此花のアニメ&漫画タイム

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「センセー!いつも頑張ってくれて本当にありがとうー!」教頭先生の言葉と亜人ちゃんたちの恩返し。第11話「亜人ちゃんは支えたい」 感想 亜人(デミ)ちゃんは語りたい。

此花(このはな)です

今回は亜人(デミ)ちゃんは語りたい、の第11話「亜人ちゃんは支えたい」の感想を書いていきたいと思います

第11話は教頭先生の言葉から始まる、高橋先生のお話。
最後のひかりの言葉にジーンとする話だった。

単純にいい話だなぁと思う話で、
佐竹君や木村さんや井森さん(雪の悪口を言っていた女子生徒二人)が絡んでくる。
ほっこりしました。

さて、本編の感想へ行きましょうか!
梅雨も明け、暑くなってくる中、生物準備室に涼みにくるひかりたち。
特に雪とひかりはぐだっとしていた。

そこで、
夏本番の為、高橋先生と一緒に夏対策を考えよう!
という話になる。

だが、今日はもう遅いので今度の土曜日に集まる
と言う事に決まった
その間に高橋先生自身の考えをまとめたいと考えていた

”バンパイア及び雪女が夏を快適に過ごすための注意事項”
そういうタイトルを書き、自分の考えをまとめる高橋先生

そして、当日(土曜日)放課後
その案をまとめ、印刷し、高橋先生は廊下を歩いていると、佐竹たちに声をかけられる
「テツ先生」
「先生、いい所に!今からサッカーやるんだけどさ、人足んねぇの。
 キーパーやってくんない?」

「やだよ」
断る高橋先生
「いいじゃん、どうせ暇だろ?」
佐竹に言われる 

「教員をなんだと思ってるんだ、お前は。どちらにせよ、今日は無理だ。
「夏を快適に過ごすための最強プランを雪とひかりにだなー」
高橋先生は言うと、佐竹はえーまたかよーと言う
驚く高橋先生

「すっかり亜人ちゃんの専属の先生ですね」
佐竹の友達の太田が言う
「え、そ、そうか?」

「そうだぜー?
 あいつらが自分の体の事を相談するの、テツ先生だけだぜ」

佐竹はいう
「そうなのか?」


「そうです」
別の人物の声が入った

「あっ、教頭先生……どうも」
現れたのは教頭先生

「高橋先生が亜人の生徒の相談に乗ってくれるのは大変結構なのですが、
 頑張りすぎてしまうのはいささか問題ではありますな。
 亜人以外の生徒にも気を配って頂かないと……」
教頭先生は言う
「はぁ……」

そんな教頭先生の言葉に佐竹が口を挟んだ
「いや、テツ先生は亜人(デミ)ちゃん以外も
 しっかり見ていると思うぜ」

その言葉にちらりと佐竹を見る
「思いますよ?」
言い直す佐竹

「ではなぜ、亜人の生徒は高橋先生だけを頼るのです?」
教頭先生の言葉にはっとする佐竹と太田くん
「それは……」

「頑張り過ぎなのです。
 高橋先生が自重すれば、自ずと亜人の生徒たちの相談相手も分散するでしょう」
教頭先生はいう

「ですが、私は……」
高橋先生が言い返そうとするが、その前に教頭先生が続ける
「頼る相手が貴方一人ということが、生徒たちにとって良い事だと思いますか?」

「専門の高橋先生に頼るよりは時間がかかるかもしれませんが、
 様々な人々の交流によって悩みを解決する。その方が自然ではありませんか」
その問いかけにうなづくことしか出来ない高橋先生
「そう、かも知れませんね……」

場面が変わり、佐竹と太田君
「腹立つ!」
外でサッカーボールを蹴る佐竹君

「教頭先生の言う事も分かるよね」
太田は言う
「お?」

「先生もテツ先生だけじゃないんだし、
 色んな人に頼れる方が良いんじゃない」
太田は言う

「テツ先生が張り切らなきゃそうなっていくのか?」
「そうなんじゃないの、教頭曰く」
そんな言葉にもし、自分が相談されたら…と考える

”「佐竹君!お願い!佐竹、キューン」”
そう、妄想する佐竹
ほんと、佐竹は…(笑)

