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「よく見ておくがいい、これが王の槍だ」ログサムとの戦いとカグロという男。第4回「ログサムの野望」感想 精霊の守り人最終章

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此花(このはな)です

今回は精霊の守り人最終章の第4回「ログサムの野望」の感想を書いていきたいと思います

第4回「ログサムの野望」
あらすじ
ログサム(中村獅童)に挑発されたバルサ綾瀬はるか)は、ログサムと激しい死闘を繰り広げるが、ラダール王子(中川晃教)によって阻止される。その頃、新ヨゴ国では、チャグム(板垣瑞生)が生きている事実が聖導師(鹿賀丈史)に知らされる。

ログサム(中村獅童)はバルサの力を見極めるため王の槍と闘わせようとする。その時、相手としてカグロ(渡辺いっけい)が名乗り出る。バルサとカグロ、二人の闘いが始まる。

公式サイトより
第4回 「ログサムの野望」 | あらすじ | 精霊の守り人 最終章 | NHK大河ファンタジー

今回の4回は衝撃のラストでした。まさか、カグロが…。
あれはまるで、ジグロと同じようにカグロが槍舞いをバルサに教えたように見えました。カグロの言葉に泣きそうに……あれでカームはどう考えるのだろう。

4回はカンバルの話だけではなく、新ヨゴ国、タルシュ帝国、タラノ平野の3つの話がありました。どれも大事な話で、聞き逃せない。
ラウル王子が後継者じゃないって、どういうこと?そういう決まりはあったっけ?確か、実力主義だった気がするが……だから、ハザール王子は何もしていないのか、する必要がないから。

ヒュウゴとベリスのやり取りはラウルを皇帝にするためのやり取りなんだろうか。ハザールはこの国を発展する大きな方針がない、と原作のヒョウゴに批評されていたけれど。このドラマでそうならば、ヒュウゴはだからこそ、ラウル王子についたのだろうなと思う。

さて、本編の感想へ行きましょうか!

「”戦の足音が近づいてきた。巨大国家・タルシュ帝国の王子・ラウルの指揮する軍が海を渡り、わが国・新ヨゴ国に攻め入ろうしていた。国を守るため、皇太子である私、チャグムは隣国のロタ王国・カンバル王国との同盟を結ぼうとカンバルに入った」

「しかし、カンバルの聖なる山の奥では”」
”「山の王の扉が開いた! 儀式の時がやってきたぞ!」”
ログサムの声が響く

「”今まさに、カンバル王国に大きく揺らごうとしていた。
 カンバル王・ログサムの追手がやってきて、私は山に逃れた。その一方で、バルサは自ら囚われの身となり、カンバル王城へと向かった”」

そして場面は前回の場面へと移し……
「そこでそなたに訪ねたい。それは事実か? 
 兄のカグロは弟のジグロを討った、それは事実か?」
ログサムは問いかける

その問いにバルサはジグロとカグロとのやり取りを思いだす
”「これをもっていってください。そして、カンバル王に私を殺したと告げてください」
そう言ったジグロの言葉”

「どうなのだ?」
「……はい、それは事実です」
バルサは嘘を言う
これはカグロの為というよりは…ジグロの為か…

「そうか……。
 では私も正直に言おう。ジグロは何も盗んではおらぬ。
 持ち去ったのは、最強の王の槍である事を示す、己の金の輪ひとつだ」

「ほかの金の輪は私が盗んだように仕向けた。
 それをカグロが取り戻したように仕組んだのだ」

「そこで、もう一度聞く。ジグロを救うことが出来なかった、
 カグロの槍からジグロを守ることが出来なかった。そうだな?」
ログサムは問いかける

「…はい」
バルサは言う
「それならジグロは何のためにお前を育てたのか、
 何の為にお前に槍を教えたのか。分からぬな」

「カグロ、槍を持て」
ログサムは言う
「私とバルサにだ」

こうして、バルサはログサムと相対することになる
一方、ラダール王子は山の王の入口へと向かう夢を見ていた。

「遠慮はいらぬ。殺す気でいたせ」
ログサムは言う
静かに見守る王の槍たち

ログサムが槍を構え、バルサに攻撃を加える。
防戦一方になるバルサ
「誰かを救いたいのであれば、とことん戦え。
 チャグム皇太子を思うのならば、このカンバルを敵に回してでも、己で守る覚悟をいたせ」

