此花のアニメ&漫画タイム

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それぞれの祖母の問いと謎。今回は謎解きというより、心情に迫るお話。第9話(第玖骨)「お祖母ちゃんのプリン」 感想 櫻子さんの足元には死体が埋まっている

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此花(このはな)です

今回は櫻子さんの足元には死体が埋まっている。の第9話「お祖母ちゃんのプリン」の感想を書いていきたいと思います

9話は事件の推理というより、鴻上さんの祖母と正太郎の祖母のそれぞれのお話って感じでした。話としては前半と後半に分かれています。一番最後に次回に関わるであろうと意味深なシーンがありました。


さて、本編の感想に行きましょうか!
最初は正太郎が祖母のお墓参りに行くシーンからスタート
「お祖母ちゃん、またくるからね」
お供え物のプリンをお墓に添えて、正太郎は言う

すると、一粒の雨が落ちてきた
「雨…?」
おそらく前半の話があってからの墓参りだと思われる

場面が変わり、ケーキ屋
鴻上さんはシフォンケーキの種類を何にするか、悩んでいた
「うーん、やっぱりここはプレーンかなぁ…。
 抹茶も捨てがたいし…」

「今の季節なら、栗とラ・フランスがお勧めだ」
声が聞こえ、鴻上さんが顔を上げる

「櫻子さん!」
そこには櫻子さんと正太郎の姿があった

鴻上さんはケーキを買い終え、二人と一緒に帰ることに
「えへへ、奮発して二つも買っちゃった。お祖母ちゃん喜んでくれるかな」
その言葉に正太郎が反応する
「おばあさんに?」

「うん!お供えしようと思って。
 今日、おばあちゃんの月命日だから」
そっか…。こんなに明るくいってるんだから、整理ついたんだね

「あっ、ごめん…。気づかなくて…」
そうやって、正太郎は謝る
「ううん、こうしてちゃんとお供えが出来るのだって
 櫻子さんと舘脇君のおかげだもん」

「気持ちの整理もついたようだな」
鴻上さんの言葉に櫻子さんが言う
「はい!納骨もすんで
 今は当麻の祖父母の家を少しずつ片付けているんです」

と、言いかけてあっ、と思い出したように言葉が止まる
「どうしたの?」
不思議に思った正太郎が聞く

「あの…櫻子さん、この後ってお時間ありますか?」
鴻上さんは聞いた
「別に急ぐ予定はないが…」

「実はおばあちゃんの遺品を整理してたら…
 思い出したことがあって」

二人は鴻上さんの家に行くことに…
「うわぁ…結構あるな」
「祖父が描いた絵と当麻の家から持ってきた祖母の遺品です」

「確かにこの中の一枚なんだな」
櫻子さんは念を押すように言う
「はい、そのはずです」

「きっとこの中に…その一枚が」
ぶわぁと過去の事を思い出す

台所に立つ祖母に鴻上さんが
「お祖母ちゃん、片付けならあたしが」
そう言う

「じゃ、お皿を拭いてくれる?」
祖母は言った
「うん!」

一緒に台所にたつ鴻上さんと祖母
「大きくなったねぇ。来年はもう、中学生かい?」
「うん。そしたら一人で当麻に来れるし、もっとたくさん遊びに来るね。
 おじいちゃんの事心配だし…」

「ありがとう。でも、無理しなくてもいいんだよ。
 中学になれば、百合ちゃん忙しくなるでしょう?お勉強に部活に、恋に」
恋という言葉に赤面する鴻上さん
「えっ!? こ、恋なんてそんなの全然…早いよ」

「そうだ、百合ちゃん。
 百合ちゃんがお嫁にいくことになったら……」
そうお祖母ちゃんが言った事を当麻の家で遺品の整理をしているときに唐突に思い出したらしい

「この中の一枚をプレゼントする…」
正太郎がうなる
そんな約束の事を唐突に思い出したのか

櫻子さんが段ボールの中から沢山の手紙の事を指摘する
その中の数枚を鴻上さんに見せた
「それ!」

「随分、筆まめだったようだな」
そう言うと、鴻上さんがうなづいた
「はい。小学生の頃よく、両親が働いていたせいか、その頃なんでも素直に話せたのはお祖母ちゃんだけで…そのくせ、中学になったらだんだん書かなくなって…現金ですよね」

でも、なんだかだいたいそんなもんじゃないの?小学生の頃だし…
「ふっ、子供なんてそんなもんさ。それが成長のあかしでもある。君の祖母もそれは分かっていただろう」

「では君がこれも?」
櫻子さんが取り出したのは”画用紙に描かれた絵”

「はい。家族で摩周湖に行ったとき、
 おじいちゃんと描いたものです」

その描かれた絵と同じものがお祖父の絵の中にあった
「うーん、これか。きちんと要点は押さえられている。上手いじゃないか」
櫻子さんが褒めた

「あの時は隣で教えてもらったから…」
鴻上さんは言う
「あっ、本当だ。何故かうまい」
ちょっととげがあるほめ方に鴻上さんが食いつく
正太郎君(笑)

「なぜかってどういう意味?」
「だって、ほら」

「これ」
あー(笑)夏祭りの時の!

