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今日は十五夜。妖怪アパートではお月見パーティーするのが恒例で?第16話「十五夜お月様見て跳ねる」 感想 妖怪アパートの幽雅な日常

此花(このはな)です

今回は妖怪アパートの幽雅な日常の第16話「十五夜お月様見て跳ねる」の感想を書いていきたいと思います

あらすじ
中秋の名月を愛でる秋がきた! サンマ、キノコ、梨に栗にと味覚の秋を堪能すべし!そして何よりお団子だ〜!と、お月見の準備で餅つきを始める寿荘。そんな中、秋音の師匠・藤之先生と、バイト先である病院の患者さん達もお月見にやって来た。妖怪と人間の入り混じるお月見で、夕士は生きることの意味に想いを馳せる…。

公式より
ストーリー | 妖怪アパートの幽雅な日常 - アニメ公式サイト

16話は十五夜のお話。
小夏ちゃんの事は気になるけど、妖怪のお話はなんだかほっとする。
クリは相変わらずかわいい

さて、本編の感想へ行きましょうか!
最初はヨーロッパにいるらしい長谷と修行する稲葉との対比
「月はどこにいても変わらないな。お前も月を見ているんだろ、稲葉」

そのツッコみをするのはいつもの三羽
「そんなわけねぇだろちゅん!日本とイギリスの時差はおよそ8時間。
 イギリスの21時は日本の朝、5時ちゅん」
「地球は丸いんだちゅん」

「(滝修行して変わったことがある。目を閉じていても心の目がいろいろなものを見るようになった。透明な鳥…? 黒い男…?)」

「(これは…?)」
お月見か。月の兎

そんな話を修行の後、秋音さんにいうと
「あぁ、夕士くんも見た? 今夜は十五夜だからね」
そういわれる
「ん、なるほど」

「月と兎という概念は世界中にあるね」
一色さんは言う
「満月も兎も五穀豊穣を現しているからだろうね」

「古代中国では、月にハマグリが住んでいると言われていてね、やがてヒキガエルが住んでいると言うことになって、そこから転じてうさぎになったと言われているんだよ」
へー

「中国では月の兎が薬をついているのよ?」
秋音さんはいう
「え? もちじゃないんだ」

「そうよ。
 不老不死の霊薬を作っているといわれているの」
「不老不死?」

「月に不死という概念があってね。インドの月の神、ソーマは不死の妙薬・アオリタを持っているし、かぐや姫も不死の薬を持っていた。満ち欠けを繰り返す月は死と再生の象徴ってことなんだろうね」

「古代の人々にとって、月は神の国であり、
 そこに住まう人々は不死の人だったんだろうねぇ」
一色さんはいう

「(うまい朝食を食いながら、含蓄のある話を聞かせてもらう。
 贅沢だよなー)」
そう思いながら、稲葉が食べていると、何かが来た音がする

「お届け物だわ」
秋音さんが立ち上がる

「うわーすっげぇ!」
さんまやくりなど、秋の味覚がいっぱい届けられていた

「学校から帰ったら、お月見だよ。うさぎらしく、お餅をつくんだよ」
一色さんはいう
「じゃあ、これもち米っすか?」

「そう、あずきともちで月見団子だよ」
「団子かぁ…」

「いつも深瀬がやるんだけど、今日帰ってくるかわからないし。
 今年は夕士くんが餅つき役だね」
「頑張るっす!」

学校でお月見があるため、英会話クラブを休むと伝える稲葉
町内会でもないのに、不思議そうにする田代達

稲葉自身もお餅つきをしたのは田舎のじいちゃん家で団子をそなえた記憶がうっすら覚えているくらいだった
小夏ちゃんがそんな稲葉たちの様子をにらみつけるように見ていたのは気になる。

学校から帰ってくると、さんまづくしの料理
刺身に塩焼き、タタキ、はらわたまである。
デザートは梨
ほんと、おいしそう食べたい。

大家さんの許可採れたわよ、と秋音さんが言う
なんでもパーティーをやる場所を縁側ではなく、あの滝でやるのだという
「ゲストも呼んで、にぎやかにするわよー!」

「ゲ、ゲスト?」
「月野木病院の患者さんたちも呼ぶの。入院していると楽しみがなくて…」
秋音さんは言う
「そりゃいいね」

「えっと、ってことは…幽霊?」
稲葉が言うと、秋音さんは
「あー大丈夫、大丈夫。そんなにすごいのはいないから」

「はぁ……」
「”月野木病院、秋音ちゃんが修行をかねてバイトをしている。身体的、霊的に傷ついた妖怪たちが集う妖怪病院だ。とにかく見た目が古くて怖くて、まず普通の人間は絶対に来ない”」

「”来るのは身寄りのない老人やホームレスがほとんどだ。そして、その人たちは100%月野木病院で最後を迎える。
 月野木へ入ったら生きて出てこられないという噂をよび、ますます寄り付かなくなる”」

「いやぁ、うちはそれでいいんだけどね。
 メインは人間以外だから」
秋音はいう
まぁ、そうだけど…大丈夫なのかな?