「さもなくば、無駄死にするだけだ。
 お前の父、カルナのようにな」
ログサムの挑発

二人の戦いは続くが、ログサムの優位に立っていた
「それとも、ジグロのように死ぬまで逃げ回るか? 
 犯罪者のように」

その言葉にバルサの顔が変わる
今までの防戦していたのと違って、バルサの方から攻撃を仕掛けていく
その勢いと槍にログサムは次第に押されていった

槍のひと払いでログサムが倒れ込み、王の槍たちが反応する
「手出し無用!」
ログサムは言う

「勝負は此処からだ。私は裏切ったジグロを憎んでおる。
 ……ジグロと決着をつけてやる」
二人が槍を構えたその時

「おやめください!」
ラダール王子が乱入する

「おやめください、父上!」
ラダール王子は父・ログサムの方を向いて言う
「やめぇ!」

「やめてください」
くるりと向きを変え、バルサの方に向かって言う

「ラダール!」
ログサムの声にまたラダールはログサムの方を向く
「父上、今ここで争えば、儀式に不吉をもたらします。
 どうか、無駄な殺生はおやめください」

「無駄だと?」
ラダールは膝を折り、ログサムに懇願
「お願いです!」

「……そうかもしれぬ。
 この者を牢に入れて、チャグム王子の居所を聞き出せ」
ラダールの願いは聞き届けられ、バルサは牢へ

以前として、ラダールの目には蝶々がカグロの背後に映っていた

バルサが囚われている牢にカグロがやってくる
「……しつこいね。知らないもんは知らないよ」
バルサは言う

「私が恨めしくはないのか?」
カグロは問いかける
「…あんたは、私が誰かもう知っていたんだね」

「ジグロを追う時、王から聞かされた」
「全部知ってて、ジグロを殺すのは苦しかったろう。
 だからジグロは、あんたに自分を殺させなかったんだ」

「その代わりに、あんたに槍舞いを教えた。
 自分の代わりにあんたが生きられるように」

「カンバル王国を守れるように。
 それを私が無駄にするわけにはいかないだろう」
バルサは言う

「あんたは、これからも嘘をつきとおせ。
 それがジグロの願いだ」

その言葉にカグロはバルサの目線に合わせ、膝をおった
「私に、できることはないか?」
バルサに問いかける

「タルシュ帝国の属国にはなるな。
 タルシュに騙されるな」
バルサは言う

「”海の向こうに広がるタルシュ帝国。隣国を次々と属国にして、支配するラウル王子はここからタルシュ軍を指揮していた。
 しかし、帝国内ではラウル王子に対する、不満や思惑が交錯していた”」

ラウル王子の密偵であるヒュウゴは皇帝の右腕である総督・ベリスに呼びだされていた。
「お呼びですか、ベリス総督閣下」
あいさつをし、言う
「ヒュウゴ、属国から来ている軍人の中に反乱の動きがあることを知っているか?」

「……反逆者がいると、噂のようなものは聞いています」
ヒュウゴが答える
すると、ベリス総督はある巻物を差し出す
「私の元に投げ込まれた、抗議の文だ」

「皇帝の側近である閣下に?」
「つまり、皇帝にあてたものだ」

その文を読み進めるヒュウゴ
「属国の兵を使い、戦を仕掛けていくラウル王子を皇帝はこれまで放任してきた。知っての通り、この数年どこの国も凶作続きで、今年は特にひどい。
 そこにきて、兵役と戦費の増大がさらに続けば、民衆の暮らしは立ち行かなくなる」

「属国の者はこれ以上、戦をするなと訴えている」
ベリス総督は言う

「それならば、皇帝はなぜ、ラウル王子をお止めにならないのです?」
ヒュウゴは言う

「ラウル王子に戦をさせているのは皇帝ではありませんか。
 ……ラウル王子は強い野心の持ち主です。その野心を他国との戦に向けさせ、よからぬ野心を抱かせぬように仕向けてきたのは皇帝ではありませんか!」

