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野槌姉弟との決闘の結末と第6の鬼、登場? 桃組プラス戦記13巻 感想

此花(このはな)です。

今回は、桃組プラス戦記13巻の感想を書いていきたいと思います。

桃組プラス戦記(13) (あすかコミックス)

楽しみにしていた桃組プラス戦記13巻。
買ってきたものの、読んでないのは最初の1話だけなので、楽しみ感が薄れる気がする。
まぁ、羊原君回でもあるこの13巻、疑問が増える巻でした。

桃組プラス戦記を知らない方はこちらをご覧になると解りやすいかなと思います
18歳までに鬼の呪いを解かないと死んでしまう!? 桃太郎の生まれ変わりが学園を駆け回る!
(私の記事ですが、よければどうぞ)

桃組プラス戦記公式サイトが出来ました。
こちらには1巻の試し読みも出来るので読んでみてください
http://www.kadokawa.co.jp/sp/2014/momogumi/

え、えっとあらすじを載せときますね。
裕喜&羊原君VS 野槌姉弟、ついに決着!
そして6番目の「鬼」登場――…!?

鬼7体中、第5桜鬼まで攻略に成功した桃園祐喜。
攻略の恩恵により、2倍の力を手に入れた祐喜だったが、
トラブル吸引体質も2倍になっていた!

その体質のせいで、野槌姉弟から
学園の”害”と見なされ、決闘を申し込まれてしまった祐喜。
野槌姉弟との戦いの最中、羊原君の過去を知り
裕喜は大きな決断をするのだが…!?

今回の感想は最初の1話のみになります。
その他はこの記事の最後に自分の記事のリンクを張るので、よければお読みください。

さて、感想へ移りましょうか!
最初は羊原君の過去からスタートです。
「”これは あの時の記憶―”」

「気をつけてねェェ。遅くならないでねェェ」
母にそう言われ、羊原君は元気よく答える。
「皆と一緒だから、大丈夫だよ〜

友達が「近道していこう?」と言うので、羊原君は道へと入ることになる。
「”穏やかな日々、優しい友達―それが壊れる日―”」

「切れ目だ。めずらしいなぁ」
羊原君は”道の切れ目”を見つける。
「(「外」…キレイだなぁ。
 ぼくらの所、夕方か夜しかないもんねェェ)」

道から外へと出て、ぽかぽかする沢へと羊原君は嬉しそうにくつろぐ

そんな所へ後ろから二人の獣基たちが現れた。

「なっ、この子もしかして…ひつ…じ?」
「えっ!?まさか…」
「「未」だ! 間違いない」
獣基二人は、そこに「未」の子がいることにびっくりしたようだった。

羊原君の後ろにある「道」の切れ目が開いていたため、獣基2人は納得する
「あの…どうしたの…。すごいケガしてるよ?」
ケガをしている獣基に心配そうに声をかける羊原君

すると、黒い仮面をした獣基が羊原君にこの場から逃げろと警告をした。
不思議そうにする羊原君に獣基は
「敵性(トラ)の獣基だ。傷を負って我をなくし、目についた者を無差別に襲っている!
 何基も仲間がやられた!…早く!」

分かりやすいように、説明してくれた。

逃げろと警告する黒い仮面の獣基を白い仮面の獣基が止めた。
「―待って!」

「この子「福禄獣」なのよね…。なら力を借りましょう。
 そうすればあいつに勝てるわ」

そう白い仮面の獣基は黒い仮面の獣基に提案する。

その提案に黒い仮面の獣基は戸惑ったようだった。
まだ小さい「未」の子に頼ることが。
「大丈夫よ!どんな戦場にも勝利をもたらすっていうんだから!」

簡単な理由で「福禄獣」の力を得られると思っていること自体が間違いな気がするけど…。
メリットもあれば、デメリットもあるはずなのにさ

その白い獣基の言葉に反論する羊原君
「だめだよ…。「けいやく」には「じょうけん」があるって…。
 それにぼく…ぼくはきみを…」

言いかけるが、後ろからトラの獣基がやってくる音が聞こえる。

白い獣基は
「!! 早く!! どんな条件でもかまわないわ!!」
頼み込み、そして黒い獣基も
「…頼むっ!」
頼み込んだ。

その二人の様子に観念したのか
「分かったよ…」
契約をすることに同意した。
「すまない…」
「未」の力を頼る事に小さく謝る黒い獣基。

黒いの方の獣基の方がなんかまだいい人に見えるね。
あまり気が進まなそうだったし。

「”そこから覚えているのは”」

「”「けいやく」がダメだった事、どんどんどんどん、膨らんでいく腕。
 それがとうとうはじけて”」

「”大きな唸り声と 黒い影――”」
トラの獣基が羊原君に襲い掛かろうとした瞬間

バタフライさんが守った。
「――危なかった」

一応、その後の話だけ知っているから、バタフライさんが助けたのは知ってたけど
ただの学校の噂であるバタフライさんが色々と関わってるということに驚いた。

「あのお方がお守り下さらなければ今頃、どうなっていたか…」
「「卯(ウサギ)」は両腕が爆散したが…あの子には優しくしたのだろうな…。
 無理やりの「契約」なら全身が破裂していた」