「あー!!これをどこで!?」
正太郎の携帯を奪い取り、鴻上さんは聞く
「磯崎先生が送ってきたんだよ」
先生め…(笑)

「もうー!最低!」
その写真を削除してしまった
「あっ!」
結構、気にしてたんだなぁ…鴻上さん

「別に仲がいいってわけじゃないよ!
 何故か一方的に雑用を押し付けられるっていうかさ…あははは…」
鴻上さんの視線に押され、言い訳をする正太郎

「ところで百合子。
 中を見せてもらってかまわないか?」
櫻子さんが言った。
あれ…?名前で呼んでる

「は、はい」
その呼び方に正太郎が驚いてる(笑)
「ちょっと恥ずかしいけど、櫻子さんになら」

この時の鴻上さんの勝ち誇ったような顔(笑)
櫻子さんを取り合ってるみたい

「今、百合子って名前…!僕なんかずぅっと少年呼ばわりなのに…
 ねぇ!櫻子さん」
「うるさい!少年、気が散る」
一喝されてしまう

どんまい、正太郎君
その後―
「蔵書を見た。百合子、君の祖母は和歌が好きだったようだね」
櫻子さんは一冊の本を見て、言った

「はい。よくその本を読んでいました」
うなづく
万葉集
”馬買わば、妹徒歩ならむ、よしえやし いしはふむとも わはふたりゆかん”」

「という歌がある。これは夫が馬を買おうとする妻にその夫が謡った歌だ。
 馬を買えば、おまえだけ歩かせることになるだろう。ならば、石を踏んで難儀をしようと私は二人でともに歩いていきたい。ま、そんな意味だ」

「二人でともに…」
鴻上さんはつぶやく
その意味が馬の絵?

「介護が必要な夫を最後まで支え続けた
 君の祖母らしい選択といえるだろう」
「そうですね、まずは第一候補と」
馬の絵を見つめる正太郎

「さて、次はこの絵だが…」

百合の絵をさす
「これはいうまでもなく、百合子の名前にちなんだものだ。描かれているカサブランカ花言葉は雄大な愛、慈悲、栄華。画面も華やかで花嫁にふさわしい一枚だろう」

「けど…少し安直すぎやしませんか?」
正太郎は言う
うーん、多分思い出の中にありそうな気がするから、絶対的に鴻上さんが考えるべきだと思うけど…

「ならば、最後はこれだ」
さきほど鴻上さんが描いたという絵と同じ、摩周湖を描いた絵をさす
「この絵…ですか」

「あぁ、その理由はこの島にある」
島を櫻子さんが差す

「この島はカムイシュ島という。
 アイヌ語でカムイは神。シュは祖母と言う意味だ」
「祖母…?」

カムイって神と言う意味なのか
「あぁ、この島には悲しいいわれがあってね。かつてある一族がだまし討ちにあい、村を滅ぼされた。だが、その中一人の老婆だけが孫を連れ、命からがら逃げだすことができた。けど、山の中に逃げるうち、老婆は孫と離れてしまう」

「老いた身体に鞭をうち、彼女は孫を捜し訪ね、湖のほとりでついに力尽きた。しかし、老婆の身体は島となり、今でもそこで孫を待ち続けているという」

「悲しいお話ですね。
 でも、どうしてそんな絵を私に?」
鴻上さんは訪ねる

「解釈の違いだよ。いつか別れの時がこようとも変わらぬ愛で君を見守り続ける。
 そんな願いを込めたものだとしたら?
 それに最愛の孫と夫が肩を並べて描いた絵だ。君の祖母にとっては幸せの象徴でもあったろう」
どれもありそうな理由だけど…決定的なものがない

