親(封神演義オタク)のコレクションとおぼしき古い巻物を見つける。固い紐を解いた瞬間、どういうわけか古代中国の「殷王朝」、「封神演義」の世界にワープ!
偶然さきを釣り上げた、ぐーたらイケメン「太公望(姜子牙)」とその騎獣「四不像」と行動を共にすることになる。さきには宝貝(パオペエ)の副作用を無効化する能力があり、この世界の「天命」に縛られない存在であることから、自分の代わりに「太公望」に…切望する姜子牙。
多くの命を殺せる役割「太公望」を、異世界からのさきならば、覆せるのでは…?と期待をかけていた。
さきは「天命」で苦しむ人々を助ける為、「一人」ではなく、姜子牙と「二人」で太公望という運命を背負う覚悟を決めるのだった。

 

前号のあらすじ

商容(彪)が牢やから逃げ出したとの連絡を受けて、追尾印を追い、黄貴妃の部屋へ向かった。そこには商容(彪)と一緒に、千年狐と千年狐の妹である喜媚と貴人がいた。宝貝の副作用によって自我をなくし、襲いかかる商容(彪)だったが、さきの言葉によって正気に戻りかける。

 

しかしその時、「ゴーン」と鐘の音が朝歌の街に響き渡った。それは喜媚・貴人の宝貝『落魂鐘』の音で、この音を聞いた朝歌の人々の魂がすべて封神されてしまったのだ。聞仲の術によって封神を免れたさきだったが、千年狐たちによって、封神台の生贄として連れ去られ、封神台を守る龍王に喰われそうになる寸前、子牙たちが助けに現れる。

 

実は『落魂鐘』は人間以外には効かず、パンダの子牙と四不像たちは無事だった。龍王を撃退し、先に四不像たちを地上へ降ろしてから、さきと子牙は朝歌の人々の魂魄が封神されている封神台へ。

 

打神鞭を使い、封神台を壊して、太公望の役目を終えた二人だったが、子牙はそっと封神榜を取り出し、さきだけ一人現代へ――。

 

 

さて、本編の感想へ行きましょうか!

一人だけ現代にやってきたさき。

「…さき…ちゃん…?」

「お母…さん…――っ」

母との再会

 

一方、朝歌に残った子牙は元に戻っていた

「だ――っ!!いい加減シャキッとしやがれーっ!!

 一話目の子牙に戻ってんじゃねーか!」

四不像はぼへーっとしている子牙が寝ているシーツを引っ張る

 

「ったく、さきが元の世界に帰ってから一週間も経つんだぞ。

 寂しいのは分かるが…」

子牙は床に転がった布をかぶって再び寝ようとする

「っておい!床で寝んな!」

 

「……だいたい、さきを帰したのはお前だろ」

四不像はいう

「……いっそ、あのまま私も封神台と共に…」

 

「馬鹿、言ってんじゃねぇ!」

四不像は子牙に頭突き

「お前本当に墜落死する所だったんだぞ!」

”俺が折り返し迎えに行っても間に合わなかっただろ!”

 

「……あの時は確かにそうでしたね…――」

子牙はつぶやく

 

回想ー

「”――封神台が崩れていく……

 終わった…すべて…」

 

「私も…封神台と共に逝くのですね…”」

崩れ行くガレキと共に落ちていく
f:id:konohana19:20180827152758j:image   「よぉ、師兄(スーヒョン)」
落ちていく子牙を助けたのは申公豹だった
「申公豹っ!?」

 

「ハニーを勝手に返した挙句、

 いじけて投身自殺ってか?」

 「…追尾印で気がついたのですね」

 

「どうせハニーだけでも生きていてくれたら~とか独りで考えたんだろ。

 まぁ嫌いじゃないぜ?その傲慢で自己欺瞞に溢れた行動力」

申公豹はいう

 

「……確かにこれは私の独りよがりです

(ああでもしなければ、きっと私はさきの手が放せなかった)」

 