!? それは怖い…。
なるほど「契約」はそれほどのリスクがあるのか。

「しかし…どうする? あの子は「外」へ出し「主」を探す予定だっただろう」
「変更はない。「条件」を満たせる者を見つける為、「外」へ―――」

「食べられるもの」の正体はここで分かっていたのか…。なるほどな

「どうして? どうして?
ここが一番安全なのに、どうして外へ出るの?」
羊原君の友達がそう聞く

「どうしても食べなきゃいけないものがあるんだ。
 それを食べなきゃ、ぼくつぶれちゃうんだ」

! つぶれる…。命の危険があるのか。

そうして、羊原君は「外」へと出た。
「外」の人たちと交流する。
「すげぇ!! 未って事は福禄獣なんだ!? 
 「主」になったらラッキーパワーが手に入るんだろ?」

「でもぼくにはたいした力はないんだ」
そういうと、「外」の人たちはがっかりしたように
「…へぇ――そうなんだ。 なーんだつまんねー」
その場を去っていった。

初対面の人に会うたび、「未」だと言われ、力をないことを話すとがっかりされる。
裕喜との戦いの中、昔の契約のこと、「外」の人たちの自分の反応が交差する。

場面が現実へと戻る。
野槌姉弟の攻撃に当たって、意識朦朧としていた羊原君に「羊原君!」と必死に声をかける裕喜。
「本当にごめん! オレがくい止めるから早く―」
意識が少し戻ったものの、祐喜の姿が黒い仮面の獣基へとだぶっていってしまう羊原君。

「だめだよ。オレは君を信じられない」
そうあの時が言えなかった言葉を告げた。
これは…祐喜への言葉でもあったけど、黒い獣基への言葉でもあったのか。

その言葉に羊原君の様子がおかしいことに気付く祐喜。
そんな中、笑男(みお)くんが言葉を発した。
「そろそろ決めちゃっていい? 姉さんがっ!」
鐘女(かなめ)さんがゆっくりと祐喜たちへと近づいてきていた。

その姿に焦ったように
「来るなぁ!!」
と防御壁をつくる羊原君

「”頭部交換(へっどチェンジ) 金剛形から
 金太郎専用覚醒具 まさかり形”」

鐘女(かなめ)さんは斧の形へと覚醒具を変形させた。

「(斧じゃないのおかしいと思ってたんだぁぁ!!
  金太郎ですもんね!!)」

その姿に焦ったように祐喜は思う。
(笑)確かに、金太郎の武器といえばまかさりだよな。ちゃんとあったんだそのモード。

羊原君がつくった防御壁をいとも簡単に破る鐘女さん。
崩れ落ちる羊原君。
「終わりだ」
鐘女さんがまかさりを振りかざした

それを止めたのは裁ちばさみへと変化させた鬼美弾護を持つ、祐喜だった。
おぉ! すげぇはさみで止めた。

「…意志を持ち敵に合わせて成長するという『鬼美弾護』。
 随分ふざけた姿だと思っていたが、なるほど…これは、見事だ」

褒める鐘女さん

「こんな事っ…もうやめてもらえませんか!?」
裕喜は鐘女さんに訴える。
「(羊原君、戦いとか苦手だってあんなに怖がってたのに、
 オレを守ってくれた。それなのに――)」

「オレの体質が「害」だっていうの…認めます―――。
 羊原君まで巻き込んで…自分でも正直情けさすぎて吐き気がするっ」

裕喜…。

「でも「正義」なんて人の数だけあるでしょう!? 
それを振りかざしてここまでやるのが「正義」なんですか!?
 そんなの、そんなのオレは許せない!!」

そうだね…。そうだけど…

「…そうだ。正義など個々のエゴにすぎん――。私には常に「敵」がいなくてはいけない。
天誅(これ)を正義として力を振るわねば、私の弟は潰れてしまうからな」

これ、先に知りたかったな。こういう理由もあったのかって。
 精神面と命の危機があるということを

その言葉に驚く祐喜。
すると、笑男(みお)くんが説明してくれる。
「「蛇蠱獣」と「福禄獣」はどちらも体質に欠点があってね。
 「力」を使ってくれる「主」がいないと、溢れてくる力が体に溜まり続けていずれ」


