「オレは、あいつらの元へ帰る!」裕喜がふと目を開けると、そこにいた黒い髪の会長で…?第九十九話「月正、約束ノ地ココニ。」感想 桃組プラス戦記
此花(このはな)です
今回は桃組プラス戦記の第九十九話「月正、約束ノ地ココニ」の感想を書いていきたいと思います
第九十九話「月正、約束ノ地ココニ。」を読むなら、こちらにリンクがありますので、そちらにどうぞ
(おそらく1か月限定配信だと思われます。次回が更新されたら、読めなくなると思います)
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今度も最初から驚いた話だった。
目覚めたの、裕喜の方だったのか。
これ、黒い髪でよく会長だって気づけたな…
あの写真、ここで活きてくるんだな
凄い台詞のときに目を開いてしまったなぁ…と。
会長が桃太郎をより憎んでいるもの、そりゃそうですねぇ。
その為の方法を裕喜が望むはずもない。それが分かってたから、こういう事態になったと。
白霓が裕喜の心の中にいると知ったら、どう反応するのだろうと楽しみにしてたんだけど……次回に持ち越しだよ。戻ってきてくれて嬉しいものの、早く明かしてあげて!って気持ちが先走る
さて、本編の感想へ行きましょうか!
夢に沈んだ裕喜
「(体が動かない。何か聞こえる。何か、見える。
あれは――会長…だ)」
目を開けた先には黒い髪の生徒会長
裕喜が入っていたのは水晶のような塊に閉じ込められた白霓の体の中だった。
裕喜はなぜか、白霓の体で目を覚ましていた。
「(雪代、咲羽、雅彦、皆いる。
おれは……何してるんだろ。変な夢……)」
「僕は、桃太郎に殺されたい」
突然の声
「(え、ええぇぇぇ!?)」
裕喜、心の中大パニック
うわぁ、ここを聞いちゃうのか
「「声」の依り代が僕にだけになってから10年以上、ずっとずっと観察してきた。そうして気がついた。「声」は正月からしばらくの間、僕の中からいなくなるんだ」
「そこに桃園君が一人で僕を探りに来てくれた。舞台と役者がそろったんだ。
今しかない!って僕もう嬉しくて」
嬉しそうに言いながら、獣基たちの目の前にまで来る会長
「僕が一番、憎いのは君達お供の3匹でも、鬼の天敵、桃太郎でもない。
僕から兄を奪った「声(あいつ)」だ」
……そうだよね、そりゃ
「だから、「あいつが一番見たいだろう「黒鬼VS桃太郎」の戦い」で」
そっと動かない裕喜の頬を触れる会長
そして、くるりと一回転
「「黒鬼が抵抗もせずに殺されて」「桃太郎の呪いがあっさり解ける」
そして――」
「黒鬼(ぼく)が死ねば、
役目はもう一度反転して、兄が白鬼の座に復活する」
「これが僕ができる「声(あいつ)」への最高の復讐なんだよ」
それは……兄・白霓が望んでないんだよ。涅人さん
「あっ、その後の事はご安心ください。クリアに順番は関係ないので、黒鬼クリアの後、
黄色鬼がすぐに呪いを解いてくれる手はずになっております~~」
殺された後の事も完璧である。黄色の鬼って、羊原君のはずだけど、まだ嘘を通すのか
「君たちには良い話でしょう?」
会長はいう
その言葉に咲羽は舌打ちをし、雅彦はあきれた様子
「……そのような事、
裕喜様が良しとされるはずありませんわ」
雪代はいう
「だろうね」
「だからこうやって――
体だけ貸してもらうんだよ♡」
そうでしょうね!