「よからぬ野心とは?」
ベリス総督は言う

「ラウル王子が支配できない国があるとすれば、それはこのタルシュ帝国だけです。
 兄の皇太子がいる限り、ラウル王子は皇帝にはなれない」

「その代わりに好きなだけ戦をさせ、帝国の領土を広げさせると共に、
 その野心を他国に向けさせ続けてきたのはあなたと皇帝です!」

「ヒュウゴ…」
「今更、戦を止める力などわたくしにはありません。わたしはそれほど重用されておりません。
 戦を止めたいのなら、ベリス閣下!貴方が動くべきだ!」
そう、ベリス総督に吐き捨てるヒュウゴ

ひと間、あって、ヒュウゴはっと気づいた顔をして、膝をおって頭を下げた
「申し訳ございません、閣下。
 しかし、ラウル王子は皇帝やあなたが思われているような単に戦を好むだけの野蛮な狂犬ではありません!」
そうだね、国を豊かにしようとする意志がある

「……ベリス閣下、もし戦を止めたいなら」
ゆっくりと立ち上がるヒュウゴ
「私と一緒に、このタルシュ帝国そのものを変えませんか」

「タルシュ帝国を、変える…?」
ベリス総督

ゆっくりとベリス総督に近づくヒュウゴ
「ラウル王子の、行く道を変えるのです」

つまり、タルシュ帝国の運営をする道へと変えるのかな…
それが皇帝への道ってことか。原作と違うから、展開が読めない…

ヒュウゴとの密談の内容は詳しく教えてくれない。
絶対、今後出てくるだろうなぁ…

場面が変わり、ベリス総督はラウル王子と会っていた
「ベリス総督、父上と兄上は息災か?」
ラウル王子はいう
「皇帝陛下も、皇太子殿下も、ご息災でございます」

「それはよかった」
ラウル王子はいう
「で、何用だ?」

「皇帝陛下が、戦の情勢を案じてございます」
「すでにサンガル諸島に軍勢を集め、
 いつでも北の大陸に上陸できるよう、軍備を整えておる」
ラウル王子はいう

「その大半は支配国の兵でありますか」
「他国の生まれであっても、今はタルシュ帝国の兵だ。
 ベリス総督、そなたもそうであろう?」

ベリス総督の首には属国出身の証である首輪がかかっていた
あぁ、そういうことか。だから、属国出身の軍人たちが抗議の文をベリス総督に…。タルシュ人であるラウルはわからないからな…。属国出身の人々の気持ちは

「その属国の者から、皇帝の元に抗議の文が送られてございます」
ベリス総督にはいう
「放っておけ。戦に勝てば、不満もなくなる」

「しかし、それならば何故、ラウル殿下は戦に前線にお立ちにならないのです?
 戦を指揮するラウル殿下自らが鼓舞してこそ、他国の兵も従順に戦うのでありませんか」
ベリス総督はいう

「それも父上が言っているのか?」
ラウル王子がいう
「はい」

その瞬間、ラウルは床を蹴る。
ラウルに風を送っていた者があおぐのをやめた

「私は」
ラウルは立ち上がって
「支配した国の民を幸福にするために戦っている」
ベリス総督の元へ近づく

「その為にタルシュ帝国の領土を広げ、すべての国境をなくすことを考えている。
 さすれば、皆一つの力をもとに平穏で、豊かに暮らすことが出来る」

「それを信じられぬ兵がいるならば、いつでも歯向かえばよい」
ベリス総督の目の前でそう言うラウル
「私はそれとも戦う。前線に立たなくても私は戦っている!」

「そう、父上に伝えてくれ」
ラウルは言うのだった
ベリス総督の顔に汗が伝う

場面が変わり、ラウルとヒュウゴ
「ヒュウゴ、父上の命で私が前線に向かうことになった」
ラウル王子はいう
「北の大陸へ?」

「そうだ、属国の兵に反逆の動きがあるそうだな。
 お前はその反逆者を知っているのか?」
ラウルは問いかける
「いいえ」

「皇帝は内乱をおそれている。それ故、この私が煙たくなったのだ。私は勝っても恐らく、この地へ戻ってはこれまい。父上も兄上も本心では……
 私の戦死を願っておるのかもしれぬ」

「もはや、あのチャグムと同じだ」
ラウル王子はつぶやく
なんかこのラウル王子……魅力的だな。原作のラウルも好きだけれど

ラウル王子はラハーンの城下を眺める
「力というのはつくづくむなしい。尽くせば尽くすほど、その力をおそれて、人は離れていく。
 ……それでも、お前は私について来るか?」