「そうしたら、俺にも相談してくれるのかなぁ……?」
佐竹君は言う
「佐竹に相談するかは知らないけど……」
呆れた様子で言う太田

佐竹の後ろからサッカーボールが激突

「あぁ、わりぃ。パスするつもりが……」
そこにいたのは以前、雪の悪口を言った女子生徒(木村と井森)がそこにいた

佐竹がその二人に教頭との話を話す事に
「へぇ、そんなことが……。
 そういや、私もないなーそんなこと」
木村がそういう

「そりゃそうだろ。
 お前なんか頼るとしたら、最後の最後じゃん」
佐竹が言うと、あぁ?と木村にすごまれる

「す、すいません!!」
すぐに謝る佐竹

「でもさ、亜人(デミ)ちゃんたちは
 具体的にどういう相談してるんだろうな? 
 亜人って言ったって、普通の人間と変わらない訳でしょう?」

太田君が言い出す

「そういや、小鳥遊は暑いの苦手だって言ってたなぁ…。
 さっきも夏を快適に過ごす為とか」
佐竹は言う 

「それって、いちいち高橋を頼るような事?」
木村がそういう
「うーん、それじゃね?」
佐竹が指したのは井森さんが飲んでたトマトジュース

「小鳥遊はよくトマトジュース飲んでるから、
 うまいトマトジュース銘柄とか聞いたりさー」
いや、それはちょっとどうかと…(笑)

「ネットで調べろ、そんなもん!」
木村に言われる
「ネットのレビューなんか当てになるか」
「うるさい!」

すると、今まで黙っていた井森さんが口を開く
「あのさ、亜人(デミ)の子ってさ、
 その……同じ人間だと思ってていいのかな?」

「え?」
「おいおい、それはちょっと……」
「俺たちと違うって言うのか?それ、差別ってもんだろ」
3人が言う
 
「そうかな? 
 さっき、亜人は普通の人とほとんど変わらないって言ってたけど、それはつまり違うところがあるってことでしょう」
その井森の言葉にハッとする3人

「そこを見ないで同じ人間だーって、
 それこそ差別じゃないかな?って」

そうだよな……

「高橋はさ、そういう部分を含めてしっかり理解してるんだよ、きっと。
 だからこそ、あいつらも相談しやすいんだよと思うし」

「逆に私たちはどう? 
 妄信的に同じ人間だって思ってる相手に亜人(デミ)特有の悩みとか相談したいって思う? 怖くない?勇気要らない?」

「本当はもっと気軽に相談したり、単純に亜人の事を語りたいのかもしれない。
 私達はまだあいつらの事を全然知らないんだろうなって
 ってな事を思ったりしてました」
井森さんは言う

「あれ? そういうことは……」
太田は言う
亜人(デミ)ちゃんたちが高橋しか相談しないのは……」

「テツ先生が頑張りすぎってよか……むしろ」
佐竹が言いかける
俺たち(自分たちの方)の頑張りが足りないのじゃないのかって

「つーかお前……」
3人は井森を見る
「意外と色々と考えてんのな!」

「ほんとほんと!」
「意外」

「……しばくわよ」
井森はそう一言。ドキっとする3人
(笑)……そりゃ言われるか

「まぁ、身近に亜人ちゃんがいなければ、
 こんなことを考えはしなかっただろうけどね」
井森は言う

「だな、今度テツ先生にも色々と聞いてみるか、この辺の事を」
佐竹はいう
「そうだね。……先生も変に悩んだりしてね」

「大丈夫だろう。テツ先生、しっかりしてるし…」
佐竹は言うが、木村はこういう
「どうだろ……。
 しっかり過ぎてこじられる事があるんじゃない?」

一方、高橋先生は予想通り悩んでいた
「……頑張り過ぎ、か」

「センセー!ヤッホー」
ひかりたちが声をかける
「お、おう……」

「夏の対策プラン、考えてくれてました?」
雪は言う
「私は聞いてもいいですか?」
町はいう

そう言われるものの、あいまいな返事しかできない
「そ、その……」
うーんと言葉に詰まってしまう

「すまん……今日はちょっと、な」
そう謝り、生物準備室に入ってしまった


普段と違う様子の高橋先生を心配する3人
「高橋先生、どうしたのかな?」
ひかりはつぶやく
「仕事とか?」
「そんな感じじゃなさそうだったけど…」

「どうしたの? ゆっきー」
ひかりはいう
「今回の事もだけど、高橋先生が色々と考えてくれたり、
 私たちの為に何かしてくれることに慣れちゃったっていうか、それがあたり前みたいに思ってないかなって」
「どういうこと?」

「なんていうか、私たち、高橋先生の厚意に甘え過ぎっていうか……」
雪が言いにくそうに言う
「私達が先生の重荷になってるとか?」


「まぁ、それはないない!」
ひかりは即答する
「前にそういうこと聞いた事があるんだ」

”「今までお前と話していて思ったことはヴァンパイアの伝承はその体質にきちんと由来があるものと
 ヴァンパイアを恐れる人間がでっち上げた信仰的なものにわけられるな」