櫻子さんの話を聞き、鴻上さんは摩周湖のカムイシュ島の絵を軽くなぞった
「お祖母ちゃんの…島」

「それで結局、どれがその一枚なんですか?」
正太郎の質問に櫻子さんは
「分からないよ」
と答えた

「「え」」
二人は固まる
「百合子、私は君を欺けたくない。だから、はっきり言おう。
 私にその絵は見つけられない」

「じゃ、絵は?」
正太郎が聞く
「それらしい理屈をつけてみただけだ」

「そんな……」
沈んだようにつぶやく

「君が祖母に贈った手紙の中にクリスマスプレゼントへの感謝と喜びをつづったものがあった。祖母からの贈り物、それは着せ替え人形だ」
櫻子さんは言う

「それは中学一年の時の…」
「だが、正直に答えてくれ。
 君は人形をもらって本当にうれしかったのか?」
そう問うた

その言葉にはっとする
「真実、それは本当に欲しいものだったのか?」

「それは…おばあちゃんがくれたものだから」
鴻上さんは答える
「つまり、祖母からの贈り物でなければ、嬉しくなかったという事だな」
まぁ、祖父母からの贈り物はそうだろうなぁ

「櫻子さん!」
正太郎は櫻子さんを咎めるように言う

「ふっ、当然だ。いまどき中学生に着せ替え人形もないだろう。だが…手紙には不満らしいことはみじんも書かれていなかった。あるのは喜びと感謝の言葉だけ」
櫻子さんはふっと笑う

「わかっていたんだよ、君は。自分が喜ぶ姿が祖母にとっての幸せであり、また祖母の喜びが自分の喜びであることを
 それは共に互いを想い、時を重ねたものにしかわからない優しい感情だ。そういうものを世間では”愛情”と呼ぶのだろう?」

「だから、私には出来ない。君と君の祖母の秘密の約束だ。
 この謎は君しか解けないし、君にならそれが出来ると私は信じている」
そうだよね…これは思い出の中に答えがあるものだろうから

その言葉に鴻上さんが泣くの堪えて
「おかわり持ってきますね」
部屋から出て行った
心にしみたんだろうなぁ…櫻子さんの言葉が

「櫻子さんにも解けない謎があるんですね」
正太郎が言う
「愛情などいうものが実に非合理的だからな」
そうだねぇ…論理的ではないわ

「おばあさん、こんなに小さな思い出まで大切にしてたんですね」
段ボールの中には孫との思い出の品がいっぱい詰まっていた
「私に言わせれば、くだらない感傷だ」
櫻子さんってば…

「くだらないから価値があるってこと、あるじゃないですか」
正太郎は言う

その言葉に目を丸くする櫻子さん
「少年…いつから君は哲学者になったんだ?」
「はい?」
(笑)櫻子さんがそう言ったから、返しただけな気がするけど…

櫻子さんと正太郎が帰った後、一人になり、祖母の仏壇の前で
「お祖母ちゃん、私、きっと見つけるよ」
鴻上さんは誓ったのだった

場面が変わり、二人の帰り道
「明日、晴れますかねぇ」
正太郎が言う
「何かあるのか?」

「いや、久しぶりにおばあちゃんのお墓参りに行こうかと」
「やれやれ。君は単純だな、少年」
「あっ!また少年って言う」

それでOPのお墓参りになるんですね。
途中から雨が降ってきて、びしょ濡れに…

自転車で九条家に寄った正太郎はびしょ濡れになった事を笑われていた
「絶対に伸びてやる…。なぁ?ヘクター」
びしょ濡れと言うより、背の問題か?