「だけど、来た患者は責任を持ってみるのよ、24時間ね」
秋音はいう
「でも、それって結構大変なんじゃ…?」

「うちのスタッフはね、全員霊能力者か、人ではないものなの。
 だから、どんなに手にかかる患者さんでも平気。疲れ知らずで、手厚く看護できるってわけ」
「なるほど」

「不幸な境遇に陥り、身寄りを亡くし、家を亡くし、
 たった一人で死の病院に追いやられていくお年寄り」

「でも、それは最後の幸運だったってことっすね」
稲葉は言う
「誰もが最後は満足して終わっていくの。
 中にはここが普通の病院じゃないことを分かっている患者さんもいるんだけど」

”「どうせ、老い先短いんだから、いまさら何を見たって驚きやしないよ。
 それまで酷い人間たちに比べれば、ここの人たちは仏様さ」”

「ってね」

「人間って……」
そんな話に稲葉は思う
すると、ポンッと稲葉の肩をたたく一色さん

「どんなに残酷に思える事でも、世の中色々な事情やめぐりあわせってものがあるよ。
 それを分かっているから、お年寄りたちもこれでいいんだと思うんだよ」
「一色さん……」

「人間の悲しさや弱さ、残酷な現実でもあえて目を見て、身に染みてきたからこそ、
 到達できる境地というのもあるんだろうね」
一色さんはいう

「それからうちには広い中庭があってね、そこに大きな木があって、
 病院で飼っている犬や猫がいて、天気が良い日はみんな、そこで過ごすの。
 みんな、楽しそうにね」
秋音さんは言う

「(人も人でないものもみんなで笑いあって、
 不幸な人生の最後の時を穏やかに過ごすことで、救われる魂…か)」

「もちろん強力な専門家ぞろいですので、亡くなれば魂は即刻きっちり成仏させていただきます。ご遺体は色々利用させていただきますが」
したたかだな(笑)まぁ、身寄りがない人たちだし…

「(これ以上は聞かないでおこう…)」
稲葉は思う
あはは(笑)

庭では大家さんの仲間が料理の手伝いをしていた。
大量の料理を作るため、手伝ってもらっているらしい

沢山のお餅を作るため、餅つきに精を出す稲葉
思ったよりも体力が要り、疲れる

だが、もち米がいっぱいあり、大量のもちを作る羽目に
稲葉はくたくたになる

クリに小豆餅を突っ込まれる
「うめぇ!」

あんころ餅や鮭ときのこののっぺい汁などが作られていた
「里芋もたくさん入ってるよー。
 お月見にはさといもも食べるんだよ。月にちなんで、白い丸いものを食べる。里芋が団子になったと言われてるね」
へー