高橋先生は言った

「なるほどー!」
それを聞いたひかりは
「それで、それが分かるとどうなるの?」

「楽しい!」
そう高橋先生は言ったのだという
ただ、知りたいだけ…(笑)

「って感じだもん」
苦笑いで言うひかり
「要するに知りたいだけって事だね」
苦笑する二人

「そうそう! だから大丈夫」
「じゃ、さっきの先生の様子、何だったのかな?」
町は言う
「先生同士の事とかかな?」
「うーん、もしそういう事だったら私たちは立ち入れないよね」

「先生に聞きにくいなら、さっきーに聞いてみればいいじゃん!」
ひかりがそういいだした
「「えっ?」」

すぐに職員室へと捜しに行ってしまったひかり
「あっ!ひかりちゃん!」
「そういう事じゃないと思うけど……」
確かに、知らない可能性もあるだろうし……

職員室にやってきたひかりは佐藤先生がいないことに気づく
そこにやって来たのは教頭先生で、サッキーというあだ名ではなく佐藤先生に改めてひかりは聞く
すると、”校庭にいる”という話なので、すぐに向かう事に

一方、佐竹たちはーー
「俺たちも亜人(デミ)ちゃん達との付き合い方、
 考えなきゃな」
佐竹は言う

「私達だって、それぞれ違いがある訳で……
 そういうことを普通に話せるわけだしねぇ」
木村が言う
「なるほどー」

「お前って目つき悪いけど、意外に良い事いうなー」
佐竹は気軽に口にしたら、ギロっと睨まれた
「あぁ?」

「だからさ、こういうことだろ? 違い」
佐竹は説明する
「今のはただの悪口だろ」
…まぁ、確かにね(笑)

すると、そんな所にひかりが通りかがる
「お、おぉ……どうしたんだ、慌てて」
佐竹がひかりに声をかける

「サッキー見なかった?」
ひかりは言う
「さっきーって、佐藤先生?」
「うん」

「グラウンドの向こうで枝切りしてたよ」
井森が答える
「わかったー」

「あっ、小鳥遊! ちょっと待って」
ひかりがそのまま行こうとするのを佐竹が止める
「ん?」

「あのさ、テツ先生の事なんだけど……」
佐竹が切り出す
「先生?」

教頭との話をそのまま、ひかりに話すことにする佐竹
「ってことがあってさ……」

「そうなんだ……。
 分かった、私も何かやってみるよ、ありがとサタッケー」
そういって、ひかりは去って行った
サタッケー(笑)あだ名つけられた

「サタッケー、なんだそりゃ!
 なんかモンスターみたいじゃんか、なぁ?」
嬉しそうにする佐竹君

「「「(いいなーあだ名)」」」
ちょっとうらやましい3人だった

そして、ひかりたちは佐藤先生にも”教頭との話”を話すことになる
「そう、教頭先生にそんなことを……」
佐藤先生はつぶやく
「うん」

「だから、それで高橋先生」
「やっぱり甘え過ぎてたのかもしれない…」
町と雪がそういう

「ううん、そんなことないわ」
佐藤先生はそれを否定する
「この学校に4人も亜人(デミ)がいて、そして高橋先生がいてくれたことは凄い幸運だったと思う。
 だからこそ、救われたって事、皆だって色々あったでしょう?」

「それはもちろん!」
「いっぱいあります!」
雪と町がすぐにそういう

「でも……教頭先生もそんな言い方することないのに」
町はつぶやく

「教頭先生は厳しい面もあるけど、教育熱心で立派な方よ。
 間違った事は言ってるわけじゃないし、高橋先生のことだって、頭から否定してないと思うわ」
佐藤先生は言う
教頭先生が言っている事も分からないでもないからなー

「私達どうすればいいんでしょうね……」
「急に他の人に相談しろと言われても……」
町と雪はつぶやく
「相手だって困っちゃうよね」

「分かった!」
急にひかりが言う
ひかりに注目する3人

「先生に元気になってもらおう!」
ひかり発案でやることになるのか…


一方、夕方一人で砂浜で考える高橋先生
”「がんばり過ぎなのです…」”
そう教頭にいわれてしまった

「そう、かもしれないな……
 (最初は亜人に興味があって、恥ずかしながら興味本位で。
 そして、その内、亜人(デミ)ちゃん達にも悩みがあることに気づいて、力になれればとと思った。支えになれればと)」