「無論です。
 それは吉兆かと存じます」
ヒュウゴはいう
「吉兆?」

「これから北の大陸は南の大陸よりも豊かになります。
 願わくば、その北の大陸にラウル王子自らが立つべきだと思っておりました」

「新ヨゴ国こそ、新しい国造りにふさわしい、
 新天地となりましょう」
ヒュウゴは言う

場面は新ヨゴ国へ
「カンバルに?」
「チャグム皇太子はまだ生きています」
そう、聖導師に伝えたのはセナ

「タルシュ帝国はもし、チャグム皇太子が戻る前に帝が亡くなれば、
 チャグム皇太子の命は助ける、と言っています」
セナは言う

「チャグム皇太子を救えるのは、この国を戦から救えるのは、
 貴方だけです!」

そう言って、場から去るセナ

”「タルシュ軍はこれから10日以内に降伏の意が示されなければ、
 直ちに侵攻する、のことです」

「神が降伏することなど、ありえまい」
そう言った帝”

聖導師は羽根型のナイフを見つめていた。
さぁ、帝を殺すのだろうか…?

一方、セナはカガイとモンに捕まっていた。
「花をくれ」
カガイはいう
「はい」

花を降ろそうとする
「聖導師様と同じ花だ」
その言葉にこの場からは慣れそうとするが、モンに行く先をふさがれる

その為、花かごから刃を取り出そうとするセナ
「安心しろ。我々は聖導師様に仕えているものだ。私はカガイ。
 そっちは、名乗りはせぬ、そういう者だ」
狩人だから、名乗りはしないよな…

「それで、聖導師様には何を話した?」
カガイはいう
「タルシュ帝国はその見返りに何をくれる? 
 どうせ、戦をしても勝つだろうに帝を裏切れば何をくれるのかと聞いているんだ」

「民の命と皇太子の命だ」
セナは言う

「あぁ、なるほど。それはありがたい話だ。私からも聖導師様に話しておこう。
 行ってよいぞ。気を付けてね、南国のお嬢さん、海でおぼれぬように」
カガイはいう
その言葉にニヤっと笑うセナ
(笑)ヤルターシ・コゥ・ラーにそんなこと言うの、笑える

「返してよかったのですか?」
モンはいう
「いいんだよ。何のために味方のふりをした。
 だけど、どうだ? ほら見ろ。私の思っていた通りであろう」

「やはり、聖導師様はタルシュと通じていたのだ。ならば、お前も帝を守らねばなるまい。
 聖導師様をこのままにして、いいのか」
カガイはいう
「今や戦は王宮の中にこそ、あるのではないか?」

とはいえ、ガカイさん、チャグムが生きていることを知らなければ、皇太子の意味はトゥグムになるが。どこから聞いていたんだろう

ここから聖導師様の想像へ
「いかがした?聖導師」
「タルシュの船がまもなくやってきます」

「そうか…。我が海軍が迎え撃とう」
帝はいう
「3日と持ちますまい。
 かくなる上は陛下、カンバル王国へお逃げください」

「カンバルに? 」
「カンバル王にはこれまで陛下が格別な援助を施してこられました。
 陛下がいれば、無下には出来ますまい」

「あの卑しきものに助けを求めよ、と申すのか?」
「もう、生き残る道はそれしかございません」

「たわけ!」
帝はそう吐き捨てると、城下が見える場所へとたつ
聖導師もそこへ向かう

「ならば陛下、神の世にお逃げください」
その言葉に帝は振り返る
その瞬間、聖導師は帝に葉の形をしたナイフを突き刺した

まさか、このシーン、
聖導師の想像シーンだとは思いませんでした

場面が変わり、夜・シュガ
「聖導師様がお呼びです」
そう知らせてきた。

その途中、ジンが現れる
「ジン、どうした?」
「モンが星読みのガガイさんに呼ばれて、会っているようだ」
ジンはいう
「カガイさんと?」

「星読みの中で、何かあったのですか?」
ジンは言う
「何かって…」
「いえ、何もないならそれでいいのですが…」

「ジン、お前は今もチャグム殿下が生きていると思うか?」
シュガはいう
「もちろん、生きている。貴方がそれを信じないでどうする」

「わかった…」
シュガはいう

場面が変わり、聖導師とシュガ
「シュガよ、明日にもタルシュ帝国の船がこの地へやってこよう」
聖導師はいう
「え?」

「私はこれまで、自ら内通者となって、タルシュと和睦する道を探ってきた。
 だがもう、仕方あるまい」
聖導師は羽根の形をしたナイフをもつ
「私は、帝と共にこの世から去る」