「自重で押し潰されて命を落とす」
その言葉に驚く裕喜
「まぁ、主になる「条件」が厳しすぎて
 なかなか見つからないのが現実だけどね〜」

「だから姉さんは僕の救世主(ヒーロー)だ」
笑男くんは鐘女さんに抱き着く
色々と後のお話を知っていると、考えさせるね。

その話を聞いていた羊原君が「…条件…」とつぶやく。
「君も未の端くれなら知ってるでしょ〜〜? 主を得る条件は…
 『相手を信頼して、同じだけの信頼を返される事』」

「これがどちらかが一方、少しでも釣り合わなければ、
 相手は僕達から受け取った力に身体が耐え切れず、バァン」

リスクの話に羊原君は昔のことを思い出し、ギュッと目をつぶる。

「でも羊原君はたいした力はないって…」
裕喜が戸惑ったように言うが
「ごめんそれ、嘘」
「えぇっ!?」

羊原君に否定されてしまい、驚く。

「…本当はずっと主になれる人、探してたんだ」
そうつぶやく羊原君
「外に出て色んな人を見たけど、だめだった」

「オレには分からない…人を信じるって分からないっ…!」
羊原君…。
「信じたい人ができても、結局またあんな目にあわせるんじゃないかって…」

「”彼の叫び声が聞こえる”」
「そう思うと、もう分からない」

「”欲しい”」

「”欲しくない”」
「同じだけ、信じてもらう事をできない!!」
羊原君の叫び。

羊原君の吐露
「……オレも、オレもよく分かんねぇ」
裕喜はその言葉に同意した。
驚く羊原君

「ずっと友達欲しかったけど、作れなくて、『信じる』とか正直よく分かってないと思う。
 まして「同じだけ」とか難しすぎて…」

裕喜らしいな。

「でも今朝羊原君にあの3人と仲良いねって言われて、めちゃくちゃ嬉しかったんだ。
 あいつらとは「一緒に戦ってくれる友達」になって欲しいって言ったから、そう見えてたなら心底嬉しい」

「羊原君はこんな事に巻き込んだオレを体張って守ってくれて
 ごめんだけど…嬉しかったんだ…」


「オレ、羊原君とも一緒に頑張れる友達になりたい」
裕喜なりの羊原君への答えか。

「オレが君を守ったのは、君が昨日、オレにたいした力がないって事…
 逆に喜んでくれたから。オレの事…がっかりしないで「よかった」って…言ってくれて」


「嬉しかった。
 オレも桃園君とは一緒に頑張れる友達になりたい」

羊原君にとっては、たいした力がないってことを「よかった…」
って言ってくれたこと自体が嬉しかったんだな。
いつも「力がない」と言うと、がっがりされるから。

両方とも思いを吐きだして、気持ちが同じであることに気づく2人。
「……これは…同じかな」
「ですかねェェェ」

羊原君は決意したかのように、涙を拭いて
「では桃園祐喜君!」

「覚悟してね!」

「いだだきます」

だから、次の話で羊原君が契約することになるのか。
納得納得。私はこの後からASUKAを買い始めたから知らなかったことが多くて、びっくりした。
裕喜はおそらく、自分が契約をするとは思わずに想いをぶつけたんだろうな。

だって、その後契約しようとして羊原君が祐喜を食べるんだけど、動揺しまくってたし。

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改めて読み直すと、野槌姉弟の過去知っちゃうと、言っていた言葉の意味が違ってくるよね。
風紀委員長の兼行さんと笑男の因縁とかもさ。
あれは自然の反応と言え、兼行さんのせいでもあるから…考えちゃうなー。

後、羊原君ですね。
生徒会長が言った「僕らの誰も持っていない形の角だ。かわいいね小鬼さん」のセリフのせいで、本当に驚いたもん。
確かに、羊は角があるから、鬼であると言える。

でも、第6の鬼って言われると…ショックが大きい。
だた…?マークがついてるから、本当なのかもわからない。
そのまま新章「五大祭」に話がいったから、教えてくれの一言につきる。

それと、羊原君と副会長の関係性。
おそらくかなり仲良いと思われるんだ!
そこらへん、知りたいことが増えた…。

ここまで読んでくれてありがとうございました
14巻分の記事のまとめkonohana19.hatenablog.com
12巻の感想はこちらkonohana19.hatenablog.com

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