「今日はお土産があるんですから、
 もうそのくらいにしてくださいよ」
正太郎は言う

「土産?」
櫻子さんが反応示す
「はい。お供え物のお下がりですが」

「ではお茶を入れてまいりましょう」
ばあやが椅子から立ち上がろうとする
腰が痛そうに立ち上がろうとするばあやを見て、櫻子さんは眉をひそめる

「じゃーん!ひよこプリンです」
題名のプリンってこれか

「まぁ、たくさんあるんですねぇ」
ばあやが言った
「はい。定番だけでもこの7種類!
 季節限定のものがあるから、いつも迷っちゃって」

「少年の家の近くだな…こんな穴場があったとは…」
プリンの製造記載を見て、櫻子さんは言う
「知る人ぞ知る名店です」

櫻子さんは二つの味で悩んでいた
「お嬢様、お夕飯の前ですから一つになさいませ」
ばあやに言われて、櫻子さんはうなる
「一つですよ?」

「一つですからね」
強く言われ、仕方なさそうに一つのプリンを選ぶ櫻子さん
「よし、こっちだ」

プリンを食べて、幸せそうな顔をする
美味しいんだろうなと分かる顔だよなぁ…

そんな姿に
「櫻子さんって本当に甘いものに目がないんですね」
正太郎が言った
「えぇ。ちゃんとお食事もバランスよく取ってもらいたいものです」

「櫻子さん、好き嫌いばっかしてたらいつか身体を壊しますよ」
「黙れ」
ちょっと不満そうに言う櫻子さん

「おいしゅうございますねぇ。舌の上でとろけるようで」
ばあやがいう
「そうなんです!お祖母ちゃんもここのプリンだけは別だって」

「それでお供えを。おばあ様の好物でいらしたんですね」
その間に櫻子さんがもう一つプリンを食べようとして、ばあやに手をたたかれてるのに笑う
「いえ、プリンは僕の大好物で、祖母はどちらかというと和食派でした」

「母方の祖父はホテルのシェフをしていたので僕が行くと、おやつによくプリンを作ってくれたんです。だけど、その時も僕が食べているのを隣でニコニコ見ているだけで」
孫が嬉しそうに食べているのを見ているのが好きだったんだろうね

「なるほど。
 では君の祖母はさほどプリンが好きでなかった、ということだな」
櫻子さんが言う

「だと思います。でも…ガンが見つかり入院して、骨まで転移した末期だと診断されたとき、お見舞いに行くと言うと、何故か必ずここのプリンをリクエストされたんです。
 …食べると言ってももうほとんど食べられなくて、それでもプリンを二つ買って、病室で食べるのが僕とおばあちゃんのお決まりでした」

「そうか…」
言ったタイミングでまた櫻子さんがプリンを食べようとして、ばあやに叩かれた(笑)

「今思えば、不思議なんです。どうして急に好みが変わったのか、それにほかの店のプリンはいやだって言うんですよ。ここのではなくてはって」
「病気で味覚が変わることはよくある話だがね…」
うーん、なんでだろうね

「それで」
正太郎君が言うが、ばあやが
「いいえ、おばあ様がこちらのプリンをご所望になったのには深い理由があったのでないかと思いますよ」

「その疑問にばあやがお応えできると思います」
(笑)そのポーズ…櫻子さんと同じ

「それではいくつかお伺いさせてください。
 おばあ様はいつお亡くなりに?」

「僕が小学4年の時です」
「入院先の病院は?」
旭川医大です。一番うちに近くて、通いやすかったので」

「ではぼっちゃんは楠公のご自宅から病院まではいつも自転車で?」
「はい」

「そのまま向かえば、
 およそ10分から15分といった所でしょうか」
「そうですね」

「お出かけになる前に病院に連絡は?」
「必ずしました。そうしてほしいっておばあちゃんが。
 検査とかで病室にいないと気の毒だからって」

「つまり、お見舞いの日時はまちまちで
 決まってなかったということですね」
「はい。ですが…そのことと何か?」

「おそらくそれが理由だと思われます」
ばあやは言った。
? どういうことだ…。

「え?」
正太郎はどういうことか分からない
「まだ分からないのか?ばあやが言っているのは時間の事だ」
櫻子さんは言う

「はい?」
「10分や15分じゃ間に合わなかったんだよ」
「ご明察です、お嬢様」
ばあやが褒める

「話が全く見えないんですけど…」
正太郎の言葉にはぁっとため息を吐く櫻子さん
「まったく…君は本当に愚かだな。
 君の祖母はがんで入院していたのだろう?それもかなり進行していた」

「はい」
「骨まで転移するというのはどういう事か分かるか?
 骨の内側から破壊されるということだ。その痛みは耐え難いものだよ
ってことは…痛み止め?

その言葉に正太郎の表情が変わる
「深刻なご病状に反し、坊ちゃんがお話になるおばあ様の様子はとても穏やかなものに感じました。ですから、分かったのです。
おばあ様は坊ちゃんがいらっしゃる前に必ず」

「痛み止めを打っていたのだとな」
櫻子さんが続けて答える
語られる事実にショックを受ける正太郎

「だが、薬が効くのは時間がかかる。だから、君にプリンを買わせ、わざと病院まで遠回りをするようにしたんだ。しかも、たくさんの種類からたった2つを選ぶとなると。君の事だ、毎回あれこれ迷っただろう?」