「……しかし、君が私を助けるだなんて珍しいですね」

子牙は言う

「…ハッ、俺が?」

 

「痛み分けしてやろうと思っただけさ。

 じわじわと後悔と自責の念に駆られながら、さきがいない痛みを味わうといい」

申公豹…性格悪いよほんと

 

「(――…さき…さっきまでこの腕の中にいたのに…

 確かにぬくもりを感じていたのに…もう会えない…。

 もう…この世界の何処にも…君はいない…――)」

回想終了ー

 

「本当に…痛いところを突いてくる……」

床に寝転んだ子牙はつぶやく

「…子牙」

 

呂尚はいるか?」

子牙の部屋の扉が開いた

ゴッと鈍い音が

 

彪が開けた扉に頭をぶつけられた子牙

「何、してんだ?」

ひょこっと顔を出したのは彪

「…彪」

 

場所を変え、彪と二人で話すことに

「――…『無罪放免』になったそうですね」

 

それは数日前の事――

「――…この者、彪に判決を言い渡す。

 ――無罪」

言い渡された判決に思わず、彪は”は?”と言ってしまう

 

「なんせ此度の主犯は我が家臣の『商容』だからな。

 『彪』なんて男、余は知らん。なぁ、黄将軍」

紂王はいう

「ふむ、彪と言う者は記録にもありませんなぁ」

 

その対応に呆然とする彪

「ところで、商宰相は中々有能な家臣でな。あやつの抜けた穴を埋めるのでこの国は非常に多忙窮まっておる。そこで一つ相談なのだが」

 

「彪よ、この殷に仕えてみる気はないか?」

紂王は言ったのだ

「……はぁ?」

(笑)すごい器の大きい王だな、この人…

回想終了――

 

「馬鹿なのか?この国は。

 王暗殺未遂の男を勧誘してきたぞ?もちろん、断ったがな」

断ったんだ…(笑)

 

「私たちの故郷を襲った先代とは違い……

 紂王とは色んな意味で器の大きな男なのでしょう」

子牙はいう

 

「……先代とは違う…か…。確かにな…」

「決して俺の中の恨みが消えたわけじゃない…が、

 距離を置くことが出来るようになったんだ気がするんだ……」

 

「それに俺は呂尚が俺達に何も告げずに村を出て行ったことが

 もの凄く悔しくて、憎くて…寂しかった…」

 

「だけど今なら… 

 お前のこと、少しは理解出来た気がするよ…」

 

「”怨嗟の心に支配されて、お前さえも傷つけた俺にそれでも手を伸ばして。

 どうしたって優しすぎて、全てを拾おうとして、己の全てを落としてしまう奴なんだって…――”」

 

「…じゃあ、俺もう行くわ」

「…彪」

 

呂尚…いや…子牙。お前一族の長に全然向いてねぇよ。

 だから、俺がお前の代わりに孤竹に帰って『呂一族』を復興させてやる」

 

「…なんせ俺は何十年とこの殷に仕えてきた宰相だからな。

 お前よりよっぽど上手くやれるぜ」

 

「私達の家族を頼みましたよ、兄弟」

子牙はいう

「おうっ、またな!兄弟」

 

その後ー場面が変わり、朝歌ー

「――…封神榜を色々と調べてみたが…まっさらな普通の巻物というだけで特に成果を挙げられなかった。

これはお主に返却しよう、好きにするが良い」

「頂戴します」

 

「やはり、さきが帰ってくる方法も見つからず仕舞いか…」

紂王はいう

「陛下、何度も申し上げたでしょう? 

伝承によれば、異世界への扉は一人一度しか開くことが出来ぬと」

 

「お前だって、夜な夜な異世界についての文献を漁っておるだろうが。

 素直になれ」

紂王に言われる

 

「わっ私のは研究の一環であって……」

(笑)聞仲さんらしい

 

「黄家で全力を挙げて調べているんだがなぁ…。

 異世界ともなると難しいな…」

黄将軍はいう

 

「”――さき、皆が新しい一歩を進めながら君の面影を探している。

 君にもう一度会うために…”」

最後のコマ、申公豹はまさか、師匠に詰め寄ってる(笑)?