「……聖導師様!」
シュガは言う
「お前はカンバルへ行け」

「カンバル王国に?」
「カンバルにチャグム皇太子がいる」
聖導師はいう

「殿下を見つけて、帝の死を知らせるのだ。
 チャグム皇太子なら民を思って、タルシュに下るであろう」

「チャグム皇太子の命はどうなります?」
シュガは言う
「殺さぬ、と。タルシュが約束した」

「それは信じられません!」
「このまま正面からタルシュと戦っても、降伏するだけだ」
聖導師はいう

「それで、この国を救うことになりますか?」
シュガは言う
「民の命は救われる。
 ……その為に私は、私が育てた民の火を、この手で消すのだ」

その後、新ヨゴ国の王宮ー様々な思惑の中、朝儀が始まるー
「皆、盗賊のタルシュ帝国がいよいよこの地にくる。
 だが、恐れるな。その恐れこそ、盗賊が持てるただ一つの力なのだ」

「恐れを屈し、心を穢さなければ、必ず我らが勝つ」
「軍神となったチャグムが皆を助けてくれようぞ。
 これより、私とチャグムの魂はこの王宮にあらず、たとえこの身が滅びようと」

ナイフが持つ手に力が入る聖導師
それを見て、モンが刃の鞘に手を置いた

「魂は民と共にある。それを忘れぬな」
水晶玉を掲げ
「皆、存分に戦え」

「「「神よー!神よー!神よー!」」」
声が響く

その中で、聖導師は刃を放つのか。
その瞬間、ナイフを持つ力が抜けた
結局、手を下そうとしなかった…

「”新ヨゴ国、タラノ平野では
 タルシュ軍を迎え撃つための準備が大詰めとなっていた”」

食事をするタンダの元へコチャがやってくる
「コチャ、飯は?」
タンダは言う
「もう食っちまった」

「これ、食え」
自分の食事をコチャに差し出す
「いいよ」「いいから食え」

そう言われ、一気に食べるコチャ
「これで最後まで持つのかなぁ…」
タンダはつぶやく

「このあたりは去年も大豊作だったんだ。おらの村も豊作続きで、皆腹いっぱい食えるようになるって思ってたんだ。ほとんど軍に持っていかれちまった」
「コチャの村はどこなんだ?」

「オッカ村だ」
「オッカ村かぁ…」

「タンダさん、ロタ王国は戦をしないか?」
「さぁ、どうだろうな…」

「もしそうなら、姉ちゃんをロタに逃がしてやりたい」
コチャはいう
「姉ちゃんがいるのか」

「うん、姉ちゃんだけはいつもおらの味方だ。
 戦に行くときも泣いてくれた」
コチャはいう

「危ないと思ったら、逃げろって」
「おい、また聞かれるぞ…」
タンダは言う

すると、周りの村人たちが騒ぎ出した
「どうしたんだ?」

「何かあったの?」
そう聞くタンダ
「敵が攻めてきたってよ!」

民兵たちが集まっている場所へと向かう二人
すると、そこには海の上で真っ赤に燃えている船があった
「海軍の船が燃えてるんだ…」
そう呟く声

「馬鹿だなぁ。豊かに実る地を戦場にして、何が残る? 
 人も土もみな消えるだけ。馬鹿だ…」
何かが乗り移ったような声で言うコチャ
「コチャ…」

その言葉にコチャにつかみかかる
「もう一回言ってみろ! 何が馬鹿だ!」
「おい!よせ!」
止めようとするタンダ

「我々には帝が付いている! 軍神のチャグム様も付いている!
 その力が消えるというのか!」
タンダがなんとかその場を収めようとするが、騒ぎになり、乱闘沙汰に

場面はカンバル王国。チャグムとトト、ラルーグ
「雪崩かな」
ラルーグはいう
「ナユグの水が雪を溶かしているのか」

「そうだ。水は恵みにもなれば、災いにもなる」
トトはいう

「人は国と同じだね。私はタルシュ帝国の災いから故国を守りたい。
 その為に、このカンバルを恵みとしなければならないのに、そんな重い使命をバルサに託してしまった」

「カンバル王がタルシュ帝国と通じたのはおそらく、
 ロタ王国の南部とのつながりからでしょう」
ラルーグは言う
「ロタの南部?」

「山の王から贈られたルイシャは主にロタの南部で売られ、穀物に変えられます。
 ところが、ルイシャを得られなくなってからというもの、南部の領主に借りをつくり、王は半ば穀物を恵んでもらっているようなものです」