「(しかし、その必要がなかったかもしれない。あの子たちは思った以上にしっかりしているから。雪の体質の件なんかは役に立てた気でいたが……
 きっとあれも俺がどうこうする必要はなかったのではないか…)」

「(雪自身で乗り越えた方が自分の力になっただろうし…。
 頼るにしても家族やクラスメイト、色々な人間に相談できる環境にある方が良い気に決まっている。
 ……俺は出しゃばり過ぎたんだろうか?)」

「(相馬は学者の立場から亜人を知ろうとしている。
 そりゃもちろん亜人の為になるし、もしかしたら世の中を変える何かを掴むカギになるかもしれない)」

「(亜人の力になる方法は一つじゃない。
 教師としてではなく、いっそ学者として距離を置くのも一つの手かもな)」
そう考えていると、メールが入る

それはひかりから来たビデオレターだった
すかさずクリックする高橋先生
「ひかりから? ……重っ」

”「はい!撮り始めたよー!」
ひかりの声
「えっ?もう?」
動画のようなので、スマホを横にする

「じゃまず、ゆっきーから悩める先生に日頃の感謝を」
ひかりは言う
「心の準備が…心の準備が…」
雪が言いながらベンチに座る

一回雪が逃げようとするが、すかさずひかりが”スタート!”と合図をする

「あっえっと……高橋先生、雪です。日下部です。いつもお世話になってます」

「えっと……高橋先生はその……私達に構いすぎたんじゃないかとそう悩んでいるのかもしれません。お節介だったんじゃないかと。
 例えば、私の体質について相談した時も、あっ、相談せずとも時間がいい感じに解決してくれて、それがむしろ私の為になったんじゃないかと……」

「確かにその可能性は否定できません」
雪は言うが、慌ててそれをついて訳を話す
「あっ、今のは別にその選択肢を取るべきだったのではなく、可能性を考えれば、
 起こりえないことはないという事を言いたくて!」

「つまり…その、私は高橋先生に相談に乗って頂いてとても感謝しています! 
 一つ間違えなく言える事は高橋先生のおかげで私の体の悩みは最短で、早期解決出来て、だからこそあの日二人とアイスを食べに行く事が出来て、二人と仲良しでいられる時間がすごく長くなって!」

「だから…その…………
 頭真っ白になっちゃった」
雪はぽつりと言う

「はい! 次マッチー」
ひかりが指示を出す

「高橋先生、町です。こんにちは、お元気ですか?
 先生と出会って日は浅いですが、随分と長い時間が過ぎたように思えます」

「それは本当にたくさん、高橋先生にお世話になったからです。ありがとうございます。 思えば、初めてお話した時から先生は熱心に話を聞いてくださって、
 あぁ…デュラハンの事を気兼ねなく話せるのはこんなにも心地いいのだと気づかされました」

「そして先生は優しいだけではなく、私が調子に乗った時にはきちんと叱ってくださって、高橋先生はそれが教育者の仕事だとおっしゃるかもしれません。
 ですが、少なくとも私の今までの生活の中で、デュラハンとここまで歩み寄ってくれた先生は他に居ません」

「先生はきっと、亜人(デミ)か否か関係なく、どんな生徒の前でも等しく先生でいられるのだと思います。
 仮に先生が亜人(デミ)に特別興味がないひとだったとしても、そこに私達が新入生としてやってきたら、きっと今と同じように高橋先生は……」

「これからも私達の事をいえ、色んな生徒の事を見て貰えたら嬉しいです。
 悩み事があればアドバイスしてほしいし、そして間違った事をしたらまた叱ってほしい。
 ……また伺います、生物準備室に。ありがとうございました」

思わず、拍手をしてしまう
「あっ、思わず拍手しちゃった!」
雪は言う
「マッチー、スピーチ上手!優等生!」
「そ、そうかな?」


「はい!次はサッキー」
ひかりはそう言うと、佐藤先生はびっくりする
「えぇぇ!?私が? 雪ちゃん!もうー声入れないようにしてたのに」
仕方ないと、ゴホンと咳払いをしてから話し始める

「あはは…高橋先生。佐藤です。お疲れ様ですー
 3人が主役だと思うので、私は簡単に」

「高橋先生の事は一教師として、いちサキュバスとして、とても頼りにしています。何事にも真摯な姿勢で取り組む先生の事は尊敬してやみません。
 いつも助けて頂いてありがとうございます」