「じゃ…おばあちゃんは時間稼ぎの為に…プリンを」
正太郎はつぶやく

「はい。おばあ様はご自分が苦しむ姿をなんとしても
 坊ちゃんにお見せしたくなかったのです」
ばあやは言った

「そんな……ただでさえ辛いのに。
 僕が無理をさせていたなんて…」
沈んだ声で言う

「坊ちゃん。坊ちゃんのお見舞いがおばあ様にとって、何よりの薬だったのですよ?」
ばあやがそういうが…

「でも…僕がしたことなんて、一緒にプリンを食べて話を…今日何があったとか、
 昨日見たテレビの話とか……そんな当たり前の、くだらない話をするだけで」
自分を責める正太郎に櫻子さんは

「くだらないから価値があるんだろう?」
その言葉に顔を上げる正太郎

「昨日、君がそう言ったじゃないか」
うん、言った。正太郎君の言葉だ

「私にはおばあ様のお気持ちが分かるような気がします。死に際して、あの世に持っていけるのものはお金やものではありません。
 
 誰に大切に想い、想われた記憶…それ以上に価値あるものがあるでしょうか。ともに過ごした数々の記憶、そんな当たり前の事がこの年になりますとねぇ…ありがたく思えるのですよ」
ばあや…

「ばあやさん…」
正太郎がつぶやく
「最後にもう一つ、おばあ様がプリンを選ばれた理由ですがそれは…」

回想ー
「そう、そんなことがあったの」
そういった入院中の正太郎の祖母
「うん!すっごく変だよね」

「おいしい?」
祖母が聞くと
「うん」
小さい頃の正太郎は嬉しそうにうなづく

祖母はふふふっと笑った
「正ちゃんは本当にプリンが大好きなのね」

「うん!」
にこっと笑った

回想終了ー
「おばあ様はその笑顔をご覧になりたかったんですよ」
ばあやはいう

「そう、か……。だから…」
目元を押さえて、正太郎は言った

そんな姿の二人を見て、櫻子さんは
「やれやれ。ばあやのせいだぞ」
呆れたといった感じ

「申し訳ない事をしてしまいました。
 せっかくおばあ様が隠してこられた秘密を…暴いてしまうなんて…」
ばあやも一緒に涙ぐんでいるし

「とりあえず、水分補給が必要だな」
櫻子さんが椅子から立ち上がる
「あぁ!お茶なら私が…」

「いや、いい。ばあやは少年を頼む」
そう言って、お茶を汲みに
さっきの腰を痛そうにするばあやを見て、櫻子さんが動いたのかな

「すい、ま…せん」
涙声で正太郎は言う
「まったく…何故こう皆、体内の水分を無駄に流したがるのか…。
 理解に苦しむよ」
櫻子さんってば…

その後ー
「いや、すっかりご馳走になっちゃって…」
正太郎は玄関でそう言った
「また、いつでもお越しくださいね」
ばあやが言う

「ありがとうございます。じゃ…」
正太郎が帰ろうとする
「少年」

「はい?」
「………気を付けて帰れ」
櫻子さんは一言
「はい」

正太郎が帰るのを見届けると、櫻子さんは口を開いた
「ばあや、分かっていると思うが…あの子は…」
「わかっております。あの方は正太郎坊ちゃんです」
「ならいい」

櫻子さんの弟と似てるんだろうな…たぶん

「それと明日、一番に病院に行くぞ」
「はい?」

「立ち上がるとき、腰が痛むのだろう?私の事は欺くな。
 辛いときは必ず言うんだ。嘘はつくな」
その言葉に少しため息をついて
「いやでございます」

ばあやの言葉に櫻子さんは振り向く
「ばあやにも矜持(きょうじ)がございます。
 ご心配には及びません」
ばあや…

「だが…!」
「私は最後までお嬢様のばあやでいたいのですよ。
 どうか…そうさせてくださいまし」

そう言われてしまい、何も言う事が出来ない櫻子さん
「全く…ばあやときたら……」
自分の部屋でそうつぶやく

弟と一緒に写っている写真
「共に過ごした時間か…。
 だが、もう…終わりにしなければ…」
いったい何が起こるのか、知りたい…

EDの間にある家庭のシーンが出てくる
「お前の教育が悪いから!ひとえがあぁなったんだ!」
「ご自分が家族をほったらかしして、全部私のせいにするんですか!」

両親が大喧嘩しているのを聞きながら、外に出ようとする娘さん
「ひとえちゃん!どこへ行くの?」
そう聞かれて
「ミミの散歩。すぐに帰るから」
答えた

「今、飛んでいくから…」

「待っててね………先生」
思わず、ぞくりと鳥肌立った…。

後ろに蝶の羽が見えたぞ…。
次回の伏線?

ここまで読んでくれてありがとうございました!
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