「タルシュと通じたのはその弱みをあってのことでしょう」
ラルーグはいう
なるほど……これがドラマ上の設定でのタルシュと通じた理由か

「そうか…」
納得するチャグム

「今は違う。
 山の王の扉が開いた今、カンバル王の目はルイシャのみにむけられておろう」
トトは言う

「え?」
「どうなされた」

「カグロの息子・カームは戦をするといっていた」
”「タルシュは敵ではない。それに我らはそれどころではない。
 他の王と戦をせねばならぬ時に」”

「まさか……山の王と戦をする気か?」
ラルーグはつぶやく

「ジグロが言っていた」
”「山の王に戦えを挑めばどうなる? 」”

「今のカンバル王は本気で、山の王を支配するつもりらしい」
トトは言う

「そんなばかな、
 人がこの山々と戦をするようなものだ」
ラルーグはいう

バルサにも知らせなければ…」
そう言うチャグム

場面が変わり、カンバル王城
「チャグム皇太子はまだ見つからぬか?」
ログサムは言う
「申し訳ございません。ヨンサ氏族長老も消えております」

「かつて、王の槍であったあのラルーグか」

「恐れながら申し上げます。
 チャグム皇太子はロタ王国に逃げたのかもしれません」
カグロは言う
「ロタ王国」

「チャグム皇太子は新ヨゴ国との同盟ではなく、
 ロタ王国との同盟を結びに来たと申しておりました」

バルサがそう申したと?」
「はい…」

「もしそれが本当ならば、我がカンバル王国にとりましては、吉報かと存じます。
 その方がタルシュの脅威から身を守るすべになるかと」
カグロが言い切る前にログサムは言う
「そのような事はどうでもよい!」

「誰と組めば得などとそんな卑しい考えはもう持たずともよい。
 それよりももっとも大事なことがある。山の王を倒すことだ」

「カグロ、皆にもバルサの話を聞かせてやろう」
ログサムは言う

カグロはバルサの牢へ
「カンバル王は皆の前で、お前の話を聞いてくださるそうだ」
カグロは言う
「本当か?」

「しかし、まだ何をする気かは分からんが」
バルサへの鎖を解きながらカグロはいう
「わかっている」

「ジグロの為に、今の私もお前を助けたい」
カグロはいう
「ジグロのためを思うなら、このカンバルの行く末だけを案じる事だ。
 例え、私が死んでも貴方はこの国だけを守ってくれ」

「……わかった」
カグロはいう

「行こう」
バルサが立ちあがる

そして、バルサが連れてこられたのはログサムと戦った場所だった
そこにはログサムとラダール、そして、王の槍たち
バルサ、そなたはチャグム皇太子の為にここに来たのだな?」
ログサムは言う
「……はい」

「チャグム皇太子の願いをかなえれば、
 新ヨゴ国を救うことが出来るという事か?」
「そうなります」

「その事が、このカンバル王国を救うことになるのか?」
ログサムは言う
「なるはずです。
 ……ロタ王国と同盟を結んでくだされば、この北の大陸の守りが強固になります」

「ロタ王がそれを望んでいると、どうして信じられる?」
ログサムは問いかける
「チャグム皇太子にお会いくだされば、信じていただけるはずです。
 ロタ王を動かしたのはチャグム皇太子です。チャグム皇太子から返事を送れば、すぐに答えがあるはずです」

「あとは私がチャグム皇太子を信じるだけか」
ログサムはいう
「はい。
 陛下にはできるはずです、信じる者を見極める事が」

「…わかった。
 だが、その前にこの国の習いにも従ってもらう」

「この国では古来より、国を救う儀式で己の武力を見極められてきた。
 私との槍では途中で止められてしまった為、まだそなたの槍を見極めてはおらぬ」
ログサムはいう

バルサの槍をログサム自身が渡す
バルサ、お前の槍で新ヨゴ国を救ってみよ!」

「あれがいるのが、王の槍たちだ。私の誇りだ」
両手を広げ、ログサムはいう
「あれと戦い、お前が勝てば、私はお前の言うことを聴こう」

「勝つとは、どのように?」
バルサは言う
「生死とかけぬ、誇りなどまやかしに過ぎぬ」
命を懸けて戦えと?