「そしてこれからもご指導ごべんたつのほど、
 よろしくお願いします」
そう言って頭を下げる佐藤先生
”ちょっと硬いかな…?”とつぶやく

「もし、高橋先生に悩みがあるようでしたら、私も新米ではありますが、同僚として、
 相談に乗らせていただきますので遠慮なくご申しつけ下さい! 
 胸を貸します!」
佐藤先生は言う

「きっと普段、話しにくい事もあると思いますので
 今度……今度…飲みにでも行きませんか?」

そう言ってみる
「えへへ、なんて……」

「はい以上! ビデオレターでした」
ひかりはいう。
「えっ!? というか、ひかりちゃんは話さないの?」
驚く佐藤先生

「ひかりずるーい!」
「もうー!」

「終わりー!」
ひかりが言うと、ビデオレターは終わった

そんなメッセージに思わず、涙ぐむ高橋先生
「センセー!!」
その大声にビクリとする
「ひかり!?」

「なっど、どうした!?」
動揺する高橋先生
「さっき、動画を送ったんだけど、重たかったからちゃんと見られてるかなって気になっててたら、たまたま先生が見えて、あそこから!」
ひかりは凄く遠い方を指さす

「あんなとこから…?」
そうつぶやく高橋先生
視力がいいなー流石ヴァンパイア

「まぁ、失礼します」
高橋先生の隣に座るひかりちゃん

「見た?」
ひかりはいう
「あぁ、ありがとな。皆にも礼言っとく」

「サッタケーから聞いてさー」
「サッタケー? あぁ…」
その名前に聞き覚えがあり、高橋先生は納得する

「もしかして落ち込んだりしてるかなって」
「……まぁな。皆の動画、すごくうれしかったよ。元気出た。
 でも、やっぱり出過ぎた事をしていたんだなって。
 周りと足並みそろえなきゃなって」

「そんなことはないよ」

「頑張るにやり過ぎなんてないよ。
 頑張って前に出てる人に出過ぎだって文句言うのはおかしい」

「頑張っている人に対して、それができる事は頑張りが報われるよう、支えたり、感謝を伝えたり。
 もしも、その人と足並みを揃えたいなら、自分も同じくらい頑張ることじゃないかなぁ」

「センセー!!いつも頑張ってくれて本当にありがとうー!
 センセーがくれる頑張りくらいに負けないくらい、私も頑張ってセンセーや色んな人に返していきたいと思いますー!」
そう海に叫ぶひかりちゃん
ひかりちゃん……本当に良い子

「じゃじゃーん!どっきりシークレットビデオレター!」
言ってみせるひかり
振り返ると、顔を伏せている高橋先生

「よしよし」
ゆっくりと高橋先生の所に近づいて、頭をなでるひかり
「やめろ……泣いてしまうからやめろ」
生徒にこんなこと言われたら、泣くわ…

そして、平日の学校――
「教頭先生! お話したいことがありまして」
高橋先生は教頭先生に言う
「えぇ、実は私も」

そういわれて、少し驚く
「先日の亜人に対する対応を考えてもらいたいとお願いしましたが」
教頭先生から切り出される
「はいっ、その件で私は」

「保留にしましょう」
その言葉にえっ?と驚く高橋先生
「くどくど小言を垂れていて申し訳ありませんが、高橋先生には今まで通りらつ腕をふるっていただきたいと思います」

教頭先生はある方向に視線をやっていた。
その方向に視線を向けるとそこには―

佐竹たちがひかりたちと会話していた
「結構、重っ」
木村さんが町の頭を持って言う
「慣れればたいしたことないよ」

「こんなに冷たいんだ……」
井森さんが雪の腕の温度にびっくりする
「驚いた?」
「確かに夏きつそう…」

「俺の腕は……」
佐竹がひかりに噛みつきたい点を測ってもらう
「4点!」
「なんで!?」
確かに何でだろう(笑)

「高橋先生の行動に感化される生徒がいる以上、
 その頑張りをむげには出来ませんな」

教頭先生はそう言った
厳しい人だけど、高橋先生の行動を頭から否定していないと佐藤先生が言ってたけど、それは本当なんだなぁ…とこの言葉でわかった

「”春、亜人(デミ)ちゃんたちと始まった新生活はとても刺激的なものだった。
 亜人(デミ)として生きている者たちがどう生き、何を思うのか。そして、亜人(デミ)と接した者たちが何を考え、どう変わっていくのか」

「もっと、もっと考えよう。
 いよいよ、夏が来る!”」

次回が最終回、海回です!
と言っても、原作の書籍に入ってない話のような…?
まぁ、楽しみにしてよう

ここまで読んでくれてありがとうございました!
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