「さっさっ、お風呂で疲れを取っておいで。クリたんと一緒に。
 ママがうとうとしてたら起こしてあげるんだよ」
一色さんは言う
「いや、ママじゃないっすから!」

「そういや、パパは?」
一色さんは言う
「長谷は今頃、修学旅行でヨーロッパっす。
 いや、パパじゃないっすから」

「そっか。残念だねぇ。
 一緒にお月見したかったねぇ」
「そりゃもう、こっちのほうが良かったって言います、きっと」

そんな話をしていると、草むらから

古本屋さんが現れた
「あー飯のにおいだー!!」

「古本屋さん、なんかくさっ!」
鼻をつまんで、稲葉は言う
すると、稲葉の足をぎゅっと古本屋さんは掴んで
「急ぎの用事で、インドまで……なんか食わせて」

「ちょうどよかった。今からお月見パーティーだよ」
一色さんは言う
「やったー!ラッキー」

「その前に風呂入ってよ…」
「えーーそんな元気ありませーん」

「なら夕士くん、お風呂に入れてあげて」
一色さんに言われる
その言葉に今までのリベンジができると思う稲葉

「任せてくださいっス! きっちり入れされていただきます」
張り切るのだが
「わーい!」
古本屋さんは汚れた体で抱き着いてくる

「うれしい。隅々まで洗ってね。
 夕士くんってば、ほんのりあんこの香りが」
「痛っ、くさっ、あんたどこで何してきたんだよー!」

「(一瞬でも勝てると思った俺が馬鹿だった…)」
お風呂の後、稲葉は後悔する
「さっぱりしたー」

「おっ、面白いことになってるなぁ…」
古本屋さんの視線の先にはススキが揺れていた

お月様と滝、そしてススキ

「すっげぇ…」
「さすが大家さん」

月野木病院の患者さんたちもやってきた
妖怪たちもいるが、おじいちゃんおばあちゃんもいる
「(あの人たちは人間…かな?)」

沢山のごちそうに月野木病院の患者たちは
「まぁ素敵」
「こりゃおいしそうだねぇ」

「お招きありがとう」
「これはこれは藤幸先生。お久しぶり
一色さんと握手しているのを見かける稲葉
「一色さんもお変わりなく」

「(藤幸先生。秋音さんのお師匠さん。霊能力者って言ってたけど)」

「(バリバリ医者っぽいじゃん)」
稲葉は思う

「夕士くん、藤幸先生よ」
秋音さんから紹介
「初めまして」
「稲葉夕士っす。よろしくお願いします」

「この子が例の魔導書使いかい?」
「夕士くん、すごく頑張ってるんですよ」
秋音さんは言う
「可愛いな」

「(なんかガキ扱い。この人が印を結んだり、式神を操ったりするのか…。
 人って見た目でわからねぇなぁ…)」
稲葉は思う

そして、どんちゃん騒ぎのお月見パーティーが始まった
フールが稲葉の前に現れる
「何やらにぎやかでございますなぁ」
「月をめでるバーティーさ」

「おー!それはすばらしい。月は古来より、魔術とも深いかかわりがございます。
 特に満月は霊力を高めますれば、ご主人様も今宵はしっかりと月光をお浴びくださいませ」
フールはいう
月光と霊力か…
「ご主人様の霊力アップが我らの霊力アップにつながりますれば…」

うんうん、と相槌をうつ稲葉
あ! と稲葉が立ち上がり、
万能のジンで餅つきをやらせればよかった…と後悔しだす

「まぁ、ようでございますけどね。
 魔導士としてはどうかと?」
フールに言われる

まり子さんにからかわれる稲葉
ゆっくりと食事を楽しむおじいちゃん、おばあちゃん方

「入院患者ってコレだけっすか?」
稲葉は言う
「ううん、ここに来られない人ももちろんいるわよ。
 だから、今夜は病院の中庭でもお月見しているわ」

「ねぇ、まささん」
秋音さんはいう
「俺はこっちの担当でラッキーだったよ。こんなうまい酒が飲めるんだったら」
ゴクゴクと酒を飲むまささん、と呼ばれる人

「(あの人も霊能力者?)」
稲葉は思う

「あ、まささん。正体出てる…」
秋音さんはいう
「あっ、いっけね」
あー狼男?

「(人ではない方だった……)」
稲葉は思う

稲葉は一人で月を見ていると、同じように一人で月を見るおばあちゃんがいた
おばあちゃんの元へ動こうとすると、クリとシロが稲葉の後ろを通り過ぎる

クリがじぃっとそのおばあちゃんを見つめる
「あークリ。何してんだ。何個団子食ったんだよ、腹壊すぞ?」
稲葉が言う
「あなたのお子さん?」

「いや、違うっす」
慌てて否定する稲葉
(笑)親らしき人がいないもんな…

「本当にかわいい子ねぇ」
そう言うと、つぅーと涙がこぼれたおばあちゃん
「…大丈夫っすか?」

「いやぁね、昔の事を思い出しちゃって、こんなかわいい子を一人でも産んでいたら、  きっと私の人生も違っていたでしょうね」
おばあちゃんはいう

クリがだっこというように両手を伸ばした

「だっこさせてくれるの? うれしいねぇ」
そっとおばあちゃんはクリを抱っこする

そんな姿に稲葉は自分の祖母との思い出を思い出す
”「ごらん、夕士。月にはね、うさぎが住んでいてね。お餅をついてるんだよ」”
「ばぁちゃん……」

「辛くてみじめな人生だったわ…。でも、最後にこんないい思いをさせていただいた。そのうえ、今宵のお月見まで。
 ありがとう」
そう言って、稲葉に握手を求め、手を出す
「あ……いや…」
稲葉は手を重ねる

おばあちゃんの車いすを押し、みんなの元へ
「皆さんもありがとう。いずれ死ぬ身だったらその時には幸せにと、こんな私にも思えるようになりました」

「おかげで成仏出来ます」
え…?幽霊だったの…

「お世話になりました、先生方」
おばあちゃんは頭を下げる
「またどこかでお会いしましょう」
「さよなら」

そう言うと、おばあちゃん天の上へ消えていってしまった
「やれやれ初さんも気が早い」
「いくか」
次々と成仏していくおばあちゃん、おじいちゃん方

「(幽霊だったんだ)」
稲葉は思う
「今日、亡くなった人たちよ。
 最後にいい思い出作ってあげられてよかったなぁ」

「それが私たちの仕事だよ」
秋音さんや藤幸先生はいう

「やっぱり、天国って空の上にあるのかな?」
稲葉はいう
「そう思えば、そうあるのよ。月も霊気も兎の形しているようにね」

「(そうか。おばあさんたちは天の国へ行けると思えたんだ。
 ……よかった)」
稲葉は思うのだった

ここまで読んでくれてありがとうございました!
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