「私に王の槍を殺せと?」
ジグロと同じように…?
「お許しください」

「断る」
即座に返すログサム
「殺し合う理由がありません」

「私の言いつけでは理由にならぬか?」
ログサムはいう
「それなら、お前にふさわしい因縁のある者を相手に選ぼう」

「カーム!」
ログサムはいう
「はっ!」

「そなたが相手をいたせ」
「はっ!」

「チャグムを守りたいのならば、殺す覚悟をするのだ」
ログサムはバルサにささやく

「カーム、遠慮はいらぬ。カンバルの誇りを示せ」
「はっ!」
気合に入った返事をするカーム

ログサムはラダールの隣を座る
「父上、おやめください」
ラダールはいう
「ラダール、これは無駄な殺生ではないぞ。これも儀式だ。
 そなたもよーく、見ておけ」

「どうした? やれ!」
ログサムの声の後

「お待ちください!」
カグロが叫んだ
「儀式であれば、私がつとめます」

「この金の輪をはめた王の槍である私こそ、カンバルの誇りにふさわしいはず。
 その誇りを示させてください」
カグロはいう

「……どうする、バルサ。カグロの挑戦を受けるか? 
 それとも、カームの方がよいか」
ログサムは問いかける

ちらりとカグロを見て、バルサ
「わかりました、受けます」
了承の意を示した
「よかろう、やれ!」

「カグロ……」
カグロを見つめるラダール

「父上! 大丈夫です、私が戦います」
カームはいう
「引け。お前に私の槍を見せてやる」

ぽんと肩をたたき
「よく見ておくがいい。これが王の槍だ」
カグロは言う

そして、バルサとカグロの戦いが始まる
「……すごい」
二人の戦いは両者、互角。

バルサが見たものはあの時とジグロがやったものと同じ。
カグロも同じような感覚を感じていた。

あれは槍舞いを教えているのか…?
”「これからは私の代わりにカンバル王国を守ることが出来る」
そう言ったジグロの言葉”

それが終わるとき、バルサの槍がカグロの首元についた。
「私の負けです」
そう言うと、バルサの槍が離れた

「しかし、これ幸いにして、このバルサは我が弟のジグロがその誇りにかけて、育てた武人です。 弟ジグロは!盗みなどしておらず、王の槍として、その誇りにかけて」

「この娘を、バルサを育てたのです」

「私は、氏族の誇りをかけ、私の跡をこのバルサに託します」
カグロはそう言って、金の輪をバルサの槍にはめる

挨拶の型をして、目を閉じると、ジグロとの思い出が思い出される。
カグロの目から一筋の涙がこぼれた

カグロは走り出し
「父上ー!」
その姿にカームが叫ぶ

カーム、ラダールが叫ぶ中、カグロは崖から落ちた

バルサはカグロから託された金の輪を掴む
カグロとおなじようにジグロとの日々が思い出される
金の輪を持ち

何とも言いようがない叫びをあげるバルサ

カグロに取りついていた黒いものがバルサの後ろに動いた
あれは死の予告か…

一人の部下がログサムに報告に来る
「何用じゃ?」
「ヨンサ氏族のラルーグとチャグム皇太子と名乗るものが
 お目通りを願っております」

「そうか…。すぐに通せ」
嬉しそうな笑みを見せるログサム

こうして、チャグム皇太子とラルーグはカンバル王城へ
「お久しゅうございます、陛下」
頭を下げ、あいさつをするチャグム
「おぉ、立派になられたなぁ、チャグム皇太子」

王の槍の中に何故か、バルサの姿があったのだった

ラダールが見えたものはチャグムにも見えるのかなぁ…
そうだったら、嫌な予感がチャグムに走る気が

カグロが亡くなったのならば、ログサムが死ぬ理由はもしかして、カグロなんじゃ…。
次回はついに”ルイシャ贈り”だ。

おそらく今回の儀式がラルーグが知るより過酷な戦いとなるだろう。
それがログサムが起こした”悪”の末路だと思う

ここまで読んでくれてありがとうございました!
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