 

「――…異世界と言われているさきの世界ですが…

 この世界のはるか『未来』だという伝承もございます」

「”私が出来るのは…『待つ』ことなのだと思う……”」

 

「……ですから、私はこのまま仙人界に戻り、

 経過を見守りたいと考えております」

 

「”仙人界の寿命は永い…何千年も経ったその先に…

 また君に出会えるように――”」

 

その瞬間、封神榜から”さきとさきの母・早苗さん”が現れた

 

「さっ、さきっ!? 

 …と誰だ?」

一同驚愕

 

「――…っ、早苗…!?」

聞仲さんよかったね!

 

「皆さま、いつも主人がお世話になっております」

早苗さんが頭を下げる

「!?」

 

「あなた、お変わりない様で良かったわ」

「……おまえ、こそ……」

 

「さぁ、さきちゃん!あなたのお父さんよ」

早苗さんがそう紹介する

「うん、知ってる」

(笑)これ、子牙から知らされなかったら、ここが初判明だったんだろうか

 

「(すごいパワーワード(力言葉)出たっ!)」

ほんとだよ

 

「ぶわっはっはっはっ、娘だけでなく、嫁までやって来るとは良かったなぁ、聞仲!

 しかし、一体どうやったんだ?」

黄将軍はいう

 

「こちらに来ようと色々試したんですけど、どうやっても駄目で…」

”やっぱり、路が開かないよ~…!子牙は大丈夫なの~?”

「そしたら、お母さんが……」

 

「落ち着いてさきちゃん、太公望ならきっと大丈夫よ!

 どれに路ならお母さんが開いてあげる!お母さんまだ行った事ないのよ」

「(そんなアッサリ!?)」

(笑)さきちゃんのお母さんすげぇ

 

「夫の単身赴任先に娘と移住するなんて、良くあることでしょう」

”本当はもう少しさきちゃんが大人になってから思ってたの”

 

「しかし早苗……

 さきも一緒に来られる保障はなかったであろう」

聞仲はいうが

「あら、その時は皆さんに挨拶して、元の世界に帰るだけよ。

 娘を一人にするなんて持っての外♡」

 

「うむ」

素直にうなづく聞仲さん

「(うむ、じゃないでしょ!)」

(笑)なんていうか……嫁には弱い

 

「それに衣類や持ち物はそのまま一緒だったから。

 私の一部として、飛べばきっと一緒に来られると思ったのよ」

”血のつながった親子ですもの。お母さんの体の一部のようなものでしょう”

 

「ほら、予備の眼鏡も沢山持ってきたわ♡」

「助かる」

「(まさかその中身、全部眼鏡なの!?もっと他にあるでしょ!)」

 

「……私は一緒に飛べなかったのですが…」

子牙はつぶやく

 

「子牙」

声が聞こえて、顔を上げる子牙

「無事でよかった。遅くなってごめんね」

 

「……どうして、さきが謝るんですか。君を元の世界に帰したのは私ですよ?」

「そっ、そういえばそうだけど…!」

 

「もう二度と君を放しませんよ」

さきの手をにぎる子牙

「うん」

 

「……約束通りずっと私の隣に居てくれますか?」

「うん」
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「お帰りなさい、さき」

「ただいま! 子牙」

 

 「これからはずーっと二人一緒だよ」

 

「”――はるか昔の中国『殷』に王朝交代の天命が下された。しかし仙界から遣わされた太公望は多くの魂魄を神に封ずることをせず、泰平の世を築いたという」

 

「一説によると、霊獣を

 従えしその姿は常に二人組だったと記されている――”」

記された言葉が変えられたんだね…

 

これで最終回。

ASUKAに連載する中で感想を書くのはこれで終わってしまったなぁ…

桃組プラス戦記は移籍しちゃったので、買う目的が消えてしまった

 

ここまで読んでくれてありがとうございました!

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