「(会長、何言ってるんだ!!)」
それを聞いていた白霓の中にいる裕喜は叫んでいた
大きな感情の動きに夢の中へと戻される裕喜
大きく息をし、心臓がバクバクとなっている
「夢か」
”「僕は桃太郎に殺されたい」”
会長が言った言葉を思い出す
「(いや、あっちが現実だ!)」
布団から飛び起きる裕喜
あれ? 会長が白から黒へと髪が変わるシーンって裕喜見てたのか。白霓の目を通して
「(チビ裕喜いない……どうしよう)」
裕喜はきょろきょろとあたりを見回す
あ、これでここに来るまで記憶思い出したか
「裕~喜~起きたか~?」
咲羽に言われる
「違う! オレ今、眠らされてっっ」
「寝ぼけてんのか?」
「そうだよ!寝てるんだよ!」
裕喜は叫ぶ
「とにかく早く帰らないと…」
裕喜は立ち上がる
「はぁ?! 帰るってどこにだよ」
閉められていた障子を裕喜が開けると、そこには
「えっ?」
一面の海だった
夢だしな…
「帰るってどこに?」
「――ほら」
雅彦と雪代が海で遊んでいた
「あっ、咲羽も裕喜殿も早くおいでなさーい」
「裕喜様―!」
「あいつらと俺と、
お前でずっとここに居りゃいいじゃねぇか」
セミが鳴いている
「毎日楽しく笑っていられる。
ここではお前が望めば何だって叶うんだから」
「戦いも呪いも全部忘れて、俺達とここで――」
「違う……あいつらはオレに戦うなとは言わない。
オレが間違ってないかぎり、オレのやりたいようにやらせてくれる」
うん……そうだね
「時々ブーブーいうけど、それもオレの為で」
「考えて、見守って、支えて、
一緒に戦ってくれる」
「オレは、あいつらの元へ帰る!」
「(でも、どうやって帰ろう?)」
(笑)確かに
”「ここではお前が望めば何だって叶うんだから」”
咲羽(夢)が言った言葉
「上だ! 意識の「核」である君が上の階層に戻れば、本体が目覚める!」
チビ裕喜(白霓)が言っていた言葉”
思い出す裕喜
「(逃げ場のない一面の海――
に、映る空)」
「(俺ならできる!)」
裕喜はぎゅっと拳に力を入れる
「そうだ!裕喜!」
白霓が声を上げた
「げっ!」
「”海を、空に変える―”」
夢の主なら、変えられるからか
「行け!」
白霓が叫ぶ
「(ここは「空」。「空」だ!)」
そう思い込み、裕喜は飛び込んだ
裕喜が飛び込むと、そこから渦潮が発生!
羊原君、白霓も飲み込まれていく
思い切って飛び込んだ裕喜は海の出口にたどり着く
「えっ?」
手を伸ばした先はまさかの空で?
「(空に落ちてる!!)」
うわぁぁぁ、またかよぉぉぉ
落ちていく裕喜
気がつくと、”約束”と書かれたロボットが下に見えた
「(あの時のロボットだ!)」
必死に手を伸ばし、そのロボットに触れる
すると、バリバリと音が。
その瞬間、
裕喜の脳内に”あの時の記憶”が流れ込んでくる
「……あっ」
思い出したんだね…
同じく、海から落ちてきた白霓が合流する
「あ!!」
「裕――喜っ!!
よくやったな、これで戻れるぞ!」
そう突っ込んでくる白霓だが、裕喜は何も言わず?
「? 裕喜」
「……俺、忘れてた…全部…あの日の事も。
夢だって……こんな大事な事…」
裕喜はつぶやく
「覚えてなくても良いって、言っただろ?
「約束」されあれば――」
「違う!」
「……あんたの事だよっ」
「初めての……友達だったのに……」
悔しそうに言う裕喜
「まぁ、この姿借りて仕事してたし。「夢」ではいっぱい一緒にいたんだぜ?
飯行ったり、遊園地行ったり。すぐ忘れちゃうけど」
覚えてないのが悔しいなぁ、これ
「全然覚えてねぇ!!いいなーオレ!」
裕喜は半泣き
「俺はちゃんと全部覚えてるよ」
優しく言われる
「ずるいよそれ…。オレ、もう忘れたくないっ!」
「頼りないけど…人を信じることが出来る君を尊敬してる。
初めての友達が”桃太郎(きみ)”で良かった」
「とか」
胸ぐらをつかみ
「オレが言うと思ったかクソガキー!!さっさと戻れやー!!」
裕喜をぶん投げた
(笑)照れ隠し…?
「オレの可愛い
小鬼達(ガキども)によろしくな!!」
そう言い放つ白霓
「……涅人」
独りになった夢の中につぶやく白霓
あの言葉、白霓も聞いてたのかな…。だとしたら、心配なことこの上ない
その瞬間、現実の裕喜の体が動いた
糸が切れたように動いたのを見て、驚く会長と獣基たち
鬼美が地面に叩きつけられたことで、
”いたっ”と声がする
「裕喜殿!」
「裕喜様!」
雪代と雅彦の声
「え? えっ?嘘!起きたの」
会長の驚く声
息が荒く、ぼやけた視界は次第にクリアになっていく
「…覚えてっ……るっ……」
夢の中の記憶と
初めての友達(白霓)との思い出を忘れていない事にぎゅっとこぶしを握る裕喜
覚えたまま、現実に戻れてよかった!裕喜
お願いだから、会長やめてくれ。兄・白霓はそんなこと望んではいないよ
会長と兄・白霓を会わせてやりたい…
あの声(あいつ)は正月には出てこないのはなんでなんだろうなぁ…。
正月が魔よけの意味を放つって事なのかねぇ
ここまで読んでくれてありがとうございました!
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